2008年05月30日

機能性食品は「気のせい」食品

週刊文春で福岡伸一氏の連載「福岡ハカセのパラレルターン パラドクス」が始まった。
第2回目は「コラーゲンの正体」

コラーゲンを補給するといういわば“コラーゲン食品”がたくさん売られている。
が、福岡氏は「ほかの動物から採取したコラーゲン食品を食べた場合、・・・(それが)コラーゲンの不足を補うということは決してない」と断言している。

なぜなら、「外来のたんぱく質が勝手に体の中を行き来すれば重大なアレルギー反応や拒絶反応が起きる」からだ。
食べたたんぱく質はまずアミノ酸に分解される。コラーゲンも分解され、グリシンやプロリンというアミノ酸に分解されるが、それらは体の中で自然につくられる非・必須アミノ酸。ということは、体は必要とあらば、自分でこれらのアミノ酸をかき集めてコラーゲンをつくるというわけ。だから、まともに食事をとっていれば、材料は不足しようがないというのだ。

要するにコラーゲンを補充しても、結局、アミノ酸に分解される。消化・吸収しやすくした「コラーゲンペプチド」にしても同じこと。分解されて、からだのどんなパーツに役立つかはわからない。だから、コラーゲンたっぷりとされるフカヒレを大枚はたいて必死になって食べても、翌朝、お肌がプリプリしたような気がしたとしたら、それは気のせいなのだ。

そこで福岡ハカセは、『機能性食品と呼ばれるほとんどのは「気のせい食品」であると私は思う』とのこと。

この世は、お手軽にできることなんて、かぎられているのだ。
でも、世の中には機能性食品があふれている。

昨日、「私、最近、油にとてもこだわっているの!」という人がいた。
「へぇ、何を使っているの?」と聞いたら、
「エ○○。カロリーカットなんだって」

からだに脂肪がつきにくいとかいうやつですね・・・

油はちゃんとカロリーがあるものを使った方がいいと思いますよぉ。
脂肪と引き換えにするものが必ずあるはずだから。
福岡ハカセ、このあたりも一刀両断してくれないかな。
大丈夫。文春は食品関係の広告主はビールぐらいだから。

因みに風土倶楽部では、岩手県一ノ関市大東町の地あぶら工房による風味豊かな薪焙煎、手搾り、手ろ過の菜種油「まごどさ」を販売しております。好評です。

機能性食品をせっせと購入したり、飲んだりする熱心さがある人ほど、ちゃんと食事を取らないという法則は成り立つのか?
ズボラな私は、コエンザイムQ10も、入手したものの3日と続かなかった。
でも、食事は一応できるだけ料理して食べている。
ということはズボラではない?

福岡ハカセによると、偽薬を飲んでも、信じて飲むとなんらかの薬効が現れることをプラセボ効果というそうな。
信じるものは救われる。
でも、機能性食品だらけの食生活だと、やはり救われないと思うなあ。
ラベル:食の未来
posted by 風土倶楽部 at 11:26| Comment(1) | TrackBack(0) | 食と農の未来 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは!
お題がイイですね〜。

福岡さんの新書のご本も良かったので、
連載の情報、嬉しいです。
早速、文春を覗いてみます。

ありがとうございます。


Posted by momo at 2008年06月07日 11:32
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック