空が見えるって、それだけでステキなことなのだ。
昨日、国立市主催の都市農業を考えるフォーラムに参加した。
いや、その熱気たるや…。
「農業」なんて姿を消しつつある都市の住宅地で、ですよ。
地元の一ツ橋大学の学生たちが、OBも含めて中心になって「くにたち時給」や「とれたの」という販売やカフェを運営している。OBは、3年間企業に勤めたけれど、辞めて地元に戻ってきて、今、農と食で起業中。これがなかなかすばらしくて、こんな商品を開発したりもしている。
これ、おいしいです。風土倶楽部で扱おうかとひそかに検討中。
一ツ橋大学だから、優秀だもんね、と済ませてしまいそうだけれど、同大学は経済や商業専門の大学で、農業や食なんてまったく分野としてないわけ。
そこの大学生たちが、こんなに農業とか食とかに萌え、萌えなわけはなんなんだ・・・
こんな分野でうろうろしはじめて十数年。10年ぐらい前には過疎地の現状をみて、10年後には日本はどうなっちゃうのだ?日本文化の源流ともいえる農山村で培われた文化が消えてしまうのでは?と危機感を抱いてローカル・ジャンクション21を立ち上げた。あれから8年。若い人の意識は確実に変化しているし、なによりもみんな楽しそうなのだ。
心配しなくても、ちゃんと変化は訪れるものなんだなあ。
もちろん消えていくものもあるけれど、それは今までの時の流れの中であったものだし。
若い人たちにとっては、子育てをどこでするかという大きな課題があり、将来に直結した深刻な課題でもある。政治にはまったく希望が持てないし。
10年ほど前に過疎より過密が問題、なんてよく言っていたけれど、けっこう空家が都会にも増えてきているし、高齢化は避けられないしね。過密もだんだんすかすかしてきている。
学年がひとクラスだけなんていう中学も、ふつうにあるようになっているでしょ。
昨年から、ご縁ができた国立は人口七万人。東京都では二番目に小さな市。この規模がなんだかとってもいい感じ。すごい勢いで人がつながっていくんだもん。
ミツバチのおかげで多摩地域をブンブン飛べるワタシなのだ。
ミツバチってすごいアイコンだわぁ。