2018年02月18日

国際フォーラム ホールC「マタハリ」大千秋楽

こんなに感動したのは、ちえさまの宝塚時代の「ロミオとジュリエット」以来だろうか。

15日に観たときとこんなにも違うなんて。
ちえさまになにが起きたのか?(笑

今日のマタハリは、女が惚れる女だった。

手や腕の動かし方が、とてもしなやかで、かたちとしての「柚希礼音」がどこにもなかった。

セリフは、とてもやわらかで、声のトーンも、相手によって自在に変わっていた。
15日に観たときには、大阪のときと同じようにアンナに対する言い方が、少しきつくて、まるで下級生に言っているような印象を受けた。
なのに今日は、語尾がやわらくなっていた。
人生の同士としてのアンナとの関係がきちんと伝わってきた。

5回目の友人と観て、同じ感想だったのが、ラストの鉄格子のなかのマタハリの感情の動き。
素晴らしかった。

アンナに今日の客席は?と問い、アンナが「大入り満員です」と答えたときの「ステキ」の一言が、心に飛び込んでくるようなすべてを込めたセリフだった。
そこからのソロの歌い上げ、そして銃の音。
青一色の舞台の上で彷徨うマタハリが、
手を差し伸べた向こうにアルマンを見つけたかのように目を輝かせ、そっと微笑む。

大泣きしてしまった…

ようやくちえさまのマタハリが完成したんだと思うと・・・涙
もちろんマタハリの愛を求めて駆け抜けた人生にも、涙

まるでバシバシ4回転を決めるゆずるくんみたいだったちえさま。
すべてのトリプルアクセルに成功したみたいだった今日のマタハリ。
金メダルをたくさんあげたいっ!

ばあやは、ついに本当の女優ちえさまの誕生を目撃できて、とてもとてもうれしい。

大阪で観たときは、生キスと半裸の姿でのダンスにショック状態になり、思考が停止してしまった。
まさかおへそまで見せてしまうなんて思ってもみなかったから。

ようやく慣れてきて観た東京公演。
今度は、逆に柚希礼音があちこちに顔を出していて、どういうマタハリになっちゃうのかと心配になってしまった。

今日、マタハリと共に暗い世界大戦の時代を駆け抜けることができた。
この並走感、懐かしい。ロミオとジュリエットを観たときを思い出す。
舞台のちえさまと客席との一体感。これぞ柚希礼音の真骨頂。

思えば退団直後に出演したPOB(プリンス・オブ・ブロードウエイ)で、裸の背中を見たときにその筋肉の付き方に驚いた。
大柄なねねちゃんをかついで、くるくる回していたんだから、筋肉がついて当然だった。
ああ、ちえさま、ほんとうにご苦労されていたんだ…と、そのたくましい背中を見て感慨深いものがあった。

その背中は、今は、美しい筋肉に彩られ、女らしい肉づきになっている。
ちえさまの進化と私の気持ちがシンクロできなかったら、どうしようと不安だったけれど、今日、ぴったりシンクロできて、ほんとうにうれしい。

どこまでもついて行く!

共演者の人たちがすごかったな〜とあらためてつくづく思う。
この優秀な役者さんたちに支えられて、マタハリを自分のものにしていったちえさま。
これは再演しなくっちゃね〜。
今度は、毎日、大泣きしに通います!

でも、やっぱり舞台のカーテンは、もう少し工夫してほしいな(笑

posted by 風土倶楽部 at 17:50| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月16日

国際フォーラム ホールC「マタハリ」

2回目のマタハリ
今回は、後方センターだったので、舞台全体を把握できた。
全体の印象はほぼ同じ。

ちえさまはセンターで光り輝いていた。
まっすぐに生きるマタハリ。
どんな苦労や困難が立ちはだかろうが、ひたむきに幸せをつかむために邁進する女マタハリ。

まさにちえさまでなければできないマタハリ。

が、マタハリのドラマは、それでいいのかなあ・・・という思いがどうしてもよぎってしまう。
オンナが虐げられることが多々あった時代という背景があるとしても、マタハリの生きる力強さゆえに、そうした背景がかすんでしまうのだ。

ちえさまのオーラが強すぎるというべきか。

必死で自分を守っているから、アルマンの稚拙とも見える近づき方にコロリとはめられてしまうのか?
誰か頼るべき相手が欲しいから。

でも、ちえさまマタハリには、その弱さがあまり見えないのよね〜
先入観があるから、なのかなあ(笑
あまりにもピュアで、なにものにも汚されていない感じなのだ。

それはそれで魅力的なオンナなんだけれど、この物語のマタハリは、もっとドロドロしていた方が悲劇性が強調されると思うんだけどなあ。

ラスト近くの尋問を受ける場面で、ラドゥがマタハリの過去をあげつらうシーンになって、ようやくサーカスにいたのか〜、街角に立っていたのか〜、コールガールだったのか〜と、あらためて思わせられるわけで…

ちえさまはピュアすぎるから、
力強いから、
ついて行きたくなっちゃうから

女闘志みたいなマタハリなのよ・・・好きだけどね💛
だいもんロベスピエールより、リーダーシップあるかも( ´艸`)

私は、やっぱり2幕が好き。
ベルリンの病院にアルマンを訪ねるまでのちえマタハリのイキイキしていることといったら!
水を得た魚のようです。
ちえさまのこういうシーンをたくさん観たいなあ。

今回のラドゥは佐藤隆紀さん。
なんという美声!気持ちよすぎる!

佐藤さんで、ジャンバルジャンを観てみたいなあ。
ちょっと堕されてしまったかも。シュガーさん💛

加藤アルマンは、もう完璧。完全にラドゥとアルマンを演じ分けている。

そして、やっぱりすごいなあと思うのは福井晶一さん。
迫力が半端なく、物語の大きなカギを握るドイツ将校にぴったり。

和音美桜のアンナは、ちえさまとの対比が鮮明。
「私は、あたなを通して生きている…」と歌う曲は、ものすごく難しいはずだけれど、歌詞がきちんとひしひしと伝わってくる。

それにしても、やっぱり気になるのは、あの旗での場面転換。
あのチープさが、小劇場のチープな芝居を見ている気分を呼び起こしてしまう。
なんとかならなかったものか。
鉄パイプの階段の多用も。
13000円の公演とは思えない。
第一次世界大戦の時代が暗かったとはいえ、一方で欧米諸国が植民地支配に地道をあげていた時代でもあり、上流階級を中心に華やかさがあったはず。

それとオープニングのマタハリの登場の仕方。
舞台奥から走って、群衆を分け入っての登場。
群衆が散らばると、そこに豪華な衣装のマタハリがすくっと立っていた、みたいにしてほしかった。
宝塚を観過ぎ?(笑

走ってはけるというのもあった。

そういえば、和樹アルマンは2回も、ひきずられて退場してたっけ(笑

ラストのちえさまがブルーの背景をさまようシーンは、とても物悲しいながら、生き抜いたマタハリの人生を感じさせられた。
ちえさまは、ほんとうに歌が上手くなった。
マタハリのナンバーは、どれもワイルドホーン氏ならではの甘いメロディの切ないナンバーばかり。
CDが欲しい

来月、韓国バージョンの舞台映像の映画を見るので、比較がとっても楽しみ。

さて、ちえさまの生へそも、あと1回。
これが最後の露出かもしれないから、よっく拝んで来ようっと。

posted by 風土倶楽部 at 21:05| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月08日

梅田芸術劇場メインホール「黒蜥蜴」

ちえさまのマタハリは絶賛の嵐のようで、ひとまずよかった。
ばあやは、裸同然の衣装や、生キスにショック状態で、いまだによみがえれず・・・
一緒に観たちえさまファンも、ゼロトピアは、もうどうでもいいとまで言う始末。
求めているものと、ちえさまの進化がシンクロしなくなるということはあり得ることで…
近々、2回目、そして、千秋楽を観るので、また、感想が変わるやもしれない。

さて、三島由紀夫とシェイクスピア看板には、とても弱くて、まるで街灯に集まる蛾のごとく劇場に吸い寄せられてしまう傾向にある私。

今回は、それに加えて中谷美紀!
以前、「メアリー・スチュアート」のメアリー中谷を見て、魅了された。
その彼女が黒蜥蜴をやるなら、これは観なくっちゃ!

期待通り、黒蜥蜴にぴったり!
美しくて妖艶、冷酷で、真剣なのに、どこか滑稽さがある。
華麗な犯罪そのものの黒蜥蜴。今、できる人は中谷美紀しかいない!と思わせられた。
黒いドレスがとてもよく似合っていた。
明智探偵の井上芳雄の存在感が薄くなってしまうほどの中谷黒蜥蜴。

私も、中谷黒蜥蜴に「青いカメ」の称号を与えてやろうと言われてみたい♡

手下役の朝海ひかる(こむちゃん)の立ち姿の美しさが、首領の黒蜥蜴の美と調和していて、配役がばっちり!

三島由紀夫の耽美なセリフに彩られた戯曲は、まるで強いお酒を飲まされたような気分になる。

それにしても、「黒蜥蜴」」は、ほんの少し前に観た「マタハリ」と同じ劇場とは思えない舞台構成、展開、装置だった。
すごくよく考えられていて、シンプルなのに簡素ではなく、地味でもない。そして、状況展開がわかりやすい。

冒頭のいくつかのドアを役者に持たせ、マジックのうに登場人物を登場させるところから引き込まれた。
時も、場も越えて、ホテル内なんだけれど、ホテルでもなく、東京タワーなんだけれど、タワーでもない。黒蜥蜴のアジトの不気味なんだけれど、不思議な静謐さと芸術性が入り混じった空間。

役者、舞台の調和がとれた公演だったと思う。

posted by 風土倶楽部 at 22:43| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月12日

宝塚歌劇団 宙組「WEST SIDE STORY」

真風ファンの叔母にチケットを取ってもらい、初日を観劇。
ゆりかちゃん、大丈夫かしら・・・心配で・・・とドキドキしまくっている叔母
もちろんテンション高め

私も、真風は大丈夫なんだろうか…と心配でドキドキ
でも、かなり冷静

ちえさまマタハリなんて、1か月以上前から、心配でドキドキしまくっているのに

真風登場シーンから、息をひそめて、叔母と共に見守っちゃった。

が、しかし!!!

心配は完全なる杞憂に終わったのである。

真風は、りっぱにトップとしての責を全うしていた。
歌が格段に上手くなったし、歩き方も、変な揺らぎがなくなったし、セリフも明快。
この三段跳び的な成長を促進したのはなんなんだろう

いや、私が宙組を真剣に見ていなかっただけか…

ちえさま門下生が、また、一人立派に巣だったのね(涙

オープニングのジェッツ団とシャークス団のダンスによる小競り合いに
映画と同じやん!
なんと映画の宣伝写真と同じ足の上げ方だ!
と、まずワクワクさせられた。

プログラムにある昔の舞台写真では、あんなに足はあがってないもんね
みんなのダンス力すごいぞ!

殺伐とした冒頭シーンのあとの真風登場では、一陣のさわやかな風が吹き抜けるようだった。
ギャングを卒業し、地道に歩き始めた青年の人生への期待・・・そして、なにかに出会えそうな希望
そういうことをきちんと伝えられる真風の登場の仕方に、まずは驚かされた。
(どこまで真風のことを過小評価していたのだ!とファンに怒られそう (笑))

Tonightのシーンの美しさに息をのみ、マリアとアニータの歌に魅了され、次々と繰り出される名曲にうっとりし、ドキドキさせられ・・・

そして、ラストシーンの星風まどかちゃんの演技に涙した。

たった一人だけで、物語を締めくくるまどかちゃんの息詰まる演技。
今まで名曲とともにあった演者たちなのに、ここは音なし。
ただ、まどかちゃんマリアの哀しみ、怒り、そして、悲しみ、どうしようもない悲しみが舞台に満ち溢れる。

思えば、ロミオとジュリエットの恋は、ジュリエット主導なのだ。だから、ウエストサイドも、マリア主導。
最初に、決闘にはいかないというトニーに、あなたが止めるのよと言うマリア。
このマリアの願いがなければ悲劇は避けられたかもしれないのだ。

ひとつとして、いらないシーンも音楽もない、研ぎ澄まされた楽曲により、最初から、最後まで緊張感がみなぎる。

人種差別、移民たちの苦しみ、葛藤、若者たちのはけ口としての決闘。そこに行きつかざるを得ない彼らの背景までもが言葉や行動の端々にきちんと描き込まれている。
久しぶりに見たこのミュージカルのすごさを改めて感じることができた。

大劇場でやってもよかったんじゃないのかなあ。
今、このミュージカルをやる意義は、すごく大きいから。

男役たちの頑張りを大いに認めたうえで、ひとつだけないものねだりをさせてほしい。
みんな、もう少しでいいから、体重を増やした方がいい。
華奢だから、とにかく軽い。

男役だけで踊っていると、どこか頼りなげ。そこに娘役が加わると、急に男っぽく見えてくるんだけどね。
これが宝塚だから、やっぱりないものねだり、よね〜
ききちゃんのベルナルド、ずんちゃんのリフも、適役。
でも、それぞれ、やっぱりベルナルドにはアニータが、リフにはヴェルマがそばにいるときがステキに見えた。

7月の梅芸で、また、観ようと叔母と約束。
でも、これ以上、進化するかしら・・・と叔母。

ファンゆえの心配なのだ(笑

そらのアニータが、迫力があって、とてもよかった。
適役!
激情のカルメンをやってくれないかなあ。


posted by 風土倶楽部 at 23:14| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月02日

宝塚大劇場 花組「ポーの一族」

今年の初観劇は、花組「ポーの一族」

DSC_0150.jpg


今や、お国から、勲章までもらっちゃった小池修一郎氏が、40年近く舞台化したいと狙っていたという原作の舞台化。ついに、ついに15,6歳の少年をトップが演じ通すという宝塚始まって以来の作品の登場〜!
これは観に行かずばなるまい。
花組は、ミーマイ以来だから、2年ぶり?

漫画が原作のものにリアリティを求めるというのは変な話だけれど、この舞台化のカギを握っているのは、エドガーがどれだけ原作に近いものに仕上がるか、そのリアルさにかかっている。いやいや、近いものではなく、そのものでないと、原作の世界観がすべて壊されてしまうことになる。

プログラムに小池氏が書いているように明日海りお(みりお)というトップスターの出現こそ、舞台化を可能にしたと思う。

人間の無邪気な少年で始まり、永遠の命を得て、悲しみをたっぷり抱えたバンパネラとして成長し、果てしない時を旅する少年となるまでを、みりおは実に丁寧に細やかに演じている。

なにがびっくりといって、ちゃんと少年に見えるんだもん
それも飛び切り美しい少年に…

だから感情移入がとってもしやすい♡
これぞ、宝塚なのだ

エドガーの喜び、悲しみ、焦り、あきらめ、不安・・・
メリーベルという唯一の支えを守り通そうとする健気さ
アランに惹かれ、シーラにときめく、まさに少年の心を持った美しきバンパイア

大人たちに翻弄され、運命を握られていくエドガーにこんなに寄り添えるとは思わなかった〜。

みりおちゃん、お見事!
「春の雪」の清さま以来のみりおにしかできない役を得ましたね
これは語り継がれるだろうなあ

ちぎちゃんのルパン3世も、お見事だったけれど、エドガーは、なんといっても「少年」なんだから。
宝塚と漫画の世界の親和性の高さが、またまた証明された。

舞台展開は、相変わらずのイケコならではのもので、まあ、いわゆるイケコ歌舞伎
盆回しががんがん行われ、1幕ラストは全員がそれぞれの立場を歌いあげ、大好きなバルコニー(ナポレオンでも、AFOでも大活躍)も登場。

お話が、途中、あらあら…というぐらい、語りやら、寸劇やらで、猛スピードで進む部分があり、ばあやは復習兼予習をしておいてよかったと思った。
客席は、ついていっていたのかなあ
まあ、ほぼ出ずっぱりのみりおエドガーに目を奪われていると、主軸ストーリーだけで十分という気分になるんだけどね(笑

とはいえ、1幕終盤でちょいと気絶しそうになった。
いかん!と思い、必死にこの世に戻ってきたら、柚香光(ゆずかれー)アランと、エドガーが銀橋で絡み合ってた。
なにかいいものを見逃したのか?(笑

ポーツネル男爵夫妻、メリーベル、アランをはじめ、登場人物がどれも生きていて、素晴らしい!
特に仙名 彩世(ゆきちゃん)のシーラの役作りには、感心させられた。
人間ならぬ美しさと儚さとコワさを、みりおエドガーに呼応するように醸していて、ほぼ二人で世界観を作り上げていると言っても過言ではないような…

できる娘役トップだ!
フィナーレのゆきちゃんwith B(ちなつ鳳月 杏 とあきら瀬戸 かずや)が、華やかで、美しくて、とっても素敵だった♡

ちなつのジャン・クリフォードも、あきらのポーツネル男爵も、漫画から抜け出たように、いや、それ以上に素敵なオトコたちだった。
シーラが、命をかけて愛してしまう男爵、誘惑したくなるクリフォードなのよね〜♡

久しぶりに観た花組
あの目立つ子はだれだ?と思ったら、マイティ(水美 舞斗 )
うまいなあ…と思ったら、タンバリンみちると和海しょう
専科の一樹さんはじめ、組長など、脇をしっかりベテランが抑えている。

思ったよりはアランかれーが、はまってはいたけれど、存在感がいまいち薄い。
アランがエドガーに惹かれていく過程が、すでにストーリーを知っているから、そうなんだ…とは思うけれど、ちょっと唐突かな。

ラストのまさかのペガサス登場!
実際はペガサスじゃないけれど、例のあれね。
相変わらず、胴体が見えちゃっていて、おいおい・・・
まあ、エドガー&アランを見上げていれば、すぐ気にならなくはなるけど…でも、ないか(笑

老ハンナの消え方が完璧だったので、メリーベルや、シーラの最後をもう少しなんとかならなかったのかなあとつい思ったりして…

人間の命を奪わないと生きていけないバンパネラの生きている意味とは?なんなんだろう・・・と考えると、
人間も、また、ほかの生物の命を得て生きながらえていることに思い至る。

愛を求めて時の中をさまようエドガーが、いつのまにか他人事に思えなくなるといったら、いいすぎかなあ。
宝塚には駄作も多いけれど、たまに(最近はそこそこの打率で)いい作品に出会えるから、やはり観たくなっちゃうのよね〜。

近々、もう一度観るので、また、印象が変わるかな。

DSC_0151.jpg


2幕はバラなし
プログラムを読んじゃうと、つい「ぽいち」と読んでしまう(笑

DSC_0148.jpg


いや〜、美しい♡
ふんだんにエドガーたちが現れるプログラム♡

そして、これにも、くらっとした。

DSC_0147.jpg


ゆりか(真風涼帆)、やばい(笑






posted by 風土倶楽部 at 22:23| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月15日

月組全国公演「鳳凰伝/クリスタルタカラヅカ」と ちえさまの来年

たまきち(珠城 りょう)の太ももに萌えてしまった・・・
がっちり系男役が好き( ^ω^)

と確認できた公演だった。
トゥーランドットのストーリーをほぼ踏襲しているけれど、オンナの嫉妬が物語の展開をもたらすきっかけとは、さすが宝塚!いい意味でも、悪い意味でも。

アデルマ(だったっけ?)の王女ご一行をカラフが助けたことが、物語のクライマックスにつながっていく。
あそこにオンナの嫉妬を入れると、タマラはそれに命をかけたみたいになっちゃわないか?
わかりやすくはなるけど。
エリザベートも、姑との確執という視点が強調され、物語が矮小化したようなあのパターンね。
まあ、宝塚だから、トップ二人が輝けば、どうでもいいんだけどね。

たまきちのカラフは、とても堂々としていて、トゥーランドットに一目ぼれする無理やりな話をとりあえず納得させてくれる力強さがあった。

ちゃぴ(愛希 れいか)のトゥーランドットは、父に認めてもらいたい反面、オトコに対する恐怖心もある乙女な王女。
オペラだと、ものすごい巨漢な女性だったりするから、とっても新鮮だった(笑)

カラフへの愛に目覚めていくのを表現したたまきちとの絡みのダンスの色っぽさに目が釘付けになった。
今回、一番印象に強烈に残ったシーン。
あのたおやかなしなやかなエロスの極みのようなダンスはなんなのだ!
ちえさまが、マタハリで今、一番必要としているダンスではないの!

ここにマタハリがいる!と思わず心の中で叫んでしまった・・・

ちゃぴ、やばい完成度だ

ゆうまの王様、タマルの海乃 美月、これが最後の公演となった専科の箙 かおるの父・・・芸達者が揃っていて、アルカディアに引き続き、月組の組子の充実ぶりが感じられるよい公演だった。

この世は夢、幻〜という歌詞がやたらと耳についた。
夢幻の世界をトゥーランドットは彷徨い、人を愛することにより、現実に引き戻されるというのは、ものすごいリアリズムだ(笑)
宝塚の世界を裏側から見ている感じ。

たまきちは、トップとして、かなりの勢いで進化中。が、ラブシーンが物足りない。
ここで急に思い切りが悪くなる。
たまきちとちえさまの「激情」を見比べてみた。
やっぱりちえさまのホセのリアルさはすごい。
細かい動きが全部計算されつくされている。
それにねねちゃんも、ちゃんと合わせている。

こんなにきめ細やかに男役ができた人なのに・・・
結局、月組を観ても、やっぱり心配なのはちえさまのこと。

ちえさまの2018年が、ばあやは心配でならない。

2年前の秋、あんなにすごい勢いでPOBに出演し、とっても(/ω\)な衣装をたくさん着せられ、宝塚以外の舞台にデビューを飾って以来、ファンとして、うっとりできたのはREON JACK1、Uだけ。
代表作になったと言われる「ビリー・エリオット」のウィルキンソン先生。
確かに新しいちえさまではあったけれど、どこか「ちえ」の延長線上。

バイオハザードのリサは、完全あて書きの世界で、見せ場はあったものの、謎がいっぱい残ったままの終わり。
お気に召すままのロザリンドは・・・ブロードウェイの鬼才とやらにいいようにされっぱなしで、気の毒の極みだった。それなりに最後はちえさまなりに、どうにもならない作品を見られるようにねじ伏せてはいたけど。

退団後の2年半の間、結局、RJが私たちコアファンを救ってくれた。

マタハリは、またまた大きな壁とご本人も言っているけれど、まさに最大の壁だと思う。
ちゃぴのあのたおやかしなやかエロスを目の当たりにしたら、ちえさまはどこまでこれに迫れるのかと。
今までやってきたダンスの中にはなかったもの。
楽しみではあるけれど、目下のところ、ばあやは心配の方が大きい。

もっと心配なのは、地球ゴージャス。
生の舞台は見たことがないけれど、映像で見た公演は、あまりのつまらなさに15分が限度だった。

15回も続いているのだから、それなりにファンもいるのだろうから、たまたま私がみた映像がつまらなかったんだろうなと思いたい。

が、しかし!

AAAでの間延びした進行とつまらないトーク
ZEROTOPIAの制作発表会での、やはり要領を得ない進行とつまらないトーク

そもそも脚本ができていないのことを、まるで誇っているような、かっこいいと思っているようなスタンスが垣間見えて、とても気分が悪かった。制作発表会なんだから、西川の河童トークでひっぱるような内容のないものは避けてほしい。

ちえさまはアミューズに所属でよかったんだろうか・・・
所属が決まった段階で地球ゴージャスへの出演は避けられなかったはず

RJ2では、素晴らしい音楽とダンスで酔わせてくれた。
ちえさまの真骨頂は、やはりショーだと思う。
オトナが楽しめる、オトナの目や耳に耐えられる、今まで日本にあるようでなかったショー。
それを確立してほしい。
その昔、越路吹雪が作り上げた伝説のコンサートのように。
RJのシリーズは、ほかの誰にもできない。特にRJ2は、ちえさまにしかできない内容だった。

新しいものに挑戦しつつ、進化をする。
いうのは容易いけれど、一番難しいこと。

乗り越えてほしい
でも、ちえさまらしさを一番大切にしてほしい。

マタハリ初日まで、ほぼ1か月。
今回は、あえて初日は避けてしまった。コワくて見られない気の弱いばあやなの。
最近、心臓がすぐドキドキするし…(笑)

posted by 風土倶楽部 at 23:41| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月06日

宝塚大劇場「ひかりふる路/SUPER VOYAGER!」とバウホール「アルカディア」

宝塚大劇場「ひかりふる路/SUPER VOYAGER!」

目がいくつかっても足りない!
美しい人々が血なまぐさいフランス革命の恐怖政治のときを命を燃やして生きるのだから。

作・演出の生田大和氏は、「春の雪」の舞台化が素晴らしかった。
三島作品が、あのようにワクワクする舞台として宝塚化できるとは!

ロベスピエールは、スカーレット・ピンパーネルでは悪役になってたっけ。
作品の発表があったとき、恐怖政治の代表のように扱われてしまう人物を宝塚で主役にしちゃうの?と好奇心をくすぐられた。
やはり生田氏をもってしても、ロべちゃんを宝塚的主役にするのはかなり大変だったようで、理想に走りすぎて恐怖政治を敷いてしまうあたりは、はっきり言って説得力がない・・・
マリー・アンヌに心惹かれる部分も、なんとなく・・・なんとなく・・・

が、しかし!真彩希帆のマリー・アンヌという架空の人物を存在感のある女性に仕立ててしまう真彩の演技と歌唱力によって、だいもん(望海風斗)ロべちゃんの存在感も、スピーディな演出と相まって、なんとなく肯定させられてしまう。ま、いっか…みたいな感じ。

恐るべし真彩!こんな歌唱力は、濱田めぐみさんに匹敵するじゃないの!
10年に一度の逸材だ!

ワイルドホーン氏の楽曲は、耳になじみやすく、その曲を歌唱力抜群のだいもん、真彩が歌いあげるのだから、歌声に酔いしれてしまう。

2番手になったさきちゃん(彩風咲奈)のダントンが、思い切った熱い演技で堅物なロべちゃんとの違いがくっきりと浮かび上がってわかりやすい。
革命がなによりも重要で、人生を楽しむことを罪悪に思ってしまうロべだいもんの、心の動きが哀れに思えた。最近、涙もろいから、ラストシーンには泣けてしまった。

あーさ(朝美絢)のサン・ジュストのロべちゃんへの狂信的なほどの思い入れも、よく表現されていた。
月組にいたときよりも、輝きが増している。

輝きが増したといえば、あやな(綾凰華)もだ。
目立つ〜!芝居でも、ショーでも。
一人勝ち状態だったひとこちゃん(永久輝せあ)、危うし!

プログラムでチェックし忘れていて、このこなれた娘役は誰だ?と思っていたら、なんとなぎしょう(彩凪翔) 

みんなイキイキしていて、雪組は相変わらずよい組だわ〜
ショーは、もっと目が足りない状態になり、あまり覚えていないほど。とにかく見るのに忙しくて。
ひとこちゃんのダルマ姿に衝撃!ちょっと細すぎる…もっとお肉を付けないと、これからの激戦に負けちゃうよ〜。

東京でもう一度見るので、今度はしっかりチェックしようっと。
歌う担当と踊る担当がはっきり仕分けされていて、面白い〜(笑
適材適所が肝心よね。


バウホール「アルカディア」

友人が2列目センター席を取ってくれて、もうむひむひ、うふふ♡
幸せ♡

樫畑亜依子氏の作品は、これが初めて観る公演
お話し自体は、よくある話。はっきり言ってどうでもよくて、出演者それぞれの見せ場をしっかり用意してあるところは大変よろしい(笑 と上から目線のコメント失礼します。

どうでもいい!で思い出したけれど、ありちゃん(暁千星)のセリフにこの言葉があって、客席で一人で「むふふ・・・」と喜んだ。ちえさまが大好きと公言しているありちゃんだから、言いたいとお願いしたのかしら…なんて。

白雪さちかの年上マダムとありちゃんが踊るシーンが、むふふの頂点!
樫畑さん、えらい!
ジゴロなありちゃんなんて、今までになかったもんね。ファンを喜ばせるために仕掛けられたシーンよね。
ありちゃんは、今までなんでもして生きてきた18歳の少年。女たちがほうっておかないから、そちらの方も、ちゃんと経験済という設定。そのあたりは、まだ、ありちゃんにはちょっと背伸びなんだけれど、そこがまた、ファンとしては、むふふ・・・

2年前にA−ENで、ちえさまの影がゆらゆらして、興奮しちゃったけれど、今回は、ちゃんとありちゃんらしさが出てきていて、ちえさまへの憧れがいい意味で昇華しつつあるなあ。これからがますます楽しみ〜!
歌が格段にうまくなっていた。ダンスも好きだけれど、ありちゃんの声も、好きだわ〜
ばあやの心とお肌の保湿剤♡

ダリアの美園さくら、フェリクスの輝生かなで、フェリクスの彼女のデジレ(結愛かれん)、カミーユの風間柚乃…という若々しい面々が、きちっと役作りができて、歌も、ダンスも、見せ場たっぷりで、もうお話しなんてどうでもよくなってしまう。設定を楽しむという宝塚ならではの作品に仕上がっていた。
脇をしっかり固めて支える光月るう、晴音アキ、貴澄隼人、そして、白雪さちか、ベテラン勢の充実ぶりも見逃せない。

何度も言うけれど、お話しはどうでもいい。
一人ひとりを場面ごとにじっくり見て、むふふ・・・となる。宝塚的な見方ができるよい作品です(笑

柚乃ちゃんは、AFOのときにすでに目立っていたけれど、今回の物語の語り部的な役割も、しっかりこなしていて、かなり驚いた。かなでちゃんも、ありちゃんにたくさん絡む役で、決して負けてなかった。
月組から、ますます目が離せない〜!
月組、ええ組やなあ…としみじみ言える日が来るとは・・・ばあやはお楽しみが増えて、本当にうれしい。


posted by 風土倶楽部 at 12:59| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月10日

コットンクラブ「American Express presents THE BLUE SESSIONS vol.3 柚希礼音 COTTON CLUB」

BOXのS席が当たり、それも一番前という席。
なんという幸運!
ちえさまが前に立てば、1mもないという接近度。
1時間15分間、クラクラしまくりで、まさに夢の中だった。

始まるまでのこんなドキドキした気分は久しぶり〜

DSC_0034.jpg

ドキドキ

DSC_0040.jpg

入り口に行ってみたら、すでに長蛇の列。
まだ、チケットを取ってない方は〜と案内され、受付に。
私たちは、コットンクラブで取ったものなので、クラブの受付へ。
写真付きの身分証明書の提示を求められたので、免許証を提示。
本人確認が厳しい。
チケットをもらって、再び、列へ。
少しずつ動きながら、レッドカーペットにようやく到達。

DSC_0042.jpg

ゆずるちゃんからのお花(というより、バルーンね)

DSC_0047.jpg

きらびやか〜
でも、思ったよりはカジュアルだった。
割りに気楽に行けるところだったのね〜

DSC_0048.jpg

とにかく前すぎて、ちえさまがお立ち台に立つと、ひたすら見上げるだけ。
自由の女神さまを足元から見上げている感じだった。

曲順(たぶん)
タトゥー
世界で一番君が好き?
いつか離れる日が来ても
愛した日々に偽りはない
ゴスペラーズ ひとり
ドリカム うれしい!たのしい!大好き!
僕はなにを探しているんだろう
希望の空
Maybe if
Yes! 魔法が降り注ぐ
REON JACK

ちえさまは、とにかく光輝いていて、まぶしかった。
マイブームのお料理ネタには、ほぼ全員でツッコミまくった感じ(笑
このところ1週間のマイブームということだから、今頃は、もうブームは完全に去っていると思われます。

宝塚ホテルの旧館のことを本間大先生がステキなところだと言ったら、やけに驚いていた。
コワくないですか?とかなんとか。なにか出るというウワサでもあるのかな?(笑

みんなハイタッチをしてもらったのに、タイミングを逃してしまい、できなかったのがとっても残念。

こんなステキなライブを頻繁にやってほしいなあ。
ダンスが観れないのが、ちょっと残念だけれど、歌だけでも、とっても素敵。
声がとてものびやかになって、音域がすごく広くなった。
でも、低音の部分が、やっぱり好き。

Maybe ifの腰くいっくいっは、ちゃんとやっていて、きゅんきゅん。
そして、最後のキメポーズで、ばっちり視線をいただきました。きゃっ!

また、行けますように。

DSC_0052.jpg

ちえさま監修のサングリアとリゾット
美味しかったけれど、リゾットの量のささやかなこと!
始まる前だったので、気もそぞろだったから、あまり気にならなかったけど(笑

ちえさまのおかげで、またまた新しいステキなところを知ることができました。
ありがとう、ちえさま♡

1か月に1回、やってほしいなあ。
年間パスとかあれば購入するから、ぜひ!

posted by 風土倶楽部 at 11:53| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月05日

9月から11月にかけての観劇まとめ

このところ、激動の日々だったので、感想をメモする暇もなく…
とりあえず、メモ程度に記録。

9月26日 東京宝塚劇場月組公演「All for One」

8月に宝塚大劇場のB席で観て以来の2回目。
今回は、お席がとってもよかったのもあるかもしれないけれど、とにかく面白かった。
これぞ宝塚!
来年のカズラカタは、きっとこれを上演するね(笑

小池修一郎氏は、外部公演よりも、やっぱり宝塚の1本ものに力を最大限に発揮するお方だなあ。
少女の夢をこれほどがっつり理解している人はいるだろうか。
乙女なイケコなのだ。

球城りょう(たまきち)のダルタニアン、美弥 るりか(るりるり)のアラミス、宇月 颯(とし)のアトス、暁 千星(ありちゃん)のポルトス、敵役の月城 かなと(れいこ)のベルナルド、愛希 れいか(ちゃぴ)のルイ、そして、沙央 くらま(こまさん)のモンパンシェ、、、

かつてこれほどばっちりの配役があっただろうか。
美しい、並びが美し過ぎるのに、そのうえ、それぞれがぴったりの役で、力を最大限に発揮している。
これぞ、これぞ、宝塚だ〜!と、ウキウキしながら魅入ってしまった。

9月28日
赤坂ACTシアター 「ビリー・エリオット」

木村咲也くんの回。とてもかわいいビリーだった。

10月3日
DDD AOYAMA CROSS THEATRE「ラストダンス‐ブエノスアイレスで」
水さんのエビータの年齢を経ていく人物造形が見事だった。ただ、相変わらず滑舌はイマイチだけど。
Shun先生の民衆を象徴したパフォーマンスが面白かった。あれがないと、すべてがエビータの空回りに思えてくるから。福井貴一さん、伊万里有さんの変幻自在さも、楽しかった。
石丸さち子氏の演出、ステキだった。マタハリ、期待できそう。
DDDの規模だと、後方席の方がゆったり観られる。

10月26日
宝塚大劇場「ベルリン わが愛/ブーケ・ド・タカラヅカ」

ベルリンで、ちょいうとうと。ナチスの扱い方がステロタイプで、展開が読めちゃうからか?
レビューの方は、あっという間に感じるくらい楽しかった。

10月29日
梅田芸術劇場「ビリー・エリオット」&ホームパーティ

益岡パパがやっぱり好き♡ 涙腺崩壊
山城力くんビリー。間の取り方が上手になっていた。

関西のHPより、東京の方がゆったりしていて、楽しめた。
ハイタッチがあったので、すべて許してしまう〜♡

11月4日
梅田芸術劇場「ビリー・エリオット 大千秋楽」

前田ビリー。やっぱりすごい!ちえさまが対等に扱っているところが垣間見えて面白かった。
吉田パパのアドリブが面白かった。
なにを観ても、頭の中にぐるぐるとこれまでのことがめぐってきて、集中できているのかできていないのかわからない。

posted by 風土倶楽部 at 12:41| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月13日

宝塚大劇場 宙組「神々の土地 ロマノフたちの黄昏」「クラシカル・ビジュー」

久しぶりの宙組さん。まーさま(朝夏まなと)の退団公演。
平日なのに立ち見が出ていた。

「神々の土地」は…

DSC_0369.jpg


バイオハザードみたい(笑
なつかしい

それはさておき・・・
退団公演は駄作というジンクスを越えられず、なのかな。
上田さん作・演出だから、ちょっと期待していた。

とにかく名前がややこしい。ロシアの方々の名前を覚えられない〜!
なので、人間関係を把握するのに四苦八苦

予習しとけよ・・・ということでしょうか。

まーさまは、シェイクスピアも、ブラームスも、ラダメスも、ドミトリーも、みんないい青年。
正義の人なんだよね〜。

ドミトリーも、なんだかとらえどころがなくて、存在感が薄い。

イリナのうらら(伶美 うらら )は、抑えた演技で、これまたクララ・シューマンみたいだった。
ささやくようなセリフだから、心地よくて、つい…

目覚めたら、とっても存在感のある見慣れない貴婦人がいて、思わずオペラグラスでのぞいてみたら、なんと組長のすっしーさん(寿つかさ)!
それから、すっしーさんの皇太后マリアが気になって仕方がなくなるという…まさかの展開。

と、まあ、本筋の部分は、名前がややこしいからか、ロシアの沈みゆく貴族に興味が持てないからか、ドミトリーとイリナのなぜいじいじしているのか、よくわからない展開(本当はわかる展開なんだろうけれど 笑)にいらついたりしているうちに終盤を迎え・・・

一緒に行こうと迎えにくるドミトリーと一夜をともにしたのに(一線を越えたのよね?ね?ね? 笑)、私は亡命しないというイリナ。なんでや?と思っているうちに、物語は数年後のNYへ。

イリナの結末が、上田さんの「月雲の皇子」のヒロインの末路と酷似していて、なるほど〜、こういうのがお好きな方なのね

ロシアものの名前の山を越えられなかったばあやです。上田さん、すみません
そして、最後まですっしーさんのマリアさまから目が離せませんでした。
大物貴族は、しぶとく生き抜くよね〜

ショーは、色合いが好き♡ ゴールドと紫なんて、高貴な色の取り合わせがこんなに映えるのは宝塚しかございません。
美しい、ただひたすら美しい。美しい人々が美しい色の洪水の中で歌い踊るのだ。
うっとり。

でも、宙組さんの場合は、ごひいきがいないので、そこまで。
なんとなくすいすい流れていって、まーさまたちの群舞へ。

RJ2のDVDをヘビーリピートしているから、ダンスが物足りないなあ
宝塚は、そろそろ振り付けに変革が必要なのではないかなあ
タンゴも、なんか違うんだよね〜

ゆりか(真風涼帆)が目立つ・・・つい目が行ってしまった。
星組の、ちえさまのDNAを受け継いでいるのね

DSC_0370.jpg



posted by 風土倶楽部 at 21:50| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月06日

二度目の「ビリー・エリオット」

実は、二度目のビリー・エリオットを観劇していたのでした。
NEMO船長の前日に観たものだから、謎のNEMO旋風にくらくらして、そちらを先に書いてしまった。

ビリー・エリオットの完成度は、ますます増していた。
特にもちろんウィルキンソン先生のちえさま(柚希礼音)♡
声が一段と明瞭に出ていたし、動きのメリハリも完璧。
縄跳びも、一層軽快になっていたし、お芝居も、細部まで行き届き、さすがのちえさま♡

この日は山城力くんのビリーだった。
彼は、やりたい!という気持ちだけでほぼゼロから出発して、ビリー役を掴んだ。
セリフの間が微妙にずれるなど悪く言えば素人くさい部分を残し、よく言えば、それがビリーそのものだった。ゼロからの出発で、よくあそこまでダンスも、歌も、自分のものにしたなあ。子供の力というのはすごいものだと、またまた感心させられた。
マイケルは、城野立樹くん。マイケル役は、本当に影の立役者だよね〜。マイケルがいなかったら、ビリーは途中で心が折れていたと思う。今回も、また、そう思わせてくれるマイケルだった。

おばあちゃんは根岸さん。久野さんのおばあちゃんより、おばあちゃんぽくて、コミカルに演じていた。
益岡パパは、やさしくて、気が弱くて、妻に先立たれて自分を見失ってしまっている男そのものだった。吉田パパは、頑固で思い込みが激しくて、妻に先立たれて、自分流を押し通そうとする面が先走ってしまったパパだったから、違いがはっきりしていて、面白かった。

中河内兄も、藤岡兄よりも、やさしい感じ。
ということで、全体的に、ビリーを囲む状況が、より悲劇的で、ビリーだけじゃなく、周りの大人たちの状況も悲壮になっていて、初日プレビューのときの絶望感とは違った。
そのためか、炭鉱夫たちの悲壮感や無力感、くやしさが迫ってきて、ビリーに心を寄せつつも、やはり大人たちの今までとこれからがとても気になった。
特にラストシーンの炭鉱夫たちが地下に消えていく演出にはぐっときてしまい、明るい未来に向かって旅立つビリーとの対比に涙してしまった。やっぱりそちら側の年代だから、去りゆくものの気持ちに寄り添ってしまう。

だから、ちえキンソン先生のラストシーンの複雑な思いも、ひしひしと伝わってきて、目が釘付けだった。
華やかな道を歩いてきたちえさまが、たくさんの鬱屈を抱えるウィルキンソン先生をこんなに丁寧に演じていることを思うと、やっぱりちえさまの今までの大変さなども、ファンとしては胸に迫り、このシーンは、いろいろな感情がどっと襲ってきてしまう。
なので、ついビリーの存在が薄れちゃう(笑

ビリーという少年のサクセスストーリーだけれど、主役は実は大人たち全員なのよね〜と、ばあやは思ってしまうのだ。
この作品のすごいところは、そこなのかもしれない。

さて、次回は、いよいよちえさまとヌッキーの組み合わせ。絡むシーンはないんだけど。

早いもので、もう公演は折り返してしまった。そして、9月。今年も、どんどん終わっていく…


posted by 風土倶楽部 at 11:58| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月01日

日本青年館ホール 雪組「CAPTAIN NEMO ネモ船長と神秘の島」

これはいったいなんなんだろう・・・
ツッコミどころ満載な作品は、いくつも観たけれど、ここまで最初から最後まで???の連続の作品は初めてだ。
びっくりの連続でもある。
駄作というだけでは言葉が足りない。珍作、奇作、怪作・・・

実は、オープニングの赤いドレスの娘役が踊り始めてから、いや〜な予感がし、彩風咲奈(さきちゃん)が金髪ロン毛を揺らせながら、ソロでダンスを始めころには確信に変わりつつあった。

そして、いよいよ縛られて椅子に座らせられたジョイス博士(ひかる)、レティシア(彩 みちる)、シリル(永久輝せあ)による、物語の立ち上がりが始まったところから、「よくわからない〜!」の連続に突入。

その後、何度も気を失ってしまったので、ますますわからなくなった。

世界各国の紛争や戦争で国を追われた人たちが集まる島(名前を忘れちゃったよ。マトカって言ってたっけ?)
そこに君臨するNEMO船長も、また、国を追われた人間。彼らに言わせれば、国を棄てた、らしい。
ネモは、その島のリーダー・・・というよりも教祖。

ネモに沈められてしまった船から救命ボートで彷徨っているどきに、どうやら、縛られていた3人は助けられ、この島に連れてこられたらしい。
が、イギリス海軍将校のラヴロック少佐が、いきなり現れるのはなぜ?
朝美 絢(あーさ)の軍服姿は美しいけれど、漂流したのに、やけにぴっかぴっか。
その軍服をみて、島人たちが「ひえ〜」と言いつつ逃げまどっちゃうのが可笑しい。

ネモが憎む軍人なのに、彼はどうやってこの島へ?

さきちゃんネモが、常に憂鬱な顔をして、カッコだけつけているのが、なんだかとっても滑稽。
せめてこんな島に傷ついたたくさんの人が集まったのなら、みんなで楽しくやればいいのに。
一応、楽しそうに歌ったり、踊ったりしているんだけれど、イマイチ、その幸せ感が伝わってこない。

さきちゃんのオルガン演奏シーンも、ショパンな別れの曲で、とにかく憂鬱そう。
まるで新興宗教の教祖さま風で、信者たちが「愛」を唱えながら、かしずいているみたいなのだ。

笑っちゃうのは、各国からやってきたという島人たちが、そのままの民俗衣装でいること。
そうしないと各国を表現できないからなんだということはわかるけれど…

「ラララ・ラ・ララ」などと言いつつ、モールス信号の歌を島人たちに教えるシーンも、笑っちゃう。

これって、いっそ喜劇に仕立ててしまえば、社会風刺になったのでは?と思ってしまった。

なにやかや物語があるようで、なくて、2幕は、またまたさきちゃんネモのソロダンスから始まる。
ネモはダンサーなのか?

以下、ネタばれ(ってほどのネタでもないけど)


そして、ロシア艦隊が島をめざしてやってきて、ネモたちは、潜水艦ノーチラス号に乗って、海底火山に激突して、火山を爆発させ、艦隊を蹴散らす。島を守るために。

その特攻に行く前に、みんなは家族〜♪愛〜♪という歌を歌って。
潜水艦の中にもぐりこんだレティシアが、10年間行方不明になっていた学者の父と出会えたから、もう一人はいやと言って、一緒に突入するといいつつ、ネモ船長を愛してしまったと、ついでのように愛も告白。
船長は、その愛を受け入れ、一緒に突入。
このときにキスシーンなんて、入れたら、怒るよ!と思っていたら、さすがにそれはなかった。

特攻礼賛は、やめてほしい。

これで終わり。はあ?
いったいなにを見せられたんだ?

せあちゃんを観に行ったから、目的は達成しているんだけど。
こんな作品にエネルギーを使わなければいけない組子たちが気の毒すぎて…
みんな、健気だ
でも、そこに劇団は甘えてないか?

宝塚って、今度の作品は、こういうのをやりますという企画会議はないんだろうか。
そして、作品づくりを途中で劇団側がチェックすることはないのだろうか。

ときどき信じられないような?な作品があるけれど、観客は、お目当てを観に行っているので、物語が破たんしようが、主義主張が怪しかろうがどうでもいいのだ。
私も、どーでもよかった!

でも、ビリー・エリオットのウィルキンソン先生の「どうでもいい!」と同じで、本当はどうでもよくない。
いい作品でせあちゃんを観たいよ〜。

せあちゃん(ひとこ)は、すんごい悪役が絶対似合うと思う。
ひとこちゃん主役の公演を早く観たい〜
そのときは、脚本は小柳先生か上田先生にお願いしたいわ〜

DSC_0351.jpg


posted by 風土倶楽部 at 10:40| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月26日

ステージアラウンド 新感線「髑髏城の7人 鳥」

ゆりかもめ市場前駅の前には、灼熱の太陽にじりじり焼かれた砂漠が広がり、その向こうにIHIアラウンドステージの劇場がぽつんとあった。

1590年の乱世の関東平野にタイムスリップするには十分な設定だ。
やるねぇ。

私の席は、15列目の29番というまるで劇場のおへそみたいな場所。
舞台との距離は、ちょうどいい感じで、全体を見渡すことができた。
この劇場だと、あまり前方席だと、目が回るだろうし、せっかくの凝ったプロジェクションマッピングに浸れないかも?

ど真ん中だったためか、あまり席が回転しているという感じがせず、舞台展開が目の前でどんどん進行していくという感じだった。揺れも、ほぼ感じなかった。

何度も再演されているこの作品。宝塚でいえば、ベルばらみたいなもので、いろいろな人が演じることで、作品が変化し、見え方が変わっていくのが面白い。が、初めてみたとしても、物語はそんなに複雑ではないのでわかりやすい。

観劇後、2011年版を家でみて、復習してみた。

天魔王の森山未来、蘭兵衛の早乙女太一は、同じ役。
どちらもパワーアップしていた。特に太一の決め方が際立っていた。色っぽさも。
蘭兵衛の曼殊沙華の赤い花が描かれた衣装がステキ♡
白い花園の中を髑髏城に向かっていくシーンにぞくぞくしちゃう。

阿部サダヲの捨之介は、完全にサダヲ捨之介。予想も、期待も裏切っていなかった。
サダヲが天魔王をやったら、どうなるんだろう。悪役の方が観てみたかったかも。

それにしても、捨之介は蘭兵衛にずたずたに切られて、よく生きているなあ(笑
2011年版の小栗くんなんて、早霧にお腹を刺されているのに激しい立ち回りをしていた。
せっかく血しぶきを飛ばしたりして、ほかのこをとリアルにやっているんだから、あのあたりはなんとかならないのかしら(笑

極楽大夫の松雪泰子が妖艶で、こちらも期待通り。
歌も歌えちゃうなんて。知らなかった〜。

どうやら、花は、従来通りのシンプルな演出だったようで、今回は歌やダンスを少し取り入れ華を添えている。

毎回、新感線を観て思うのは、これはオリジナルの作品だけれど、2.5次元ものと同じ濃厚なファンタジーの香りがする。
劇画を舞台化したといったもの。時折、映画を観ているかのような錯覚さえ起きるときがある。
その劇画性を如実に現したものが激しい殺陣だ。

実際の切り合いが、こんなに美しいわけもなく、まるで究極のダンスのような殺陣。
こんな生の殺陣を見ることができるのは、新感線の舞台以外ないだろう。

3時間におよぶ芝居の中で、殺陣のシーンがかなりの部分を占めている。見せ場でもある。
こんなに激しい殺陣を怪我もなく、危うい一瞬もなく、どうやってこなしているのか不思議でならない。
中心的な役者も大変だけれど、受ける側の役者たちの技量は、それ以上なのかもしれない。
この殺陣があるから、物語がリアルになり、舞台に釘付けにされる。

戦国時代の関東平野にどっぷりと浸れる3時間。
しっかり楽しませてくれるはずれのない新感線だ。

風や月も観たくなっちゃったな〜

posted by 風土倶楽部 at 21:48| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月01日

日本青年館 宝塚星組「阿弖流為」

日本青年館のこけら落とし公演「阿弖流為(あてるい)」の初日を観劇。まっさらな客席に座ってきました。
1階席センターの前方に座っていたので、後方席からの見え方はよくわからないけれど、列ごとに段差がついているので、視界はとても良好かと思う。
2階席は、センターに転落除けのバーがあって、それが舞台をとても見にくくしているらしく不評らしい。当然でしょう。

トイレが少なくて長蛇の列。今後、宝塚歌劇の上演が多くなるとしたら、改善してもらわないと・・・といっても、トイレの数をそう増やせるものでもなく・・・どうするんだろう。
周囲にビルがないので、同じ敷地内のホテルのトイレでも使うのだろうか。

昨日は、初日だったためか、飲み物の自販機がなく、テーブルを出して富士のなんとやらの水のボトルを1本200円で売っていた。冷やしてあるわけでもなく、なんだかサービスが全般に悪そうな印象。

背広の男性たちがロビーにやたらと立っていた。
事前に利用の多い女性の目線をちゃんと取り入れたのかしら。
立って飲んだり食べたりしている人たちをたくさん見かけた。丸テーブルを設置するとか、座れるスペースを作るとか、もう少し工夫がほしい。

さて、肝心の「阿弖流為」について

礼真琴(ことちゃん)をはじめ、星組の組子たちの熱い心が伝わる素晴らしい内容だった。
舞台奥のセットが開き、中央にことちゃんが現れるオープニングからのダンスのあたりは、ぞくぞくするほどステキだった。イキのいい娘っ子たちの美しいイケメンぶりが華やかさをまき散らしつつも、蝦夷の土着性も、ちゃんと感じられるほど力強いダンスだった。

蝦夷側のメンバーの一人ひとりの個性がちゃんと表現されていて、綾 凰華の母礼、天華 えまの飛良手、音咲 いつき、ひろ香 祐など、みんな好演。
阿弖流為と最後まで共に行動する母礼は、かなり美味しい役。ぶれない母礼を綾がかっこよく、でも出すぎず、絶妙のバランスで演じていた。

特に目を引いたのが、紀広純の輝咲 玲央。蝦夷征伐を目論む朝廷側の大将。押し出しが強く、朝廷の強大な権力を冒頭見せつけた。

鮮麻呂の壱城 あずさは、朝廷側になびきつつも、蝦夷の生き残りに命をかけるという複雑な立場で、蝦夷の心意気を貫く男の生きざまをきっちり演じきった。しーらん、やるやん、ええやん!と、びっくり。しーらんは、ついに代表作を得たね。

柚長さんが、桓武天皇にもびっくり!ぴったりでびっくり!

そして、スター性に目を惹きつけられたのが、瀬央ゆりあ(せおっち)。都で洗練された官僚であり、武人である田村麻呂の位置づけが立ち姿だけでもわかる。ことちゃんの阿弖流為に負けないオーラも、すごい!
田村麻呂が、魅力的でなかったら、阿弖流為のの命をかけた和議が引き立たなくなっちゃうもんね。
せおっちとことちゃん、いいコンビだ!

佳奈の有沙 瞳は、今回は、あまり見せ場がなかった。小柄だから、ことちゃんとの並びがとてもいい感じ。

舞台中央奥と両サイドのスクリーンに登場する地名や名前を映し、わかりやすくしている。
特に地名が耳慣れないものばかりだから、とても親切でわかりやすい。

15,6年前に、この物語に出てくる舞台のひとつとなった岩手県紫波町の循環型まちづくりに深くかかわっていた。当時、地元の人に阿弖流為を知っているかと聞かれ、初耳で、あわてて高橋克彦著「火怨ー北の燿星アテルイー」を読んだ。関西出身の私には、まったく知らない世界で、新しい日本史の見かたに目を見開かされた思いがした。

アラハバキの神など自然を信仰する阿弖流為たち蝦夷の思いこそ、日本人の心のふるさとだと、北上川や早池峰などの山々に囲まれた岩手で仕事をしていたときによく思ったものだった。
今回の星組公演「阿弖流為」には、そんな蝦夷の立場と心情がとてもわかりやすくシンプルに描かれていた。
蝦夷に生まれて幸せだったと言い残し、処刑される阿弖流為に素直に涙できるのは、阿弖流為と佳奈の恋に焦点をおかず、あくまでも阿弖流為や母礼、田村麻呂、鮮麻呂などの主要登場人物たちの生きざまを中心に描いているからだろう。

最近は、阿弖流為を主人公にして舞台化されることも多く、歌舞伎でも観たが、今回の宝塚星組版が、蝦夷たちの思いをとてもよく再現しており、いつか岩手県の阿弖流為と田村麻呂の足跡を訪ねて旅してみたいという思いに駆られた。

阿弖流為の故郷である岩手に仕事で関わっていたこと、日本青年館は、ことちゃんがちえさまに出会った劇場であること、そこでことちゃんが阿弖流為をやってくれたこと、勝手な思いだけれど、ぐるっとつながったような気がして、うるうるしてしまった。

いい作品だ!

DSC_0290.jpg


posted by 風土倶楽部 at 15:37| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月29日

シアターコクーン「魔都夜曲」

「白糸の滝」以来のシアターコクーンで「魔都夜曲」を観劇。

ものすごく思い入れを持ってみたせいか、思い切り肩透かしだった。

柚希礼音さまに出会うほんの少し前まで、私は、トニー・レオンにはまっていた。
レオンつながりという不思議なご縁なのだ。

当時、そのトニーさんの最新作が映画「ラストコーション」だった。
素晴らしい内容の映画だった。
熱く語ってしまったブログ記事

そのころ、必ず見に行っていた熱心なトニーさんファンの方のブログで、西木正明著の「夢顔さんによろしく」が紹介されていて、もちろん読んだ。
そのときのブログがこちら

ここにも書いているようにトニーさんが演じたイーを誘惑したピン・ル‐が恋に落ちたのが近衛文隆だった。
今回の「魔都夜曲」では、ストーリーを読むと近衛文隆=白川清隆のようで、いよいよ文隆氏の「noblesse oblige」すなわち高貴であることは義務を伴うという精神が、日本の舞台で取り上げられることになったのか!と、勝手に思い込み、ワクワクしながら、劇場に向かった。

が、1939年の上海を舞台にした恋愛ものだった…。
藤木直人の白川清隆には、これといった考え方の軸になるようなものもなく、上海で遊んでいる高等遊民。
楽しいちょっとこじゃれた音楽劇という作品だから、これでいいのかもしれない。大きな期待をした私がアホだった。

音楽劇とミュージカルがどう違うのかがよくわからないが、芝居部分との融合性がイマイチしっくりこなくて、芝居になるととたんにつまらなくなった。
藤木直人のセリフには、なぜか真実味がない。ほかの共演者の紡ぐ虚構の世界にそこだけぽかっと穴があく。
清隆の描かれ方が中途半端だから?

コング桑田や橋本さとしの回すクラブ「ル・パシフィーク」の場面は、とてもイキイキとして、1939年を楽しめるのに、芝居になると、2017年の渋谷に引き戻されてしまうのだ。

壮一帆の川島芳子は、ぴったりだった。もっと活躍してほしかったなあ。
ラスト近くに見せ場はあるけれど。
チャイナドレス姿が美しかった。裾が長くて、ちょっと裾さばきが難しそうだったけど。

マイコの紅花(ホンファ)は、清隆を愛し始めてしまう過程が丁寧に演じられていた。
チャイナドレスが、どれもステキでオペラでしげしげ見てしまった。

小西遼生のチーチャンも、場面に合わせ、適格な演技で、ホンファとの関係性がすごく明確。さすがだった。
と見ていくと、芝居シーンのいらだちの原因が自ずとわかってきちゃうなあ(笑

重慶に旅立つ清隆とホンファのシーンで終わるのだが、それでいいのか!と、がっかり。
ジャズの調べとともに、猥雑で華やかな日本の開戦間近の上海の雰囲気を楽しめばいいのだろうけれど、清隆の今後を暗示するぐらいはあってもよかったのではないのか。

彼の思いを砕いて、戦争は始まり、彼自身も、noblesse obligeを貫いたがゆえにシベリアで命を落とすところまで、せめて示唆してほしかった。

いいところのおぼっちゃんが、恋に落ちて、開戦を避けるために命がけで重慶に恋人と手に手をとってジャズの調べに乗って行っちゃう。みんなで踊って、歌って終わり。なんだかな〜。宝塚でも、なかなかない単純さだよ〜。

観客の中に、清隆=文隆の最後を知る人、知りたいと思う人なんていないんだろうな。

とさみしーい思いに駆られて帰宅の途についた。

「夢顔さんによろしく」をもう一度読みたくなってしまった。


「夢顔さんによろしく」の感想の中に、「誰かを好きでいることってすてきなことだなあと思う」と結んでいるが、本当にそうだと思う。ちえさまのおかげで、本当に世界がすごく広がったから。
「REON JACK2」のDVDで、毎夜、ちえ祭💛ちう。

posted by 風土倶楽部 at 14:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月20日

赤坂ACTシアター「ビリー・エリオット」プレビュー初日

ついに開幕した「ビリー・エリオット」
プレビュー初日を観た。

会場は、綾瀬はるかさん、市村正親氏一家、北大路欣也氏、笠井信輔アナなどをはじめ、どこかでみかけたような人たちと業界人が入り乱れ、ショービジネスの渦中そのものだった。
ちえさまは、こういう世界にいるのね〜と思いながら、一般人の目線で貴重な瞬間を目撃してきた。

ちえさまコアファンとしては、やはりウィルキンソン先生が気になったのだけれど、完璧な先生として、舞台をけん引。さすが我らが柚希礼音!ゆずキングだっ。

WOWOWで放送されたロンドン版の舞台映像を見ていたが、やはり生の舞台の迫力は想像以上だった。
各国ですでに公演されており、演出は、基本的にすべて踏襲するというスタイルだそうなので、完成された作品だと言える。それをまったく新しいキャストで、日本語化するという作業がどれほど大変なものなのか…。

炭鉱の町という共通点だけで選ばれた九州弁には、ちょっと違和感があった。英語のプラカードが多用されたり、サッチャーの名前が連呼されたりするので、その部分と九州弁の融合をしなければならない脳内補完が最初、できなかったのだけれど、徐々に耳に馴染んではきた。標準語だったら、やはり炭鉱の町の感じが出なかったのかなあ。

この長丁場の公演のビリー役としてトップバッターを飾ったのが前田晴翔くん。
堂々としたもので、舞台の上が自分の居場所だと、すでに知っているところがすごい!
こんな子が、あと4人もいるなんて!

あまり取り上げられないけれど、ビリーの心の扉をあけて、やりたいことに挑戦していく大きなきっかけをつくるマイケルの存在が、すごく大きい。自分と同じ年の子が、ものすごく自由に生きていることを知ったとき、ビリーに大きな変化が生まれる。したいことをやっていいのだ!と。
二人のダンスのシーンは、まさにエンターテイメント!

昨日のマイケル役の持田唯颯くんのエンターテイナーぶりも堂に入ったものだった。
恐るべし、子どもたち!

綺羅星のごとく、才能のある子たちがたくさん舞台を彩っており、今後の日本のエンタメ界を支えていく子たちになるだろうなと思わせられた。5年後あたりには、誰かがロミオ役をやっているかもしれない。

ウィルキンソン先生は、やさぐれているけれど、凛としていて、厳しいけれど、温かくて、とても魅力的な女性だ。

子供ができて、中央でがんばっていたのに、コースから外れてしまい、その上、さびれていく街でダンナに浮気され、生徒たちは、ぱっとしない子ばかりで・・・自分にイライラしつつも、かつての華やかなころがバレエを踊っているとよみがえってくる。
そんなとき、先生の前に彗星のごとく現れたのがビリー。才能を見出し、捨ててはおけない。
おせっかいなんてやるガラじゃないのに、これだけは放っておけない。

そして、ビリーは見事ロイヤルバレエスクールに迎えられる。
ビリーには輝かしい未来が待っている、かもしれない。

自分が見出した子がかわいくて仕方がないのに、ジェラシーも感じる。
これからの大変さもわかるが、見守っていくことしか、もう自分にはできない。

そんな先生の複雑な感情が、ちえさま先生から、ひしひしと伝わってきた。
お母さんの手紙を読むビリーから、大切なものを受け取るシーンと、ラストの後ろ姿でビリーを送りだし、涙声で別れを告げるシーンに、心情を大切に演じるちえさまの真骨頂が垣間見えた。
待っていたのはこれだった〜!と、客席で心の中で思い切りちえさまウィルキンソン先生を抱きしめたばあやでした。

娘のでビーとの関係は、これからもっと深まるのかな。

ちえさま以外の出演者たちも、さすがにえりすぐられているだけあって、みなさん、完璧。
特に久野綾希子さんのおばあさんの存在感がすごかった。
あのステキな久野さんが、ボケかけてはいるけれど、激動の時代をろくでなしの夫とともに生き抜いた力強さをもった老女を見事に演じていた。

労働者たちが、お金がなくてオーディションに行けないビリーたちに「芸術は、おれたちが支援する!」というシーンが大好き。
ビリーの魂の叫びが、大人たちを動かし、希望の灯が灯る瞬間。そして、芸術って遠いものじゃなくて、こんなふうに生まれ、育てられていくんだなと。

休憩20分を含む濃密な3時間ほどの舞台の中に、家族の愛、地域の連帯、人生の苦さときらめき、子どもの成長・・・人生の大切なことがすべて詰まったすごい作品だ。
ちえさまの退団後の代表作が、よくやく見事に着地、女優として開眼した瞬間に立ち会えたことは、ファン冥利に尽きる。は〜、幸せだった。

ちえさまの心配していたカツラは、ばっちりに合っていた。初めてみる、アップ髪のちえさま。なかなかイケてた。
衣装も、もっとダサダサかと思いきや、ポップな色合いでかわいかった。
スパッツ姿のぴちぴちお尻を眺めながら、むふっとなってしまった。オッサンみたい。
オッサンついでに、胸の谷間があった・・・そして、ダサいレッスン着の胸も、やけに豊かで・・・
謎を解くキーワードは「宝塚の娘役」?という説があったりなかったり…(笑

ちえさま、大切にされていますね。
ばあやは一安心。

プログラムにビリーをやってみたいとあって、ちょっと吹きました。
でも、観てみたい!
RJ2のヌッキーとのシーンをアレンジして、オールダービリーと踊っているシーンを妄想してみた。

チュチュ姿が、あまりにもきれいで、うっとりしているうちにカーテンコールになっていて、一瞬しか写真が撮れなかった・・・残念。でも、近くでティアラを付けたちえさまをじっくり見れたから、よしとしよう💛

20121440_1584268051597131_8756845846068024039_o.jpg


DSC_0219.jpg


プレビューの間は、稽古場情報のプログラムしか販売されてない。
二つにわけるなんて・・・
とりあえず稽古場の方を購入。

DSC_0218.jpg


終演後、外に出たら、ビリーのネオンがまぶしかった。

posted by 風土倶楽部 at 18:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月15日

梅田芸術劇場「グレート・ギャツビー」

なにが物足りないのだろう…

井上ギャツビーは、ひたむきにデイジーを愛する男をまっすぐに演じているし、
ねねデイジーのかわいさときたら、そのままねねドールにして持ち帰りたいくらいだし、
ころちゃん、まりも、AKANELIVさん、渚さんとOGの活躍には、さすが!と思わせられるし、

なのに、ドキドキワクワクしない。
なぜ、なぜなの〜?

ねねちゃんがいると、どうしてもちえさまを連想してしまうからかもしれない。

小池氏のデイジーは、ひたすら可憐で、浮気性な夫に悩む自立できない女。
映画の「華麗なるギャツビー」のミア・ファーロー演じるデイジーは、もっと我儘で、自己中心的で、世間知らずで、あまり自分の生き方に疑問を抱かない上流階級のオンナだったっけ。

小池ギャツビーのデイジーの人間像が、「かわいいだけのオンナでいる方が幸せなのよ」といったセリフに代表されるように受け身だから、物足りないのかもしれない。
小池氏が求めるデイジー像に、ねねちゃんはしっかり応えてはいる。

もう少し毒があってもいいのになあと思った。
そのほうが、まりもの演じるマートルのあがきが鮮明になるのではないだろうか。

音楽が新進気鋭のリチャード・オベラッカーの全曲書下ろし。
聴いていると、宝塚の音楽家たちがいかに優秀かがよくわかる。
かならず心にひっかかるフレーズや、歌詞がどこかに残るような曲作りをしている。
リチャード・オベラッカー氏は、英語の歌詞をもとに曲を作ったのだろうか。

そこは音楽に乗せなくてもよいのでは?といったところが歌になっていた。
もともと日本語は音楽に乗りにくい。
そのあたりがうまくこなれていないような気がした。
なんとなく酔えない。入っていけない曲ばかりだった。

小池氏、やっぱり忙しすぎるのかな…。


posted by 風土倶楽部 at 20:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月04日

東京バレエ団「ラ・バヤエール」

バレエをちゃんと観たのは、ロンドンぷー太郎時代だから、なんと32年ぶり!
そして、東京文化会館は、オペラ「ローエングリーン」を観て以来だから、25年ぶりくらいか?

時の経つのは早い・・・

_20170707_074227.jpg


変わらない佇まい。

DSC_0137.jpg


まさかちえさまのお導きで本格的なバレエを観る日が来るとは。
そして、そのバレエの素晴らしいことと言ったら・・・

夢のひとときだった。

東京文化会館にて、東京バレエ団による「ラ・バヤエール」
なにもかも美しくてびっくり

舞台装置も、衣装も、なによりダンスも。

バレエは食わず嫌いだったけれど、目から鱗が何枚もぼろぼろと落ちていった。

物語は単純。
勇者ソロルと神殿の舞姫ニキヤが、相思相愛になるが、大僧正がニキヤに一目ぼれし、パワハラをする。
おまけに有力者ラジャがソロルを見初め、娘のガムラッティの婿にと望む。
ソロルは、ガムラッティの美しさと権力の座につい目がくらみ、了承してしまう。
邪魔になるのはニキヤ。ガムラッティがニキヤに身を引くようにと脅すが拒否。
婚約の儀式の最中に、ニキヤはラジャとガムラッティが送った花かごの中に潜ませてあった蛇にかまれ、命を落としてしまう。
ソロルは、ニキヤを裏切った悔恨とともに罪悪感に苛まれ、婚礼の誓いの場で誓いをすることができず、神の怒りに触れ、ついに神殿が崩壊し、人々はすべて死に絶える。

単純とはいえ、これだけのことを言葉ではなく、その肉体にだけ託すのがバレエ。

いいオトコだけれど、不実なソロルに振り回されるニキヤの純真さ、くやしさ、嘆きが、がんがん伝わってきて、クラクラした。

身体能力が優れたちえさまが、バレエに出会ってはまった理由が、とてもよくわかった。
こんなに美しいスポーツは、ほかにないもんね。

神殿が崩壊したあとに、ニキヤとソロルの短いデュエットダンスがあって、ロミジュリのラストシーンみたい。そう、まるで宝塚💛
水香さんが、ちえさまのことが気になっていた理由も、なんとなくわかったような・・・(笑

音楽が、とてもドラマチックだった。
ナクソスで、しっかり復習中。

DSC_0133.jpg


posted by 風土倶楽部 at 09:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月25日

東京芸術劇場シアターイースト イキウメ「天の敵」

「太陽」「太陽2068」をWOWOWで観て以来、前川知大氏とイキウメが気になって、生の舞台を絶対観るぞ!と待っておりました。

東京芸術劇場シアターイースト イキウメ「天の敵」
期待以上!面白かった〜!

完全食の求道者である長谷川卯太郎が、血を飲むことで年を取らないばかりか、病気にも罹らないことを発見。
が、代償として食べる楽しみを失う。太陽に当たるとやけどをするから、陽の下は歩けない。
自分は長生きできても、友人や協力者は歳を取り、常に孤独。
生殖機能は退化し、子どもはできない。
年を取らないから、職場に長く居づらく、まともに働けない。
それだけの負を背負ってもなお、血を飲み続ける卯太郎。
122歳にして、30代の若さを保ち続ける卯太郎の苦しみと喜びとは?

卯太郎の人生の自分語りを引き出すきっかけになるのが、ジャーナリストの寺泊。
彼はASLという難病にかかっていて、余命3年ほど。

「太陽」に引き続き、究極の選択をする卯太郎、選択を迫られる寺泊や卯太郎の周辺の人間たち。

吸血鬼みたいに殺さなくても、血をもらうだけでよいから、なんとかなるという設定が秀逸。
こういう人がたくさん増えたら、医療費がいらなくなるけれど、食文化は廃れるだろうし、子孫を作れないから、同じメンバーでずっといることになる。

最近、コズミックフロントNEXTを見て、宇宙でさえ、生死を免れないという真理が見え始めているという研究結果にえらく納得したところなので、実に面白い設定だと思った。
生死があって循環することこそ、永遠なのかもしれないなあ。

セリフがかなり面白い。
「野菜の灰汁は個性です」には吹き出してしまった。

「人生の多くの時間を食べ物に費やしている」
これは、けっこう見逃していることよね。

マクロビや菜食などの食情報を入れ込みながらも、その是非に流れないところがとてもよい。
菜食主義者の血液が太陽への免疫をつくるあたりは面白い視点。
これで卯太郎は、一つ負をクリアしてしまう。

そんな卯太郎の話を直接聞きながら、常に斜に構えている寺泊のスタンスも、すごくリアル。
口では、もうあきらめがついたと言いつつも…。

前川知大氏、すごいなあ。
設定を固めながら、そのシチュエーションの中でうごめく人物たちを的確にスリリングに浮かび上がらせていく。そして、最後に観客にゆだねられる結末。

とっても楽しかった。ああ、お芝居を見ている〜っ!という緊張感と楽しさ、ワクワク感が半端なかった。

昨夜、舞台上で本当に料理して、食べていたごぼうのバルサミコ酢と醤油の炒めものをやってみた。
美味しかった。
ごぼうは天ぷらで食べるのが一番好きだけど(笑

posted by 風土倶楽部 at 10:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月21日

東京宝塚劇場星組新公「スカーレット・ピンパーネル」

星組新公は「桜華に舞え」以来の2回目。
天華えまちゃんにご縁があるのかしら。

いつもながら、宝塚と東京の2回きりの公演で披露される新人たちの公演は、よくやるなあという思いと、大丈夫か?の心配が交差するスリリングな舞台だ。

今回も、やっぱりスリリングだった。
オープニングはギロチンの部分が端折られていて、いきなりえまちゃんの「ひとかけらの勇気」から。
声が固くて、大丈夫かな?とばあやはいきなり心配の塊になった。

が、舞台が温まるにつれて、声も出てきて一安心。
最大の関心事は、遥斗くんのショーブランよね。
なんといってもちえさまの出世作であり、演技開眼のお役なんだから。

遥斗くん、低音はいいんだけど・・・高温になると不安が渦巻いてしまった。
でも、ときどきことちゃん?というぐらい「ことショーブラン」に肉薄はしている部分もあった。
難しいお役をお疲れさまでした。

えまパーシーは、す〜っと流れていくような役づくりで、フックがなかったなあ。
アドリブで「できる、できる、君ならできる」の修造さんを入れてきたのにはちょっとびっくりしたけど。
面白かった。
でも、パーシーとしては・・・無難すぎるなあ。

とうこさん、ちえさま、あすかさんという伝説の舞台をなぞることは、新人ちゃんたちにとっては最高のお勉強の場。星組のこれからを築いていってね。

が、しかし、心躍る下級生を見つけられなくて、ちょっと心配な心配性のばあやでした。

DSC_0008.jpg

東京宝塚劇場1階の最後列センター席。
初めて座ったけれど、ここが一番高い位置になり、見やすいのにびっくり。
このラインによく関係者が座っているのを見かけるけれど、なるほど〜。舞台全体をよく見渡せる席なのだ。
今回の一番の発見!でした。

ところで10年前に書いた地域映画「白い船」の感想のところにやたらとアクセスがあるのはなぜ?
どこかでこの映画が話題になっているのかしら。
誤字脱字が多くてやんなっちゃうんだけど・・・(笑
posted by 風土倶楽部 at 09:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月13日

劇団四季 自由劇場「ブラックコメディ」

12年、いや、13年ぶり?の劇団四季。
「オペラ座の怪人」を観て以来のこと。

高校時代の英語劇クラブでやった演目「ブラック・コメディ」
裏方だったんだけれど、急に懐かしくなって、観劇することに。
はるか昔のお話・・・まるでタイムトラベル。
長く生きているなあ。

浜松町の自由劇場はお初。
こじんまりしたよい小屋だ。

ピーター・シェーファーの「ブラック・コメディ」
明るい舞台で停電のシチュエーションで演じるというのがミソという芝居。
だということは覚えていたけれど、どんなストーリーだったのかすっかり忘れていた。

登場人物は、みんな、自分中心主義の人ばかり。
コミュニケーションが取れているようでまったく取れていない。
暗闇であろうが、明るい電灯の下であろうが。
そこで生まれる視覚的な笑いと、事実の行き違いの笑い。

人間なんて、こんなふうに見ているようでなにも見ていない。
だから、いろいろな齟齬が生まれ、行き違いが生まれ、思い違いで離れていく。
見ていて、あまり笑えなかったなあ。

何度も同じ失敗を繰り返しているから。

ん十年ぶりのブラコメ。かなり苦い笑いだった。

posted by 風土倶楽部 at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月11日

俳優座劇場「それから」

俳優座劇場・・・何年ぶりだろう。
バーが懐かしい〜!

夏目漱石、実はあまりちゃんと読んでいない。
三四郎は挫折した。

でも、日本そのもののような気がするから、気になる。
「お気に召すまま」のシルヴィアスを演じていた平野良さん。
なんとなく気になっていた。
そして、ほたてちゃん(帆風成海)
退団後にちょこちょこ小劇場系で出演しているのを横目で見ていて、どんなお芝居をするのかなと気になっていた。

3つ気になることがあれば、そりゃあ、観ないとね。

夏目漱石の主人公は、揺れるね〜。
舞台も、その主人公に合わせて、ちょっと平衡感覚を怪しくして斜めっていた(笑
上手は日本家屋、下手は西洋風の鏡台、真ん中に畳の部屋。
漱石が生きた時代から100年ほどたっても、相変わらずこの微妙な均衡の中にいるのが日本人。

資本主義社会が定着しつつある中で、「高等遊民」である主人公代助は、どこに属したらよいのか選べない状況にいる。選べないというより、選ぶ気もないんだけどね。
友人の平岡は、銀行勤務で挫折して、新聞社へ。現代社会に否応なく取り込まれつつある。
学生時代に好きだった三千代を、代助は妙な義侠心でやはり彼女を好きだった平岡に譲った。3年たって、平岡夫妻の間に秋風が吹いているのを目の当たりにし、大きく揺れ出す代助の心と環境・・・

江戸時代のように様々な縛りが崩壊した明治時代。
自然の心の赴くままにふるまってもいいのかどうか、基準が定まらなかった中で、代助も、三千代も、自分の心に気づいてしまい…

というお話。現代的ですな。

シェイクスピアも真っ青な膨大なセリフ量。
平野くん、やるやん!終始緊張感を維持し、りっぱに主演を務めていた。
悩める明治時代人になっていた!

ほたては、色香の漂うステキな女優さんになっていた。着物姿が美しい〜。さすがだ。
このお芝居は、3人きりの舞台で、一人何役かするんだけど、いきなり代助パパの役で男役になったときに、おおっ!となった。違和感なかった。さすが〜!
ほたてちゃん、がんばっているなあ。
がんばれ、ほたてちゃん!と心の中で応援してきた。

平岡役の今立さんは、お笑い系の人らしいが、緩急自在に演じ分けていて、「芸人」というのはなんでもできるのだなあ…とちょっと感心した。

途中で日替わりゲストが出てきて、次回公演の宣伝をしたりといったコント風の場面が設定されていた。
これはこれで、まったりした明治の空気間を現代に戻してくれて、よい息抜きになった。
これも含めて、なかなか演出が鋭いなあ。

漱石の面白さをとてもよくかみ砕いて提示してくれた舞台だった。
観てよかった。

posted by 風土倶楽部 at 16:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月01日

吉祥寺音楽祭ジャズコンサート「MARU with クリヤマコト I CAN HANDLE IT」

MARUさんは、日本でベスト1の歌姫だ!

興奮しちゃった♡

歌声といい、シャウト感(というのか?)いい、なにもかもが素晴らしすぎた。
ちえさまは、こんなすごい人にバックアップしてもらって歌っていたのか・・・
MARUさんも、RJ2も、またまたすごい!とあらためて思った。

本物のJAZZ、本物の音楽にたっぷり浸った1時間半だった。
クリヤマコトさんのピアノの音もすごすぎる。
こんなに洗練された音色と音の並びを久々に聴いた。

大昔にジャズピアノを習っていたことがある私・・・
かなり悪あがきをしたのだけれど、まったくものにならなかった。
クラシックピアノを10年ほどやって、そこそこ弾けてるつもりだったのに、ジャズピアノをやってみたら、音楽的なセンスがほぼないに等しいことを突き付けられ、3年ほどあがいてやめた。

でも、時折、楽譜を買ってきては、ジャズピアノ(というよりポピュラーピアノ)を弾いてみたりしていた。
「Everything Must Change」は、そんな曲の中でも一番のお気に入りだった曲。
MARUさんが、アンコールで歌うと言った瞬間、椅子から飛び上がりそうにうれしかった。
運命的なものさえ感じてしまった。

涙が出た。。。

いろいろ思い入れのある曲なんだもん。
Mistyもよかったなあ。Gorgia On My Mindも。
Lover Manも。
いや、全部よかった。

それにしても、どの曲も、素晴らしいアレンジと歌声と演奏で、吉祥寺の武蔵野公会堂でこんな音楽が聴けるなんて信じられなかった。
武蔵野公会堂・・・ゴメン。だって、3年前にダンスの発表会で私が板の上でヘタッピなダンスを披露した舞台なのだ。

いや〜、これも運命だね(笑

本物の音楽には、心地よい緊張感と解放感が同居している。
ネイティブ並みの英語力がある同行した友人も、びっくりしていた。
MARUさんの英語もすごい〜。

ちえさまのおかげで、毎回、ほえ〜っ!と驚く本物の人たちに出会える。
本当にありがたき幸せです。

吉祥寺でこんな音楽祭をやっているなんて知らなかった。
定番のお散歩コースなのに。

MARUさんのCDを聴きながら、一杯飲みながら、あれをつくるんだ〜・・・いいのができそう。

sketch-1493555468643.jpg

コンサートの後に吉祥寺ジョウモンでもつ鍋を食べた。

DSC_1599.jpg

博多で食べた前田屋本店のもつ鍋が忘れられず・・・

DSC_1537.jpg

同じくらい美味しかった。
同行した友人に、10年ほど前にブームがあったのに知らなかったのかとあきれられた。
「もつ」というだけで、手が伸びなかったんだけれど、これもちえさまのおかげ。
吉塚のうなぎも、めちゃくちゃ美味しかった。

DSC_1553.jpg

鉄なべ餃子も。

ちえさま、ありがとう♡

posted by 風土倶楽部 at 09:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月24日

福岡市民会館「REON JACK2」

終わってしまった・・・
ちえさま祭が終わってしまった・・・

ロス・・・

大千秋楽の夜は、泣き疲れ、食べ疲れ、なのに寝ることができない。
ちえ熱が出そうな状況だった。いや、出ていたと思う・・・

出演者のみなさまのツイートを見ては涙。なのでずっと涙目だった。
ちえさまに出会えたことで、観る側もたくさんの一流の人を知ることができ、目と耳が肥えて、どんどん世界が広がっていく。

ちえさまにどこまでもついていく〜❤との思いをあらたにしたRJ2だった。

ちえさま、キラキラしまくっていたな〜。
太陽王ちえさま。ゆずキングどころではございませぬ。

福岡の前楽と千秋楽の2回で驚愕したのが、ちえさまのYOSHIEさんとのダンスコラボの進化の仕方。
YOSHIEさんのダンスを完全にREON化し、楽しさと喜びが爆発していた。すなわち「魂が喜びに震えて」いたのね〜。
その喜びが迫ってきて、また、息をするのを忘れた。
今まで見たことがないパフォーマンスだった

踊っているご本人の魂が喜ぶダンスは、いっぱいいっぱいだったらできないわけで、YOSHIEさんのあのすごいダンスを自分のものにしちゃっているからこそできる。
衣装がゴールドだからってわけじゃなく、ちえさまはキラキラしまくって、神々しいほどだった。

大千秋楽のMCはShun先生。自ら鏡に向かって「♡ふ〜」の振りを考えたそう。ちえさまにぴったりの振りを考えてくれた先生に感謝。あの振りのおかげでいつも幸せな気分にしてもらえる。私たちがドキドキさせられるダンスの振りも先生。ちえさまの中に先生がたくさん詰まっているのだ。

Maruさんが、バックコーラスで入ってくれと仕事の依頼が来たので、打ち合わせにきてみたら、1曲まるまるメインで歌う場面があって、とてもびっくりし、柚希さんの器の大きさを感じたそうな。

そうか〜、そういうものなのね。
私たちは、ちえさまのスタイルに慣れちゃっているから、まったく違和感はなかったんだけれど、普通なら、ゲスト出演とかでないかぎり、そういうシーンが用意されることはないのだろう。

カーテンコールのときにダンサーの人が、やはり、それぞれがソロで自分のダンススタイルを披露するシーンがあって、とてもありがたかったと謝辞を述べていた。
Shunさんが、バックダンサーというような考え方が好きじゃないのでと言っていた。

Shun先生、本当にすごい人だ。
みんなに見せ場をつくり、それをちえさまと二人でまとめあげ、すっかりみんなをちえさまファンにしてしまった。

先生の愛があふれた公演だった。
先生がうれしくて、楽しくて仕方がないから、ちえさまも、がんがん張り切っちゃって、ゲストがやる気満々になるから、バンドも、ダンサーも、スタッフもますますノリに乗ってしまう。

あらためてちえさまの人間力と魅力に心酔。

11公演中、9公演見ちゃった・・・しあわせ・・・
福岡まで行ってしまったし・・・

ちえさまに浸った1か月間だった。

ちえさまが賞味したものをインスタグラムにアップしてくれるから、鉄なべ餃子も、うなぎ屋も、もつ鍋も、しっかりクリア。
どれも期待以上の味だった。


最近、ツイッターに復活しました。でも、アカウントは内緒。こそっと、むふ♡っとツイートするの。
Facebookは、めんどうになったので、しばらく抜けます。

posted by 風土倶楽部 at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする