2017年08月01日

日本青年館 宝塚星組「阿弖流為」

日本青年館のこけら落とし公演「阿弖流為(あてるい)」の初日を観劇。まっさらな客席に座ってきました。
1階席センターの前方に座っていたので、後方席からの見え方はよくわからないけれど、列ごとに段差がついているので、視界はとても良好かと思う。
2階席は、センターに転落除けのバーがあって、それが舞台をとても見にくくしているらしく不評らしい。当然でしょう。

トイレが少なくて長蛇の列。今後、宝塚歌劇の上演が多くなるとしたら、改善してもらわないと・・・といっても、トイレの数をそう増やせるものでもなく・・・どうするんだろう。
周囲にビルがないので、同じ敷地内のホテルのトイレでも使うのだろうか。

昨日は、初日だったためか、飲み物の自販機がなく、テーブルを出して富士のなんとやらの水のボトルを1本200円で売っていた。冷やしてあるわけでもなく、なんだかサービスが全般に悪そうな印象。

背広の男性たちがロビーにやたらと立っていた。
事前に利用の多い女性の目線をちゃんと取り入れたのかしら。
立って飲んだり食べたりしている人たちをたくさん見かけた。丸テーブルを設置するとか、座れるスペースを作るとか、もう少し工夫がほしい。

さて、肝心の「阿弖流為」について

礼真琴(ことちゃん)をはじめ、星組の組子たちの熱い心が伝わる素晴らしい内容だった。
舞台奥のセットが開き、中央にことちゃんが現れるオープニングからのダンスのあたりは、ぞくぞくするほどステキだった。イキのいい娘っ子たちの美しいイケメンぶりが華やかさをまき散らしつつも、蝦夷の土着性も、ちゃんと感じられるほど力強いダンスだった。

蝦夷側のメンバーの一人ひとりの個性がちゃんと表現されていて、綾 凰華の母礼、天華 えまの飛良手、音咲 いつき、ひろ香 祐など、みんな好演。
阿弖流為と最後まで共に行動する母礼は、かなり美味しい役。ぶれない母礼を綾がかっこよく、でも出すぎず、絶妙のバランスで演じていた。

特に目を引いたのが、紀広純の輝咲 玲央。蝦夷征伐を目論む朝廷側の大将。押し出しが強く、朝廷の強大な権力を冒頭見せつけた。

鮮麻呂の壱城 あずさは、朝廷側になびきつつも、蝦夷の生き残りに命をかけるという複雑な立場で、蝦夷の心意気を貫く男の生きざまをきっちり演じきった。しーらん、やるやん、ええやん!と、びっくり。しーらんは、ついに代表作を得たね。

柚長さんが、桓武天皇にもびっくり!ぴったりでびっくり!

そして、スター性に目を惹きつけられたのが、瀬央ゆりあ(せおっち)。都で洗練された官僚であり、武人である田村麻呂の位置づけが立ち姿だけでもわかる。ことちゃんの阿弖流為に負けないオーラも、すごい!
田村麻呂が、魅力的でなかったら、阿弖流為のの命をかけた和議が引き立たなくなっちゃうもんね。
せおっちとことちゃん、いいコンビだ!

佳奈の有沙 瞳は、今回は、あまり見せ場がなかった。小柄だから、ことちゃんとの並びがとてもいい感じ。

舞台中央奥と両サイドのスクリーンに登場する地名や名前を映し、わかりやすくしている。
特に地名が耳慣れないものばかりだから、とても親切でわかりやすい。

15,6年前に、この物語に出てくる舞台のひとつとなった岩手県紫波町の循環型まちづくりに深くかかわっていた。当時、地元の人に阿弖流為を知っているかと聞かれ、初耳で、あわてて高橋克彦著「火怨ー北の燿星アテルイー」を読んだ。関西出身の私には、まったく知らない世界で、新しい日本史の見かたに目を見開かされた思いがした。

アラハバキの神など自然を信仰する阿弖流為たち蝦夷の思いこそ、日本人の心のふるさとだと、北上川や早池峰などの山々に囲まれた岩手で仕事をしていたときによく思ったものだった。
今回の星組公演「阿弖流為」には、そんな蝦夷の立場と心情がとてもわかりやすくシンプルに描かれていた。
蝦夷に生まれて幸せだったと言い残し、処刑される阿弖流為に素直に涙できるのは、阿弖流為と佳奈の恋に焦点をおかず、あくまでも阿弖流為や母礼、田村麻呂、鮮麻呂などの主要登場人物たちの生きざまを中心に描いているからだろう。

最近は、阿弖流為を主人公にして舞台化されることも多く、歌舞伎でも観たが、今回の宝塚星組版が、蝦夷たちの思いをとてもよく再現しており、いつか岩手県の阿弖流為と田村麻呂の足跡を訪ねて旅してみたいという思いに駆られた。

阿弖流為の故郷である岩手に仕事で関わっていたこと、日本青年館は、ことちゃんがちえさまに出会った劇場であること、そこでことちゃんが阿弖流為をやってくれたこと、勝手な思いだけれど、ぐるっとつながったような気がして、うるうるしてしまった。

いい作品だ!

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2017年07月29日

シアターコクーン「魔都夜曲」

「白糸の滝」以来のシアターコクーンで「魔都夜曲」を観劇。

ものすごく思い入れを持ってみたせいか、思い切り肩透かしだった。

柚希礼音さまに出会うほんの少し前まで、私は、トニー・レオンにはまっていた。
レオンつながりという不思議なご縁なのだ。

当時、そのトニーさんの最新作が映画「ラストコーション」だった。
素晴らしい内容の映画だった。
熱く語ってしまったブログ記事

そのころ、必ず見に行っていた熱心なトニーさんファンの方のブログで、西木正明著の「夢顔さんによろしく」が紹介されていて、もちろん読んだ。
そのときのブログがこちら

ここにも書いているようにトニーさんが演じたイーを誘惑したピン・ル‐が恋に落ちたのが近衛文隆だった。
今回の「魔都夜曲」では、ストーリーを読むと近衛文隆=白川清隆のようで、いよいよ文隆氏の「noblesse oblige」すなわち高貴であることは義務を伴うという精神が、日本の舞台で取り上げられることになったのか!と、勝手に思い込み、ワクワクしながら、劇場に向かった。

が、1939年の上海を舞台にした恋愛ものだった…。
藤木直人の白川清隆には、これといった考え方の軸になるようなものもなく、上海で遊んでいる高等遊民。
楽しいちょっとこじゃれた音楽劇という作品だから、これでいいのかもしれない。大きな期待をした私がアホだった。

音楽劇とミュージカルがどう違うのかがよくわからないが、芝居部分との融合性がイマイチしっくりこなくて、芝居になるととたんにつまらなくなった。
藤木直人のセリフには、なぜか真実味がない。ほかの共演者の紡ぐ虚構の世界にそこだけぽかっと穴があく。
清隆の描かれ方が中途半端だから?

コング桑田や橋本さとしの回すクラブ「ル・パシフィーク」の場面は、とてもイキイキとして、1939年を楽しめるのに、芝居になると、2017年の渋谷に引き戻されてしまうのだ。

壮一帆の川島芳子は、ぴったりだった。もっと活躍してほしかったなあ。
ラスト近くに見せ場はあるけれど。
チャイナドレス姿が美しかった。裾が長くて、ちょっと裾さばきが難しそうだったけど。

マイコの紅花(ホンファ)は、清隆を愛し始めてしまう過程が丁寧に演じられていた。
チャイナドレスが、どれもステキでオペラでしげしげ見てしまった。

小西遼生のチーチャンも、場面に合わせ、適格な演技で、ホンファとの関係性がすごく明確。さすがだった。
と見ていくと、芝居シーンのいらだちの原因が自ずとわかってきちゃうなあ(笑

重慶に旅立つ清隆とホンファのシーンで終わるのだが、それでいいのか!と、がっかり。
ジャズの調べとともに、猥雑で華やかな日本の開戦間近の上海の雰囲気を楽しめばいいのだろうけれど、清隆の今後を暗示するぐらいはあってもよかったのではないのか。

彼の思いを砕いて、戦争は始まり、彼自身も、noblesse obligeを貫いたがゆえにシベリアで命を落とすところまで、せめて示唆してほしかった。

いいところのおぼっちゃんが、恋に落ちて、開戦を避けるために命がけで重慶に恋人と手に手をとってジャズの調べに乗って行っちゃう。みんなで踊って、歌って終わり。なんだかな〜。宝塚でも、なかなかない単純さだよ〜。

観客の中に、清隆=文隆の最後を知る人、知りたいと思う人なんていないんだろうな。

とさみしーい思いに駆られて帰宅の途についた。

「夢顔さんによろしく」をもう一度読みたくなってしまった。


「夢顔さんによろしく」の感想の中に、「誰かを好きでいることってすてきなことだなあと思う」と結んでいるが、本当にそうだと思う。ちえさまのおかげで、本当に世界がすごく広がったから。
「REON JACK2」のDVDで、毎夜、ちえ祭💛ちう。

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2017年07月20日

赤坂ACTシアター「ビリー・エリオット」プレビュー初日

ついに開幕した「ビリー・エリオット」
プレビュー初日を観た。

会場は、綾瀬はるかさん、市村正親氏一家、北大路欣也氏、笠井信輔アナなどをはじめ、どこかでみかけたような人たちと業界人が入り乱れ、ショービジネスの渦中そのものだった。
ちえさまは、こういう世界にいるのね〜と思いながら、一般人の目線で貴重な瞬間を目撃してきた。

ちえさまコアファンとしては、やはりウィルキンソン先生が気になったのだけれど、完璧な先生として、舞台をけん引。さすが我らが柚希礼音!ゆずキングだっ。

WOWOWで放送されたロンドン版の舞台映像を見ていたが、やはり生の舞台の迫力は想像以上だった。
各国ですでに公演されており、演出は、基本的にすべて踏襲するというスタイルだそうなので、完成された作品だと言える。それをまったく新しいキャストで、日本語化するという作業がどれほど大変なものなのか…。

炭鉱の町という共通点だけで選ばれた九州弁には、ちょっと違和感があった。英語のプラカードが多用されたり、サッチャーの名前が連呼されたりするので、その部分と九州弁の融合をしなければならない脳内補完が最初、できなかったのだけれど、徐々に耳に馴染んではきた。標準語だったら、やはり炭鉱の町の感じが出なかったのかなあ。

この長丁場の公演のビリー役としてトップバッターを飾ったのが前田晴翔くん。
堂々としたもので、舞台の上が自分の居場所だと、すでに知っているところがすごい!
こんな子が、あと4人もいるなんて!

あまり取り上げられないけれど、ビリーの心の扉をあけて、やりたいことに挑戦していく大きなきっかけをつくるマイケルの存在が、すごく大きい。自分と同じ年の子が、ものすごく自由に生きていることを知ったとき、ビリーに大きな変化が生まれる。したいことをやっていいのだ!と。
二人のダンスのシーンは、まさにエンターテイメント!

昨日のマイケル役の持田唯颯くんのエンターテイナーぶりも堂に入ったものだった。
恐るべし、子どもたち!

綺羅星のごとく、才能のある子たちがたくさん舞台を彩っており、今後の日本のエンタメ界を支えていく子たちになるだろうなと思わせられた。5年後あたりには、誰かがロミオ役をやっているかもしれない。

ウィルキンソン先生は、やさぐれているけれど、凛としていて、厳しいけれど、温かくて、とても魅力的な女性だ。

子供ができて、中央でがんばっていたのに、コースから外れてしまい、その上、さびれていく街でダンナに浮気され、生徒たちは、ぱっとしない子ばかりで・・・自分にイライラしつつも、かつての華やかなころがバレエを踊っているとよみがえってくる。
そんなとき、先生の前に彗星のごとく現れたのがビリー。才能を見出し、捨ててはおけない。
おせっかいなんてやるガラじゃないのに、これだけは放っておけない。

そして、ビリーは見事ロイヤルバレエスクールに迎えられる。
ビリーには輝かしい未来が待っている、かもしれない。

自分が見出した子がかわいくて仕方がないのに、ジェラシーも感じる。
これからの大変さもわかるが、見守っていくことしか、もう自分にはできない。

そんな先生の複雑な感情が、ちえさま先生から、ひしひしと伝わってきた。
お母さんの手紙を読むビリーから、大切なものを受け取るシーンと、ラストの後ろ姿でビリーを送りだし、涙声で別れを告げるシーンに、心情を大切に演じるちえさまの真骨頂が垣間見えた。
待っていたのはこれだった〜!と、客席で心の中で思い切りちえさまウィルキンソン先生を抱きしめたばあやでした。

娘のでビーとの関係は、これからもっと深まるのかな。

ちえさま以外の出演者たちも、さすがにえりすぐられているだけあって、みなさん、完璧。
特に久野綾希子さんのおばあさんの存在感がすごかった。
あのステキな久野さんが、ボケかけてはいるけれど、激動の時代をろくでなしの夫とともに生き抜いた力強さをもった老女を見事に演じていた。

労働者たちが、お金がなくてオーディションに行けないビリーたちに「芸術は、おれたちが支援する!」というシーンが大好き。
ビリーの魂の叫びが、大人たちを動かし、希望の灯が灯る瞬間。そして、芸術って遠いものじゃなくて、こんなふうに生まれ、育てられていくんだなと。

休憩20分を含む濃密な3時間ほどの舞台の中に、家族の愛、地域の連帯、人生の苦さときらめき、子どもの成長・・・人生の大切なことがすべて詰まったすごい作品だ。
ちえさまの退団後の代表作が、よくやく見事に着地、女優として開眼した瞬間に立ち会えたことは、ファン冥利に尽きる。は〜、幸せだった。

ちえさまの心配していたカツラは、ばっちりに合っていた。初めてみる、アップ髪のちえさま。なかなかイケてた。
衣装も、もっとダサダサかと思いきや、ポップな色合いでかわいかった。
スパッツ姿のぴちぴちお尻を眺めながら、むふっとなってしまった。オッサンみたい。
オッサンついでに、胸の谷間があった・・・そして、ダサいレッスン着の胸も、やけに豊かで・・・
謎を解くキーワードは「宝塚の娘役」?という説があったりなかったり…(笑

ちえさま、大切にされていますね。
ばあやは一安心。

プログラムにビリーをやってみたいとあって、ちょっと吹きました。
でも、観てみたい!
RJ2のヌッキーとのシーンをアレンジして、オールダービリーと踊っているシーンを妄想してみた。

チュチュ姿が、あまりにもきれいで、うっとりしているうちにカーテンコールになっていて、一瞬しか写真が撮れなかった・・・残念。でも、近くでティアラを付けたちえさまをじっくり見れたから、よしとしよう💛

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プレビューの間は、稽古場情報のプログラムしか販売されてない。
二つにわけるなんて・・・
とりあえず稽古場の方を購入。

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終演後、外に出たら、ビリーのネオンがまぶしかった。

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2017年07月15日

梅田芸術劇場「グレート・ギャツビー」

なにが物足りないのだろう…

井上ギャツビーは、ひたむきにデイジーを愛する男をまっすぐに演じているし、
ねねデイジーのかわいさときたら、そのままねねドールにして持ち帰りたいくらいだし、
ころちゃん、まりも、AKANELIVさん、渚さんとOGの活躍には、さすが!と思わせられるし、

なのに、ドキドキワクワクしない。
なぜ、なぜなの〜?

ねねちゃんがいると、どうしてもちえさまを連想してしまうからかもしれない。

小池氏のデイジーは、ひたすら可憐で、浮気性な夫に悩む自立できない女。
映画の「華麗なるギャツビー」のミア・ファーロー演じるデイジーは、もっと我儘で、自己中心的で、世間知らずで、あまり自分の生き方に疑問を抱かない上流階級のオンナだったっけ。

小池ギャツビーのデイジーの人間像が、「かわいいだけのオンナでいる方が幸せなのよ」といったセリフに代表されるように受け身だから、物足りないのかもしれない。
小池氏が求めるデイジー像に、ねねちゃんはしっかり応えてはいる。

もう少し毒があってもいいのになあと思った。
そのほうが、まりもの演じるマートルのあがきが鮮明になるのではないだろうか。

音楽が新進気鋭のリチャード・オベラッカーの全曲書下ろし。
聴いていると、宝塚の音楽家たちがいかに優秀かがよくわかる。
かならず心にひっかかるフレーズや、歌詞がどこかに残るような曲作りをしている。
リチャード・オベラッカー氏は、英語の歌詞をもとに曲を作ったのだろうか。

そこは音楽に乗せなくてもよいのでは?といったところが歌になっていた。
もともと日本語は音楽に乗りにくい。
そのあたりがうまくこなれていないような気がした。
なんとなく酔えない。入っていけない曲ばかりだった。

小池氏、やっぱり忙しすぎるのかな…。


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2017年07月04日

東京バレエ団「ラ・バヤエール」

バレエをちゃんと観たのは、ロンドンぷー太郎時代だから、なんと32年ぶり!
そして、東京文化会館は、オペラ「ローエングリーン」を観て以来だから、25年ぶりくらいか?

時の経つのは早い・・・

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変わらない佇まい。

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まさかちえさまのお導きで本格的なバレエを観る日が来るとは。
そして、そのバレエの素晴らしいことと言ったら・・・

夢のひとときだった。

東京文化会館にて、東京バレエ団による「ラ・バヤエール」
なにもかも美しくてびっくり

舞台装置も、衣装も、なによりダンスも。

バレエは食わず嫌いだったけれど、目から鱗が何枚もぼろぼろと落ちていった。

物語は単純。
勇者ソロルと神殿の舞姫ニキヤが、相思相愛になるが、大僧正がニキヤに一目ぼれし、パワハラをする。
おまけに有力者ラジャがソロルを見初め、娘のガムラッティの婿にと望む。
ソロルは、ガムラッティの美しさと権力の座につい目がくらみ、了承してしまう。
邪魔になるのはニキヤ。ガムラッティがニキヤに身を引くようにと脅すが拒否。
婚約の儀式の最中に、ニキヤはラジャとガムラッティが送った花かごの中に潜ませてあった蛇にかまれ、命を落としてしまう。
ソロルは、ニキヤを裏切った悔恨とともに罪悪感に苛まれ、婚礼の誓いの場で誓いをすることができず、神の怒りに触れ、ついに神殿が崩壊し、人々はすべて死に絶える。

単純とはいえ、これだけのことを言葉ではなく、その肉体にだけ託すのがバレエ。

いいオトコだけれど、不実なソロルに振り回されるニキヤの純真さ、くやしさ、嘆きが、がんがん伝わってきて、クラクラした。

身体能力が優れたちえさまが、バレエに出会ってはまった理由が、とてもよくわかった。
こんなに美しいスポーツは、ほかにないもんね。

神殿が崩壊したあとに、ニキヤとソロルの短いデュエットダンスがあって、ロミジュリのラストシーンみたい。そう、まるで宝塚💛
水香さんが、ちえさまのことが気になっていた理由も、なんとなくわかったような・・・(笑

音楽が、とてもドラマチックだった。
ナクソスで、しっかり復習中。

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2017年05月25日

東京芸術劇場シアターイースト イキウメ「天の敵」

「太陽」「太陽2068」をWOWOWで観て以来、前川知大氏とイキウメが気になって、生の舞台を絶対観るぞ!と待っておりました。

東京芸術劇場シアターイースト イキウメ「天の敵」
期待以上!面白かった〜!

完全食の求道者である長谷川卯太郎が、血を飲むことで年を取らないばかりか、病気にも罹らないことを発見。
が、代償として食べる楽しみを失う。太陽に当たるとやけどをするから、陽の下は歩けない。
自分は長生きできても、友人や協力者は歳を取り、常に孤独。
生殖機能は退化し、子どもはできない。
年を取らないから、職場に長く居づらく、まともに働けない。
それだけの負を背負ってもなお、血を飲み続ける卯太郎。
122歳にして、30代の若さを保ち続ける卯太郎の苦しみと喜びとは?

卯太郎の人生の自分語りを引き出すきっかけになるのが、ジャーナリストの寺泊。
彼はASLという難病にかかっていて、余命3年ほど。

「太陽」に引き続き、究極の選択をする卯太郎、選択を迫られる寺泊や卯太郎の周辺の人間たち。

吸血鬼みたいに殺さなくても、血をもらうだけでよいから、なんとかなるという設定が秀逸。
こういう人がたくさん増えたら、医療費がいらなくなるけれど、食文化は廃れるだろうし、子孫を作れないから、同じメンバーでずっといることになる。

最近、コズミックフロントNEXTを見て、宇宙でさえ、生死を免れないという真理が見え始めているという研究結果にえらく納得したところなので、実に面白い設定だと思った。
生死があって循環することこそ、永遠なのかもしれないなあ。

セリフがかなり面白い。
「野菜の灰汁は個性です」には吹き出してしまった。

「人生の多くの時間を食べ物に費やしている」
これは、けっこう見逃していることよね。

マクロビや菜食などの食情報を入れ込みながらも、その是非に流れないところがとてもよい。
菜食主義者の血液が太陽への免疫をつくるあたりは面白い視点。
これで卯太郎は、一つ負をクリアしてしまう。

そんな卯太郎の話を直接聞きながら、常に斜に構えている寺泊のスタンスも、すごくリアル。
口では、もうあきらめがついたと言いつつも…。

前川知大氏、すごいなあ。
設定を固めながら、そのシチュエーションの中でうごめく人物たちを的確にスリリングに浮かび上がらせていく。そして、最後に観客にゆだねられる結末。

とっても楽しかった。ああ、お芝居を見ている〜っ!という緊張感と楽しさ、ワクワク感が半端なかった。

昨夜、舞台上で本当に料理して、食べていたごぼうのバルサミコ酢と醤油の炒めものをやってみた。
美味しかった。
ごぼうは天ぷらで食べるのが一番好きだけど(笑

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2017年05月21日

東京宝塚劇場星組新公「スカーレット・ピンパーネル」

星組新公は「桜華に舞え」以来の2回目。
天華えまちゃんにご縁があるのかしら。

いつもながら、宝塚と東京の2回きりの公演で披露される新人たちの公演は、よくやるなあという思いと、大丈夫か?の心配が交差するスリリングな舞台だ。

今回も、やっぱりスリリングだった。
オープニングはギロチンの部分が端折られていて、いきなりえまちゃんの「ひとかけらの勇気」から。
声が固くて、大丈夫かな?とばあやはいきなり心配の塊になった。

が、舞台が温まるにつれて、声も出てきて一安心。
最大の関心事は、遥斗くんのショーブランよね。
なんといってもちえさまの出世作であり、演技開眼のお役なんだから。

遥斗くん、低音はいいんだけど・・・高温になると不安が渦巻いてしまった。
でも、ときどきことちゃん?というぐらい「ことショーブラン」に肉薄はしている部分もあった。
難しいお役をお疲れさまでした。

えまパーシーは、す〜っと流れていくような役づくりで、フックがなかったなあ。
アドリブで「できる、できる、君ならできる」の修造さんを入れてきたのにはちょっとびっくりしたけど。
面白かった。
でも、パーシーとしては・・・無難すぎるなあ。

とうこさん、ちえさま、あすかさんという伝説の舞台をなぞることは、新人ちゃんたちにとっては最高のお勉強の場。星組のこれからを築いていってね。

が、しかし、心躍る下級生を見つけられなくて、ちょっと心配な心配性のばあやでした。

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東京宝塚劇場1階の最後列センター席。
初めて座ったけれど、ここが一番高い位置になり、見やすいのにびっくり。
このラインによく関係者が座っているのを見かけるけれど、なるほど〜。舞台全体をよく見渡せる席なのだ。
今回の一番の発見!でした。

ところで10年前に書いた地域映画「白い船」の感想のところにやたらとアクセスがあるのはなぜ?
どこかでこの映画が話題になっているのかしら。
誤字脱字が多くてやんなっちゃうんだけど・・・(笑
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2017年05月13日

劇団四季 自由劇場「ブラックコメディ」

12年、いや、13年ぶり?の劇団四季。
「オペラ座の怪人」を観て以来のこと。

高校時代の英語劇クラブでやった演目「ブラック・コメディ」
裏方だったんだけれど、急に懐かしくなって、観劇することに。
はるか昔のお話・・・まるでタイムトラベル。
長く生きているなあ。

浜松町の自由劇場はお初。
こじんまりしたよい小屋だ。

ピーター・シェーファーの「ブラック・コメディ」
明るい舞台で停電のシチュエーションで演じるというのがミソという芝居。
だということは覚えていたけれど、どんなストーリーだったのかすっかり忘れていた。

登場人物は、みんな、自分中心主義の人ばかり。
コミュニケーションが取れているようでまったく取れていない。
暗闇であろうが、明るい電灯の下であろうが。
そこで生まれる視覚的な笑いと、事実の行き違いの笑い。

人間なんて、こんなふうに見ているようでなにも見ていない。
だから、いろいろな齟齬が生まれ、行き違いが生まれ、思い違いで離れていく。
見ていて、あまり笑えなかったなあ。

何度も同じ失敗を繰り返しているから。

ん十年ぶりのブラコメ。かなり苦い笑いだった。

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2017年05月11日

俳優座劇場「それから」

俳優座劇場・・・何年ぶりだろう。
バーが懐かしい〜!

夏目漱石、実はあまりちゃんと読んでいない。
三四郎は挫折した。

でも、日本そのもののような気がするから、気になる。
「お気に召すまま」のシルヴィアスを演じていた平野良さん。
なんとなく気になっていた。
そして、ほたてちゃん(帆風成海)
退団後にちょこちょこ小劇場系で出演しているのを横目で見ていて、どんなお芝居をするのかなと気になっていた。

3つ気になることがあれば、そりゃあ、観ないとね。

夏目漱石の主人公は、揺れるね〜。
舞台も、その主人公に合わせて、ちょっと平衡感覚を怪しくして斜めっていた(笑
上手は日本家屋、下手は西洋風の鏡台、真ん中に畳の部屋。
漱石が生きた時代から100年ほどたっても、相変わらずこの微妙な均衡の中にいるのが日本人。

資本主義社会が定着しつつある中で、「高等遊民」である主人公代助は、どこに属したらよいのか選べない状況にいる。選べないというより、選ぶ気もないんだけどね。
友人の平岡は、銀行勤務で挫折して、新聞社へ。現代社会に否応なく取り込まれつつある。
学生時代に好きだった三千代を、代助は妙な義侠心でやはり彼女を好きだった平岡に譲った。3年たって、平岡夫妻の間に秋風が吹いているのを目の当たりにし、大きく揺れ出す代助の心と環境・・・

江戸時代のように様々な縛りが崩壊した明治時代。
自然の心の赴くままにふるまってもいいのかどうか、基準が定まらなかった中で、代助も、三千代も、自分の心に気づいてしまい…

というお話。現代的ですな。

シェイクスピアも真っ青な膨大なセリフ量。
平野くん、やるやん!終始緊張感を維持し、りっぱに主演を務めていた。
悩める明治時代人になっていた!

ほたては、色香の漂うステキな女優さんになっていた。着物姿が美しい〜。さすがだ。
このお芝居は、3人きりの舞台で、一人何役かするんだけど、いきなり代助パパの役で男役になったときに、おおっ!となった。違和感なかった。さすが〜!
ほたてちゃん、がんばっているなあ。
がんばれ、ほたてちゃん!と心の中で応援してきた。

平岡役の今立さんは、お笑い系の人らしいが、緩急自在に演じ分けていて、「芸人」というのはなんでもできるのだなあ…とちょっと感心した。

途中で日替わりゲストが出てきて、次回公演の宣伝をしたりといったコント風の場面が設定されていた。
これはこれで、まったりした明治の空気間を現代に戻してくれて、よい息抜きになった。
これも含めて、なかなか演出が鋭いなあ。

漱石の面白さをとてもよくかみ砕いて提示してくれた舞台だった。
観てよかった。

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2017年05月01日

吉祥寺音楽祭ジャズコンサート「MARU with クリヤマコト I CAN HANDLE IT」

MARUさんは、日本でベスト1の歌姫だ!

興奮しちゃった♡

歌声といい、シャウト感(というのか?)いい、なにもかもが素晴らしすぎた。
ちえさまは、こんなすごい人にバックアップしてもらって歌っていたのか・・・
MARUさんも、RJ2も、またまたすごい!とあらためて思った。

本物のJAZZ、本物の音楽にたっぷり浸った1時間半だった。
クリヤマコトさんのピアノの音もすごすぎる。
こんなに洗練された音色と音の並びを久々に聴いた。

大昔にジャズピアノを習っていたことがある私・・・
かなり悪あがきをしたのだけれど、まったくものにならなかった。
クラシックピアノを10年ほどやって、そこそこ弾けてるつもりだったのに、ジャズピアノをやってみたら、音楽的なセンスがほぼないに等しいことを突き付けられ、3年ほどあがいてやめた。

でも、時折、楽譜を買ってきては、ジャズピアノ(というよりポピュラーピアノ)を弾いてみたりしていた。
「Everything Must Change」は、そんな曲の中でも一番のお気に入りだった曲。
MARUさんが、アンコールで歌うと言った瞬間、椅子から飛び上がりそうにうれしかった。
運命的なものさえ感じてしまった。

涙が出た。。。

いろいろ思い入れのある曲なんだもん。
Mistyもよかったなあ。Gorgia On My Mindも。
Lover Manも。
いや、全部よかった。

それにしても、どの曲も、素晴らしいアレンジと歌声と演奏で、吉祥寺の武蔵野公会堂でこんな音楽が聴けるなんて信じられなかった。
武蔵野公会堂・・・ゴメン。だって、3年前にダンスの発表会で私が板の上でヘタッピなダンスを披露した舞台なのだ。

いや〜、これも運命だね(笑

本物の音楽には、心地よい緊張感と解放感が同居している。
ネイティブ並みの英語力がある同行した友人も、びっくりしていた。
MARUさんの英語もすごい〜。

ちえさまのおかげで、毎回、ほえ〜っ!と驚く本物の人たちに出会える。
本当にありがたき幸せです。

吉祥寺でこんな音楽祭をやっているなんて知らなかった。
定番のお散歩コースなのに。

MARUさんのCDを聴きながら、一杯飲みながら、あれをつくるんだ〜・・・いいのができそう。

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コンサートの後に吉祥寺ジョウモンでもつ鍋を食べた。

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博多で食べた前田屋本店のもつ鍋が忘れられず・・・

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同じくらい美味しかった。
同行した友人に、10年ほど前にブームがあったのに知らなかったのかとあきれられた。
「もつ」というだけで、手が伸びなかったんだけれど、これもちえさまのおかげ。
吉塚のうなぎも、めちゃくちゃ美味しかった。

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鉄なべ餃子も。

ちえさま、ありがとう♡

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2017年04月24日

福岡市民会館「REON JACK2」

終わってしまった・・・
ちえさま祭が終わってしまった・・・

ロス・・・

大千秋楽の夜は、泣き疲れ、食べ疲れ、なのに寝ることができない。
ちえ熱が出そうな状況だった。いや、出ていたと思う・・・

出演者のみなさまのツイートを見ては涙。なのでずっと涙目だった。
ちえさまに出会えたことで、観る側もたくさんの一流の人を知ることができ、目と耳が肥えて、どんどん世界が広がっていく。

ちえさまにどこまでもついていく〜❤との思いをあらたにしたRJ2だった。

ちえさま、キラキラしまくっていたな〜。
太陽王ちえさま。ゆずキングどころではございませぬ。

福岡の前楽と千秋楽の2回で驚愕したのが、ちえさまのYOSHIEさんとのダンスコラボの進化の仕方。
YOSHIEさんのダンスを完全にREON化し、楽しさと喜びが爆発していた。すなわち「魂が喜びに震えて」いたのね〜。
その喜びが迫ってきて、また、息をするのを忘れた。
今まで見たことがないパフォーマンスだった

踊っているご本人の魂が喜ぶダンスは、いっぱいいっぱいだったらできないわけで、YOSHIEさんのあのすごいダンスを自分のものにしちゃっているからこそできる。
衣装がゴールドだからってわけじゃなく、ちえさまはキラキラしまくって、神々しいほどだった。

大千秋楽のMCはShun先生。自ら鏡に向かって「♡ふ〜」の振りを考えたそう。ちえさまにぴったりの振りを考えてくれた先生に感謝。あの振りのおかげでいつも幸せな気分にしてもらえる。私たちがドキドキさせられるダンスの振りも先生。ちえさまの中に先生がたくさん詰まっているのだ。

Maruさんが、バックコーラスで入ってくれと仕事の依頼が来たので、打ち合わせにきてみたら、1曲まるまるメインで歌う場面があって、とてもびっくりし、柚希さんの器の大きさを感じたそうな。

そうか〜、そういうものなのね。
私たちは、ちえさまのスタイルに慣れちゃっているから、まったく違和感はなかったんだけれど、普通なら、ゲスト出演とかでないかぎり、そういうシーンが用意されることはないのだろう。

カーテンコールのときにダンサーの人が、やはり、それぞれがソロで自分のダンススタイルを披露するシーンがあって、とてもありがたかったと謝辞を述べていた。
Shunさんが、バックダンサーというような考え方が好きじゃないのでと言っていた。

Shun先生、本当にすごい人だ。
みんなに見せ場をつくり、それをちえさまと二人でまとめあげ、すっかりみんなをちえさまファンにしてしまった。

先生の愛があふれた公演だった。
先生がうれしくて、楽しくて仕方がないから、ちえさまも、がんがん張り切っちゃって、ゲストがやる気満々になるから、バンドも、ダンサーも、スタッフもますますノリに乗ってしまう。

あらためてちえさまの人間力と魅力に心酔。

11公演中、9公演見ちゃった・・・しあわせ・・・
福岡まで行ってしまったし・・・

ちえさまに浸った1か月間だった。

ちえさまが賞味したものをインスタグラムにアップしてくれるから、鉄なべ餃子も、うなぎ屋も、もつ鍋も、しっかりクリア。
どれも期待以上の味だった。


最近、ツイッターに復活しました。でも、アカウントは内緒。こそっと、むふ♡っとツイートするの。
Facebookは、めんどうになったので、しばらく抜けます。

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2017年04月13日

東京芸術劇場プレイハウス「ハムレット」

いいものを見せていただきました。
役者がどうのという前に、ジョン・ケアード氏の演出がすばらしい!

亡霊により動き始めるお芝居なのだから、能との親和性はばっちりなのだ!
こんなに能の世界とシェイクスピアが呼応するとは思いもよらなかったのだけれど、実際に見てみると、とてもしっくりして、新しいハムレットになっていた。

衣装も、能衣装を彷彿とさせるようなシンプルな中にも気品のあるもので、各登場人物にふさわしいものとなっている。

そして、藤原道山氏による尺八の音色の緩急自在な物語へのコミットがすばらしい!
役者を追う照明もすばらしい!

演出というのはこうでないとね〜。
ケアードさん、すごい!
セリフは現代語になっているからわかりやすい。
舞台セットのシンプルさが役者を引き立てる。
能の世界(決して難解な能の世界ではなく、そうか、能の世界も、こういうことだったのか…と気づかせてくれるレベル)との融合に無理がない。
音楽、照明の使い方が秀逸。

と・・・私的には大絶賛!
どこかのブロードウェイの演出家とは大違いだった。

レミゼラブルの演出を手掛けていたり、シェイクスピアもたくさん演出している人だけれど、奥さんが日本人であること、何度も内野くんと組んで仕事をしていることなどから、日本の文化や役者についての造詣も深いようだ。

こういう舞台をがっつり見せてもらえると、お芝居の面白さ、シェイクスピアのすごさががんがん迫ってきて、3時間20分(休憩15分を含む)、なんとこの私が眠らずに終始覚醒。
まあ、D列というので4列目だと思っていたら、最前列、それもセンターで仰天した席ということもあるけど(笑
もう一度、今度は後方席で観たい。が、日程がムリか…。

先日、テレビで蜷川演出のハムレットを観たから、つい比較してしまうのだが・・・

ハムレットの内野くん(うっちー)
なぜかうっちーのお芝居はちょこちょこ見ている。なぜなんだろう(笑 それだけ、彼がよく起用されているということなのかな。
どうもうっちーは、どれをみても、うっちーなのよね。
このハムレットも、やっぱりうっちーハムレットだった。嫌いじゃないんだけれど、見ている間中、あ〜、うっちーだ・・・と思ってしまった。

蜷川ハムレットの藤原竜也の方が、初々しい感じがまだ残っていて、それらしかった。
うっちーハムレットだと、浅野ガートルードと親子っぽくない。愛人同士みたい。

今回の演出で、おおっ!と思ったのは、一人二役が多いこと。唯一、ホレイショーの北村有起哉だけが二役ではない(あ、浅野ゆう子も?)。二役をすることで、人間関係がより重層的になり、実に面白かった。もう一度見てみたい理由もここにある。組み合わされている役の意味を探りたくなる。

今回、役者として注目したのが浅野ゆう子。立ち姿の美しさ、色っぽさに驚いた!
発声も、滑舌もすばらしく、大女優だ。
これだとガートルードをクローディアスがわが物にしたくて…というのが、ものすごく説得力を持つ。
なんで兄を殺すかね…という疑問が一切わかなかった(笑
権力欲よりも、愛欲?
だからか、國村クローディアスが、ちょっとかわいく見えてしまったけれど。
その点、やはり蜷川ハムレットの平幹二朗の方が、兄のものを欲しくなっちゃうどろどろ感があった。

しほりちゃんのオフィーリア・・・直虎での嫉妬に狂う直親の嫁役が強烈すぎて、ゴメン。可憐なオフィーリアになかなか浸れなかった。とっても上手なんだけど…。
北村ホレイショ‐は盤石。

唯一オイオイと思ったのは、ハムレットと和樹レアティーズの棒術合戦。
バイオハザードでのちえさまの棒術を見ているから、どうしてもあのレベルを要求してしまう。
危なっかしくて、ひやひやした。
もうちょっと練習したほうがいいかも。

和樹レアティーズとしほりオフィーリアの短いアカペラの歌のハモリがとても美しかった。
壤さんと村井さんの墓堀りなんて、おまけもついて、見せ場たっぷりのお得感満載なハムレットだった。
もう一度観たいなあ・・・
シェイクスピアの戯曲が、観客に親切だということを今回も納得。
心情をすべて吐露し、状況をすべて話してくれる役者たち。だから、セリフが膨大で、みなさん、ちょこちょこ噛んでた(笑 でも、亡霊登場から、一気に走りぬけるハムレットの苦悩と逡巡。そして、大大円へ。
ホレイショーがどんなに語り継いでも、人間の愚かさと欲の深さは計り知れず、同じ過ちを犯し続ける。
それが人間というもの。

さて、BSプレミアムで放送された「クレシダ」
平さん最後の舞台。
2016年に2月「王女メディア」を見ておいてよかった〜。クレシダは、9月に上演されて、10月22日に永眠。
82歳!
クレシダは、1630年代のグローブ座での少年たち(当時はオンナの役は少年たちがしていた)の役者として、人間として成長するさまを描いたイギリス発の戯曲。
平さんは、元役者で少年たちの指導役。
随所に演じること、年を取ること、天才とは?時代をつくるものは?など、キラキラするテーマが仕込まれているすごい戯曲。平さんの最後にふさわしいお芝居だ。
最後は天に召されていくところで終わるのも象徴的。
もう観れないのだなあ・・・。
がっつりな芝居を見るたびに、平さんの存在の大きさをひしひしと感じる今日このごろだ。
ご本人は、役者人生を全うして満足だったのかなあ。
それとも、まだまだもっとやれると思っていたから、あれ?まだ、幕じゃないよ!という感じだったのか。
後者のような気がする。

posted by 風土倶楽部 at 12:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月02日

パシフィコ横浜「REON JACK2」

とてつもなく濃い3回公演だった。
初回は、2階後方のセンターに近い席、2回目、3回目は1階センター前方ブロックという席に恵まれ、ちえさまを堪能することができた。
あまりにも夢中になって、この2日間は放心状態。ちえさまロス状態。
なにもする気がせず・・・

とにかくすごい舞台でした。
REON JACKの方向性も、これで明確になったわけで、たぶん毎年、開催されるのじゃなかろうか、という期待を込めての予想。
上野さんとも、また、やろうね!と言い合っていたし。
千秋楽では、「私たち、合うわよね」と水香さん。
うん、確かに合ってた。千秋楽のリベルタンゴは、ものすごい迫力だった。優雅さと刺激が融合した今まで見たことがないエンターテイメント?パフォーマンス?になっていたと思う。

オープニングから、「希望の空」までの怒涛のフルコースは、何回見ても、体感しても、一分の隙もない息をのむ瞬間の連続。
ちえさまが「いいものを見た」と言っていただける舞台をお届けしたいと言っていたが、まさにそんな舞台が、これでもか、これでもかと展開される。
どのシーンもすごかったけれど、やはり世界が認めている水香さんとのコラボ・ダンスが、なんといっても最高!
あのダンスのときに水香さんと視線を交わしながら踊るちえさまの色香に引きずり回されたような気がする。

そのあとの「オブリビオン」では、ちえさまが去った椅子をたまらなく愛おしそうに、そして、その不在を嘆き、切なく舞う上野さんに毎回釘付けにされた。初めてバレエってすごい〜っ!と感じた。

第一線で活躍している人たちとちえさまの融合によるパワフルで、繊細で、優雅で、かっこよくて、JACKされまくるRJ2。これから、ちえさまだけでなく、RJ2はどんなふうに進化していくのかと思うと、ワクワクドキドキが止まらない。

A3という巨大なパンフレットをようやくしげしげと見た。
最初は、こんな大きなものを作っちゃって、オイオイと思ったけれど、中身の充実ぶりに大満足だ。
カメラマンの腕が大変よろしい(エラそう 笑)
紙質、デザイン、なにもかもよろしい。
メディアにあがってこない内容がたくさんあって、ふむふむ、うふふと読み物としても大変よろしい。
なんといっても見開きのちえさまは、A2の大きさ!
ポスターサイズやん!♡

パシフィコ横浜だけの3曲も、どれも迫力がすごかった。
パワーが増したゆずキングさま。
「Even if」の切なさにハートがぎゅ〜っと掴まれた。
「僕はこわい」は、ロミオがそこに立っていた。東京宝塚劇場で2回しか生で見られなかったちえロミオさまが、そこに…と思うだけで、息をするのももったいなくて・・・
「Life is…」は、ドラントさまの向こうに今のちえさまがいて、その包容力にうっとり。
それは「Love U」も同じ。なにもかもを包み込んでくれるちえさまの大きさがすごい!すごかった!
この方は、どこまで進化していくのか・・・シン・ちえさま・・・

梅芸との違いは、キャパくらいかな。
唯一苦言を呈するとすれば、このキャパの問題。
パシフィコ横浜は、コンサート会場としてはよいのかもしれないが(初めて入った)、こうしたダンスを見せる会場ではないと思う。
2階席後方のときは、前のめりにならないと舞台が見切れてしまった。後ろの席に誰もいなかったから、できたけれど、これはつらい。3階席だとどう見えていたのかしら。スタッフは、お客が入った段階での見え方をきちんとチェックしたのだろうか。1階席と2階席の席料が同じというのは納得がいかないのでは?
1階席も、サイドブロックの端で観た人によると、鋭角すぎて、とても見にくかったそうだ。

特に上から目線を落としてみるのは、せっかくのダンスの醍醐味をずいぶん削ぐものになるのではないだろうか。
主催のアミューズさんには一考をお願いしたい。

会場は、梅芸とか、国際フォーラムCとかがいいなあ。
そして、年度末はやめてほしい。今回、来れなくて泣いていたちえ組メンバーたちもいた。
きっと多くのちえさまファンが涙をのんだはず。
来れた人の中にも必死に都合をつけた人が多かったと思う。だからこそ、全員がちゃんとちえさまを堪能できる環境を考えてくださいまし。
ばあやの切なる願いです。

そして、ちえさまのご健康を心から願います。





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2017年03月27日

梅田芸術劇場「REON JACK2」

初日から4日間、夢のひとときを過ごしておりました♡
オープニングから、テーマソング「REON JACK」に至るまで、すべてが最高のパフォーマンスの連続で、ちえさまに酔いしれた。
オープニングの前に、まずは会場に入るとスクリーンの緞帳にちえさまのかっこいい後光がさしたシルエットが迎えてくれる。それだけでワクワク、ドキドキで胸が高鳴る。

巨大なプログラムは、東京にもってかえるのが大変なので、横浜でゲットすることに。
なので、曲などの情報が足りないのだけれど・・・
以下、ネタバレなので、未見の方はご注意を。

オープニングは、まるで宇宙からのちえ神さまのご降臨といった映像から、
まずはMay be if…
宝塚を彷彿とさせるひらひらゆらゆらの白と黒のメリハリのきいた素敵なお衣装。
ツボやわ〜。

スカパーでみたあのお腰くいっくいっを目の当たりにして、もう最初からくらっくらさせられる。
ここから怒涛の1時間半くらいが始まる。
何度みても、夢見心地になってしまい、順番はあやふや(笑

太陽を射る者
 この矢を射るような決めポーズにズキュン!

Two Snakes feat.NAOTO
 Shun先生とのコラボダンス。心の中できゃっきゃっしちゃう〜。
 予想通り、健康的なエロチックダンス(そんなもんあるのか?いや、あったね 笑)
 ツボりました。

このあたりから、何度みても、きゃ〜っ!とずっとなっているから、順番が不確か。
平井堅(出ました!ひらけんさん。ほんまに好きやなあ)の「楽園」をMARUさんがバックコーラスで歌う。
このMARUさん、半端ない歌のうまさと声のよさ。

「夜空に眠るまで」にカップリングされていた「Love U」を、雨の降りしきるスクリーンの向こうでちえさまが情感たっぷりに歌う。めちゃくちゃツボ〜っ!本間大先生のおつくりになる曲は、どれもすばらしい!

Witch’s Mirror
 鏡を相手に歌って踊るちえさま。鏡の中に自分を見るちえさまが見えたりして、またまたツボ♡

そして、怒涛のダンスナンバー。
上野水香さんとのリベルタンゴ
 水香さんを見るちえさまの目の色っぽさにやられまくる。この感覚・・・懐かしい。
 水香さんのダンスは、予想以上、期待以上で鳥肌たちまくり。水香さんのソロダンスには、世界が認めるバレエダンサーの表現力とはこういうものか!とひたすら酔わせてもらった。女の切ない思いがひしひしと伝わってくる。

男性陣も、MARUさんのすごい迫力のFeeling good(ちえさまがレディ・レオンになっていたあの曲)に合わせて、ロペスさん、Shun先生、大貫さん(ヌッキー)との3人3様のダンスを披露。同じ曲で、それぞれが自分で振りを考えて違うスタイルで踊っている〜っ!目がいくつあっても足りない。

ちえさまとロペちゃんとヌッキーの3人のダンスも、大人の男と若い男が成熟した女を取り合う(たぶん)素敵なダンスの連続。くらくらする。

夜空に眠るまで
 宝塚時代の振りとはかなり違った。でも、かっこいい〜!
 
TATTOO
まさかまさかの中森明菜の名曲を歌って踊るちえさま♡

僕は何を探してるんだろう?
 ちえさまの歌に合わせて、ヌッキーが踊るダンスが素敵♡
 ヌッキーは、宝塚の男役っぽい美しさと清潔さがあって、大ちゃんに通じるようなちえファンが好むタイプだと思う。おまけにおしゃべりが大好きというキャラで、ちえさまのボケを全部拾ってくれる。だから、ちえさまも大のお気に入りのようで、千秋楽のトークでは、一緒にご飯を食べに行きたいと自分から、リクエストを舞台でしていた。

希望の空
 2年前、ちえさまは大きな不安の中にいたんだな〜。でも、こんなに素敵に世界がどんどん広がっている。
 どこまでもついていく〜と、一緒になって青い空を見上げた。

ここで一応終わって、ここからは毎回出演者の中からゲストが登場し、トークが繰り広げられる。
 千秋楽のトークは、2回目のときのヌッキー再登場だった。
 でも、この日の全員のツボは、水香さんのREON JACKの振りのかわいさ。
 そして、ちえさまが早変わりのために出番を待つ水香さんのもとに来たときに、水香さんが「王子さまが来た〜」と言うそうで、それに対して「かわいいことを言うやんか〜」と言いながら、二人で踊るリベルタンゴの衣装に早変わりするそう。(その間、舞台ではNAOTOさんの素晴らしいバイオリンが奏でられている。贅沢〜)
 たまらんっ!水香さんも、ちえさまのコアファンだ!

最後に
Yes!世界に魔法が降りそそぐ(タオルが必要)、REON JACK(ペンライトが必要)をみんなで歌って、踊って、終わり〜。

全部ツボ。ツボだらけではまりまくり。

とにかくバンドも、ダンサーも、出演者がすべてプロ中のプロの方ばかりで、パフォーマンスのレベルの高さが半端ない。そのプロの方たちが、ちえさまのパフォーマンスを認めて、心から楽しみながらサポートされている様子が、客席にがっつり伝わってくる。
こんなすごいレベルのコラボレーションは、ほかにはないと思う。
ちえさまは、日本の宝だ!と、ますます惚れてしまった。

すごい人や〜♡


posted by 風土倶楽部 at 09:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月11日

宝塚大劇場星組「スカーレット・ピンパーネル」

ちえさまのショーブランをリアルタイムで見られなかった「スカーレット・ピンパーネル」
それを「くれないのゆずるちゃん」のトップお披露目で観ることになろうとは。
それだけでうるうるしちゃう・・・完全にヅカオタ化している私。いや、ちえオタですけど。

ゆずるちゃん(紅ゆずる)パーシー、素晴らしい!
あのパリで作らせたというゼブラ柄のお衣装が、実によく似あっていて、ときめきを覚えるおしゃれなパーシーだっ!

あーちゃん(綺咲 愛里 )マルグリット、素晴らしい!
ここまで歌えるとは!太陽王のときには、ちょっと泣き顔のかわいい娘役くらいに思っていたけれど、こんなに色気たっぷりの大人の女を表現できるとは!

琴ちゃんショーブラン(礼真琴)・・・ことちゃんなら、もっとできるはず!
というか、やはりちえさまショーブランがあまりにも強烈すぎて、乗り越えるのは至難の技。ことちゃんをもってしても…。今までで一番高い壁なのでは?
新人公演でちえさまの役を何度もやっていたけれど、やはり本公演ともなると別ものだったのだ。
がんばれ、ことちゃん!

せおっち(瀬央 ゆりあ )アルマン、とってもよい!
この2,3年で、急に頭角を現してきたせおっち。存在感があるね〜。
とはいえ、和さんのアルマンが目の前にちらついてしまったけれど。
マリー役の有沙 瞳は、ねねちゃんがちらついた(笑

ピンパーネル団では、若手の綾 凰華、天華 えまがとても目を引いた。次世代が育ってきているのはうれしいかぎり。

そして、とてもとてもいいと思ったのが合唱シーン。マダムギロチンなどの迫力がすごかった。
星組のやる気が伝わってきた。

演出は、ほぼ以前の公演が引き継がれていて、大きな変化はロベスピエールの出番が少し追加されている程度かな。

フィナーレのダンスシーンも、少し変わっていたけれど、剣を振り回して踊ることちゃんが素敵だった。これもちえさまのダンスシーンを思い出し、うるうる・・・

どのシーンを見ても、ちえさま・・・と思ってしまうちえコアファン。
でも、ゆずるちゃんのパーシーも、とっても素敵で、大変満足だった。

ちえさま、観たら、最初から最後まで泣いちゃうかもな〜。

posted by 風土倶楽部 at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月07日

梅田芸術劇場「ロミオとジュリエット」大千秋楽

ちえさまロミオが、私にとっては神ロミオなので、観るのを躊躇したんだけれど、ちえさまが変化を恐れずに挑戦し続けているのだから、私も、恐れずに観てみよう!なーんてね。

大千秋楽は、古川ロミオとえりかジュリエット。

この日の一番の?!は・・・

ジュリエットは、キャピュレット氏の子供じゃなかった!!!
な、なんやて?
そ、そーなん?

と固まってしまった。

1幕は、ちょっとだれちゃったけど、2幕は充実。
とにかく死のヌッキー(大貫勇輔)が素晴らしい!
男の裸は苦手だけれど、彼の肉体は美しかったです。カーテンコールでは、お茶目な面を大ちゃん(渡辺大輔)と出していて、好感度高し。ちえさまとも、息が合いそうだ。

ちえさまと共演した壮ちゃん(平間壮一)、大ちゃん、これから共演するヌッキーを1シーンで横並びに観られるなんて、なんだかちょっと得した気分。

大ちゃんティボルトは、ティボちゃんは、こんなにええ人やったんや〜と思わずたくさん同情した。
ジュリエットは、キャピュレット氏の娘じゃないということは、彼とは従妹同士じゃないわけで・・・ならば、結ばれることも可能だったわけで・・・我慢しまくることもなかったわけで・・・
かわいそうなティボちゃん・・・
常にキレそうな危ない男っていうより、繊細なかわいそうなピュアな男にしかみえない大ちゃん。
REON!のときのちえさまティボのほうが、危ないやつだったし、色っぽかった♡
でも、大ちゃん、好き♡

壮ちゃんマキューシオは、メイクがちょっとおっさんが入っているデスノートのルークみたいだったけれど、やっぱりすごい実力!バイオハザードのときは、あんなにかわいいやつだったのに、危ない男だった(笑

ベンボーリオの馬場くんがお気に入りに。「どう伝えよう〜♪」よかったよ〜。

神父役の坂元健児が役作りを間違っていた。あんなに軽い神父はあかん。慈愛に満ちたじゅんこさんの神父さまが懐かしくなった。

実は、大公役の岸さんが好き。謝先生の「天翔ける空に」のときにものすごく目を引いて、チェックした人。
今回も、どっしりとした大公でよかったわん。

香寿たつきさんのキャピュレット夫人、秋園さんのモンタギュー夫人がどちらもさすがでした。OGの底力だ!

古川くんは悪くないけど、フックが弱いんだな〜。ちえロミに慣れているからかも。
生田ジュリエットは、予想以上の出来。やはり本来の年頃と同じ人がやるというのはいい。

宝塚のちえねねは、二人が盲目の愛で突き進んでいく感じだったけれど、こちらの二人は、大人の都合でもみくちゃにされる感じがより強かった気がする。古川ロミオが、ちょっと優男すぎる感じだからかも?
私は、ちえねねバージョンが好き。ロミジュリの本質は、若さゆえに長い間、両家にあった憎しみを蹴散らかして、二人が結ばれ、散っていくという話。特にジュリエットは、後半、ロミオを道ずれにするくらいのパワーがほしい。生田ジュリエットは、まだまだパワー不足かな。

シルビアの乳母は悪くないけど、さやかさんや美穂さんの乳母が好きだわ〜。

演出は、携帯電話やメールが重要な小道具で使われていたり、「ウエストサイドストーリー」を思い出させるようなNYの裏町風の舞台づくりだったり、衣装が現代と16世紀を折衷したようなものだったり、ちょっとメイヤー演出と重なる部分も…。演出家は、現代との接点をわかりやすくしたいために、こんなふうにする傾向があるのかな。
イケコは、宝塚の演出のほうが冴えている気がする。というより、やはり「ちえさま」がいないと、輝きが足りないとか(贔屓目が、ついにここまで至ってしまったか・・・)

見終えて、

やはりこの作品の力はすごい!傑作だ!どの曲も最高!

ミュージカル界は実力のある役者が続々と誕生していて、近年まれにみるほど拮抗している。
競争が激しそうだなあ。

そして、やっぱりロミオはちえさまが一番だ!
すべてのシーンにおいて、ちえロミを超えるものはなかった(私比 笑)


後ろのほうで拍手が聞こえたので、だれ?と思ったけれど、わからず・・・
どうやら城田優がご観劇だったらしい。


posted by 風土倶楽部 at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月22日

梅田芸術劇場ドラマシティ「お気に召すまま」千秋楽

ちえさま、
梅田芸術劇場ドラマシティ「お気に召すまま」千秋楽
お疲れさまでした。

観てから、すぐに書こうと思いつつも、日々、ちえさま情報がどんどん更新されるし、メディアへの露出が多いしで、あたふたと情報を追いかけているうちにもうすぐ福岡公演。

ちえさま、ごめんなさい…福岡までは、今回は行けませんでした・・・

光輝くちえさまが、まぶしい・・・♡
金髪が、すっかりなじんでしまった。

金髪にするために頭皮は悲鳴をあげているのだろうな・・・と心配していたら、やはりヘア担当からは、もうこれ以上はやめるべきと言われたらしい。
でも、あと福岡で4回。今ごろ、また、染めてる?
ちえさま・・・
メイヤーのやつめ。ちえさまが禿たら、どうしてくれるのだ!
まったくもう〜っ!

こんな中途半端な作品で、ちえさまにもしものことがあったら、日本の芸能の大損失なんだからっ!
ブロードウェイがなんだっていうのよ。

もっと日本の舞台に、エンターテイメントに自信をもってほしい。
ちえさまは、これからのエンターテイメントになくてはならない方。
新しい今まで、だれも見たことがない舞台をつくっていく人なのだ。

大阪千秋楽より、リピーターが多かったせいか、やはり東京千秋楽の方がノリがよかった。
役者のみなさん、すっかりこなれちゃって、舞台が軽い感じ。
そういう作品だから、それはよいのだけれど、メッセージ性がありそうでなさそうで、1960年代のアメリカに舞台を移したことが意味がありそうでなさそうで…いや、なかったと私は思う。
事実は小説より奇なりで、トランプ政権の危うさと、あの政権を生み出してしまうアメリカの闇(日本人の知らないアメリカ)が深すぎる。
ドラッグを使わないと真理に行きつけないのがアメリカ文化なのか?というのが、今回の作品の私の感想の集大成かな。なんだかメンタリティの違いを突き付けられた作品だった。
ちえさま、本当にお疲れさまでした。あと福岡の4回公演のご成功を遠い東京の空から、心から応援しています。

心は、すでにREON JACK2。
どんどんあがってくる情報と画像にすでにジャックされまくっている。

ばあやの目下の心配事は、「ビリー・エリオット」のウィルキンソン先生は、さびれた炭鉱町のバレエ教室の先生。ちえさまは、オーラを消せるのだろうか・・・ということ…。
ちえさま、最近、オーラが増して、まぶしすぎる・・・。




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2017年02月04日

シアタークリエ「お気に召すまま」東京千秋楽

ううっ・・・ばあやは、愚かでした。
ちえさま(柚希礼音)が、あの程度のロザリンドで終わるはずはなかったのです。

半月ぶりに観た「お気に召すまま」は見違えるような極上の舞台に仕上がっていた。
喜劇になっていた!

1回目は、どこで笑ったらいいのかわからない喜劇だった。
2回目も、前よりも少し笑うところは増えたけど…喜劇?みたいな感じだった。

ところが今回は・・・喜劇だった!
ずっと笑っていた気さえする。

登場人物たちがイキイキとしていて、それぞれ人間の持つ愚かさやかわいさを演じるときに際立たせていて、すごくわかりやすいお芝居になっていた。

ちえロザリンドも、以前は、ロザリンドなのか、ギャニミードなのか、どっちなんだ?という感じだったのが、ロザリンドが主軸になり、ギャニミードがちゃんとロザリンドがやっているギャニちゃんになっていた。

もう迷わない〜。ちえさまはロザリンド〜(^^♪
ギャニちゃんは、ちょっと無理して女の子がオトコの子のふりをしているだけ〜。

と納得できた。そうすると、ロザリンドのかわいさが増してきて、ちえさまのキラキラ度がますますキラキラしてきた。

舞台の上の方たちは失礼な!と思うかもしれないけれど、これって、ちえファンの連日のリピートがあったことも大きいような気がする。
毎日、観て、少しでも変化のあったところをピックアップして、ツイッターなどで面白さを伝え、観客の反応を誘い、自分たちも、めいっぱい楽しむ。その前向きな姿勢が、舞台にもどんどん反映していったのでは?

今日は千秋楽だったこともあるだろうけれど、観客と舞台の上が見事に呼応していて、生の芝居を観る楽しさ、面白さの醍醐味を味わうことができた。

演者たちが気心が知れ、すごくコミュニケーションがよくなってきたのも、もちろんあると思う。
本当に楽しい舞台だった。
今日は、横田オリヴァーがギャニちゃんを介抱するときに胸を触りそうになったら、ギャニ・ロザリンドが、ものすごい蹴りをオリヴァーに入れて、大うけだった。
オーランドにロザリンドが左側の耳のあたりにキスされていて、ロザリンドが固まっていたのもかわいかった。

我らがちえさまの脱皮ぶりがステキかわいくて、ばあやは心から安心した。
また、大きなハードルをクリアしたちえさま。
やっぱりあなたはすごい人だ。
ラストの口上の歌をウェディングドレスで歌うとき、演者のお仲間たちが、みんなすごく温かい目でニコニコしながら、ちえさまを見つめている。客席も、みんながキラキラのちえさまを仰ぎ見ている。
最高に幸せなひとときをありがとう〜!

ただ、1960年代というのがよかったのかどうかは、未だによくわからないけど(笑
脳内補完ができてきたので違和感はかなりぬぐえてきただけ。
やっぱり公爵とか、領地とか・・・なんだかな〜。
魔法の代わりのドラッグも。
オリヴァーが改心したのは、ドラッグがあったからで・・・
黄色い僧服の行列が出てくるところは、オウムをつい連想してしまうんだけど、その僧が、フレデリックを宗旨替えさせたわけで・・・
ドラッグに関しては、東宝とメイヤー氏がかなり闘ったらしいけれど、結局、メイヤーの寄り切り勝ちだったようで・・・

やっぱり原作に近いかたちで観たかったという残念さは残る。

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2017年01月17日

国際フォーラムC「オーム・シャンティ・オーム」

楽しかった〜!
やっぱり宝塚は、こうでなくっちゃね。
マサラミュージカルが、こんなに宝塚にぴったりだなんて。
企画した人はエライ!
いつもながら、劇団の演目を選ぶ目に感心しちゃった。

紅ゆずる・・・よくここまでがんばったよね〜。
トップになるとは・・・太王四神記のときのナウオンのときに、こんなことを起きると誰が考えただろうか(笑
セリフの随所に感謝や「夢は必ず叶う」といった言葉が盛り込まれていて、お披露目に最適な舞台となった。

驚くのは紅だけでなく、あーちゃん(綺咲 愛里)のすばらしさ!
ちえさまの太陽王のときには、泣き顔の女の子といった認識しかなかったけれど(というか、ちえさましか観てない)、ここまで成長するとはねぇ。

宝塚の娘役は、色気が足りないことが多いのだけれど、今回のシャンティは一味も二味も違う。
出てきたときから、ものすごいオーラで目を惹きつけ、まさにスター・シャンティそのもの。
でも、ムケーシュへの切ない恋心を体中で表現していて、それが色っぽいのなんのって。
ねねちゃんの後ろ姿をみて、育ってきたからね〜。
歌も上手い!
紅子は、最高の相手を得たね。

その紅子は、ラストシーンで、ゴージャスなゴールドの衣装に負けてなかった。
星組らしい濃い舞台ができていて、1年半、待った甲斐があった。

ことちゃん(礼 真琴)のムケーシュ。観たとたんにニマニマしちゃいました。
もうなにも言うことなし。
あとはショーブランを待つのみ。

せおっち(瀬央 ゆりあ)のパップーも、とてもよかった。紅子を邪魔せず、でも、きちんと仕事をして支えていた。不思議に舞台の上で存在感のある子なんよね〜。

みきちぐさん(美稀 千種)が、珍しくママ役。とても面白かった。さすがです。

そのほか、みんな、役をきちんとこなしていて、全体に華やかで、美しくて、本当によい作品に恵まれた星組。
ちえさま時代のようなキラキラギラギラ華やかな星組が戻ってきて、うれしい〜。

この日は、ふうちゃん(妃海風)、美城れんさん、遠野あすかさんが3人そろってご観劇。
私の席は、1人置いて、ふうちゃんの横顔を眺められるステキなお席だった。
手を胸の前で合わせて、祈るような仕草で目をキラキラ輝かせて舞台を見上げる風ちゃん。
そっと見るだけで、うるうるしてしまった。
舞台の上のことちゃんから、アイコンタクトがあると、とてもうれしそうだった。
☆型のイヤリングも、かわいかった〜。

会場には、月曜日だから、花組現役生が多数。大輔先生もいるという舞台の上と同じような華やかさだった。
1週間前だと、ちえさまご観劇だったのにな〜。

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2017年01月16日

シアタークリエ2回目の「お気に召すまま」

2回目を観劇。

む〜・・・

メイヤー氏は、考えすぎとちゃうの?
演出家は、なぜかシェイクスピアを激しく料理したくなるもんなんだな。
BSプレミアムで放送していた蜷川幸雄演出の「ハムレット」もそう。
日本の19世紀の庶民の家の廃屋に囲まれた舞台。劇中劇は、歌舞伎のような、文楽のようなお芝居が出てくる。

私は、こういうのがどうも好きじゃない。
そうする必然性が自己満足、演出家の独りよがりになっているような気がしてならないのだ。

古いお芝居だから、現代的なシチュエーションを入れたくなる気持ちはわかるけどね。
先日見た「ヘンリー4世」で浦井くんのハル王子が、ヘッドホンを耳にして、外界とのコミュニケーションをあえて遮断しながらも、少しずつ成長していく過程でのロックな雰囲気を出していたのは納得できたからオッケー。
でも、今回の舞台がニクソン時代の大統領府とヒッピーの時代になっているのは、やっぱりどうしても理解不能。不自然。
こじつけたいのはわかるけれど、ニクソン時代なんていちいち考えてみているわけじゃないし、
そんな見方をしても、面白さが倍増するわけでもないし。
そもそも「公爵」ってなに?どういう位置づけ?
まったく語られていないから、わけがわからない。

人生は舞台、すべての人は役者…有名すぎる劇中のセリフ。でも、舞台の上で、まず役者が輝かないとね。
ベテラン陣の役も、どれも中途半端。
彼方さんの歌も、あの使い方ではもったいない。
橋本さん、横田さん、入江さん・・・なんだかイマイチ輝きがないのよね〜。持っているものを出す場がない。
バイオハザードの壮ちゃん、大輔くん、横田さん、マコトさん・・・みんな、イキイキしていた。
そして、ちえさまのキラキラ度はすごかった。

ちえさまは、一番難しいオンナでオトコ。際物的な役をふられちゃって、本当に気の毒。
もともとは、オトコがやるロザリンドが、まずはかわいく、オトコがオトコに戻ってやるギャニミードをオンナだと思って口説けというところが面白いわけで・・・ちえさまがやることで、ねじれがねじれでなくなって、妙にリアルになっちゃったところがアウトなんだと思う。

その原因は、メイヤー氏が、ちえさまを研究していないこと。

バイオハザードのときは、G2さんがちえさまを研究し尽くして、魅力を最大限に引き出すことに成功。
演じる人一人ひとりへの愛が、役と役者にとても感じられた。パンデミックという究極の状況の中で、まさに「愛を歌う」が表現されていた。
そして、ファンの気持ちのツボを押さえ、心得た作・演出だったと思う。

メイヤー氏は、自分のやりたいことが先にありき。そこに女優になったちえさまを投入したら、面白いだろうと企画サイドが考えたのだとしたら、浅い。

ちえさまの引き出しに女優のネタがまったくないのを知っているのだろうか。
こんなに手さぐり状態なのに、あえてオトコの振りを加えてしまう…見世物としては面白いかもしれないけれど、そこからなにかを引き出せるわけじゃない。
ちえさまの苦しみがわかる気がして、私は、舞台の上のちえさまを必死で気持ちの上で支えてしまった。

かつて宝塚にこれほどさまざまな男を演じた人があっただろうかというほど、どれも繊細で、奥が深くて、舞台の上に新しい男役像を作り上げていったちえさま。だから、男役の引き出しには、入りきれないほどの芸が詰まっていた。そういうことができる人なのだ。
その素晴らしい才能を企画サイドは、どうかもっと大切にしてほしい。
「ブロードウェイの演出家」なるものに引きずり回されているのではないの?
宝塚のように、たとえ外部の人を登用しても、必ず自分たちの方に引き寄せるというしたたかさを身に着けてほしい。
ブロードウェイというお墨付きは、もう十分。もっと堅実に女優の芸を積み重ねていける場をちえさまに差し上げてください。
「ビリー・エリオット」のウィルキンソン先生は、そういう意味できっとすごくいい場になると思う。
ホリプロさん、よろしくお願いします!

入りと出のときのちえさまのキラキラ度ときたら、もうため息の連続。
ますますオンナとしても美しくなっている。
今回、全公演の入り出待ちがあって本当によかった。
そうでなかったら、ちえさまのことが心配でたまらなかったはず。
ちえ組は、みんな、ちえさまのことが大好き。寒風吹きすさぶ中でも、ワクワクしながらお待ちしているのです。

そうそう、舞台衣装も、なんとかならないのかしら。
POBのときもだったけれど(賞をいくつも受賞しているという人のデザインということだったけれど、フォーリーズの衣装なんてちゃっちくて…)、今回も、メイヤー氏いわく「シャネル風のドレス」とやらがお粗末すぎ。
もっとちゃんとした生地で仕立ててほしい。

ちえさま、東京公演は、あと2週間半。がんばってください。ささやかにお支えしますので。

REON JACK2が楽しみで、楽しみで、もう心は3月23日に飛んでいる!

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2017年01月06日

シアタークリエ「お気に召すまま」

ストレートプレイのちえさま(柚希礼音)をこんなに早く観られるとは思っていなかった。
勝手に音楽劇だと思っていたんだけれど、ちえさまは最後にちょこっと歌うだけ。
伊礼彼方さんは、ちょこちょこ歌っていたけど。

謝先生が、ストレートプレイをやってみたらいいよと退団前にアドバイスされていたっけ。
そのときは、小さな劇場でちえさまのストレートプレイを観られる日はいつになるのだろう…たぶんかなり先だろうな、と思っていたのだった。

クリエは600席ほどのまさに小さい劇場!
むふふ・・・

が、しかし、シェイクスピアは、やはり手強かった!

そもそも400年ほど前に上演されたお芝居なのだ。
価値観だって、社会状況だって大きく異なる。なのに普遍的な人間のすべてが込められているから、今も、常に上演されている。
でも、やっぱりセリフは当時の香りがぷんぷんするし、状況設定も、今に当てはめるのはなかなか難しい。
特に誰かが誰かのふりをするというシチュエーションがやたらと多いのだ。
この「お気に召すまま」も、そのシチュエーションで成り立っているお芝居。
要するにロザリンドが、ギャニミードというオトコになって、自分の惚れた人に恋愛指南をする。

そんなんありえへん。

おまけに舞台は1600年ではなく、1960年代のヒッピー全盛期に設定。

かなり頭の柔軟さを観客側が要求される舞台なのよね。

で、ばあやは、このところ、かなり頭が固い。
なので、脳内補完がなかなかうまくいかず、初回は、ついていくのが精いっぱいだった。

ちえさまは、ロザリンドのときはかわいく、まあ、いわゆる「ちえ子ライトバージョン」で、ギャニミードのときは、まあ、いわゆる宝塚っぽくて愛短のフレッドや、再会のジェラールみたい。

その瞬間、瞬間は、きゃ!ちえさま♡みたいになるんだけれど、やっぱりジェラールがいい〜、と正直なところなってしまう。
最後には、オトコ、オンナ、どっちなんだ、はっきりしてくれ〜となった。

ちえ組の中には、ちえさまがやっていれば、なんでもいいという盲目のちえファンがいる。
私は、やっぱりドキドキ感が欲しい。
バイオハザードのリサは、オンナなんだけれど、かっこよくて、目が離せないシーンがたくさんあったんだけど。。。

ロザリンド、確かにかわいい。チャーミング。
でもね、でもね・・・

ちえさまは役作りが大変だったと話しているけれど、どうみても、ちえ子の延長線上。
ギャニミードも、普段のちえさまっぽい。

それだけぴったりの役と見るべきなのか、女優の場合、素を出していかざるを得ないのか。
どうもファンの心情としては複雑すぎて、正直なところ戸惑いの方が大きい。

でも、やっぱり大好きだけどね♡

ただ、一つ言えることは、年度末にもかかわらず、REON JACK2はチケット難必至ということ(笑
ファンの心理が手に取るようにわかるコアファンの一人…(笑

というわけで、メイヤーさんの「お気に召すまま」は、もう一度見てから、感想を書こうっと。








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2017年01月02日

宝塚大劇場月組「グランドホテル」「カルーセル輪舞曲」

1月2日11時公演を観劇。
龍真咲が観劇に来ていた。あのファッションセンス…らしいといえばらしいけど。

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新生月組、とっても♡♡♡
たまきち(珠城 りょう )、ちゃぴ(愛希 れいか )、みやちゃん(美弥 るりか)の3人体制がとても新鮮だ。

BSプレミアムで早速、レビューの「カルーセル輪舞曲」は放送があったので、グランドホテルの方を中心に感想を書き留めておこう。初日から2回目で、すでにNHKの収録(ちょうど観た回)、そして翌日に放映・・・太っ腹劇団だ。かつてこんなことはあったのかしら。それだけ今回の公演には自信があるということ?
確かに映像で見るのと、生の舞台は違うけどね。特に「グランドホテル」は必見の舞台だし。1年に1、2回、こういうクリーンヒットを打ってくれるから、宝塚はやめられなくなるのよね〜。

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「グランドホテル」
とにかくちゃぴのグルーシンスカヤが素晴らしい〜!
全盛期を過ぎ、観客からそっぽを向かれ、踊ることに興味を失ってしまったプリマの悲哀や誇りを見事に表現していた。そして、たまきち男爵との恋で、乾いた大地に雨が降り注ぎ、植物が芽を冷まし、双葉を出すように命を輝かせ始める。その儚い命の炎が、ちゃぴから立ち上ってきていた。
昨年見た安寿さんのグルーシンスカヤに勝るとも劣らない。

ちゃぴ、すごい〜!
特に男爵と恋に落ちていく過程の色気は、宝塚の娘役になかなか出せないもの。お見事!
ちゃぴ、できるだけ長くトップ娘役をやってね。

たまきちは、ちょっとまだ遠慮気味だけれど、名ばかりの貧乏貴族の人のよい泥棒を品よく演じていた。
映画の男爵も、こんな感じだった。

たまきちはクセがなくて、本当によろしい。
正統派のトップ。これからが楽しみだわ〜。ガタイがしっかりしているのが好き。ちえさまタイプ♡

そして、ものすごーく頑張っているのがみやちゃん。
オットーは、病気の簿記係。会社でどんなにがんばっても報われなかった人生を取り戻そうとグランドホテルにやってくる。そのオットーが男爵やフラムシェンと関わることで人生を取り戻していく過程を、とても丁寧にわかりやすく演じている。ラストシーンのオットーをどれだけ希望に満ちたものにできるかが、この作品の大きなポイントだけれど、しっかり決めていた。歌やダンスも◎ みやちゃん、やったね!

ありちゃん(暁 千星)のラファエラは、もう少し女性的な部分も出してもいいと思ったけれど、歌はすごく歌えていた。ありちゃん、進化中。

早乙女わかばのフラムシェンは、自分の夢のために必死でチャンスにしがみつこうとしている若い女を好演。歌がもう少しなので、頑張って〜。

華形 ひかるのプライジングも、好色な社長をうまく表現していた。レビューの方の歌がイマイチだったのがとてもとても残念。

演出も、赤坂アクトシアターのときは、机とイスの使い方が不自然だったけれど、今回の宝塚バージョンは、物語の流れを中断させることなく、スムーズな展開だった。場面の移り変わりが見事。
2時間05分ほどの公演を1時間35分ほどにまとめたため、物語が凝縮され、濃密になった気がする。宝塚、やるなあ。

音楽がどれもステキで、何度でも観たくなる。

レビューも、華やかで、若さあふれるメンバーで、舞台の上をさわやかな風が吹き抜けていくようだった。
千海 華蘭ちゃんのかわいさも、目だっていた。

月組、とっても楽しみな組になったな〜。

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2016年12月17日

新国立劇場マンスリープロジェクトと東京芸術劇場「紛争地域から生まれた演劇」

シェイクスピアは、つい、気になって手をだしちゃう。
今回の「ヘンリー4世」も、浦井くんがハル王子?B作がフォルスタッフ?面白そうじゃないの…というノリだったし。
と、演劇好きの友人に言ったら、もともと大衆演劇だったのだから、軽い気分で見るのでよいのだと。
そういわれると、なんだかほっとする。

でも、やっぱりちょっとお勉強してみようかなと、新国立劇場マンスリープロジェクトの「ヘンリー4世の魅力と、いま日本語でシェイクスピアを演じるということ」を聞いた。

世界でただ一人37作品全部を演出したという演出家の出口典雄氏による講義。
その出口氏が1975年に旗揚げしたシェイクスピアシアターのために全戯曲を翻訳したのが小田島雄志氏。
宝塚のシェイクスピア作品をやるときに監修しているからというわけではないけれど、シェイクスピアの訳といえば、小田島氏だと思っていたのだけれど、福田恆存氏とかなりバトルがあったそう。
知らなかった〜。

日本人は詩を語ったことがないのだが、英語圏の戯曲は詩と散文に分かれている。
確かに!
舞台で詩を語っているのなんて見たことがないけれど、シェイクスピアの戯曲には、あちこちに詩が出てくる。
だから、日本語でやるときには、演出家主導で読み方をつくらないといけないんだそうな。
そもそも最初に翻訳した坪内逍遥が、詩と散文を分けて訳してなかったそうで…
日本人にとっての詩というのは、俳句や和歌だから、朗々と読み上げる詩とはかなり大きな違いがある。
あのシェイクスピアの饒舌さには、詩も入っているから、なのかな。
小田島氏は詩人だから、そうした部分をうまく訳すことができたそうな。

言葉が状況を決定していく。
そういう意味でシェイクスピアは、観客に親切ともいえる。

シェイクスピアの作品には、権力と恋に取りつかれた人々が必ず出てくる。
権力や恋が絶対的なもので、それらにとりつかれて、取り違えたり、間違えして物語が進む。
ロミオとジュリエットなんて、恋に取りつかれた10代の若者が3日間で人生のすべてを知り、人生を終えていく話だ。


そして、ハムレットは後ろ向きに前に進むんだとか。

うーむ・・・わかったような、わからないような・・・でも、なんとなくわかる。

シェイクスピアは、相対的に物事を見ていく。
いいは悪い、悪いはいい・・・てな感じで価値の相対化をする。

さて、お気に召すままはどうなんだろう。
ちゃんと最初から最後まで観たことがないお芝居なのよね〜。
シェイクスピアは、比喩が多くて、セリフが膨大だから、観ている方もエネルギーがいる。
ちえさまが出ていなければ、あまり触手は伸びなかったかも。


「紛争地域から生まれた演劇」のイランの作品を観劇。これって、観劇なんだろうか…70人ほどの観客が、初めて台本を手にする役者と脚本に翻弄されながら、進行するというもの。作者は、兵役を拒否したため国外に出られない若手作家。自由を求めて、演劇の脚本で行けるところまで行こうというもの。行けるところって、どこ?この変わった脚本は世界20か国以上で上演され、あのラミン・カリムルーも、BWで演じたというので好奇心を刺激されてしまった。もちろん寝ている暇なんてなかった(笑 抑圧されている状態とは、こういうことか〜みたいな感覚を少し味わったような気がする。ほんの少しだけどね。
日本は平和だな〜。


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2016年12月03日

Act Aginst AIDS 2016

行かないつもりだったのに・・・つい・・・

ちえさまの吸引力がすごすぎて・・・行ってしまった。

会場は満席で立ち見もたくさん。
あわててゲットした割には、2階席だけれど、南東のまあまあの席だった。

でも、やっぱり舞台の上のちえさまからは遠かった〜。
舞台の上を観たり、スクリーンのちえさまを観たりで忙しいことといったら。
あ、オペラグラスも。
あわあわしているうちに、あっという間にMaybe ifが終わってしまった。

がっくりしていたら、なんとミュージカルコーナーでロミジュリの「世界の王」を壮ちゃんたちと一緒に踊って、歌ってくれた!!

私的には興奮の坩堝だったんだけれど、なんせ一人なもんで、ペンライトを振り回すのがやっとだった。

ううっ、やっぱり遠い席はつらい。おまけにお隣は、どうやら春馬ファン。
アウェイ感いっぱい。ぐすっ。

でも、このライブは、豪華なメンバーが、いろいろコラボしてパフォーマンスを披露してくれるかなりお得感満載のイベントだということがよっくわかった。
昨年は1300万円ほどをラオスの子どものための病院に寄付できたとのこと。
音楽を3時間近くたっぷり楽しんで、寄付もできちゃうなんて、チャリティコンサートってステキ♡

24回も続けているとは、びっくり!
ちえさまのおかげで、またまたこういう活動を知ることができました。

ちえさまも、とっても緊張していたらしい。その緊張が、遠い席なのに伝わってきたし、May be ifのときにマイクや音響の調子が悪く、ばあやはハラハラしてしまった。ファンというのは疲れるものだ…。
ささやかなペンライトが、少しはお目に留まったかしら。
武道館ライトだと、単なる棒状にしか見えないと思ったから、Rのペンライトにしたんですけど…。
ちえさまの各種ペンライト、揃っているもんね(笑
退団公演のも、ちゃんと会場に行けたから、2本ともあるし。

AIDSは、まだまだ世界で猛威を振るっているのね。
このところ、知的障がい者の福祉施設とコラボして、プロジェクトを始めたので、そちらのお勉強に忙しく…。
こういう楽しいことで、少しでも貢献できるなんてステキ。
プロジェクトでも、こんな大がかりなイベントはムリだけれど、ささやかなチャリティコンサートをやってみたいなあ。

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