怒涛の年度末出張で先週は、愛媛ー和歌山ー熊本と5日間で駆け回ってきました。さすがに疲れた・・・。
今回の熊本は、日本NPOセンターの依頼でJICA研修「市民社会の支援」プログラムの水俣&地元学バージョンを実施するために水俣に行っていました。
今回の研修員はイラク人10名さま。

このメンバーがみんなとても愉快な人たちでした。今までアテンドした中で一番楽しく過ごせたかな。平和な国だったら、どんなに楽しく、素敵なところなんでしょうね。
10人中、スンニ派もいれば、シーア派もいる、ムスリムでない人までいます。クルドの人も一緒です。
「へぇ!」を連発している私に、「キリスト教だっているよ」

行政、NGO、テレビ局など立場もいろいろ。一番治安の悪いところからきている唯一の女性ハディーンは、戦争で親を亡くした子どもたちの世話をするNGOのマネージャーです。
キティちゃんのプリントされた服を着た姪の写真を見せてくれました。

参加者たちの出身地域。
バクダッドをはじめ一人ひとりみんな異なる地域と宗教と事情を抱えて一緒に仲良く、笑いを絶やさずに旅をしているのです。
思わず「聞いていい?毎日怖くないの?」と私。
「怖いよ」「不安だよ」
当たり前か。
でも、あまりにみんな平和な国の人みたいにのんびり、のびのびしているから思わず聞いてしまいました。

お祈りタイムも、「お祈りする」というのできれいに床を掃除したのに、子どもたちの集まっているところを見つけたら交流が始まってしまって、「もう、いい」なんていい加減なところも。

20日は水俣川の最上流地区にある大川分校で地元の方々の手料理や村歩き、つづらによる籠づくりなどを体験してもらおうというものでした。地域にあるものを生かして地域の人たちが外の人と交流して、元気になっている様子を見てもらいました。
地元のお母さんたちは、イラク人だろうとなんだろうと日本語のままで大歓迎です。
「みなさんに会えてうれしい」を体中で表現できるってすごい!
インターナショナルです。


そんな地元の人たちに刺激されたのかなあ。
本当にみんな楽しそうで、あまりにも地元の人もイラク人たちもみんなが笑顔で、おまけに水俣の山の上にある昔の小学校で、ちょっとメルヘンチックな天国気分でした。
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