2019年02月22日

シアターコクーン「唐版風の又三郎」

暇なはずなのに、なぜか忙しい
まあ、完全暇よりはよいかと思うけど

2月11日にシアターコクーンにて「唐版風の又三郎」を観劇。

これぞ、演劇!という劇空間が繰り広げられて、そのセンターでキラキラと輝くちえさま(柚希礼音)♡
退団してから、3年半、やっと観たかったちえさまに辿りつけた。

大満足

金守珍さんは、ちえさまのよいところを完全に引き出して、そのうえ、進化させている。
ばあやは、大感動でした。

6年前に同じ空間で観た「唐版滝の白糸」がちんぷんかんぷんで、赤いドレスの大空ゆうひと、黒いおじさんの平幹二郎しか記憶になく・・・

まあ、思い入れが違いすぎるから、仕方がないとしても、唐版なるものに拒否反応が出てしまい、今回は、あまり力を入れてチケットを取らなかった。

ちえさま、ごめんなさい
まさかアングラ劇で、ちえさまがこのように開花する日が来るとは予想だにせず・・・
愚かでした

内容は・・・やっぱりなにがなんだかよくわからない
でも、演劇の力というか熱量はがんがん伝わってくる

イメージの洪水だ

その洪水の中でおぼれることなく、魅力的で残酷で身勝手でやさしいエリカという役をちえさまは見事に出現させ、泳ぎ切っていた。

織部の窪田くんも、6年間の蓄積により確実に進化しているようで、舞台の上を彷徨っていた感じの白糸から、軽やかに、着実に存在感を得ていた。

二人の力量もすごいけれど、やはり共演者のみなさまにしっかり支えられているからこそ。

惜しむらくは劇場だ。
かつて六本木のビルの地下にあった自由劇場。もう45年くらい前のこと?
舞台と客席の境界線がわからないような空間で、芝居にどっぷりと役者とともに過ごす3時間ほど。
あの魅力に取りつかれて、ずいぶん通った。
その自由劇場がコクーンでやるというので、観てみたら、あれ?というくらい熱量が拡散してしまい、私の知っている劇空間ではないと失望して、以来、一度も足を運ぶことがなかった。

風又も、そんな空間で観たら、人生変わっちゃうくらいの衝撃を受けただろうなあ。
いや、もう人生、なにも変わらなくていいけど(笑)
十分変わったから

李麗仙さんの出ていた結城座とかも、よく観に行ったけれど、あのわくわく感をもう一度味わいたいなあ。

ちえさまが、このあと、ディナーショーを経て、一人舞台を250席ほどの空間で行うという流れが、いかにすごい挑戦なのかが、よっくわかった。
なにもかもさらけ出して、もっと大きなものを得ようとするちえさまの貪欲さにますます惚れちゃう。

やはりこんな人、ほかにいない。唯一無二のちえさま♡

REON JACKシリーズ以外の舞台は、どこか迷走しているようで、ちえさまには自己プロデュース能力が足りない?などと失礼なことを思ったりしていたけれど、大きな間違いだった。

20周年の記念の年の幕開けに、この舞台を選んだちえさまは、まったく正しい。
そして、ここまでちえさまを生かせる金さんに出会えたことは、なんとラッキーなことだろう。
私としては、風間杜夫さんとの共演も、すこぶるうれしい。
風間さんの初めてのアングラ劇への出演とは思えないほどの存在感はさすが!

ちえさま、もってるね

これからも、ずっとお共させていただきます。

唐さんの作品には、シチュエーションはあれもこれも取り入れられるけれど、政治的宗教的なイデオロギーではなく、人間の普遍的な生命力を蘇らせること1点に集中しているような気がする。
ちえさまのおかげで、劇空間の新しい見方を得ることもできた。
今回の唐版風の又三郎、観てよかった。
まだ、大阪も観るけど(笑)



posted by 風土倶楽部 at 10:21| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月25日

新しいものに接近

毎年、年末年始が嫌いだ
だらだらといつの間にか変わってほしい年と月日。
忘れていたい年齢の積み重ね
しっかり思い出さなくても、次々に周囲が退場していく今、あえて月日を数えたくない

2018年の締めは、12月31日の兵庫県立芸術文化センターでのジルベスター・コンサート

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オンザ・タウンも登場。来年は佐渡さんの指揮によるオンザ・タウンも芸文で演奏される。
1940年ごろを舞台にした1950年ごろ上演のミュージカルが、なぜ、今?



2019年の皮切りは、米朝一門会@サンケイブリーゼホール
面白かった〜!
南光さんの佐野山。ええわ〜
落語の世界は、今まであまり近づかなかったのに、このところ、面白くなってきた。
でも、聞いていて疲れない語りが好き。

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宝塚の皮切りは、月組オンザ・タウン@東京国際フォーラム
たまきち、ありちゃん、ゆののゴールデントリオを観るつもりで行ったけれど、れんこんとさち花姐さんの演技が素晴らしくて、そちらに目を奪われた。
時代背景は、ほとんど描かれていないけれど、戦場に出かけていく兵士たちの24時間の休暇をどう過ごすかが描かれたこのミュージカル。
アメリカは、こんなときでも陽気だなあ。こんな国と戦っちゃだめだよね(笑)


夕方は、雪組ファントム@東京宝塚劇場
このお話は、どうも好きになれない。楽曲は、どれも耳に残る美しいものだけれど。
だいもんときーちゃんの歌が素晴らしすぎて、心地よすぎて、1幕はうとうとしてしまった(笑)
このトップコンビの歌唱力は、宝塚の宝だな〜

楽しい1日を過ごした翌日、インフルエンザA型に罹患。
初めてだ〜インフル・・・予防注射をしたのに
そういえば、予防注射から、調子が悪かったっけ…

posted by 風土倶楽部 at 11:23| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月19日

あれやこれや観たんだけれど・・・

昨年から、身辺が激動すぎて、書き込む暇がなかなかない。
最愛の家族が、一人、また一人、この世を去っていくさみしさ、悲しさが襲ってくるけれど、それをしみじみと偲んでいる時間もないほど、時に流されてしまっている。
いつの間にか紅葉も終わり、冬枯れの風景に変わった。

一応覚書程度に。

10月20日
国際フォーラム ホールC REON JACK3 進化し続けるちえさまだった。

東京千秋楽を観る予定だったけれど、危篤の知らせが届き、とんぼ帰り。
当日は間に合ったけれど、翌日、看取ることに…


11月8日、11日 
梅田芸術劇場 REON JACK3
ちえさまへの愛を再確認(笑)
コンテンポラリーダンスの「try」に衝撃を受けた。素敵!


11月17日 
東京劇術劇場プレイハウス 桜の森の満開の下
天海姐さんの男役を拝見。やっぱりセンターが似合う人だな〜
でも、内容はなんだかよくわからず…野田マップも、唐版と似たようなものだった(笑)


11月18日 
東京宝塚大劇場 月組エリザベート千秋楽
友の会で当選。ちゃぴの退団を見届けた。
来年、また、エリザベートが再演され、シシイになるとか。
ちえさまと同じアミューズに所属。ちえさまと共演する日も近いか?


11月27日 
宝塚大劇場 「ファントム」雪組新人公演
縣千を目当てに観劇。大人の男が似合う104期生。恐るべし!


12月1日 
大阪四季劇場 劇団四季 リトルマーメイド
四季のミュージカルを観るのは何年ぶりかしら
海の中の表現力に脱帽。

12月9日 
梅田芸術劇場 魔界転生
期待外れ〜

12月22日
サンケイブリーゼホール M&Oplays ロミオとジュリエット
三宅ロミオがかわいく、健気で、ちゃんとロミジュリになってた(笑)
ロミジュリのテーマは永遠だ〜!

お芝居は、これで終わり。今年も、よく劇場に通いました。
でも、どこか心ここにあらずの状況での観劇が多かった。
来年は平安がいいな〜


posted by 風土倶楽部 at 21:58| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月15日

バウホール 星組「デビュタント」

再び足をひきずりバウホール
こんなことをしているから、お医者に叱られてしまった。

でも、観てよかった

せおっち(瀬央ゆりや)としどーちゃん(紫藤りゅう)、きわみくん(極美慎)の極美の並びを観られたから。

デビュタント色に染まってしまった。って、何色なんや?(笑)

物語は…正直に言うと、どうでもいいです。
星組の若手たちを観ているだけで幸せ〜
これはヅカファンの究極の幸せだから、これでよいのだ
正塚先生は、そのあたりをよくわかっておられるので、それぞれが魅力的に見えるようにきちんと設定されている。

特にしどーちゃんのせおっちイブのお友達ビュレットが、キラキラしていて、「あれはしどーくんよね
?」と前方席なのに、オペラで何度か確認するほどだった。いよいよ開眼したしどーくん。
もっといろいろなしどーくんを観たいなあ

せおっちの目力、決め方、立ち姿・・・よくぞここまで到達したなあと、またまたヅカファンならではの楽しみを堪能させてもらった。
せおっちのトップの姿、観てみたいなあ。

せおっち、しどーくん、きわみくんの3人で歌う「どん底ソング(と勝手に名付けてしまった)」が眼福だった。「愛するには短すぎる」で、ちえさまとかなめちゃんが二人で歌ってたシーンを彷彿とさせてくれた。
正塚先生、わかってはるわ〜

はるこちゃん(音波 みのり )のリーズが、しっかり要になっていて、それでいて優雅で美しくて色気もあって、素敵だった。

いつのまにが星組の若手は、こんなにも育っていたのね〜
満足感いっぱいの「デビュタント」だった。

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宝塚大劇場 宙組「白鷺の城/異人たちのルネサンス」

今度は、右足を捻挫。
もうどうなっているのだ…ものすごく落ち込み中。

そんな足を引きずって、まずは宙組
最初から最後まで、それも2幕とも、ビジュアル、ただひたすらビジュアルで押しまくられてもなあ。
白鷺のオープニングは、おお〜!これぞ宝塚。美しい〜と思ったけれど、全編、これでもかという色彩と衣装早変わりの連続。

芸はいずこに・・・

まあ、これも芸のうちかな
ゆりかちゃん(真風)のビジュアルの破壊力は、相当なものだから。

安倍ちゃんのママ、ちょっと無理があるかも
もっと妖怪になりきってほしいくらい。
後進の指導をなにとぞよろしくお願いします!

ルネサンスのゆりかダヴィンチは、どこからみてもイケメンイタリアン。
金髪に美しいブルーの衣装がよく似合うこと!

要するにゆりかワールドに浸るための公演なのですな
でも、同行したゆりかラブの友人は、お疲れのようで、ちょっとアナザーワールドに行ってたけど。

両作品とも、星風まどかちゃんの演技力が見事に支えていて、劇団のマッチングに相変わらず感心しまくってしまった
そのまどかちゃんは、どこか故障しているようで、フィナーレのデュエットダンスは夢白ちゃんが代役。

ルネサンスのラストあたりで、シラサギの羽(らしい)に抱かれて昇天するまどかカテリーナちゃん。
羽が蝙蝠みたいで、カテリーナの衣装が黒なもんだから、やっぱり蝙蝠にしか見えなかった。

そして、あの絵。そうきたか…そうくるしかないよね〜
でもなあ・・・

両作品とも、ほかのジェンヌたちの見せ場がいまいちなくて、ききちゃんと、ずんちゃんと、ひかるくんがちょっと目立っていた程度。

もやもやが残る〜


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2018年10月09日

梅田芸術劇場「ナイツテイル」

東宝製作の「ナイツテイル」を観劇。

東宝・・・やるじゃないの
オリジナルミュージカルで、世界初の上演。
音楽がとても耳馴染みがよく、単純なストーリーを起伏に富んだ舞台演出で飽きさせない。
実は、前夜によく眠れず、絶対寝るな…などと思いながら、客席についたのだが、ほんの3分足らず、ちょっと危ういときがあったが、それ以外は集中して観ることができた。

オープニングの円形のたき火のような演出には、梅芸もやればできるのだ!とまたまたワクワクさせられた。
梅芸は、ここまでできる舞台なのに、「マタハリ」はなぜにあのようなカーテンをひきまくる演出しかできなかったのか…と、また、恨みがふつふつ・・・

堂本光一くん、お初でした。
ジャニーズ系は、ほぼスルーしてきたので、やっぱり立ち位置はよくわからず。
井上芳雄くんと並ぶと、サイズが違いすぎて、どっちがどっちか遠目でもよくわかって、よろしいんじゃないでしょうか。
エミリアに牢獄の中の二人を説明するときに、背の低い方がアーサイトだというセリフに客席から、かなり笑いが起きていて、こういうあたりに光一くんの懐の深さを垣間見た気がした。

芳雄くんは、相変わらず盤石の歌声。今まで観た中では、一番納得できる役だったかも。
盤石と言えば、岸祐二さんの大公シーシアス、音月桂ちゃんのエミーリア、島田歌穂さんのヒポリタ、と見事な布陣で、歌声に酔わせてもらった。

特にびっくりしたのが、上白石萌音。妹の萌歌を「義母と娘のブルース」で、ようやく知り、「るろうに剣心」の薫役を観るのを楽しみにしていたんだけれど、姉まで、こんなに歌えて芝居ができるなんて!!!
ミュージカル界の若手の人材の豊富さに驚いた。

そして、今回、なにより楽しませてもらったのがダンス。
特に森の牡鹿と牝鹿のダンスにうっとり。
その森の舞台構成も、とても素晴らしく、こんな森なら、さまよってみたいと思った。
「お気に召すまま」の森とえらい違いだ!ぷんぷん

梅芸のメインホールで観ているのに、シェイクスピア時代の猥雑な舞台、観客がわいわい、きゃーきゃーする雰囲気を少し味わえたような気がする、ちょっと今までにない舞台だった。
こういう作品にちえさまに出てほしいのになあ・・・

物語は、ハッピーエンド。まるで「お気に召すまま」とそっくりの大大円。
それぞれのカップルに幸せが訪れる。
原作は、どうやら違うみたいだけれど、それはそれ、これはこれ。
征服する側、された側とも、愛が媒介されることで未来が開けるというハッピーなお話しになっていた。

エミーリアと牢番の娘の関係性だけがよくわからず・・・
再演されたら、確認に行かねば(笑)

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2018年09月12日

月組新人公演「エリザベート」

今年一番ドキドキ期待に胸を膨らませた公演が終わってしまった…
エリザベートを月組が公演すると発表があった日から、ずっとありちゃん(暁千星)トートを絶対観る!と心に決めていた。

お誕生日にありちゃんトートが観られるとは!
なんという幸せ♡

そして、期待通り、いや、それ以上のトートを魅せてくれたありちゃん。
「エリザベート」は、一路真輝退団直後の外部公演で初めて観たときには、なんだかちっとも内容がわからず、ほとんど覚えていない。
8年ほど前に借りたDVDで宝塚版月組のさえこ(彩輝なお)トート、あさこ(瀬奈じゅん)シシィバージョンにはまり、なるほど、こういう物語だったのねとわかったけれど、内容よりも、さえこトートのかっこよさにはまったようなもので、我儘女のエリザベートの変な話だくらいに思っていた。
数年前に花組でみりお(明日海りお)トートを観たときには、チケ難でゲットしたチケットなのに、かなり気が遠くなってしまい、あまり印象に残らず…
一昨年、梅芸で観た城田優トート、おはなさんシシィも、演出がいまいち気に入らず、期待ほどではなかった。

そして、10回目の再演となる今回の月組本公演では、健康的なたまきち(珠城りょう)トート、ちゃぴ(愛希れいか)シシィをとても微笑ましく思ってみた。たまきちは好みだし、ちゃぴのシシィは完璧だし、かなり楽しめた。

が、しかし、こんな真打登場が待っていようとは!

ありちゃんトートは、今まで観たどのトートよりも、人間離れしていて、まさに黄泉の帝王「死」
人の弱みに優雅に冷酷に寄り添い、甘美な死の世界に誘おうとする。
トートとは、こういう設定だったのだ!と、初めてわかった気がした。

ありちゃんトートの腕と指先は、まるでふわふわと漂うように動いて、心をからみとっていく。

ああ、からめとられたい・・・と何度思ったことだろう。

何度か歌われる「愛と死の輪舞」が、毎回違うのよね〜
シシィと出会う最初の輪舞は、ちょっと緊張が高まっていたのかハラハラしたけれど(こちらもドキドキ)、「私が踊るとき」の直後だったかなあ、「追い詰めよう〜」と歌う輪舞のときには、ぞくぞくさせられた。
トート閣下のスイッチがはいっちゃったよ〜!もう逃れられないよ〜!とシシィに警告したくなるようだった。

あそこで今回、なるほどと思ったのは、ハンガリーの革命志士たちがクローズアップされるところ。
時代の潮流が大きく変わり、ハプスブルク帝国の終焉がくっきり浮かびあがってくる。
そして、破滅への道筋が見えてくる。まるでトートに導かれるように。

よくできた構成なのよね〜と、今ごろ気づいてどうする!
把握力のなりばあやを、ありちゃんトート閣下がお導きくださったから、この作品の魅力をようやくたっぷり楽しむことができたのだ。

ルドルフが頭に銃を打ち込んだ直後に抱き止めるトート。そして、口づけをする。
ありちゃんトートは、まるでルドルフの命をしっかり吸い取っているかのようなコワい閣下だった。
まさに「死」

ほぼ目の前で「愛してる〜♪」と歌いあげてくれて、クラクラした。
が、この輪舞の歌は、オリジナルのミュージカルにはなく、宝塚独自であとから追加されたもの。
この歌を抜いて考えると、この作品は「死」の色がぐんと濃くなる。

君主制が終わり、このあと、第一次世界大戦、第二次世界大戦と、戦争の世紀になだれ込んでいく直前の時代の話。シシィは、もう少し早く生まれていれば、我儘に好き放題に貴族として優雅に人生をまっとうできたはず。時代に飲み込まれていく国と君主たち。
こういうものを甘美な曲で鋭く描いてしまう客観性が面白いなあ。

ありちゃん、大物だ
これから、どんなふうに成長するのかしら。
「どこまでも追いかけていこう〜」

今回の新人公演でのもう一つの驚きは風間柚乃のルキーニのすごさ!
登場シーンから鳥肌もんだった。
目に狂気が宿っているんだもん。
舞台の上での存在感も、申し分なく、ありちゃんトートと互角の勢い。
100期生ですと!
いや〜、末恐ろしい。

全体にとてもレベルの高い内容で、本公演越えか?と思ったほどだった。
宝塚って、まさに才能の宝庫だ!とあらためて思いしらされた公演だった。

ありちゃんトップお披露目は、エリザベートに決まりだな。
できれば、ゆのちゃんのルキーニとセットでお願い。
ヘビロテで通います。

その日まで元気でいなくっちゃ!

posted by 風土倶楽部 at 23:45| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月13日

梅田芸術劇場 宝塚宙組「ウエストサイド・ストーリー」千秋楽

8月9日 宝塚宙組「ウエストサイド・ストーリー(WSS)」千秋楽を梅田芸術劇場メインホールにて観劇。
1月の初日以来の2回目。
あれから7か月。その間、我が家の大プロジェクトを遂行し、右手首骨折を経て再びのウエストサイド・ストーリー。ちえさまは、マタハリから、ゼロトピアを経て、ただ今、夏休み中。ようやくRJ3で本来のちえさまに出会えるとスタンバイ中。長かったと思っていたけれど、早いとも。高校野球が終われば、今年も、師走へ向けてなだれ込んだいくのだろうなあ。

主演の真風涼帆(ゆりか)がご挨拶で言っていたように、この作品のメッセージ性は普遍的なもので、現在にもつながり、深いテーマに愕然とする。誕生以来、半世紀以上たっても、まったく色あせない作品の凄みに劇団は、正攻法で取り組んでいた。

大人の世界の面白さや深みに気づき始めた初々しさが体中からあふれているゆりかトニー。
未来にはちきれそうな夢を抱いている星風まどかマリア。
対象的なジェット団とシャーク団のチンピラたち。
自分たちのアイデンティティをつかめず、小さな世界の中でシマを奪い合っている。
希望が見いだせないのだ。

希望や夢に向かって歩みだしたトニーとマリア
出口の見えない毎日にいら立つ仲間たち
この二つのせめぎあいが、美しい音楽に彩られ、何度見ても、人間の業の深さに震撼とさせられつつ、どこか甘い目眩のような夢のひとときを味合わせられる。

元ネタのロミオとジュリエットも、ジュリエットが悲劇への扉を次々に開けていく。
WSSも、また、マリアが悲劇の大きな扉を開ける。

トニー、あなたが行って、みんなを止めてちょうだい

シェイクスピアって、やっぱりすごいなあ

マリアは、これからどうやって生きていくのだろう、と毎回観るたびに思ってしまう。
世界平和のために邁進するのかなあ。
修道院にでも入って、祈りの日々?
いずれにしても、自立して、一人で生きていくのだろうなあ。

トニーとマリアの二人の世界が、東京公演初日から、かなり磨きがかけられたようで、大阪千秋楽には、しっかり出来上がっていて、二人の世界がそこにふわっと浮かんで漂っているような気がした。
結局、地上に引きずり降ろされるんだけれど…( ;∀;)

初日のメンバーから、ベルナルドとリフとアニータの役が入れ替えられていた。
好みで言えば、東京公演の芹香斗亜(ききちゃん)ベルナルド、桜木みなと(ずんちゃん)リフ、梅田の桜木みなとアニータ。
特に娘役ずんちゃんの迫力と色気には、かなり驚かされた。
東京の和希そらのアニータもよかったけれど、ずんちゃんの存在感はすごかった。
時折、男役ずんちゃんが顔を出すんだけれど、それが邪魔でなく、アニータの女としての色気になっていた。
ずんちゃん、恐るべし!

ということで、大阪公演WSSの大収穫は、ずんちゃん、すてき!だったのだ(笑)






posted by 風土倶楽部 at 16:05| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月16日

5月から7月の観劇日記

昨年の晩秋からの嵐のような実家整理と引っ越しプロジェクトがようやく完了に近づいたと思ったら、脚立から派手に落ちて、右手首と肋骨を損傷してしまった。
左手だけの生活の不便さに辟易とさせられ、くしゃみをしても、咳をしても肋骨が痛いのにも困った。

膨大な家財を整理し、捨てている間は怪我ひとつしなかったのに、あと一息というところで油断したとしか思えない。

物心ついたころから馴染んだものたちとの決別には、本当に参った。体の疲れより、そのストレスが重くのしかかった。

心にも、体力にも余裕がないと、ブログやらSNSなんていうのはやる気にならないものですな。
Facebookは、すっかりめんどうになってしまった。

とはいえ、観劇はどんなときでも忘れない(笑)


宝塚大劇場 星組『ANOTHER WORLD』『Killer Rouge(キラー ルージュ)』

右手首骨折の翌日に観たから、ほとんど心ここにあらず・・・前夜は、手首と肋骨が痛くてよく寝られなかったし。
「ANOTHER WORLD」は落語の地獄八景亡者戯などを元ネタにしたお話。
セリフがやたらと早くて、眠気と痛さ(主に肋骨)で朦朧としているから、なにを言っているのかイマイチわからない。というか、落語というのもを勘違いしている?吉本とごっちゃにしている?
落語だからって、関西弁だからって、あんなにきゃんきゃんセリフを言う必要はないはず。役者たちがそうしているとは思えず、これは演出家からの指示なのかなあ。
瀬央ゆりやの赤鬼赤太郎と紅の康次郎(だっけ?)のやり取りシーンが私のツボだった。
はるこちゃん(音波 みのり)が美しかったし、面白かった。

レビューは、スピーディであっという間に終わってしまった。
ことちゃんのヒデキの情熱の嵐がよかった〜!



梅田芸術劇場「メリー・ポピンズ」

メリー・ポピンズの映画は祖父に手を引かれて連れて行ってもらった映画のひとつだ。
ストーリーはあまり覚えていないのに、チムチムチェリーなどのナンバーはほぼ覚えている。
そんな懐かしさのかたまりのような映画が舞台になっているというので、懐かしさのあまり足を運んだ。

場面ごとにエンターテイメントな趣向が凝らされている贅沢な舞台だった。
濱田めぐみさん、島田歌穂さんという二大ミュージカル女優の圧倒的な歌唱力と演技力に酔わせてもらった。
そして、一番びっくりしたのが大貫勇輔(ヌッキー)の歌とお芝居!!!
ちえさまのことを「ダンスだけでなく、歌って、お芝居できて最強ですね」なんて言ってたけれど、それはあなたです。

ラストに子供たちが「パパ、大好き」と抱き着くシーンで、涙が止まらなくなりそうになり、かなり焦った。
ハッピーな、そして、やさしい気持ちになれる作品だった。

梅芸でこれだけの舞台美術ができるんだから、やっぱり「マタハリ」は、もっと演出を考えられたはずと、また思ってしまった。


赤坂ACTシアター 宝塚月組「雨に唄えば」

とにかく楽しい舞台だった。
珠城りょうと美弥るりかのコンビはもちろん、意外性のある配役だった輝月ゆうまのリナが最高に楽しかった。
たまきちのずぶぬれ「雨に唄えば」も。


バウホール 宝塚月組『愛聖女(サントダムール)−Sainte♡d’Amour−』

愛希れいか(ちゃぴ)主演のスペシャル公演。
信念を持った気高いジャンヌ・ダルクそのものに見えてしまうほど凛々しくかっこいい娘役ちゃぴ。
お話はタイムスリップものでお定まりの内容だけれど、ちゃぴがイキイキと舞台狭しと飛び回り、脇をからん、ゆりや、るね、かなでと芸達者たちが支え、さち花姐さんが怪演に励み、アキちゃんが、斎藤吉正氏のかなり下ネタ満載のセリフをこなし、月組メンバーの層の厚さを感じさせるよい舞台だった。


宝塚大劇場 雪組新人公演「凱旋門」

本公演を観ていないから、比較ができないのだけれど、新人公演とは思えない落ち着いた演技で、大人の恋の世界が展開されていて、ちょっと驚いた。特に主演の縣千。あの落ち着きはなんなんだ〜!終了後の舞台挨拶は、しどろもどろしていて、声も高めで、とてもかわいいかったのに、ラヴィックは、大人の心に大きな傷を負った男だった。また一つ楽しみが増えちゃったな。


大阪フェスティバルホール 地球ゴージャス「ZEROTOPIA」大千秋楽

長い長い公演がようやく終わった。
4回目にして、ようやく地球ゴージャスなるものがわかった。
ゲスト出演の主要キャストの見せ場を用意した場面をつないでいくというものなんだな。
地球ゴージャス好きの友人によると、「ストーリーを深く考えてはダメ」だそうな。
なるほど〜。登場人物たちの悲惨な過去が、あまりにも悲惨すぎるから、なんかすごいメッセージがあるのかと思っちゃった。なのに、ラストは、なんかよくわからないけれど、カタルシスみたいな状況が設定され、悲劇と希望で終わる。やっぱり4回観ても、なんでそうなん?考えたら、あかんねん・・・
それにしても、ちえさまの「見せ場」とやらの貧相なこと。
ずいぶんと過小評価されたんだなあ。。。

ラストシーンのちえさまは、とても美しく神々しくさえあった。
なよなよした女も、芸の肥やし、と思うしかないか。
それにしても、逃げ回るちえさまは、もう見たくないなあ。

西川くんは、ミュージカル(なのか?)の歌い方と違うから、まるでそこだけコンサートみたいだ(笑)
ある意味、ちえさまと西川くんが手をとりあって歌うなんてシーンは、超貴重なのやもしれない。

とにかく終わってよかった。





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2018年04月23日

「修羅天魔 髑髏城の7人」と「地球ゴージャス ZEROTOPIA」

新感線の「修羅天魔」と地球ゴージャスの「ZEROTOPIA」を1日でW観劇。
対照的な公演だった。

まずは新感線の「修羅天魔」
天海姉さんを迎え、従来の極楽大夫と捨之介が合体。
捨之介の決めセリフを姐さんが言う

クラクラします・・・かっこよくて
とにかく美しくて、かっこよくて、見ているだけで幸せ〜

1幕ラストもついて行きたくなったし、2幕ラストも、私も一緒に関東平野で無界の里づくりをしたい〜と切望しちゃいました。

「みんな、死ぬんじゃないよ!」と姐さん
はーい!がんばります!と心の中で叫んじゃうもんね(笑)

天魔王は古田新太。
迫力ないなあ。やっぱり森山未來よね
古田さん、歩き方が変。じじむさい
動きにくそう
お体は大丈夫?

無界屋蘭兵衛が、今回は、夢三郎として変形した役になっていた
竜星涼、お初です。
夢虎になってからの悲しさが、すごく伝わってきて、これはこれでありだなあ


清水くるみの沙霧、家康の山本亨、ぜん三の梶原善、しっかり見せてくれる

兵庫の福士誠治も、舞台は初めてだったけれど、この方、うまい人なのね〜

三宅弘城、この人もテレビでは知っていたけれど、舞台は初めて。
いや〜、面白い!
タナカさん、最高!

そして、髑髏党のミュージカル仕立ての歌とダンス!
兵庫とぜん三の鎌による戦いぶり

すべてがツボで、4時間近くがあっという間だった。
新感線のセンス、好きだわ〜
天魔王と極楽のラブシーンも、宝塚的アプローチで大変よろすぃ。

ストーリーは、いつもの髑髏城だから、じっくりゆり姐さんを鑑賞させていただきました。
姐さんのセンターのオーラは、ほかの人の追随を許さないものがあるなあ
いつかちえさまも、立ってほしいセンターだ

着物の着付け、所作も、すごくきれい
胸元をすっと手で切って、帯に両手をかけて、ぐっと下におろす所作なんて、頭の中でステキ!がぐるぐる回ってしまった。

今回は8列目だったので、とても近く、ほぼオペラなしで見ることができた
IHIアラウンドのステージの流れるような演出を楽しもうと思うと、真ん中あたりの席がよさそうだけれど、それだと姐さんから遠くなるしなあ。
このステージは、このくらいの濃密な舞台でないと、すかすかになっちゃうだろう。
緻密な舞台構成、的確な配役とセリフ、センスのよい笑(関西系ですな。だからテイストが合うのかも?)、大満足の修羅天魔だった。
メタルマクベスも、面白そう。


・・・・・・・・・

さて、相変わらずなにもない市場前駅から、赤坂へ

地球ゴージャス・・・映像でちらっとみたことしかなかったけれど・・・悪い予感が的中(´;ω;`)


柚希礼音をこれだけムダ使いできるのはアミューズならではだ

Shun先生、原田薫さんが共演しながら、ほとんど踊らないちえさま
なよなよと悩みまくるちえさま
そもそもヒロインのJUNがあて書きだそうだけれど、ちえさまの魅力をまったく引き出していない
どこに共通点があるのだ?


なんだ、これ?
看板に偽りあり、だな

Shunさんと原田さんが、演技も、歌も、できちゃうのには驚いたけど。

まったくテイストが合わない!

笑えないんだもん

笑う仕掛けは随所にあるんだけれど、テーマは妙に深刻ぶってて、でも、論理は破たんしていて、ぜんぜん入り込めなかった。
会場は、それなりにウケていたから、みんな、あまり深く考えてみてないのか、こういう論理破たんした状態で世の中が回っているのか
後者だと怖いな

JUNの置かれた状況は、すべて「あんたのせいやん」で終わるもの
ほかの登場人物は、テロリストとして養成されたり、内戦に巻き込まれたり、要するに世界のあちこちで起きている理不尽な争いに巻き込まれていたりする。サンディにいたっては、父親から虐待され、逆に殺しちゃったというまるで映画「愛のむきだし」(すごく気に入って、2回も観ちゃったやつ)状態の設定。

なのにラストで明かされるのは、人間が地球を破壊しているから、自然を大地に返すために「怒り」の感情を利用した新しい兵器をつくるらしい。

はあ?

地球の自然破壊と登場人物たちの慟哭は、まったく違う次元のものじゃん

気分なんだよな〜


一口に言って陳腐です。


自然環境とか、内戦とか、殺戮とか、虐待とか、そんなものを組み合わるだけで、社会性が出るわけじゃない。

最近のショー化されているニュース番組の影響を受けすぎじゃないのか?
あのショー化されたニュース番組は、日本人の論理思考の弱さを露呈しているゆえのこと。だから、毎日、イライラしちゃう。
観ていて、あら、ここにも…と思っちゃった。

いやはや、100歩譲って、ストーリーはどうでもいいけど、柚希礼音のムダ使いだけは許せない!

ちえさまの先輩方も、地球ゴージャスには1度は出演しているけれど、2度出演している人はいないそうなので、これに耐えれば、二度とこのようなことは起きないと思いたい。

ちえさまは、ゆり姐の最大最短の後継者なのに。
ゆり姐のあのセンターに立てるのは、ちえさまだけなのに。
ちえさま…愛するちえさまをもっと大切にしてあげてほしい

まあ、ご本人は、楽屋がとっても楽しいようで、新しい人脈づくりができて、芸の肥やしをたくさん得て、むだではないと思うけど…
でも、時間のムダは取り返せない…ちえさま、アラフォー・・・

というわけで、ちえさまのちえさまらしいかっこよさとかわいさとステキさ満載の舞台を切望するばあやは、相変わらずやきもきしまくりの日々なのだ
やきもきしながら、名古屋も、大阪も、観に行くけどね(笑)
お支えしなくっちゃ。

このどうしようもないフラストレーションは、REON JACK3で発散しまくるぞ〜(ちえさま風)

そうそう、西川くんは、陳腐なストーリーの中で一番?な役なのに、ゆるぎないなにかがあって、すごい人だ。
もう立ち位置を確立しちゃっているからゆえの心の広さ、なんだろう。
楽屋でちえさまのやらかすあれやこれやに、紅ちゃんに代わってつっこみまくってあげてくださいませ。
ちえさまにとっての一番の癒しなのですから


posted by 風土倶楽部 at 16:48| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月07日

宝塚大劇場 月組公演「カンパニー/BADDY 悪党は月からやって来る」

サラリーマンのたまちゃんと、わるいやつのたまさまの両方を一挙に楽しめるうえ、組子たちが、とっても楽しそうにやっていて、きゃあきゃあしながら、観られるいい公演だ〜!
1粒で2度おいしい、いや、10度くらいおいしい。

るりるりに流し目をがんがん飛ばされ、
ありちゃんのキレのあるダンスとかわいい笑顔にとろかされ、
れいこちゃんのコミカルさに笑わされ、
としちゃんのかっこよさにウキウキさせられ、
ダンス・ユニット”バーバリアン”にドキドキさせられ、
ちゃぴのキュートさにうっとりさせられ、
柔道家たまきちのがたいのよさとバッディのダイナミックな動き(好み♡)にズキュンと撃ち抜かれたり、
もうずっときゃっきゃしまくりの3時間だった。

若返りエキスをしっかり吸収しちゃった。

カンパニーは、石田先生、さすが〜!ヅカファンのツボを心得てはるなあと感心しまくり。
サラリーマンだし、そもそもスーツものは苦手だし…と、ぜんぜん期待せずに観たけれど、とても面白かった。
それぞれの役が、とてもばっちりな適役のうえ、見せ場もあって、組子たちのイキイキぶりが半端なかった。

上田久美子さんのレビューは、斬新な今まで観たことないものだった。
レビューには、だいたいのテーマ性はあるものの、一貫した筋のようなものがあるのは、ボレロとか、ノバボサノバあたりかな。
その路線からも、思い切り飛んでみました的なアプローチで、途中、なんだっけ?みたいなところはあるものの、たまきちの悪役ぶりを追ううちにどんどん引き込まれていった。
たまきち、成長したなあ。男役群舞の部分のダイナミックさに、ちえさまを彷彿とさせるものさえあった。
デュエットダンスも、ドラマチックで、実はこういうのを観たかったのよね〜とワクワクさせられた。

お芝居も、レビューも、かなり実験的な公演なのに、破たんすることなく、両方とも、とてもとても楽しませてもらった。
月組、やるなあ!
posted by 風土倶楽部 at 11:45| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月18日

国際フォーラム ホールC「マタハリ」大千秋楽

こんなに感動したのは、ちえさまの宝塚時代の「ロミオとジュリエット」以来だろうか。

15日に観たときとこんなにも違うなんて。
ちえさまになにが起きたのか?(笑

今日のマタハリは、女が惚れる女だった。

手や腕の動かし方が、とてもしなやかで、かたちとしての「柚希礼音」がどこにもなかった。

セリフは、とてもやわらかで、声のトーンも、相手によって自在に変わっていた。
15日に観たときには、大阪のときと同じようにアンナに対する言い方が、少しきつくて、まるで下級生に言っているような印象を受けた。
なのに今日は、語尾がやわらくなっていた。
人生の同士としてのアンナとの関係がきちんと伝わってきた。

5回目の友人と観て、同じ感想だったのが、ラストの鉄格子のなかのマタハリの感情の動き。
素晴らしかった。

アンナに今日の客席は?と問い、アンナが「大入り満員です」と答えたときの「ステキ」の一言が、心に飛び込んでくるようなすべてを込めたセリフだった。
そこからのソロの歌い上げ、そして銃の音。
青一色の舞台の上で彷徨うマタハリが、
手を差し伸べた向こうにアルマンを見つけたかのように目を輝かせ、そっと微笑む。

大泣きしてしまった…

ようやくちえさまのマタハリが完成したんだと思うと・・・涙
もちろんマタハリの愛を求めて駆け抜けた人生にも、涙

まるでバシバシ4回転を決めるゆずるくんみたいだったちえさま。
すべてのトリプルアクセルに成功したみたいだった今日のマタハリ。
金メダルをたくさんあげたいっ!

ばあやは、ついに本当の女優ちえさまの誕生を目撃できて、とてもとてもうれしい。

大阪で観たときは、生キスと半裸の姿でのダンスにショック状態になり、思考が停止してしまった。
まさかおへそまで見せてしまうなんて思ってもみなかったから。

ようやく慣れてきて観た東京公演。
今度は、逆に柚希礼音があちこちに顔を出していて、どういうマタハリになっちゃうのかと心配になってしまった。

今日、マタハリと共に暗い世界大戦の時代を駆け抜けることができた。
この並走感、懐かしい。ロミオとジュリエットを観たときを思い出す。
舞台のちえさまと客席との一体感。これぞ柚希礼音の真骨頂。

思えば退団直後に出演したPOB(プリンス・オブ・ブロードウエイ)で、裸の背中を見たときにその筋肉の付き方に驚いた。
大柄なねねちゃんをかついで、くるくる回していたんだから、筋肉がついて当然だった。
ああ、ちえさま、ほんとうにご苦労されていたんだ…と、そのたくましい背中を見て感慨深いものがあった。

その背中は、今は、美しい筋肉に彩られ、女らしい肉づきになっている。
ちえさまの進化と私の気持ちがシンクロできなかったら、どうしようと不安だったけれど、今日、ぴったりシンクロできて、ほんとうにうれしい。

どこまでもついて行く!

共演者の人たちがすごかったな〜とあらためてつくづく思う。
この優秀な役者さんたちに支えられて、マタハリを自分のものにしていったちえさま。
これは再演しなくっちゃね〜。
今度は、毎日、大泣きしに通います!

でも、やっぱり舞台のカーテンは、もう少し工夫してほしいな(笑

posted by 風土倶楽部 at 17:50| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月16日

国際フォーラム ホールC「マタハリ」

2回目のマタハリ
今回は、後方センターだったので、舞台全体を把握できた。
全体の印象はほぼ同じ。

ちえさまはセンターで光り輝いていた。
まっすぐに生きるマタハリ。
どんな苦労や困難が立ちはだかろうが、ひたむきに幸せをつかむために邁進する女マタハリ。

まさにちえさまでなければできないマタハリ。

が、マタハリのドラマは、それでいいのかなあ・・・という思いがどうしてもよぎってしまう。
オンナが虐げられることが多々あった時代という背景があるとしても、マタハリの生きる力強さゆえに、そうした背景がかすんでしまうのだ。

ちえさまのオーラが強すぎるというべきか。

必死で自分を守っているから、アルマンの稚拙とも見える近づき方にコロリとはめられてしまうのか?
誰か頼るべき相手が欲しいから。

でも、ちえさまマタハリには、その弱さがあまり見えないのよね〜
先入観があるから、なのかなあ(笑
あまりにもピュアで、なにものにも汚されていない感じなのだ。

それはそれで魅力的なオンナなんだけれど、この物語のマタハリは、もっとドロドロしていた方が悲劇性が強調されると思うんだけどなあ。

ラスト近くの尋問を受ける場面で、ラドゥがマタハリの過去をあげつらうシーンになって、ようやくサーカスにいたのか〜、街角に立っていたのか〜、コールガールだったのか〜と、あらためて思わせられるわけで…

ちえさまはピュアすぎるから、
力強いから、
ついて行きたくなっちゃうから

女闘志みたいなマタハリなのよ・・・好きだけどね💛
だいもんロベスピエールより、リーダーシップあるかも( ´艸`)

私は、やっぱり2幕が好き。
ベルリンの病院にアルマンを訪ねるまでのちえマタハリのイキイキしていることといったら!
水を得た魚のようです。
ちえさまのこういうシーンをたくさん観たいなあ。

今回のラドゥは佐藤隆紀さん。
なんという美声!気持ちよすぎる!

佐藤さんで、ジャンバルジャンを観てみたいなあ。
ちょっと堕されてしまったかも。シュガーさん💛

加藤アルマンは、もう完璧。完全にラドゥとアルマンを演じ分けている。

そして、やっぱりすごいなあと思うのは福井晶一さん。
迫力が半端なく、物語の大きなカギを握るドイツ将校にぴったり。

和音美桜のアンナは、ちえさまとの対比が鮮明。
「私は、あたなを通して生きている…」と歌う曲は、ものすごく難しいはずだけれど、歌詞がきちんとひしひしと伝わってくる。

それにしても、やっぱり気になるのは、あの旗での場面転換。
あのチープさが、小劇場のチープな芝居を見ている気分を呼び起こしてしまう。
なんとかならなかったものか。
鉄パイプの階段の多用も。
13000円の公演とは思えない。
第一次世界大戦の時代が暗かったとはいえ、一方で欧米諸国が植民地支配に地道をあげていた時代でもあり、上流階級を中心に華やかさがあったはず。

それとオープニングのマタハリの登場の仕方。
舞台奥から走って、群衆を分け入っての登場。
群衆が散らばると、そこに豪華な衣装のマタハリがすくっと立っていた、みたいにしてほしかった。
宝塚を観過ぎ?(笑

走ってはけるというのもあった。

そういえば、和樹アルマンは2回も、ひきずられて退場してたっけ(笑

ラストのちえさまがブルーの背景をさまようシーンは、とても物悲しいながら、生き抜いたマタハリの人生を感じさせられた。
ちえさまは、ほんとうに歌が上手くなった。
マタハリのナンバーは、どれもワイルドホーン氏ならではの甘いメロディの切ないナンバーばかり。
CDが欲しい

来月、韓国バージョンの舞台映像の映画を見るので、比較がとっても楽しみ。

さて、ちえさまの生へそも、あと1回。
これが最後の露出かもしれないから、よっく拝んで来ようっと。

posted by 風土倶楽部 at 21:05| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月08日

梅田芸術劇場メインホール「黒蜥蜴」

ちえさまのマタハリは絶賛の嵐のようで、ひとまずよかった。
ばあやは、裸同然の衣装や、生キスにショック状態で、いまだによみがえれず・・・
一緒に観たちえさまファンも、ゼロトピアは、もうどうでもいいとまで言う始末。
求めているものと、ちえさまの進化がシンクロしなくなるということはあり得ることで…
近々、2回目、そして、千秋楽を観るので、また、感想が変わるやもしれない。

さて、三島由紀夫とシェイクスピア看板には、とても弱くて、まるで街灯に集まる蛾のごとく劇場に吸い寄せられてしまう傾向にある私。

今回は、それに加えて中谷美紀!
以前、「メアリー・スチュアート」のメアリー中谷を見て、魅了された。
その彼女が黒蜥蜴をやるなら、これは観なくっちゃ!

期待通り、黒蜥蜴にぴったり!
美しくて妖艶、冷酷で、真剣なのに、どこか滑稽さがある。
華麗な犯罪そのものの黒蜥蜴。今、できる人は中谷美紀しかいない!と思わせられた。
黒いドレスがとてもよく似合っていた。
明智探偵の井上芳雄の存在感が薄くなってしまうほどの中谷黒蜥蜴。

私も、中谷黒蜥蜴に「青いカメ」の称号を与えてやろうと言われてみたい♡

手下役の朝海ひかる(こむちゃん)の立ち姿の美しさが、首領の黒蜥蜴の美と調和していて、配役がばっちり!

三島由紀夫の耽美なセリフに彩られた戯曲は、まるで強いお酒を飲まされたような気分になる。

それにしても、「黒蜥蜴」」は、ほんの少し前に観た「マタハリ」と同じ劇場とは思えない舞台構成、展開、装置だった。
すごくよく考えられていて、シンプルなのに簡素ではなく、地味でもない。そして、状況展開がわかりやすい。

冒頭のいくつかのドアを役者に持たせ、マジックのうに登場人物を登場させるところから引き込まれた。
時も、場も越えて、ホテル内なんだけれど、ホテルでもなく、東京タワーなんだけれど、タワーでもない。黒蜥蜴のアジトの不気味なんだけれど、不思議な静謐さと芸術性が入り混じった空間。

役者、舞台の調和がとれた公演だったと思う。

posted by 風土倶楽部 at 22:43| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月23日

梅田劇術劇場メインホール「マタハリ」

ちえさま(柚希礼音)主演の「マタハリ」を鑑賞。

ついに生キス・・・

ちえ組一同ショックが大きすぎる
女優なら、当然あってしかるべきシーン
でも、いまだに受け入れられず・・・

もともと宝塚が好きなメンバーばかりだから、どこかで夢をずっと見ていたいのだ。
宝塚の男役はイリュージョンの中のイリュージョン
いつかその夢が破られる日は来るのはわかっているし、わかっているから、その舞台を愛でる

では、宝塚以外の舞台の上での芝居は、なにもかもリアルでなければならないのか…といえば、そういうわけでもないはず。特にミュージカルなら、なおさらだ。
いつも思うのは、ミュージカルにおいて、宝塚式のラブシーンではいけない理由がどこにあるというのだろう。

「マタハリ」の舞台の印象は、とにかく地味。
ちえさまマタハリの衣装は、とてもキラキラしていて、豪華。
第一次世界大戦時代の話。20世紀は戦争の時代でもあり、その最初の最悪の世界情勢の中にあって、あだ花としてほんのひととき咲き誇ったマタハリを象徴するかのようなマタハリだけの豪華な衣装だ。

それに比して、舞台装置の地味なことといったら!
舞台の端から端まで、まるで洗濯干しのロープのようなものが3本ほど渡されていて、そこにカーテン状のものがかけられていて、場面展開に使われる。ドイツなら、ドイツ国旗のような柄、フランスなら、三色旗のような色合いといった具合。するするとそのカーテンがひいてこられ、その前で芝居が展開されることが多い。

いやはや、地味にもほどがある。
スケール感がないのだ。

それ以外は、鏡前と着替えだけの貧相なマタハリの楽屋と、パイプで組んだ屋上を模した階段など。
マタハリとアルマンが心を通わせるシーンも、そのパイプの屋上。
宙組のWSSのトゥナイトの場面と似ているのだが、WSSのほうが数倍美しい。
照明でどうとでもなるだろうに。宙組も、パイプが組まれた上でのラブシーンだったけれど、星が散らばっていて、それは美しかった。
マタハリの場合は夜明けなんだから、朝日に照らされたシーンにしたらよいのに。
なぜ徹底して、地味なんだ?

梅芸メインホールではなく、ドラマシティでも、よかったんとちゃうの?
演出家の石丸氏は、大きな劇場の経験が少ないのかしら。

そんな舞台だから、ちえさまのパワーは舞台の上にあふれかえっている。
とても過去のある不幸の塊みたいな女には見えない(笑

おまけにマタハリ衣装をつけてのダンス。
まさかちえさまの生腹を観ることができる日が来ようとは…
思わず拝んじゃう♡

本当にすごい挑戦だ!
声も、高音がずいぶん出るようになって、聞きやすい歌声になっている。

この日はアフタートークの日。
「なにもかも変わってしまって、みなさん、大丈夫でしょうか…」ととても心配な様子のちえさま。

変わっているかなあ…
マタハリの衣装を着てみたり、女優として役をこなしているけれど、やはり随所にちえさまが出てくる。

お稽古で力が入ると石丸氏に「柚希礼音が出ている」と注意されたそう。

確かに出ていた…そんなダメだしなら、たくさんできる。
でも、私たちファンにとっては、ダメな個所じゃないもんね。
それがちえさまなのだ!
そんなちえさまが輝く役に早く出会ってほしいなあ。

ちえさまのマタハリは、とてもピュア。ちえさまそのものなのだ。
まじめで、なんにでも一生懸命で、人を疑えなくて、与えられたものをやさしく、そして、必死に守ろうとする。

ちえさま・・・♡

アルマンが入院しているベルリンの病院に命がけで行くシーンが好き♡
凛々しくて、必死で、たくましくて、美しい。
2幕が圧倒的によいのだ。

それにしても、マタハリの秘密にしなければならない過去って、なんなのか?
父親にレイプされて、ダンナに裏切られて、子供を殺された過去なら、ラドゥーに脅される必要があるのかしら。
プログラムを買い忘れたので、次回にチェックしよう。

マタハリは、どうやら各国の政府高官などのコールガールという存在でもあるらしいのだが、そのあたりも隠したい過去の一部なのかな。その謎めいた感じが、残念ながら、ないのよね〜。アルマンとの恋の落ち方をみていると、過去があるわりにはすぐ信じてしまうし(笑 
ちえさまのまだまだ力を発揮していない未開拓の部分もあるだろうけれど、脚本のせいもあると思う。
韓国バージョンを観てみたい。

ラドゥーが、ソファでマタハリに迫るシーンでは、あら、デジャブ…
黒豹で、紅ちゃんがねねちゃんに似たような感じで迫っていたなあ。
衣装まで似ていて、かなりむふふ・・・と楽しかった。
あれから、すでに3年。早いものだ。

オープニングの戦闘とパリの街の戦火におびえる群衆(といってもスケール感はないんだけど)のシーンの歌が、とっても聞き取りにくかった。かなり前方センター席だったのに、こんなにぼわぼわしちゃって、歌詞が聞き取れないというのは、私の耳のせいか?と思ったら、後方席で見ていた友人たちも同じように感じたとのこと。エコーが強いのか、合唱の歌詞が聞き取りにくいところが多々あった。

ラストシーンのちえさまの歌は、ぞくぞくするほど素敵だった。
昨年のロザリンドのラストシーンのお歌からすると、一段と進化していた。
ブルーの布がゆらめいて、新感線の「蒼の乱」の忘れられない天海姐さんのラストシーンを思い出した。
あちらの方がスケール感があったけど…

あの演出は必要なのかなあ。
私なら、「あの瞬間」に暗転して、終わりにするけど…
もしくは、もっとドラマチックにする。

加藤和樹ラドゥー、東啓介アルマン、そして、ちえさまと役者はそろっているのに、舞台展開と舞台デザインが残念。いい役者たちをもっと輝かせてくださいっ!

今年後半こそ、ちえさまらしいちえさまに会えますように。
REON JACK3を心から待ち望むちえ組一同だ。

小池修一郎氏とちえさまがタッグを組んで、ワクワクするような作品をまた作ってくれないかなあ。

posted by 風土倶楽部 at 17:42| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月12日

宝塚歌劇団 宙組「WEST SIDE STORY」

真風ファンの叔母にチケットを取ってもらい、初日を観劇。
ゆりかちゃん、大丈夫かしら・・・心配で・・・とドキドキしまくっている叔母
もちろんテンション高め

私も、真風は大丈夫なんだろうか…と心配でドキドキ
でも、かなり冷静

ちえさまマタハリなんて、1か月以上前から、心配でドキドキしまくっているのに

真風登場シーンから、息をひそめて、叔母と共に見守っちゃった。

が、しかし!!!

心配は完全なる杞憂に終わったのである。

真風は、りっぱにトップとしての責を全うしていた。
歌が格段に上手くなったし、歩き方も、変な揺らぎがなくなったし、セリフも明快。
この三段跳び的な成長を促進したのはなんなんだろう

いや、私が宙組を真剣に見ていなかっただけか…

ちえさま門下生が、また、一人立派に巣だったのね(涙

オープニングのジェッツ団とシャークス団のダンスによる小競り合いに
映画と同じやん!
なんと映画の宣伝写真と同じ足の上げ方だ!
と、まずワクワクさせられた。

プログラムにある昔の舞台写真では、あんなに足はあがってないもんね
みんなのダンス力すごいぞ!

殺伐とした冒頭シーンのあとの真風登場では、一陣のさわやかな風が吹き抜けるようだった。
ギャングを卒業し、地道に歩き始めた青年の人生への期待・・・そして、なにかに出会えそうな希望
そういうことをきちんと伝えられる真風の登場の仕方に、まずは驚かされた。
(どこまで真風のことを過小評価していたのだ!とファンに怒られそう (笑))

Tonightのシーンの美しさに息をのみ、マリアとアニータの歌に魅了され、次々と繰り出される名曲にうっとりし、ドキドキさせられ・・・

そして、ラストシーンの星風まどかちゃんの演技に涙した。

たった一人だけで、物語を締めくくるまどかちゃんの息詰まる演技。
今まで名曲とともにあった演者たちなのに、ここは音なし。
ただ、まどかちゃんマリアの哀しみ、怒り、そして、悲しみ、どうしようもない悲しみが舞台に満ち溢れる。

思えば、ロミオとジュリエットの恋は、ジュリエット主導なのだ。だから、ウエストサイドも、マリア主導。
最初に、決闘にはいかないというトニーに、あなたが止めるのよと言うマリア。
このマリアの願いがなければ悲劇は避けられたかもしれないのだ。

ひとつとして、いらないシーンも音楽もない、研ぎ澄まされた楽曲により、最初から、最後まで緊張感がみなぎる。

人種差別、移民たちの苦しみ、葛藤、若者たちのはけ口としての決闘。そこに行きつかざるを得ない彼らの背景までもが言葉や行動の端々にきちんと描き込まれている。
久しぶりに見たこのミュージカルのすごさを改めて感じることができた。

大劇場でやってもよかったんじゃないのかなあ。
今、このミュージカルをやる意義は、すごく大きいから。

男役たちの頑張りを大いに認めたうえで、ひとつだけないものねだりをさせてほしい。
みんな、もう少しでいいから、体重を増やした方がいい。
華奢だから、とにかく軽い。

男役だけで踊っていると、どこか頼りなげ。そこに娘役が加わると、急に男っぽく見えてくるんだけどね。
これが宝塚だから、やっぱりないものねだり、よね〜
ききちゃんのベルナルド、ずんちゃんのリフも、適役。
でも、それぞれ、やっぱりベルナルドにはアニータが、リフにはヴェルマがそばにいるときがステキに見えた。

7月の梅芸で、また、観ようと叔母と約束。
でも、これ以上、進化するかしら・・・と叔母。

ファンゆえの心配なのだ(笑

そらのアニータが、迫力があって、とてもよかった。
適役!
激情のカルメンをやってくれないかなあ。


posted by 風土倶楽部 at 23:14| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月02日

宝塚大劇場 花組「ポーの一族」

今年の初観劇は、花組「ポーの一族」

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今や、お国から、勲章までもらっちゃった小池修一郎氏が、40年近く舞台化したいと狙っていたという原作の舞台化。ついに、ついに15,6歳の少年をトップが演じ通すという宝塚始まって以来の作品の登場〜!
これは観に行かずばなるまい。
花組は、ミーマイ以来だから、2年ぶり?

漫画が原作のものにリアリティを求めるというのは変な話だけれど、この舞台化のカギを握っているのは、エドガーがどれだけ原作に近いものに仕上がるか、そのリアルさにかかっている。いやいや、近いものではなく、そのものでないと、原作の世界観がすべて壊されてしまうことになる。

プログラムに小池氏が書いているように明日海りお(みりお)というトップスターの出現こそ、舞台化を可能にしたと思う。

人間の無邪気な少年で始まり、永遠の命を得て、悲しみをたっぷり抱えたバンパネラとして成長し、果てしない時を旅する少年となるまでを、みりおは実に丁寧に細やかに演じている。

なにがびっくりといって、ちゃんと少年に見えるんだもん
それも飛び切り美しい少年に…

だから感情移入がとってもしやすい♡
これぞ、宝塚なのだ

エドガーの喜び、悲しみ、焦り、あきらめ、不安・・・
メリーベルという唯一の支えを守り通そうとする健気さ
アランに惹かれ、シーラにときめく、まさに少年の心を持った美しきバンパイア

大人たちに翻弄され、運命を握られていくエドガーにこんなに寄り添えるとは思わなかった〜。

みりおちゃん、お見事!
「春の雪」の清さま以来のみりおにしかできない役を得ましたね
これは語り継がれるだろうなあ

ちぎちゃんのルパン3世も、お見事だったけれど、エドガーは、なんといっても「少年」なんだから。
宝塚と漫画の世界の親和性の高さが、またまた証明された。

舞台展開は、相変わらずのイケコならではのもので、まあ、いわゆるイケコ歌舞伎
盆回しががんがん行われ、1幕ラストは全員がそれぞれの立場を歌いあげ、大好きなバルコニー(ナポレオンでも、AFOでも大活躍)も登場。

お話が、途中、あらあら…というぐらい、語りやら、寸劇やらで、猛スピードで進む部分があり、ばあやは復習兼予習をしておいてよかったと思った。
客席は、ついていっていたのかなあ
まあ、ほぼ出ずっぱりのみりおエドガーに目を奪われていると、主軸ストーリーだけで十分という気分になるんだけどね(笑

とはいえ、1幕終盤でちょいと気絶しそうになった。
いかん!と思い、必死にこの世に戻ってきたら、柚香光(ゆずかれー)アランと、エドガーが銀橋で絡み合ってた。
なにかいいものを見逃したのか?(笑

ポーツネル男爵夫妻、メリーベル、アランをはじめ、登場人物がどれも生きていて、素晴らしい!
特に仙名 彩世(ゆきちゃん)のシーラの役作りには、感心させられた。
人間ならぬ美しさと儚さとコワさを、みりおエドガーに呼応するように醸していて、ほぼ二人で世界観を作り上げていると言っても過言ではないような…

できる娘役トップだ!
フィナーレのゆきちゃんwith B(ちなつ鳳月 杏 とあきら瀬戸 かずや)が、華やかで、美しくて、とっても素敵だった♡

ちなつのジャン・クリフォードも、あきらのポーツネル男爵も、漫画から抜け出たように、いや、それ以上に素敵なオトコたちだった。
シーラが、命をかけて愛してしまう男爵、誘惑したくなるクリフォードなのよね〜♡

久しぶりに観た花組
あの目立つ子はだれだ?と思ったら、マイティ(水美 舞斗 )
うまいなあ…と思ったら、タンバリンみちると和海しょう
専科の一樹さんはじめ、組長など、脇をしっかりベテランが抑えている。

思ったよりはアランかれーが、はまってはいたけれど、存在感がいまいち薄い。
アランがエドガーに惹かれていく過程が、すでにストーリーを知っているから、そうなんだ…とは思うけれど、ちょっと唐突かな。

ラストのまさかのペガサス登場!
実際はペガサスじゃないけれど、例のあれね。
相変わらず、胴体が見えちゃっていて、おいおい・・・
まあ、エドガー&アランを見上げていれば、すぐ気にならなくはなるけど…でも、ないか(笑

老ハンナの消え方が完璧だったので、メリーベルや、シーラの最後をもう少しなんとかならなかったのかなあとつい思ったりして…

人間の命を奪わないと生きていけないバンパネラの生きている意味とは?なんなんだろう・・・と考えると、
人間も、また、ほかの生物の命を得て生きながらえていることに思い至る。

愛を求めて時の中をさまようエドガーが、いつのまにか他人事に思えなくなるといったら、いいすぎかなあ。
宝塚には駄作も多いけれど、たまに(最近はそこそこの打率で)いい作品に出会えるから、やはり観たくなっちゃうのよね〜。

近々、もう一度観るので、また、印象が変わるかな。

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2幕はバラなし
プログラムを読んじゃうと、つい「ぽいち」と読んでしまう(笑

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いや〜、美しい♡
ふんだんにエドガーたちが現れるプログラム♡

そして、これにも、くらっとした。

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ゆりか(真風涼帆)、やばい(笑






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2017年12月15日

月組全国公演「鳳凰伝/クリスタルタカラヅカ」と ちえさまの来年

たまきち(珠城 りょう)の太ももに萌えてしまった・・・
がっちり系男役が好き( ^ω^)

と確認できた公演だった。
トゥーランドットのストーリーをほぼ踏襲しているけれど、オンナの嫉妬が物語の展開をもたらすきっかけとは、さすが宝塚!いい意味でも、悪い意味でも。

アデルマ(だったっけ?)の王女ご一行をカラフが助けたことが、物語のクライマックスにつながっていく。
あそこにオンナの嫉妬を入れると、タマラはそれに命をかけたみたいになっちゃわないか?
わかりやすくはなるけど。
エリザベートも、姑との確執という視点が強調され、物語が矮小化したようなあのパターンね。
まあ、宝塚だから、トップ二人が輝けば、どうでもいいんだけどね。

たまきちのカラフは、とても堂々としていて、トゥーランドットに一目ぼれする無理やりな話をとりあえず納得させてくれる力強さがあった。

ちゃぴ(愛希 れいか)のトゥーランドットは、父に認めてもらいたい反面、オトコに対する恐怖心もある乙女な王女。
オペラだと、ものすごい巨漢な女性だったりするから、とっても新鮮だった(笑)

カラフへの愛に目覚めていくのを表現したたまきちとの絡みのダンスの色っぽさに目が釘付けになった。
今回、一番印象に強烈に残ったシーン。
あのたおやかなしなやかなエロスの極みのようなダンスはなんなのだ!
ちえさまが、マタハリで今、一番必要としているダンスではないの!

ここにマタハリがいる!と思わず心の中で叫んでしまった・・・

ちゃぴ、やばい完成度だ

ゆうまの王様、タマルの海乃 美月、これが最後の公演となった専科の箙 かおるの父・・・芸達者が揃っていて、アルカディアに引き続き、月組の組子の充実ぶりが感じられるよい公演だった。

この世は夢、幻〜という歌詞がやたらと耳についた。
夢幻の世界をトゥーランドットは彷徨い、人を愛することにより、現実に引き戻されるというのは、ものすごいリアリズムだ(笑)
宝塚の世界を裏側から見ている感じ。

たまきちは、トップとして、かなりの勢いで進化中。が、ラブシーンが物足りない。
ここで急に思い切りが悪くなる。
たまきちとちえさまの「激情」を見比べてみた。
やっぱりちえさまのホセのリアルさはすごい。
細かい動きが全部計算されつくされている。
それにねねちゃんも、ちゃんと合わせている。

こんなにきめ細やかに男役ができた人なのに・・・
結局、月組を観ても、やっぱり心配なのはちえさまのこと。

ちえさまの2018年が、ばあやは心配でならない。

2年前の秋、あんなにすごい勢いでPOBに出演し、とっても(/ω\)な衣装をたくさん着せられ、宝塚以外の舞台にデビューを飾って以来、ファンとして、うっとりできたのはREON JACK1、Uだけ。
代表作になったと言われる「ビリー・エリオット」のウィルキンソン先生。
確かに新しいちえさまではあったけれど、どこか「ちえ」の延長線上。

バイオハザードのリサは、完全あて書きの世界で、見せ場はあったものの、謎がいっぱい残ったままの終わり。
お気に召すままのロザリンドは・・・ブロードウェイの鬼才とやらにいいようにされっぱなしで、気の毒の極みだった。それなりに最後はちえさまなりに、どうにもならない作品を見られるようにねじ伏せてはいたけど。

退団後の2年半の間、結局、RJが私たちコアファンを救ってくれた。

マタハリは、またまた大きな壁とご本人も言っているけれど、まさに最大の壁だと思う。
ちゃぴのあのたおやかしなやかエロスを目の当たりにしたら、ちえさまはどこまでこれに迫れるのかと。
今までやってきたダンスの中にはなかったもの。
楽しみではあるけれど、目下のところ、ばあやは心配の方が大きい。

もっと心配なのは、地球ゴージャス。
生の舞台は見たことがないけれど、映像で見た公演は、あまりのつまらなさに15分が限度だった。

15回も続いているのだから、それなりにファンもいるのだろうから、たまたま私がみた映像がつまらなかったんだろうなと思いたい。

が、しかし!

AAAでの間延びした進行とつまらないトーク
ZEROTOPIAの制作発表会での、やはり要領を得ない進行とつまらないトーク

そもそも脚本ができていないのことを、まるで誇っているような、かっこいいと思っているようなスタンスが垣間見えて、とても気分が悪かった。制作発表会なんだから、西川の河童トークでひっぱるような内容のないものは避けてほしい。

ちえさまはアミューズに所属でよかったんだろうか・・・
所属が決まった段階で地球ゴージャスへの出演は避けられなかったはず

RJ2では、素晴らしい音楽とダンスで酔わせてくれた。
ちえさまの真骨頂は、やはりショーだと思う。
オトナが楽しめる、オトナの目や耳に耐えられる、今まで日本にあるようでなかったショー。
それを確立してほしい。
その昔、越路吹雪が作り上げた伝説のコンサートのように。
RJのシリーズは、ほかの誰にもできない。特にRJ2は、ちえさまにしかできない内容だった。

新しいものに挑戦しつつ、進化をする。
いうのは容易いけれど、一番難しいこと。

乗り越えてほしい
でも、ちえさまらしさを一番大切にしてほしい。

マタハリ初日まで、ほぼ1か月。
今回は、あえて初日は避けてしまった。コワくて見られない気の弱いばあやなの。
最近、心臓がすぐドキドキするし…(笑)

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2017年12月06日

宝塚大劇場「ひかりふる路/SUPER VOYAGER!」とバウホール「アルカディア」

宝塚大劇場「ひかりふる路/SUPER VOYAGER!」

目がいくつかっても足りない!
美しい人々が血なまぐさいフランス革命の恐怖政治のときを命を燃やして生きるのだから。

作・演出の生田大和氏は、「春の雪」の舞台化が素晴らしかった。
三島作品が、あのようにワクワクする舞台として宝塚化できるとは!

ロベスピエールは、スカーレット・ピンパーネルでは悪役になってたっけ。
作品の発表があったとき、恐怖政治の代表のように扱われてしまう人物を宝塚で主役にしちゃうの?と好奇心をくすぐられた。
やはり生田氏をもってしても、ロべちゃんを宝塚的主役にするのはかなり大変だったようで、理想に走りすぎて恐怖政治を敷いてしまうあたりは、はっきり言って説得力がない・・・
マリー・アンヌに心惹かれる部分も、なんとなく・・・なんとなく・・・

が、しかし!真彩希帆のマリー・アンヌという架空の人物を存在感のある女性に仕立ててしまう真彩の演技と歌唱力によって、だいもん(望海風斗)ロべちゃんの存在感も、スピーディな演出と相まって、なんとなく肯定させられてしまう。ま、いっか…みたいな感じ。

恐るべし真彩!こんな歌唱力は、濱田めぐみさんに匹敵するじゃないの!
10年に一度の逸材だ!

ワイルドホーン氏の楽曲は、耳になじみやすく、その曲を歌唱力抜群のだいもん、真彩が歌いあげるのだから、歌声に酔いしれてしまう。

2番手になったさきちゃん(彩風咲奈)のダントンが、思い切った熱い演技で堅物なロべちゃんとの違いがくっきりと浮かび上がってわかりやすい。
革命がなによりも重要で、人生を楽しむことを罪悪に思ってしまうロべだいもんの、心の動きが哀れに思えた。最近、涙もろいから、ラストシーンには泣けてしまった。

あーさ(朝美絢)のサン・ジュストのロべちゃんへの狂信的なほどの思い入れも、よく表現されていた。
月組にいたときよりも、輝きが増している。

輝きが増したといえば、あやな(綾凰華)もだ。
目立つ〜!芝居でも、ショーでも。
一人勝ち状態だったひとこちゃん(永久輝せあ)、危うし!

プログラムでチェックし忘れていて、このこなれた娘役は誰だ?と思っていたら、なんとなぎしょう(彩凪翔) 

みんなイキイキしていて、雪組は相変わらずよい組だわ〜
ショーは、もっと目が足りない状態になり、あまり覚えていないほど。とにかく見るのに忙しくて。
ひとこちゃんのダルマ姿に衝撃!ちょっと細すぎる…もっとお肉を付けないと、これからの激戦に負けちゃうよ〜。

東京でもう一度見るので、今度はしっかりチェックしようっと。
歌う担当と踊る担当がはっきり仕分けされていて、面白い〜(笑
適材適所が肝心よね。


バウホール「アルカディア」

友人が2列目センター席を取ってくれて、もうむひむひ、うふふ♡
幸せ♡

樫畑亜依子氏の作品は、これが初めて観る公演
お話し自体は、よくある話。はっきり言ってどうでもよくて、出演者それぞれの見せ場をしっかり用意してあるところは大変よろしい(笑 と上から目線のコメント失礼します。

どうでもいい!で思い出したけれど、ありちゃん(暁千星)のセリフにこの言葉があって、客席で一人で「むふふ・・・」と喜んだ。ちえさまが大好きと公言しているありちゃんだから、言いたいとお願いしたのかしら…なんて。

白雪さちかの年上マダムとありちゃんが踊るシーンが、むふふの頂点!
樫畑さん、えらい!
ジゴロなありちゃんなんて、今までになかったもんね。ファンを喜ばせるために仕掛けられたシーンよね。
ありちゃんは、今までなんでもして生きてきた18歳の少年。女たちがほうっておかないから、そちらの方も、ちゃんと経験済という設定。そのあたりは、まだ、ありちゃんにはちょっと背伸びなんだけれど、そこがまた、ファンとしては、むふふ・・・

2年前にA−ENで、ちえさまの影がゆらゆらして、興奮しちゃったけれど、今回は、ちゃんとありちゃんらしさが出てきていて、ちえさまへの憧れがいい意味で昇華しつつあるなあ。これからがますます楽しみ〜!
歌が格段にうまくなっていた。ダンスも好きだけれど、ありちゃんの声も、好きだわ〜
ばあやの心とお肌の保湿剤♡

ダリアの美園さくら、フェリクスの輝生かなで、フェリクスの彼女のデジレ(結愛かれん)、カミーユの風間柚乃…という若々しい面々が、きちっと役作りができて、歌も、ダンスも、見せ場たっぷりで、もうお話しなんてどうでもよくなってしまう。設定を楽しむという宝塚ならではの作品に仕上がっていた。
脇をしっかり固めて支える光月るう、晴音アキ、貴澄隼人、そして、白雪さちか、ベテラン勢の充実ぶりも見逃せない。

何度も言うけれど、お話しはどうでもいい。
一人ひとりを場面ごとにじっくり見て、むふふ・・・となる。宝塚的な見方ができるよい作品です(笑

柚乃ちゃんは、AFOのときにすでに目立っていたけれど、今回の物語の語り部的な役割も、しっかりこなしていて、かなり驚いた。かなでちゃんも、ありちゃんにたくさん絡む役で、決して負けてなかった。
月組から、ますます目が離せない〜!
月組、ええ組やなあ…としみじみ言える日が来るとは・・・ばあやはお楽しみが増えて、本当にうれしい。


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2017年11月10日

コットンクラブ「American Express presents THE BLUE SESSIONS vol.3 柚希礼音 COTTON CLUB」

BOXのS席が当たり、それも一番前という席。
なんという幸運!
ちえさまが前に立てば、1mもないという接近度。
1時間15分間、クラクラしまくりで、まさに夢の中だった。

始まるまでのこんなドキドキした気分は久しぶり〜

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ドキドキ

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入り口に行ってみたら、すでに長蛇の列。
まだ、チケットを取ってない方は〜と案内され、受付に。
私たちは、コットンクラブで取ったものなので、クラブの受付へ。
写真付きの身分証明書の提示を求められたので、免許証を提示。
本人確認が厳しい。
チケットをもらって、再び、列へ。
少しずつ動きながら、レッドカーペットにようやく到達。

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ゆずるちゃんからのお花(というより、バルーンね)

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きらびやか〜
でも、思ったよりはカジュアルだった。
割りに気楽に行けるところだったのね〜

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とにかく前すぎて、ちえさまがお立ち台に立つと、ひたすら見上げるだけ。
自由の女神さまを足元から見上げている感じだった。

曲順(たぶん)
タトゥー
世界で一番君が好き?
いつか離れる日が来ても
愛した日々に偽りはない
ゴスペラーズ ひとり
ドリカム うれしい!たのしい!大好き!
僕はなにを探しているんだろう
希望の空
Maybe if
Yes! 魔法が降り注ぐ
REON JACK

ちえさまは、とにかく光輝いていて、まぶしかった。
マイブームのお料理ネタには、ほぼ全員でツッコミまくった感じ(笑
このところ1週間のマイブームということだから、今頃は、もうブームは完全に去っていると思われます。

宝塚ホテルの旧館のことを本間大先生がステキなところだと言ったら、やけに驚いていた。
コワくないですか?とかなんとか。なにか出るというウワサでもあるのかな?(笑

みんなハイタッチをしてもらったのに、タイミングを逃してしまい、できなかったのがとっても残念。

こんなステキなライブを頻繁にやってほしいなあ。
ダンスが観れないのが、ちょっと残念だけれど、歌だけでも、とっても素敵。
声がとてものびやかになって、音域がすごく広くなった。
でも、低音の部分が、やっぱり好き。

Maybe ifの腰くいっくいっは、ちゃんとやっていて、きゅんきゅん。
そして、最後のキメポーズで、ばっちり視線をいただきました。きゃっ!

また、行けますように。

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ちえさま監修のサングリアとリゾット
美味しかったけれど、リゾットの量のささやかなこと!
始まる前だったので、気もそぞろだったから、あまり気にならなかったけど(笑

ちえさまのおかげで、またまた新しいステキなところを知ることができました。
ありがとう、ちえさま♡

1か月に1回、やってほしいなあ。
年間パスとかあれば購入するから、ぜひ!

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2017年11月05日

9月から11月にかけての観劇まとめ

このところ、激動の日々だったので、感想をメモする暇もなく…
とりあえず、メモ程度に記録。

9月26日 東京宝塚劇場月組公演「All for One」

8月に宝塚大劇場のB席で観て以来の2回目。
今回は、お席がとってもよかったのもあるかもしれないけれど、とにかく面白かった。
これぞ宝塚!
来年のカズラカタは、きっとこれを上演するね(笑

小池修一郎氏は、外部公演よりも、やっぱり宝塚の1本ものに力を最大限に発揮するお方だなあ。
少女の夢をこれほどがっつり理解している人はいるだろうか。
乙女なイケコなのだ。

球城りょう(たまきち)のダルタニアン、美弥 るりか(るりるり)のアラミス、宇月 颯(とし)のアトス、暁 千星(ありちゃん)のポルトス、敵役の月城 かなと(れいこ)のベルナルド、愛希 れいか(ちゃぴ)のルイ、そして、沙央 くらま(こまさん)のモンパンシェ、、、

かつてこれほどばっちりの配役があっただろうか。
美しい、並びが美し過ぎるのに、そのうえ、それぞれがぴったりの役で、力を最大限に発揮している。
これぞ、これぞ、宝塚だ〜!と、ウキウキしながら魅入ってしまった。

9月28日
赤坂ACTシアター 「ビリー・エリオット」

木村咲也くんの回。とてもかわいいビリーだった。

10月3日
DDD AOYAMA CROSS THEATRE「ラストダンス‐ブエノスアイレスで」
水さんのエビータの年齢を経ていく人物造形が見事だった。ただ、相変わらず滑舌はイマイチだけど。
Shun先生の民衆を象徴したパフォーマンスが面白かった。あれがないと、すべてがエビータの空回りに思えてくるから。福井貴一さん、伊万里有さんの変幻自在さも、楽しかった。
石丸さち子氏の演出、ステキだった。マタハリ、期待できそう。
DDDの規模だと、後方席の方がゆったり観られる。

10月26日
宝塚大劇場「ベルリン わが愛/ブーケ・ド・タカラヅカ」

ベルリンで、ちょいうとうと。ナチスの扱い方がステロタイプで、展開が読めちゃうからか?
レビューの方は、あっという間に感じるくらい楽しかった。

10月29日
梅田芸術劇場「ビリー・エリオット」&ホームパーティ

益岡パパがやっぱり好き♡ 涙腺崩壊
山城力くんビリー。間の取り方が上手になっていた。

関西のHPより、東京の方がゆったりしていて、楽しめた。
ハイタッチがあったので、すべて許してしまう〜♡

11月4日
梅田芸術劇場「ビリー・エリオット 大千秋楽」

前田ビリー。やっぱりすごい!ちえさまが対等に扱っているところが垣間見えて面白かった。
吉田パパのアドリブが面白かった。
なにを観ても、頭の中にぐるぐるとこれまでのことがめぐってきて、集中できているのかできていないのかわからない。

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2017年09月13日

宝塚大劇場 宙組「神々の土地 ロマノフたちの黄昏」「クラシカル・ビジュー」

久しぶりの宙組さん。まーさま(朝夏まなと)の退団公演。
平日なのに立ち見が出ていた。

「神々の土地」は…

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バイオハザードみたい(笑
なつかしい

それはさておき・・・
退団公演は駄作というジンクスを越えられず、なのかな。
上田さん作・演出だから、ちょっと期待していた。

とにかく名前がややこしい。ロシアの方々の名前を覚えられない〜!
なので、人間関係を把握するのに四苦八苦

予習しとけよ・・・ということでしょうか。

まーさまは、シェイクスピアも、ブラームスも、ラダメスも、ドミトリーも、みんないい青年。
正義の人なんだよね〜。

ドミトリーも、なんだかとらえどころがなくて、存在感が薄い。

イリナのうらら(伶美 うらら )は、抑えた演技で、これまたクララ・シューマンみたいだった。
ささやくようなセリフだから、心地よくて、つい…

目覚めたら、とっても存在感のある見慣れない貴婦人がいて、思わずオペラグラスでのぞいてみたら、なんと組長のすっしーさん(寿つかさ)!
それから、すっしーさんの皇太后マリアが気になって仕方がなくなるという…まさかの展開。

と、まあ、本筋の部分は、名前がややこしいからか、ロシアの沈みゆく貴族に興味が持てないからか、ドミトリーとイリナのなぜいじいじしているのか、よくわからない展開(本当はわかる展開なんだろうけれど 笑)にいらついたりしているうちに終盤を迎え・・・

一緒に行こうと迎えにくるドミトリーと一夜をともにしたのに(一線を越えたのよね?ね?ね? 笑)、私は亡命しないというイリナ。なんでや?と思っているうちに、物語は数年後のNYへ。

イリナの結末が、上田さんの「月雲の皇子」のヒロインの末路と酷似していて、なるほど〜、こういうのがお好きな方なのね

ロシアものの名前の山を越えられなかったばあやです。上田さん、すみません
そして、最後まですっしーさんのマリアさまから目が離せませんでした。
大物貴族は、しぶとく生き抜くよね〜

ショーは、色合いが好き♡ ゴールドと紫なんて、高貴な色の取り合わせがこんなに映えるのは宝塚しかございません。
美しい、ただひたすら美しい。美しい人々が美しい色の洪水の中で歌い踊るのだ。
うっとり。

でも、宙組さんの場合は、ごひいきがいないので、そこまで。
なんとなくすいすい流れていって、まーさまたちの群舞へ。

RJ2のDVDをヘビーリピートしているから、ダンスが物足りないなあ
宝塚は、そろそろ振り付けに変革が必要なのではないかなあ
タンゴも、なんか違うんだよね〜

ゆりか(真風涼帆)が目立つ・・・つい目が行ってしまった。
星組の、ちえさまのDNAを受け継いでいるのね

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2017年09月06日

二度目の「ビリー・エリオット」

実は、二度目のビリー・エリオットを観劇していたのでした。
NEMO船長の前日に観たものだから、謎のNEMO旋風にくらくらして、そちらを先に書いてしまった。

ビリー・エリオットの完成度は、ますます増していた。
特にもちろんウィルキンソン先生のちえさま(柚希礼音)♡
声が一段と明瞭に出ていたし、動きのメリハリも完璧。
縄跳びも、一層軽快になっていたし、お芝居も、細部まで行き届き、さすがのちえさま♡

この日は山城力くんのビリーだった。
彼は、やりたい!という気持ちだけでほぼゼロから出発して、ビリー役を掴んだ。
セリフの間が微妙にずれるなど悪く言えば素人くさい部分を残し、よく言えば、それがビリーそのものだった。ゼロからの出発で、よくあそこまでダンスも、歌も、自分のものにしたなあ。子供の力というのはすごいものだと、またまた感心させられた。
マイケルは、城野立樹くん。マイケル役は、本当に影の立役者だよね〜。マイケルがいなかったら、ビリーは途中で心が折れていたと思う。今回も、また、そう思わせてくれるマイケルだった。

おばあちゃんは根岸さん。久野さんのおばあちゃんより、おばあちゃんぽくて、コミカルに演じていた。
益岡パパは、やさしくて、気が弱くて、妻に先立たれて自分を見失ってしまっている男そのものだった。吉田パパは、頑固で思い込みが激しくて、妻に先立たれて、自分流を押し通そうとする面が先走ってしまったパパだったから、違いがはっきりしていて、面白かった。

中河内兄も、藤岡兄よりも、やさしい感じ。
ということで、全体的に、ビリーを囲む状況が、より悲劇的で、ビリーだけじゃなく、周りの大人たちの状況も悲壮になっていて、初日プレビューのときの絶望感とは違った。
そのためか、炭鉱夫たちの悲壮感や無力感、くやしさが迫ってきて、ビリーに心を寄せつつも、やはり大人たちの今までとこれからがとても気になった。
特にラストシーンの炭鉱夫たちが地下に消えていく演出にはぐっときてしまい、明るい未来に向かって旅立つビリーとの対比に涙してしまった。やっぱりそちら側の年代だから、去りゆくものの気持ちに寄り添ってしまう。

だから、ちえキンソン先生のラストシーンの複雑な思いも、ひしひしと伝わってきて、目が釘付けだった。
華やかな道を歩いてきたちえさまが、たくさんの鬱屈を抱えるウィルキンソン先生をこんなに丁寧に演じていることを思うと、やっぱりちえさまの今までの大変さなども、ファンとしては胸に迫り、このシーンは、いろいろな感情がどっと襲ってきてしまう。
なので、ついビリーの存在が薄れちゃう(笑

ビリーという少年のサクセスストーリーだけれど、主役は実は大人たち全員なのよね〜と、ばあやは思ってしまうのだ。
この作品のすごいところは、そこなのかもしれない。

さて、次回は、いよいよちえさまとヌッキーの組み合わせ。絡むシーンはないんだけど。

早いもので、もう公演は折り返してしまった。そして、9月。今年も、どんどん終わっていく…


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2017年09月01日

日本青年館ホール 雪組「CAPTAIN NEMO ネモ船長と神秘の島」

これはいったいなんなんだろう・・・
ツッコミどころ満載な作品は、いくつも観たけれど、ここまで最初から最後まで???の連続の作品は初めてだ。
びっくりの連続でもある。
駄作というだけでは言葉が足りない。珍作、奇作、怪作・・・

実は、オープニングの赤いドレスの娘役が踊り始めてから、いや〜な予感がし、彩風咲奈(さきちゃん)が金髪ロン毛を揺らせながら、ソロでダンスを始めころには確信に変わりつつあった。

そして、いよいよ縛られて椅子に座らせられたジョイス博士(ひかる)、レティシア(彩 みちる)、シリル(永久輝せあ)による、物語の立ち上がりが始まったところから、「よくわからない〜!」の連続に突入。

その後、何度も気を失ってしまったので、ますますわからなくなった。

世界各国の紛争や戦争で国を追われた人たちが集まる島(名前を忘れちゃったよ。マトカって言ってたっけ?)
そこに君臨するNEMO船長も、また、国を追われた人間。彼らに言わせれば、国を棄てた、らしい。
ネモは、その島のリーダー・・・というよりも教祖。

ネモに沈められてしまった船から救命ボートで彷徨っているどきに、どうやら、縛られていた3人は助けられ、この島に連れてこられたらしい。
が、イギリス海軍将校のラヴロック少佐が、いきなり現れるのはなぜ?
朝美 絢(あーさ)の軍服姿は美しいけれど、漂流したのに、やけにぴっかぴっか。
その軍服をみて、島人たちが「ひえ〜」と言いつつ逃げまどっちゃうのが可笑しい。

ネモが憎む軍人なのに、彼はどうやってこの島へ?

さきちゃんネモが、常に憂鬱な顔をして、カッコだけつけているのが、なんだかとっても滑稽。
せめてこんな島に傷ついたたくさんの人が集まったのなら、みんなで楽しくやればいいのに。
一応、楽しそうに歌ったり、踊ったりしているんだけれど、イマイチ、その幸せ感が伝わってこない。

さきちゃんのオルガン演奏シーンも、ショパンな別れの曲で、とにかく憂鬱そう。
まるで新興宗教の教祖さま風で、信者たちが「愛」を唱えながら、かしずいているみたいなのだ。

笑っちゃうのは、各国からやってきたという島人たちが、そのままの民俗衣装でいること。
そうしないと各国を表現できないからなんだということはわかるけれど…

「ラララ・ラ・ララ」などと言いつつ、モールス信号の歌を島人たちに教えるシーンも、笑っちゃう。

これって、いっそ喜劇に仕立ててしまえば、社会風刺になったのでは?と思ってしまった。

なにやかや物語があるようで、なくて、2幕は、またまたさきちゃんネモのソロダンスから始まる。
ネモはダンサーなのか?

以下、ネタばれ(ってほどのネタでもないけど)


そして、ロシア艦隊が島をめざしてやってきて、ネモたちは、潜水艦ノーチラス号に乗って、海底火山に激突して、火山を爆発させ、艦隊を蹴散らす。島を守るために。

その特攻に行く前に、みんなは家族〜♪愛〜♪という歌を歌って。
潜水艦の中にもぐりこんだレティシアが、10年間行方不明になっていた学者の父と出会えたから、もう一人はいやと言って、一緒に突入するといいつつ、ネモ船長を愛してしまったと、ついでのように愛も告白。
船長は、その愛を受け入れ、一緒に突入。
このときにキスシーンなんて、入れたら、怒るよ!と思っていたら、さすがにそれはなかった。

特攻礼賛は、やめてほしい。

これで終わり。はあ?
いったいなにを見せられたんだ?

せあちゃんを観に行ったから、目的は達成しているんだけど。
こんな作品にエネルギーを使わなければいけない組子たちが気の毒すぎて…
みんな、健気だ
でも、そこに劇団は甘えてないか?

宝塚って、今度の作品は、こういうのをやりますという企画会議はないんだろうか。
そして、作品づくりを途中で劇団側がチェックすることはないのだろうか。

ときどき信じられないような?な作品があるけれど、観客は、お目当てを観に行っているので、物語が破たんしようが、主義主張が怪しかろうがどうでもいいのだ。
私も、どーでもよかった!

でも、ビリー・エリオットのウィルキンソン先生の「どうでもいい!」と同じで、本当はどうでもよくない。
いい作品でせあちゃんを観たいよ〜。

せあちゃん(ひとこ)は、すんごい悪役が絶対似合うと思う。
ひとこちゃん主役の公演を早く観たい〜
そのときは、脚本は小柳先生か上田先生にお願いしたいわ〜

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posted by 風土倶楽部 at 10:40| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする