2007年09月01日

かやぶき民家をめぐるドキュメンタリー映画

ドキュメンタリー映像作家の青原さとしさんから新作のご案内が届きました。二年がかりで撮影を敢行し、4月に完成したドキュメンタリー映画『藝州かやぶき紀行』です。広島の「かやぶき民家」をめぐる映画だそうです。

かやぶき民家は、すでに絶滅危惧種のひとつともいえます。オランダでは、今も1年に何棟も新しいものが建てられていると、以前、日本で唯一のかやぶき専門会社の方に聞いたことがあります。
日本では、防火の規制で新規は無理とのことでした。

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今年2月に石川県珠洲市で出会った見事なかやぶき民家です。

広島市での上映なのでお近くの方はぜひ!

ドキュメンタリー映画『藝州かやぶき紀行』
シネツイン1にてロードショー!

9月22日(土)〜9月28日(金)

自然の草木だけを使い、人類が太古から暮らしてきた住まい、茅葺き民家。茅(カヤ)とは、ススキ、チガヤ、イネ、ムギなどイネ科植物、草屋根材料の総称を言う。
広島県東広島市の西中国茅葺き保存研究会・上田進さんが、広島県の山間地から瀬戸内海まで幅広い領域の茅葺き民家を案内してくれる。

夏は涼しく冬は暖かい、どこか郷愁すら感じさせる茅葺き民家。かつては都市周辺ですら軒をつらね、各集落には、茅葺き職人が多数いて、村人共同で屋根を守ってきた。また、広島では明治時代後期から昭和30年代までに、茅葺き職人が、関西、山口県、北九州などに大量に出稼ぎにいき「芸州屋根屋」という名を広め隆盛を極めたいわれている。

しかし近年、茅葺き民家は、急激に消滅の途をたどり、現在、県内には、人が実際に暮らす茅葺き民家はわずか二百棟、茅葺き職人は数人。農山漁村の人口激減と高齢化、宅地造成化、ダム開発による集団離村…。非情なまでの時代の流れによって、いまや風前の灯火となった。

映画では東広島市志和堀唯一の茅葺き職人・石井元春さんが行う茅刈り、茅ヘギ、茅葺き、ハサミ入れなど屋根葺き替え作業の全工程を主軸に、その他県内各地の職人や生活者の証言を綴り「芸州屋根葺き技術」の全体像をさぐり、京都や北九州など芸州屋根屋の出稼ぎの痕跡も広範囲に訪ねその実像に迫っていく。そこに浮かび上がってくる農村で育まれた人の営みの広大なひろがり。忘れられてゆく茅葺き民家、その未来への願いとは!
  (2007年/カラー/DV&16o/98分)

【助成】 文化庁  ひろしま文化振興財団
【製作】叶V日放・Imagin
【音楽】ゴウトウイズミ
【撮影地】広島県:東広島市、熊野町、可部、安芸太田町、北広島町、神石高原町、三次市、東城町、大芝島
山口県:山口市各地、萩市、柳井市、
福岡県:田川市
京都府:南丹市美山町、京都市
滋賀県:マキノ町
      
【撮影・構成・語り】 青原さとし

【youtube予告編】

9月22日(土)〜9月28日(金)
上映時間:(1)15:00〜16:30(90分)
       (2)20:40〜22:10(90分)
当日料金:一般1,500円
       大学1,200円
       高校以下、シニア1,000円
       レイト割引1,000円

前売り券:一般1,000円
(9月9日頃・シネツイン、デオデオにて販売開始)

シネツイン1(本通り)
 広島市中区本通2-22 アペックス2 BF TEL:082-241-7711 
 
posted by 風土倶楽部 at 07:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観賞日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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