2008年03月03日

鑑真と007が上陸した地 秋目浦

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この洞窟が「007は二度死ぬ」のロケ地でーす!
(女性の手の上のあたり)
なつかしーっ!
007第5作目で舞台は日本。浜美枝、丹波哲郎が出ていたあの映画です。

先週、訪問していた鹿児島県南さつま市坊津の秋目浦。
007とスターウォーズには逆らえない私。
ロケ地と聞いて、帰宅して早速、レンタルDVDをゲット。
どんなふうに映っているんだろう。。。と。

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これ!
007と浜美枝扮するエージェントの女が一緒に洞窟に入っていくところ。
007は、敵の秘密基地を探るために日本人の漁師に化けて、
地元の海女のふりをしている美枝さんと偽装結婚するという無茶苦茶強引なストーリー。
だいたいショーン・コネリーがどんなに変装しても(しているつもり)、日本人には見えないでしょうに。
目の上の窪みにテープ貼って盛り上げたり、一応、涙ぐましい努力はしていることになっているけど。
1967年製作。オリンピックが終わった直後の東京、神戸、姫路、霧島、阿蘇付近、鹿児島などで撮影されています。
映画では昔の漁村風に映っているけれど、
実は昔風にということで、新築の家も茅葺の家に変身させられたり、コンクリートの橋を壊して、木製に変えたりと、大騒ぎだったらしい。

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これは映画の秋目浦の風景シーン。見事に昔の漁村ですね〜。
さぞ大騒ぎだったでしょうねぇ。
当時の007映画といえば、世界が注目しただろうから。
脚本は「あなたに似た人」などの作家ロアルド・ダール。
こんななんでもありの映画の脚本を書くのは楽しかったことでしょう。

sp-cap038.jpgところで今、観ると、007ってやりたい放題だったんだー。
なんと丸の内線の車両が日本の秘密警察のオフィス!
原作は横浜にある工事中の地下鉄の駅構内らしい。
阿蘇の火口が敵の秘密基地の入り口!
同時代のクレイジーキャッツの無責任シリーズと荒唐無稽さはそんなに変わらない。
そーゆー時代だったのね。
これもイケイケ昭和の一つの側面でしょうか。

さて、この秋目浦はもう一つの事実で有名なところ。
教科書でおなじみの鑑真上陸の地です。
こちらは752年、正しい仏法を伝えるために唐の天台宗僧鑑真は日本に請われ、5度目にしてようやく秋目浦に無事到着。度重なる渡航の苦難ですでに両目は失明していました。

鑑真と007、共通点は秋目浦上陸というだけ、でした。
おっと、もう一つ共通点がありました。
鑑真和上上陸記念碑のすぐ近くの駐車場に007ロケ地記念碑が建っているそうです。

因みに「007は二度死ぬ」の原題は「You only live twice」
Once when you're born, And once when you look death in the face.” – You Only Live Twice epigraph
イアン・フレミングが芭蕉の俳句にならってつくった詩の1節からとったもの。なにやら哲学的…。

映画そのものよりも、メーキングの方が興味をかきたてられます〜。

秋目浦を遠望。
リアスの海岸線が美しい。

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朝陽(どうみても夕陽なんだけれど、設定は朝陽)を背に美枝さんも負けないぐらい美しいです。
この方と同じフィールドでうろうろすることになるとは思ってもみなかったです。本物を前にして、やはり「007」と頭の中でつぶやいてしまう。それぐらい強烈なインパクトをもった「美」でした。

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007は二度死ぬ〈特別編〉



ラベル:半島
posted by 風土倶楽部 at 00:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 鹿児島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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