2008年11月25日

島の未来をかけた特産品たち

日曜日に池袋サンシャインで開催されたアイランダー2008に行ってきました。池袋なんて、めったに行かない方面です。久しぶりのサンシャインには、とにかくモノがあふれていて、広大な館内を歩いているとくらくらしてくる。これらのモノはどこに消えていくんだろう、とふと考えてしまいます。

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アイランダーは一番奥で開催。日曜日の午前中にもかかわらず、かなり人が入っていました。ウロウロするうちに目立ったのは魚醤。「住む」の次回に取り上げたため、書いたばかりだからつい目がいってしまうこともあるけど。
Iターンの人が手がけたというものもありました。
値段がねぇ。。。
お土産品としての位置づけ?

海産物がやはり大半でした。
これだけ集まると、この中で目立つのはなかなか大変なことだなあと思いながら、お目当てのNPOいえしまのブースに行ったところ、やっぱりパワー全開中。一番賑やかなんだもん。お客さんはほとんどいないのに。それもそのはず、商品が売り切れてしまっていて、ほとんどなし。

「せっかくきはったんやから、残ってんのお願い!」

というわけで、おいしいことはすでに証明済みの「佃煮風 真・だこ煮」と海苔の佃煮を購入。
座って雑談していたら、「穴子の棒すし」を開発中で、一個、取り置いていたのがあるとのことで分けていただきました。

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1000円。

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この20代の西上ありささんが、ただ今、一緒に商品開発中。
包み紙がそのまま、「ありさとおばちゃんたち はじめて物語」と新聞っぽい読み物になっている。
大学時代にまさに「ダーツが家島に当たった」(ほんとにやるか)という偶然から関わりはじめ、今では深みに…。なんと北海道出身。
この辺りのことは、この新聞に書かれていて面白いです。

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やるなあ。。。
売り先も実はイメージしていて、それに合わせて開発しているとか。

さすが関西!
先日の明石の「あかし魚笑」といい、こういうノリのよさはどうも西の方がありますね。

イメージしているという売り先である駅弁・空弁のためには、あと一息洗練される必要はあると思うけれど、かなりいい線いっていました。
先日、紹介して訪問してきた友人からの報告によると、いえしまの女性たちも、いろいろ不安はあるけれど、「やっていかななぁ。しゃーないわ」とやれることをやっていこうと前向きに取り組んでいることに勇気をもらったということでした。

抜き出る特産品開発として注目していきたいです。
もう一つ、絶妙なネーミングの「手間いらず、嫁いらず」シリーズも、今後が楽しみです。真空パックを湯煎して、すぐに煮魚、焼き魚が食べられるというもの。

ちょっと元気のない人がいたら、家島と明石がおすすめです。パワーをもらえること間違いなし!

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アイ ラブ アナゴ!
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2008年11月02日

あかし魚笑の謎と活きのよい漁師たち

先週、例の取材で明石の魚の棚市場に行ってきました。
今日は小学生たちが魚屋さんとお話しする日。

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みんな真剣な表情で話を聞いていました。

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取材の待ち合わせ時間が迫っていたので、どんな会話をしているのかじっくり聞けなくて残念でした。

着いたところは市場内の林喜さん。
穴子専門店です。
で、「いかなご魚醤油研究会」のみなさんと一緒にいただいたのがこれ!
ううっ。。。私、焼き穴子がほんまに好きなんですぅ。
うなぎなんか目じゃないです。

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穴子弁当!!!
研究会のみなさんは地元の人たち。
なのに「うまい!」「おいしい!」と全員うっとり・・・。
もちろん私も、くらくらしました。
焼き加減が絶妙で、香ばしい。
ご飯は穴子のタレで炊き込んだもの。
お吸い物は鯛のあらでだしをとり、「あかし魚笑」をアクセントに使ったもの。
これも美味!

このセットはこの日の特別メニューで、林喜さんのお店先を活用したスペースでいただいた。
ふだんはこのようにお弁当として販売されているもの。

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1日20食限定。
「これ、ここでもっと食べさせたら明石の名物になんのになあ」とみんなで言えば、林喜のおやじさんは「そんなんめんどくさいわ」
これ、食べに私、また、絶対、来ます!

おいしい幕開けで幸先のよい取材は、その後も研究会のみなさんの取り組み内容のすばらしさに感動!
これって久しぶりのすばらしい取り組みだわん!!!
昨年出会って、「おおっ!」と思った青森の活き粋あさむしの取り組み以来の衝撃です。

なぜ、イカナゴは3大魚醤油の一つなのか
なぜ、旨みがすごいのか
なぜ、明石は成功したのか
杜氏さんはどのように関わったのか。
謎が解けました。
N副編集長さまのご期待に沿えそうです。

その後、明石漁港の10人の漁師たちによるアファーが加工所を立ち上げ、操業を開始したばかりというので、こちらも立ち寄らせていただいた。
かねてより、漁業も加工所をもつべきだと思っていたので、実践している人たちに出会って感激!

6月に同じくアファーが営業しているレストラン「新浜」で食事をして、これだけでもすごい!と思っていたので、今回はもう感動に震えましたね。
一つの漁港にこんな活動が生まれるだけで、魚価の下支えができる、それを実践する10人の黒い男たち(みんないい具合の日焼けです)と1人の粋な女(色っぽい真依子さま)の心意気に心酔しました。
油が高いと嘆いているばかりではなく、やれることはやる!のです。

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ギャハハハっと笑い声がしていたのに、カメラを向けると急にまじめな顔になっちゃったアファーの面々。

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いい味のアファー会長の中谷正男さんといい女の松本真依子さん。アファーの広報担当。口べたな漁師たち(一番いいオトコ!というダンナもその一人)に代わり、魚を、漁師をとてもわかりやすく語ってくれる貴重な存在。
「明石には死んだ魚がいない。ピチピチ跳ねている」と。
ほんまに店先で跳ねてました。

二つの取り組みに関わる人たちが、一人も自分だけの利益のことを考えず、面白いから、やらねばならないから、一緒にやるのが楽しいから、と無理をせず、できることから少しずつ前に進む積み上げ方式(女のマーケティングと私が呼んでいるもの)で取り組んでいることがすごい!

郷里の近くにこんな取り組みをする人たちがいたなんて!
りんごちゃんや、まごどさと同じラインの商品だわん!ということで、「あかし魚笑」を風土倶楽部で取り扱わせいただくことにしました。
おいしい食べ方などは風土倶楽部のブログで近々アップします。

このところ、「まごどさ」といい、「あかし魚笑」といい、私、手前味噌ではございますがビビッのアンテナが良好でございます。
本当においしいもの(贅沢ということではなく、ね)と、楽しい人たち、気持ちのよい人たちはセットだなあとつくづく思います。
私のプレミアムエリアのコレクションがまた、一つ増えました。

みんなで明石に遊びに行きましょうよぉ。
そうそう、プレミアムエリア・コレクションの一つである山形県真室川をメインに、米粉の勉強とうるしの体験と地元のお母さんたちの手料理+究極の納豆汁+米粉のヴィスコッティ&シフォンケーキ+アルケッチャーノという充実の山形ツアーを企画中。定員は8名なので空きは後一人ぐらいかな。
真室川は今、話題の米粉先進地なのです。
posted by 風土倶楽部 at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 兵庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月23日

魚が笑う醤油

いいもの見つけちゃったです。

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品名は「あかし魚笑」
魚醤です。

魚が笑っています。
オヤジギャクです。
さすが関西!
このラベルを見ただけで、これはイケル!という予感がしました。

e-2008_0617hyougo0039.jpg6月に呼んでいただいた兵庫県商工会議所青年部連合会のつながりで出会ったのがこれ。
このうすくちだしが◎。ラベルを見ると原材料にイカナゴ魚醤とある。「!?!」とびびっときました。びびっ!です。

なんてったって原材料はイカナゴです。
兵庫県の瀬戸内側の人間にとってイカナゴは、その響きだけでぐぐっときます。

とにかく旨みがすごい!
私は炒め物やスパゲッティ、焼きそば、ラーメンなどに魚醤をよく使います。手持ちの魚醤3種類と比べても、旨みがダントツ!
イカナゴ魚醤の復活です。

近々、取材にいきます。
ずっと魚醤の取材がしたかったので楽しみ〜!!!

ナカト先生に味わってみてほしいなあ。

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2008年06月19日

明石で魚三昧 漁師ナントカに弱い

明石といえばタコ!
やはり美味。

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閉店間際に行ったのでちょっと暗いけれど、明石の駅前にある魚の棚商店街は焼きアナゴや煮ダコ、鱧など関西人の大好きな魚介類がずらりと揃っていて宝の山に分け入ったようだった。
今度はゆっくり行ってみたい。
明石焼きも気になるし。

今回は、地元明石の調味料で旬の魚をいただくという「明旬会」に参加してきました。
西海醤油では、地元の魚をおいしく食べたり、料理したりできる調味料の数々を商品化中。

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ちょっと細分化しすぎのような気がするけれど、イマドキの料理はそのまま使えないとやらないから仕方がないかなあ。私は、関西人にはお馴染みのイカナゴを原料にした魚醤を取り入れた「漁師町のうすくちだし」が気に入りました。

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面白かったのが会場となったレストラン。
通称タコフェリー乗り場にある「漁師めし 新浜レストラン」です。
地元の漁師10人のグループAkasiura Fishermans Active Research 通称AFARによる経営です。

「漁師のおにぎり」というネーミングで発売したら、とても売れたそうだけれど、利益はトントンだったところ、1年前にこのレストランをやり始めたら黒字になったとか。
「漁師○○○」と言われると、なぜか「なに?どんなもの?」とつい惹かれてしまう。「漁師」という言葉には「新鮮」「美味い」がもれなくついてくる?

半島の調査で出会った漁師さんたちは、みんな仲買に買い叩かれてしまって利益が出ないと嘆いていたけれど、こんなに元気一杯のアクティブな漁師さんたちがいるなんて!
e-2008_0617hyougo0045.jpg広報担当はメンバーのキュートな奥さんで、メンバーの写真を前に「どの方がダンナさん?」と聞いたら、「この人!」と指差しながら、「本当はもっといいオトコなんやけどね」
いやいや、写真でも充分いいオトコ。

このレストランでイチオシなのは「漁師丼」1100円。
「メニューの写真と違う」というお客がいるときには、「毎日、獲れたてを持ってくるんだから、違って当たり前です」というそうです。
いいなあ。

燃料高騰で漁に出ても赤字になるばかりと、漁業は危機的状況にあります。テレビのコメンテーターとやらのコメントを見ていると、「そんなに大変な状況だとは…」などとノー天気なことを言っている。漁業者は21万人しかいないし、農業以上に高齢化が激しい。グルメ情報は山ほど報道されても、今まで一次産業の現場の情報はほとんどされてこなかったですからねぇ。危機にならないと目を向けてもらえないし。

こうして直接、漁師さんたちとつながれる場があれば、情報発信も受信もできるというものです。
先日の家島諸島の坊勢も、明石も、漁師さんたちのイキのよさがうれしい。瀬戸内海の漁業はまだまだ健在なのだ。今度、ゆっくり明石にまた行こうっと!

posted by 風土倶楽部 at 09:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 兵庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月26日

♪鯛やひらめの舞い踊り♪ 竜宮城「家島」にて

5月23日から25日まで開催された日本財団の郷土学事業の研修会の講師として兵庫県姫路市の家島へ。

s-DSCF7689.jpg姫路市から船でほんの30分、播磨灘の真っ只中にある家島で鯛網体験をした。
といっても、網を引き上げるのを船上で見ていただけなんだけれど。

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鯛、ひらめ、スズキ、甲イカ、蛸、鱧などなど・・・次々と水揚げされるのは高級魚ばかり。
獲れたてをすぐしめて、刺身に。煮魚に。鯛飯に。

s-DSCF7744.jpg2泊3日間、元気な乙姫さまたちにもてなされ、新鮮な魚攻めの食卓で舌を幻惑された。
家島諸島の一つ、坊勢(ぼうぜ)島には、600人からなる漁業組合員がいるとか。
家島にも200人。ということはたぶん家島諸島では1000人を越える?
漁業従事者が24万人程度だから、ものすごい割合を占めていることになる。
そのぐらいよい漁場ということなんだろう。さすが播磨灘!
明石の蛸や魚は有名だけれど、家島などからのものがかなり入っているそうだ。
坊勢は瀬戸内海で唯一人口が増えている島でもある。

s-DSCF7749.jpg家島のもう一つの顔は砕石業。空港や道路建設などの公共事業が激減する中、大きな曲がり角に来ている。



s-DSCF7745.jpg正面に見えているのは、贅を尽くしたなにやらいわくありげな日本家屋。
やがて竜宮城ならぬブルーツーリズムの拠点になる?

タグ:漁業 離島
posted by 風土倶楽部 at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 兵庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月05日

故郷の味

2月4日(土)に開催された兵庫県・兵庫県米穀事業協同組合主催の「お米と健康のつどい〜ごはん・大豆フォーラム〜」で「大人のための食育 風土とFOODが出会うとき」を講演させてもらってきました。

会場は明治35(1902)年に県庁舎として建設され、現在は迎賓館と県政資料館として利用されている兵庫県公館の大会議室でした。JRの元町駅から徒歩5分の便利さ。この雰囲気。さすが神戸です。中もきれいにメンテナンスされていて、とても快適でした。
kobe2.jpg続きを読む
タグ:食文化
posted by 風土倶楽部 at 18:04| Comment(0) | 兵庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする