2010年08月18日

妙と船形をクリア

夕立が来そうでこない。ゴロゴロに期待しちゃうなあ。
家族、友人たちと過ごしたよいお盆でした。

今年は、初めて京都の五山の送り火を体験。
ドドーンの花火もいいけれど、めらめらと燃える炎が文字を浮かび上がらせる送り火は、風情があっていいです。
ただ、ビルが立ち並んでしまって、よいポイントを見つけるのが大変だけど。

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昔の人たちは、お洒落なことを考えるなあとひたすら感心。
町中の人がみんなで先祖の霊を供養して、お見送りするなんて、なんとも心が和むし、温かくなるじゃないですか。

友人の家が北山の松ヶ崎なので、裏山が「妙法」の妙の点灯場所。というわけで妙と遠くに船形文字を見ることができました。
ビルが建つ前なら、割りに簡単に全文字見ることができたのかなあ。

お盆の間にすっかり夢中になって読んだ「代替医療のトリック」という本がとってもおもしろかった。分厚い本なのになめるように読んじゃいました。

この本によると代替医療のほとんどがプラセボ効果にすぎない。って、送り火を一緒に見た友人たちと飲みながら話していたら、「プラセボだって効くんなら、効くってことでしょ。所詮セイヨウ人には気のココロなんてわかんないのだ」と言われてしまった。

トウヨウだとか、セイヨウだとかの対立する話じゃないんだけど…。要は効くっていうんなら、ちゃんと臨床実験を重ねて、データを積み重ねて、科学的な解明もしてほしい。

と言ったら、今度は「科学的になんでも解明できるわけじゃない」とくる。
病は気から、なんていう言葉があるくらいだから、病が気から治っても不思議はないわけで。。。その気にさせるホメオパシーやら、鍼やら、アロマテラピーやらが流行るわけもなんとなくわかるけど。

と百歩くらい譲って聞いていたら、友人の一人がタイに直腸洗浄やらマッサージを目的にしたツアーで明日から行くという。

ひゃーっ!直腸洗浄!そ、そんな恐ろしいー。
「ねー、まさにこの本にぜんぜん効かないって書いてあるよー」と言ったけれど、「日常を忘れたいから、いい」と言われてしまった。

日常を忘れるための代償としては、健康を害するかもしれないのに大きすぎると思うよぉ…。
でも、代替医療が趣味みたいな友人にとっては、トリックだろうがなんだろうが「効いたっていう人がいる」ということが一番の砦なのだ。

ビフィズス菌が入ったヨーグルトとかを毎日たっぷり食べたほうが、利に適っていると思うよぉ…と言っても、ぜーんぜんだめ。
私は、私の腸に住んでくれている善玉菌を大切に思っているので、そんなことは絶対にしないノダ。

友人によると、そーゆーツアーが今、大人気なんだそうな。
新興宗教とか、代替医療とかは、もはや趣味、嗜好の世界なのね。
好きにして!

でも、やっぱり心配だなあ…HIVとか変な菌に感染しないといいけど…。



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2009年04月11日

サクラも中高年も花盛り

毎日、お天気がよくて、今年は桜の時期が長いです。
恒例の桜三昧、今年は京都の東山の疎水での舟遊びと南禅寺散策でした。

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なんと5時間待ちです。
時間指定できるのは当日のみ。
朝、9時半に行って1時45分を予約。
6年前から始まった京都市動物園から国立近代美術館あたりの琵琶湖疎水を辿る約30分間の岡崎桜回廊十石舟めぐりです。

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お昼は料理屋で京料理をいただき(高い!)、いよいよ船へ。

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一人1000円で24人。2隻で15分おきに出航。儲かっています。
案内人いわく「桜にできるだけ長く咲いていていただかんと。。。」
今週末あたりが最後のかきいれでしょうか。

それにしても明治時代に行われた琵琶湖から水を引いた疎水事業というのはすごいですね。琵琶湖と京都の間の山を水路でつないでしまったのですから。
南禅寺の水路閣の美しいこと。

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桜吹雪の中の京都は、まるで天国のような美しさなのでした。
そして、桜と同じくらい中高年が多かったです。

なぜか最近、京都が好きな私。
年輪を経たものの美しさにせめて寄り添いたいと思うのもカレイなる日々ゆえなのでしょうか。

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2008年11月03日

錦市場と町屋と牛さん in 京都

仕事の打ち合わせで京都に行ったついでに錦市場に立ち寄りました。

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この通路の狭さがポイント。
両側がのお店の店頭が良く見える。

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次におばちゃんのトーク。
「100g580円、200gで1000円にしとくわ!」
で、思わず買っちゃってから、あれっ?ひょっとして最初から100g500円やったんとちゃう?
商魂たくましいさすがの千年の都です。

.

京都らしきもの(?)がごちゃっとあるところが、買い物意欲をそそる。佃煮なんてふだんは見向きもしないのに、おいしそうに見えてしまう。

一番にぎやかな河原町にある観光客相手の市場だから、地元の人はもっと静かな町中の市場に行くのでしょうね。
地方の町づくりは、最近、整然ときれいにされるところが多いけれど、このごちゃっ!がないとつまんないです。

一方で、打ち合わせをしたのは町屋を活用したデザインオフィス。
かなり大きな町屋にデザイン系の数社が同居。

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ここではイベントを開催することもあるそうです。

西陣地区にあって、「昔は織り物機械の音がうるさいほど聞こえていた」と乗り合わせたタクシーの運転手さん。

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こんなところで企画会議なんていいなあ。

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中庭もあります。
最近、京都とか、おフランス料理とか、郷里とかに強く惹かれる私です。

最後にちょっと足を伸ばして北野天満宮へ。

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ここは菅原道真公を祀ってある神社。
やたらと牛がいるのは、公が丑年だからだそうな。

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ちょっと気が早いけれど、牛さんの頭をなでなでして(赤い布のところに子牛がいます)、来年もよい年でありますように。

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2008年10月03日

時を越えるデザインの力

山口に行った帰りに京都国立近代美術館で開催中の「生活と芸術 アーツ&クラフツ展」を訪問。

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今回の展示は、1880年代から1916年にかけてイギリスからヨーロッパに広がったアーツ&クラフツ運動が、1926年から1945年に日本に渡り、民芸運動として結実した変遷を見ることができる。
1ヶ月ほど前に関西でポスターを見て、ぜひ、行きたいと思っていたもの。
ウィリアム・モリス、バーナード・リーチ、濱田庄司らの系譜を辿れるなんて!ヴィクトリア&アルバート美術館の企画展をベースにした特別展です。

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1887年にロンドンで結成されたアーツ&クラフツ展協会に名前の由来があるこの運動は、生産活動を抜本的に見直し、労働や生活に人間らしさを取り戻すことをめざしたもの。一部の人たちは、田園と土着的な伝統へのノスタルジアを体現するために田園に居を移し、工房でのものづくりをめざした。これを支えたのが当時の知識階級とパトロン階層。

有効なお金の使い方とはこういうものをいうのでしょうね。

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掛け布団用の生地。筒描といって、筒に米糊(こういうところに使うものなのだ!)を入れて、絞りだして絵を描く技法なんだそうな。
不老不死の鳳凰が描かれているので夜具としては縁起がよいとされたそうだ。
なんともステキな意匠です。1875年から1925年頃の日本でつくられたもの。
タペストリーに欲しい…と切望!

ほかにも「欲しい!」と思うものがいろいろあって、今の生活用具のデザインのうすっぺらさよ…とほほ。
昨年行った倉敷の大原美術館で観た濱田庄司の作品の数々は、もう、トリハダたちっぱなしだった。あの力強さって、どこから出てくるのか。

リーチが絶賛した、あえて作家を輩出しない小鹿田焼も。使いつづけても飽きがこない。農林業をやりながらの陶器づくりに秘められたものこそ、アーツ&クラフツの真髄。

アーツ&クラフツ運動よ、ふたたび!と願いたいもの。
いざ、田園でものづくり!
が、その田園は消えつつある。
ということは、生活も芸術も!?

観終わった後、すぐ近くにある平安神宮に。

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前に来たのは中学校の修学旅行?
いや、そんなはずは・・・でも、思い出せない!

やばいです。

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屋根の勾配、ハデハデなんだけれど神々しい社殿。
DNAに刷りこまれているのか、この風景はどこか懐かしくて、安らぐ。
昔の人のこのアート感覚はすごい。

時を経てなお心をときめかせるデザインに囲まれて暮らしたいものです。
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2008年07月06日

酢がつくるうどんの美味しさ

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宮津で飯尾さんに連れていってもらったうどん屋「こんびらうどん」。
この天ぷらうどん、
これだけを食べに宮津にまた行きたいと思わせるうどんと天ぷらだった。

うどんには飯尾さんの酢が使われていて、これが食感を決めるのだとか。
こしが強すぎず、もちもちとして適度な歯ごたえ。絶妙です。

ダシにも隠し味で酢が使われている。
おいしいです。

そして、天ぷらの揚げ方。
タレをかけた後もさくっとしていて、油が軽い、軽い。
つい油の配合を聞くのを忘れてしまった。

とにかく宮津に行ったら、まずは「こんぴら」です。
宮津の旨いものは、飯尾さんのブログ「酢を造るという仕事」のこちらにばっちり掲載されています。
ここを読んだら、食いしん坊なあなたなら、すぐにでも宮津に飛んで行きたくなーる・・・危険なブログです。
地元の醸造元と飲食店の必然的なつながり。
地産地消の一つの理想的な展開ですね。

今年も蒸し暑い夏が始まりました。
からだが酢を呼ぶ時期です。
お求めは風土倶楽部でどうぞ(笑)
フレッシュ・ヴァージン・ナタネ油「まごどさ」もね!
食べ方はこちらに
実店舗がなくなったので、ネットでよろしく!
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2008年07月04日

美味なる酢の生まれる棚田

京都府宮津市の飯尾醸造さんを棚田取材でカメラマンとともに再訪。
稲の生育もほどよく、久しぶりに晴れオンナの威力も発揮され、晴天の中、ベストショットをゲット!

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宮津湾を望む棚田。絶景!

つくづく思うのは地域に飯尾さんのような筋の通ったものづくりを行うメーカーがあることの重要性だ。
創業は明治26年。昭和39年以来、祖父の代から、棚田で無農薬栽培の米づくりを行い、その米を原料に本物の酢を作り続けている。
近年では、農家との契約栽培だけでなく、30枚の田圃で従業員総出で米づくりも行っている。

棚田で米づくりを続ける理由は、近隣の田圃を気にせず無農薬栽培ができること、きれいな水を得ることができること、と明快。すべては最高品質の酢をつくることが目的。それが景観の維持、自然環境の保全、農家の生計へとつながる。まさにこれこそ真っ当な生産活動といえる。

e-DSCF8134.jpg夜は五代目見習いの彰浩さんと飲み会。
焼酎と日本酒のお供は、もちろん紅芋酢のチェイサー。アントシアニンをたっぷり含んでいる紅芋酢を焼酎に垂らして飲んでもOK。悪い酔いしない。これは私が実証済み。と安心して、つい飲んでしまうから、酔うことは酔うのだけれど。

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この季節だけしか食べられないという若狭湾の天然とり貝や油ののった鰺の刺身、へしこのマリネ、高級珍味ばちこ、などなど、グルメな彰浩さんらしい料理のチョイスとお酒で、楽しい夜は更けていったのでした。
で、やっぱりかなりよっばらってしまった。

酔っ払いついでに宣伝。私の大のお気に入りの富士酢プレミアムは風土倶楽部で販売させていただいております。この酢を知らずして、酢の物を語らないでねー。ひっく。紅芋酢もあります。

この夜の宴会場「美優食 心」は超お薦め。宮津駅前あたりです。
もちろん、飯尾さんのお酢を使っています。



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2006年11月04日

半島を行く その3 丹後半島 食はすべての道に通じる

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ここは「カサデファンタ」
連休でスペインにやってきました・・・

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posted by 風土倶楽部 at 07:20| Comment(1) | TrackBack(0) | 京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月11日

GWは新緑の京都へ

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そうだ、京都へ行こう!ではないですが、GWはちゃんと休めることになったので、新緑の京都を楽しむべく足を伸ばして来ました。写真は竜安寺です。天気に恵まれ、どこも新緑がまぶしいくらいでした。

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posted by 風土倶楽部 at 00:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月22日

京都府亀岡で「感じる町歩き」

日曜日の朝、京都から乗り込んだ福知山行きの山陰線の混み方はラッシュ並みだった。
そう、世の中は行楽シーズンなのですよ。嵐山の紅葉、保津川下りとみんな遊ぶのに忙しい、とはたと気がついた。
まあ、こちらもほとんど毎週、週末ごとに行楽仕事をしているようなもの。今週末は、京都府亀岡での町歩きを仕切ることに。

山陰線は、京都からは嵐山手前までは代わり映えのしない住宅や商店の風景だったが、嵐山辺りで急に山が迫ってきて、やがて保津川が山間に見えはじめ、下っていく舟がまるで絵のようだなあと眺めていたら、電車がふっとトンネルに入り、出てきたら、そこは「霧国!」だった!いやあ、驚いたのなんのって。
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posted by 風土倶楽部 at 00:28| Comment(0) | TrackBack(3) | 京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする