2016年01月07日

宝塚大劇場 宙組「シェイクスピア」「HOT EYES」

お正月にヤフーのサイトで「おみくじ」というのがチカチカしていたから、クリックしたら、神社のサイトにでも行くのかと思ったら、いきなり「大凶」なんていうのが出てきて、びっくりぽん!やった。
もう一回やってみても「凶」
やだな〜。もうヤフーなんて大嫌いだ。

とはいえ、年末にはREON JACKのよいお席がいくつか当選し、むふふ・・・
3月から4月までは、張り切って生きていけそう。

今年の初観劇は、宝塚大劇場の宙組『Shakespeare 〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』と「HOT EYES」
よいお天気!

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宙組って、こんなに目がたくさん必要な組だっけ?
「王家に捧ぐ歌」もとってもよかったけれど、あの作品は、限られた役しか目立たない。
今回は、いろいろな組子たちが次々に登場してくるので、とっても忙しい。ショーは特にね。

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シェイクスピアの方は、出だしのグローブ座でのロミオとジュリエットの公演のあたりはワクワクした。
でも、回想シーンになってくると、なんとなく先が見えちゃって…中盤の妻になったアンとのごたごたあたりから、眠気が〜。
というわけで、お芝居の方の感想は書けない…(笑
私的には、最後の大団円の部分が、ちと納得いかないんだけれど、私の隣の人も、斜め前の人も、ハンカチを出して泣いていたので、そこそこよかったみたい。

こまさん(沙央 くらま)と美穂圭子さんが、さすが専科。きちんとポイントを押さえていて、安心して観ていられた。
まーさま(朝夏まなと)は歌がうまいし、キャラクター造形がさわやかなので気持ちがいい。
その分、ラダメスとシェイクスピアが同じ人に思えちゃうけどね。ちょっと猫背気味なのが気になる。
みりおん(実咲 凜音)は、相変わらず幸せそうで、イキイキしていた。

私は、ショーの方がお気に入りで、また観たくなった。
ラスト近くの黄金の背景が、「あ、ディア・ダイアモンドや〜」とちょっとうれしかったりなんかして。。。

うらら(伶美 うらら)のたこ足ドレスのお尻の大きさ、
ひかるちゃん(愛月ひかる)のショート金髪、
くらまの色気(けっこう好きかも)、
美穂さんの安定さ、
トップコンビの幸せ度、
まーさまの美しい品のよいソロダンス(やっぱりトップはこうでなくっちゃ)、
ずんちゃん(桜木 みなと)たち若手のきらめき、
真風の2番手というよりも、1・5番手扱いぐらいなアゲアゲ度、など、大変楽しませていただきました。

宙組、ええやん。
1年前とえらい違いだ…

この日は、ことちゃんとせおっちがご観劇。同じ列で、ちょっと興奮した(笑

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2016年01月03日

梅田芸術劇場「CHICAGO」千秋楽

明けまして おめでとうございます。
昨年は、ちえさまに明け、ちえさまに暮れた1年だった。
12月28日にREON JACKの抽選結果が出て、まあ、そこそこよいお席を数回分ゲットできたので、落ち着いた年末年始を迎えることができた(笑
また、今年も、ちえさまがたくさん見られますように💛

昨年のラストは27日の「CHICAGO」千秋楽。
「マッサン」のシャーロット・ケイト・フォックスがロキシーで、湖月わたるさんがヴェルマ役。
わたるさんは全編英語でがんばっていた。
英語というだけで尊敬しちゃう。

が、公演そのものは…

物足りなかった。

POBを観ちゃったからね〜。

あのレベルにあれだけ浸ってしまった後だから…ねぇ。

レベルの差は埋めようがなく・・・
私の「つまらない」バロメーターである眠気が襲ってきてしまった。
前列センターという最高の席なのに、眠気が〜!

圧倒的なものがまったくない。
POBは、内容を知らないミュージカルのわけのわからないシーンが数か所あったのだけれど、それでも眠気は影を潜め、毎回、パフォーマンスにうならせられた。

シャーロットは、まだまだ舞台人としてはメリハリができていないためか、アピールしてくるものがない。
かわいいんだけれど、小粒な小悪魔なのだ。
まだまだ修行を積まないとねぇ。

一緒に観た友人いわく、ヅカOGだけの「CHICAGO」の方が迫力があったとのこと。

POBのおかげで目と耳が肥えちゃった。

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2015年12月02日

宝塚大劇場月組「舞音/Golden Jazz」本公演+新人公演

POBを観たら、目も、耳も、心も肥えてしまった。
そんなふうになって、初めて宝塚を観た。

宝塚大劇場月組「舞音/Golden Jazz」本公演+新人公演
Wで観劇してしまった。

月組ファンの方は読まないでね。超辛口なので。

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「舞音」
マノン・レスコー」のお話を元にしているということだったけれど、ロスグロが「オテロ」をベースにしながら、本質から、ずれちゃった話になったように、こちらもヅカならではの味付けが濃すぎる内容になった。
辛口の私としては、あんこに黒蜜をかけたような甘さはどうも苦手なのだ。

シャルルの本音を体現する「もう一人のシャルル」であるみやちゃん(美弥るりか)が登場し、まさお(龍真咲)の現実のシャルルがハノイに到着する船に現れる冒頭あたりから、クラブでのちゃぴの登場シーンまでは、ベトナムの異国情緒もあり、楽しめそうかな〜と思っていたのだけれど…

シャルルを影と本物に分ける必要があったのかなあ。あてがきだから、仕方がないのかもしれないけれど、わかりにくかった。みやちゃんは、そこそこ存在感を出してはいたけれど、わざわざシャルルの本音をもう一人がやらなくても、シャルルはそんなに複雑な男じゃないもん(笑

シャルルとマノン(リエン)の出会いが、何に惹かれて始まったのか、わからないままに始まってしまった。
クラブのハスの花のショーの中で登場する踊り子マノンに扮するちゃぴ(愛希れいか)のオーラは、なかなかのもの。とても美しく、はかなげで、物語の象徴ともなる泥の中に咲くハスの花を十分表現できていた。

なのに、なぜ、突然、恋に落ちるのか、わからなかった。
二人のベッドインシーンでは、またまた大石さんの甘すぎる振付で展開。
シェニエのときと同じで、既視感ありあり。
私はこういう雰囲気があかんのだ…これは好みの問題なので、ダメなものはダメ。

一緒にダンスをちょっと踊っただけで、いきなりこの展開。
マノンは、そういう直感を重視する女なのか?だって、原作は贅沢な暮らしが好きで、オトコを翻弄する女だから。と思ってみていたら、そうでもなくて、純情な女、みたい。
どっちなんだ?と思いつつ物語が進行。結局、純情な女だったのね(笑 

目をひいたのは、たまきち(球城たまき)。体格がよくて、妹のマノンの紐のような暮らしをしているオトコの雰囲気は出ていた。が、イマイチやろうとしている状況がよくわからず・・・おばさんは、飲み込みが悪いのよね。

マノンが投獄をされるあたりから、悲劇に向かって物語は進行していく、のだけれど、なんだかちぐはぐで、シャルルはもちろん、シャルルの親友のモランも、警察長官も、マダム・チャンも、それぞれの存在がもやっとしていて…

すんません、飲み込み悪いです。
宇月のディン・タイ・ソンぐらいが輪郭がはっきりしていたかなあ。

と思って、新人公演を観たら・・・

ラストのあーさー(朝美絢)とマノンの舟のシーンで泣いちゃった。
れんこん(蓮つかさ)のモランも、まゆぽん(輝月ゆうま)のディン・タイ・ソンも、海乃美月のマダム・チャンも、あーさーのシャルルも、きっちり存在感があった。

これって、シャルルのセリフのキャッチボールができているかできていないかが大きいのじゃあるまいか…

そもそもシャルルのセリフの言い方が本公演は気になって、気になって・・・どうして「サイゴン」が「さぁいごん」になったり、「愛している」が「あーいしている」になったりしちゃうのだ?
本公演のシャルルは自分が大好き、そんな感じがして仕方がなかった。だから、ラストのシーンも、自分のために泣いているような気がしちゃった。
新公のシャルルは、傷つきやすいおぼっちゃまなんだけれど、すべてを投げ出して初めての愛につき進んでいくオトコだった。だから、ラストの舟のシーンも、もう一人のシャルルの「心の赴くままに生きていけばよい」という心の声が、たとえマノンを失っても、後悔はせずに、ずっとこの愛を心に生きていくんだろうなあと思わせるものがあった。叶羽のマノンは、それに応え、シャルルが愛さずにはいられなかったマノンになって終わったと思う(物語が始まったころは、ちょっと不安だったんだけどね 笑)

セリフの明瞭さが新公のまゆぽんとか、れんこんの方ができていた。
特にれんこん、お見事!あーさーとの二重唱は、どっちかが声が上ずってしまっていたけれど、お芝居は二人とも、とてもよかった。

というわけで、同じ作品とは思えなかった。
上級生、やばくない?

私的注目のありちゃん(暁千星)は…無難にやっていた。声が低くなって、声量がかなり出てきたかな。
でも、もっとがんばらないと、ね。ちょっとスランプ?


「Golden Jazz」
JAZZじゃなくて、JAZZ風だな。
タンバリンでごまかしているように聞こえた。
みんな声量が足りない。ジェンヌは、もっと体格をよくしないと声が出ないよ。
歌詞がオケにかき消されてしまう。
ダンスも重量感なし。
ありちゃんは、バレエは◎だけれど、ほかのダンスはまだまだだな〜。

カポエイラのシーンは、がんばっていたと思う。特にちゃぴ。
トップ娘役が一番の見せ場をつくるなんてね。

それにしてもデュエットダンスで、最後にトップ同士が違う方向を見て終わるなんて、初めてみた。

月組、課題が多すぎるなあ・・・今の月組にしかできない公演だ…とか思っているのだとしたら、情けない。もっともっと上を目指してほしい。でないと、若手がかわいそう。

星組の若手が、近くにずらっと座って観ていたけれど、なにを思ったのかしら。

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2015年11月23日

「プリンス・オブ・ブロードウェイ」東京千秋楽

POBの東京公演、終わってしまった・・・さみしい。
10月23日からの一か月間、ずっとワクワクドキドキさせてもらって、本当に楽しかった。
そして、昨日の千秋楽は、会場が一体となってノリノリで、めっちゃ楽しかった〜!

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行く予定はなかったんだけれど、やっぱり見納めと急遽行くことに。
2階後方席から、舞台全体をじっくり堪能した。

ローラの声がかなり高い出だしで、まず「!!!」
どこまでもチャレンジングなちえさま(柚希礼音)。かわいくて一皮むけたローラになっていた。
あれだけ踊りながら、英語の歌を歌うのは本当に大変だと思う。
ただ、この後の「You've got possivilities」のマリアンドさんも同じように歌っているのよねえ。
おまけに迫力がすごい!
ラミンさんのクラーク・ケントが「オハヨウゴザイマス」のアドリブで登場で大うけ。

フォーリーズは、ため息が出るほど美しかった。特にお顔が輝いていて、自信に満ちていた。

タイムズスクエア・バレエは文句なし。重力を感じさせない軽やかさで、ダイナミックで、美しくて、かわいくて(今日は小声で何も言ってなかった)、ちえさまならではのシーン。最高の見せ場にこのシーンをもってきてもらって、ちゃんとそれに応えるちえさま。観れば観るほど、魅了されるシーンだ。もっともっと観たい!
REON JACKで堪能させてね。

蜘蛛女も、歌にますます迫力が!でも、この歌は、歌詞がイマイチ伝わりにくい内容なんよね。シチュエーションもわかりにくいし。

そして、ラストのカーテンコールがめっちゃかわいかった。全員が一言づつ短いコメントを言うんだけれど、みんな、日本語を交えてユーモラスで素敵でした。ちえさまは、ラストのご挨拶で「ありがとうございました」のあとに「みんなでI Love You!と言おう」と客席に提案。会場中で一斉にI Love You!。
シュラーさんは、ビデオカメラ片手に出てきちゃって、スタンディングオーベーション(全員!)を録りまくっていました。
一度終演したのにみんなが帰らないから、また、幕が上がったときは、キャストは着替えをはじめちゃっていたらしく、ちえさまは顔と手だけ出して、バイバイしていた。

キャストの歌は聴けば聴くほどすごい!全員素晴らしい!好きになった曲もたくさんある。このキャストによるこの公演に出会えたことをちえさまに感謝、感謝。

キャバレーのシーンで、今日もピアノを一生懸命弾いていてかわいかった〜。ばあやの一番の萌え〜シーンなのだ。

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ロビーには、すでにちえさまの次回作の大きな看板が置いてあった。
目力にやられた〜(笑
ちえうめのコンビ復活。ころちゃん、どいちゃんも一緒。稲葉さんの演出構成。
まるで星組やん(笑 メンズも参加だから、「夜空に眠るまで」風なのかな?
また、通っちゃうもんね♡

来年も楽しみがいっぱい。
ちえさま、ありがとう!
I Love You!


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2015年11月19日

3回目の「プリンス・オブ・ブロードウェイ」

ちえさま(柚希礼音)、ついにReborn完成!
殻がぱかっと割れて、きらきらちえさまがぴょこーんと飛び出た〜っ!

興奮しちゃった♡

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ローラは、ますますコケティッシュなかわいい魔女になっていた。
楽しめるようになったのかな。
もともとコメディのワンシーン。だから、笑っちゃうノリでよいのだ。
ばあやは、にまにましながら楽しく拝見いたしました。
頭のお花が落ちて、トニーさんが拾っていた。

そして、フォーリーズ。美しい〜。
女のゴージャス感が出ていた。
惜しいのはやはり衣装。ローラもだけれど、宝塚の衣装を見慣れているためにイマイチ感がぬぐえず…
フォーリーズの背あて、なんとかならんのかなあ…有村せんせーい!

そして、そして、やはり最高〜っ!なのが、タイムズスクエア・バレエのシーン。
これ、これ!これですよ!!
息をのむ美しさ、軽やかさ、ダイナミックさ。柚希礼音の真骨頂だ!
ばあやは、よくぞ、ちえさま!と、にこにこしながら、涙ぐむというばあやならではの心情で拝見いたしました(笑
何回でも観たい〜。浸っていたい〜。

蜘蛛女のキスは、やはりタカラヅカ臭さがかなり抜けて(こちらが観慣れたのかも)、迫力があって見とれた。
が、この衣装も、有村せんせーい!と叫びたくなった。
デザインはトニー賞を受賞した人によるものらしいけれど、どれもそんなにすごいかなあ…と思ってしまうのは、宝塚と比較してしまうから、なのかしら。宝塚は衣装でブロードウェイに進出したら、がんがんトニー賞衣装デザイン賞を受賞できちゃいそうだ。

ちえさまのトート、聴きたい、観たい…と、蜘蛛女のキスを観るたびに激しく願ってしまう。

そのほかのちえさま萌えポイントは、キャバレーのバンドの一員としてのピアノ弾き。
音楽と動作がぴたっと合っていて、本当に弾いているみたい。
お茶会で合わせようと工夫したとお話ししていたけれど、ちえさま、ばっちり合ってますよ〜。
今回はオペラで観なくても、じかに弾いている様子が手に取るようにわかった。
こういうところをいい加減にやらないところが、ちえさまのちえさまたるところで、愛おしいっ!

客席と舞台上の息がすごく合ってきて、お互いにノリノリ。
昨日、ようやく気が付いたんだけれど、オケが素晴らしい。
スイング感が半端なく、どのシーンもオケがしっかり土台を築いているから、キャストは安心してその上で実力を発揮できている。
実は初日から、いいノリだなあとは思っていたんだけれど、とにかく心はそこにあらずで…(笑

キャストのパフォーマンスは、ますます磨きがかかっていて、鳥肌もん連続。
どのシーンも全部好きになってしまっているんだけれど、私が特に好きなのは、
ケイリーちゃんのオペラ座の怪人とLovely。
ブリヨーナさんのキャバレーとShe loves meの「Will he like me ?」とShow boatの「Can't help lovin that man」(あ、全部だ)
エミリーさんの「Send in the clowns」(キム・ヨナが使った曲、この公演で知ることができた素晴らしい曲)、
ナンシーさんのキャバレーの中の「So what?」とスウィニー・トッドのミセス・ラヴェット(この人の実力、すごいと思う)
ラミンさんのカンパニーの「Being alive」(この歌、大好きになった)

どのシーンも、もっと聞きたい、このミュージカルを1本ずつすべて通しで観たい!
つくづく贅沢な公演だと思う。
おまけに昨日は5列目といううふ♡な席で堪能いたしました。

同行したちえ友たちとは、ちえさまは、男役だとか女優とか関係なく、アーティスト柚希礼音なんだと再認識させていただいたと感想が一致。観劇後は、みんな興奮しちゃって、ビールで冷ました。

この回の公演は、星組生が多数観劇。
紅ちゃん、かいちゃん、みっきー、夏樹、なつ…あたりは確認。その他、わらわらと大勢で観劇していた。
いい勉強になるだろうなあ。
楽屋でどんな会話で盛り上がったのかしら。
「な、変やろ?」という誰かさんの声が妄想の中で…(笑

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カーテンコールで最後にやっていたカマキリダンスは、紅子の一八番らしい(笑
星組生たちと観劇できて、とっても楽しいひとときだった。うふふ。

ちえさま、ばあやは、どこまでもお共いたします〜。

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2015年11月13日

プリンス・オブ・ブロードウェイ雑感

週刊新潮にいけずな記事が出たからか、プリンス・オブ・ブロードウェイで検索する人が多く、アクセス数がちょこっとアップしている。
なんでこんな記事が気になるの?
内容ないやん。

チケットが余っていようが、満席になっていなくても、ちえさま(柚希礼音)の責任じゃないでしょ。

だって主演じゃないもん。

歌とダンスで1曲、ダンスで1曲、歌で1曲、それだけ。
ほかのキャストも、見せ場をそれぞれ3つずつぐらいもらっていて、それで構成されているミュージカルの見本市みたいな公演。

最初から、それはわかっていたこと。
ちえさまもわかって挑戦したと、メディアに登場するたびに語っている。

ちえファンは、退団後初の出演ということで連日、オーブに詰めかけている。
拍手の感じからすると、どうもちえファンが6割以上という感じ。初日は、もっといたかも。

ということは、柚希礼音が出ていなかったら・・・公演は成り立っていなかったはず。
いや、そもそも最初から、こんなに長期間の公演になっていなかった。
海外からの、それも英語だけの公演で、いまだかつて完売したミュージカルがいったいいくつあるの?
フランス版のオリジナルのロミオとジュリエットあたりなら、人気が高かったのかしら。
数年前に観たフランスのミュージカル「ノートルダム・ド・パリ」も、けっこう空いてたっけ。

POBによくもまあ、こんなに入ったなあ・・・というのが、2回観た私の偽らざる実感。
だって、私も、ちえファンの友人たちも、ちえさまが出てないかったら、この公演には行かなかったから。
そもそも興味もなかったかも。だって、半分以上知らないミュージカルなんだもん。

梅芸は、10周年記念公演ということで、たぶんちえさまありきの企画を立てたんじゃなかろうか。
まあ、いろいろな思惑が交錯しての公演だとは思う。
ただ、チケットの売り方がやらしい。今ごろになって、やれアフタートークだ、この日限定のなんとかが付くだの、ついにバックステージツアー付きまで、わらわら出てくる、出てくる。もうちえさまファンはムリよ。ファンクラブやこの公演のチケットで資金を吸い取られているから(笑 
当初、宝塚時代と同じようにチケット難になるかと思い、大量に抽選に入れたら、がんがん当たってしまい、7,8月ごろはチケットの出回り方がものすごかった。私は、よい席がほとんどだったから、引き受け先はすぐに見つかったけれど(20枚以上!)、端席、後方席が当たった人たちは大変な思いをして、今も、右往左往している。
SS席17,000円、S席14,000円という設定は高すぎる。SS席14,000円、S席10,000円、A席7000円ぐらいの設定なら、今以上にちえファンはリピートしただろうし、一般客も、ちょっと観てみようかしらという感じになっただろうに。ちえさまファンをあてにしすぎよ(ぷんぷん)

新潮社は、ちえファンを狙って売り上げアップを目論んだのかしら(笑 
図書館でチェックしたもんね〜。
こんな記事より、どうして初演が日本なのか、AiiAや、英語ミュージカルを中心に興業しているオーブなど、海外の観光客をどのように戦略的に取り込もうとしているのか、そのあたりを書いてよ。

こんなに高額のチケットなのに、自分も、友人たちも含めてちえファンはリピートしていて、本当にすごいと思う。そこまでさせる魅力がちえさまにはあるのは確かだけれど、POBを見てみると、やはりブロードウェイで活躍したり、将来、有望だと思われている人たちのパフォーマンスのクォリティは半端なく高い。
NYの稽古場で、ちえさまが心が折れたと言っていたけれど、その気持ちはとてもよくわかる。

一つひとつのミュージカルを予習復習してみると、歌とダンスで構成されているからこそ、伝えられる社会へのメッセージがちゃんと込められていて、どの作品も深いとあらためて思った。
特にちょっとわかりにくいソンドハイム関連の「ウエストサイド・ストーリー」以外のミュージカルに触れられたのは、ちょっと得した気分。「パッション」で、ソンドハイムは懲りた・・・なんて思っていたものだから、特に・・・(笑
柚希礼音という人のおかげで新しい世界を見せてもらったことには違いなく、リピートも、十分に楽しめている。海外ミュージカルのマーケットは、かなり新しい将来性の高い層をゲットしたのではないだろうか。

ただ、この作品自体が本国のブロードウェイで公演として成り立つのかどうかは、私にはわからない。
ちょっと難しいのかな、と正直思う。ハロルド・プリンスという方が、どんなふうに見られているのか、ぜんぜんわからないから。スーザン・ストローマンのMETの「メリー・ウィドウ」をはじめ、今回のちえさまのローラや、タイムズスクエア・ダンスの振付をみると、やはりセンスがとてもいいとは思う。

ちえさまと組んで踊っているトニー・ヤズベックは、歌もダンスも、本当に素晴らしくて、退団後に初めて組んだ相手がトニーさんだったというのは、彼女にとって素晴らしい幸運だと思う。なのでPOBは、ちえさまのステップアップと将来への地ならしには、とてもよい選択だったのではないのだろうか。

宝塚というのは、かなり特殊な世界だから、OGたちは退団後にほとんどの人が苦労している。当然だと思う。
独自の世界を作り上げてこその「宝塚」というブランドが100年も存続してきているのだから。
その世界で得たものになにをプラスして歩んでいくのか、ちえさまはまだまだ手さぐり状態だと思う。

宝塚在団時にたくさんのファンを熱狂させ、楽しい日々を送らせてくれたちえさま。
ものすごいパワーで宝塚の常識をがんがん破っていって、新しい舞台をつくりあげたちえさま。
私みたいな冷めた宝塚ファン(ものすごく好きなわけでもないけれど、嫌いでもない)までも巻き込んで楽しませてくれたちえさま。ハメをはずしてはしゃいじゃっても、仕方がないよね(東宝星組ご観劇でなにやらかなり叩かれたご様子 笑)聖人君子だったら、あんなドキドキワクワククラクラするような舞台は作れないよ。

所詮、ファンとスターは舞台などの作品としかつながれない。
私は、舞台の上のあなたに期待するなあ。観たことがないものを見せてと。

ばあやとしては、越路吹雪先輩のように年2回ぐらいリサイタルをして(できるだけ長い期間をやらないとチケット争奪戦必至)、年1公演ぐらい、お〜!という作品に出てくれれば、よろしゅうございますよ。

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2015年11月11日

シンポジウム「劇場都市渋谷2015」

観劇ではないけれど、劇場がテーマだったので、ここに入れちゃおう。

渋谷区観光協会主催のシンポジウム2015「劇場都市渋谷」
なぜか抽選・・・シンポジウムで抽選?
なぜ?と思っていたら、行ってみて謎が解けた。
会場は、AiiA 2.5 Theater

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ここは、今や、2.5次元ミュージカルなるアニメやゲームが原作のミュージカルの本拠地になりつつあるそうで、この日の登壇者の一人が、ここを仕切る日本2.5次元ミュージカル協会代表理事の松田誠氏で、もう一人が昨日までこの舞台に出ていた佐藤流司くんという人気もので、若い人がどっと参加希望を出したらしい。

最近、どこに行っても、同年配の中高年だらけだったから、新鮮なような、ちょっとアウェイなような落ち着かない気分だった。

これがAiiA 2.5 Theater。そういえば、昨年だったか「女海賊ビアンカ」という美内すずえ原作のミュージカルが、宝塚を辞めた演出家児玉明子氏の演出で上演されてて、ちょっと好奇心が刺激されていたんだけれど、馴染みのない劇場で二の足を踏んだんだっけ。行かなくてよかったかも〜(笑

さて、シンポジウムは、最初の1時間以上が、登壇しているシアターオーブ、パルコ劇場、新国立劇場、それぞれの劇場責任者による劇場の特徴などの説明だった。よく知っている劇場だから、ここで眠気が襲い、もう終わっているころかなと目覚めたら、まだ、やっていた。
パルコは建替えが計画されていて、劇場は、少し大きくなって再登場するらしい。

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ようやく松田氏の話になって覚醒。

2.5次元ミュージカルのルーツは、宝塚のベルばらなんだそうで・・・確かにそうだ!
アニメやゲームは、今や世界中にファンがいるから、海外のファンがこの劇場にわざわざ来るらしい。そして、この劇場は、台湾、シンガポール、中国などで公演している。
1部はお芝居、2部はライブをやったりしている。そして、今度は友の会のように会員を組織化しはじめている。宝塚は、すべて先駆者ですごい〜!AKBをはじめ、みんなのお手本になっちゃう宝塚歌劇団。100年の重みですな。

渋谷は、これから劇場文化都市をめざしたいそうです。それって、宝塚が100年前からやってるやん!
小林一三翁はやはり偉大だ!と心の中で叫んじゃいました。
戦国BASARAも、ルパン3世も、伯爵令嬢も、今度のるろうに剣心も、必然があってやっているのね。宝塚歌劇団は、私が思っているよりも戦略的に動いてるようで(笑 でなきゃ、100年も続かない。
フォーエバータカラヅカ〜(^^♪
次は、2.5次元を海外にもっていくのかな。ちぎちゃん、それまでいるかしら…。

宝塚はさておき、このところ急増している外国人観光客には、渋谷での滞在時間を少しでも多くして、お金を落としてもらうためには滞在型のコンテンツが必要だし、チケットが買えるサービスも提供しなければならない。
オーブは4か国語のチラシを配布している。が、ここでもAiiAが一歩先を行っていて、なんと字幕メガネをすでに導入している。

メガネをかけると言語を選べ、その言語が舞台に字幕のように現れる。

す、すごい〜!

先日、メトロポリタン歌劇場で椅子の背に字幕のテロップが流れてくるのに、軽く驚いたんだけれど、こっちの方が絶対便利、快適なはず。海外からのお客を呼び込むなら、必需品だ!

トレンドの影に技術あり、だな〜。

話に出ていたけれど、タイムズスクエアやウエストエンドのチケットセンターみたいなものをぜひ、つくってほしい。そして、当日券を安く販売するとか、もっと演芸が身近になるように努力してほしい。
これもAiiAは、すでにチケットを海外から買えるようにしているらしい。メトロポリタン歌劇場のチケットがネットであまりにも簡単に買えて、うれしくなって、また、行かなくっちゃと思ったから、これも必要。

アニメとゲームは弱い分野でよくわからないけれど、続々とミュージカル化、舞台化がされているとは感じていた。すでに海外で人気を得て、内容をよく知られている原作なら、ものすごい訴求力を持っている、らしい。

あとは作品のクォリティかな。
まだ、AiiAの作品は観ていないけれど、ビアンカでは唯月ふうかが、ともちん(悠未ひろ)が「NARUTO」に出演していたから、歌唱力の優れた人がきちんと活躍できる場所が増えたと考えれば、歓迎するべきことだろう。
「セーラームーン」にタニさん(大和悠河)も出ていたから、宝塚OGの活躍できる場所になっていくかもね。

ちえさまは、どんどんシアターオーブに出てね。
新国立劇場の中劇場あたりで、ちえさまを拝見できる日も来るかも?
でも、お芝居より、コンサートをしてほしい〜!
でも、でも、そうなると毎日行かねば…と楽しい、恐ろしい妄想が広がる・・・。

渋谷は、できるだけ行きたくない街だけれど、オーブと新国立劇場には、いそいそウキウキとしながら行ってしまう。劇場文化都市が、子供劇場文化都市になりませんように。

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2015年11月08日

2回目の「プリンス・オブ・ブロードウェイ」

今回は、席もよかったし、初日みたいにドキドキしなかったので、落ち着いて見られた。

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小雨の渋谷

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シアターオーブは、9列目あたりから、舞台に立つ人と同じぐらいの目線になれて、視線をたくさんいただける。段差も出てくるので、実は一番いい席、だと思う。初日は、3階席だったので見下ろしたら、POB関係者がずらっと9,10列目あたりにいた。

さて、2回目でようやく流れが把握でき、よく練られた構成だとあらためて思った。
ただし、予習はやはり必要。
せめて「ウエストサイド・ストーリー」「オペラ座の怪人」「エビータ」「キャバレー」「屋根の上のバイオリン弾き」「蜘蛛女のキス」「スイニー・トッド」あたりは、物語を把握しておかないと、突然、あるシーンが取り出されるわけだから、なんのことやら…で楽しめないはず。
30代の友人は、なんと「ウエストサイド・ストーリー」も、「オペラ座の怪人」も観てないとのこと。
だから、なかなかシーンに没頭できないそうだ・・・という私も、「カンパニー」や「フォーリーズ」は観てないので、シチュエーションが2回目でも、まだ、つかめない。
が、それでも眠くなっちゃう〜とかにはならないところが、キャストのすごいところなんだけど。
ちゃんと聞かせてくれるし、シーンとして成り立っている。が、内容がわかっていれば、もっと楽しめるのに。
2000円もするプログラムで、キャストやスタッフの紹介にすごくページが割かれているのに、作品については、ほとんど言及がない。これは編集ミスではないだろうか。日本では馴染みのない作品や、プリンス自身が語っているように興業的には失敗した作品も入っていて、ミュージカルの歴史をなぞるような作品群なのだから、丁寧な解説がほしかった。

さて、舞台は…
このところキャストのインスタやツイッターをみると、みなさん、東京生活を満喫されているご様子。
キャスト同士も、とても仲良くなって、和気あいあいな感じ。
舞台も、そんな息の合ったところが伝わってくる。

みなさん、プロ中のプロだから、安定した歌唱と演技を確実に披露してくれる。
ちえさま、そんな中でどのように進化しているのか…

1幕オープニングは宝塚星組トップのまま。キャストがずらっと並んだとき、隣のトニーさんより、オトコらしかった。
ローラは、ジャイアンちえちゃん全開。小悪魔というより大魔王とツイートしている人がいるらしいけれど、大魔王というより、ジャイアンちえちゃん、です。
ローラの迫り方と、「スーパーマン」のときのマリアンドさんの、クラーク・ケントのラミンへの迫り方を比べると面白い。要するにアメリカ人は、こういう迫られ方が好きなんだろうな。
マリアンドさんが、女っぽいかというと、体型がむちむちだから、女っぽく見えるだけで、日本人の私から見れば、ジャイアンとそう変わらない。ということで、ちえさまのジャイアンローラも、あれでよいような気がしてきた(笑 シーンのラストで、ちえさまローラがトニーさんを連れて退場するんだけれど、本当にトニーさんがスネ夫に見えちゃった。

フォーリーズは、ええんとちゃうの、という感じ。宝塚の羽を見慣れている当方としては、衣装のバックがお粗末すぎ。肌色の板が見えちゃっているのはどうかと思う。有村先生に作って欲しかった。
ピンクもいいけれど、かなめや、ありちゃんが着ていたような徹底的にキンキラキンの黄金色のダルマ衣装にしてほしかったなあ。物語のベースになっているジークフェルト・フォーリーズが、その路線じゃないから仕方がないかな。
ちえさま的には、まさこさんにフォーリーズとローラとどっちを見られるのが照れくさいのかな。たぶんフォーリーズ、だね(笑

2幕のタイムズ・スクエア・バレエのダンスは素晴らしい!柚希礼音ここにあり!だ。しなやかで、ダイナミックで、美しい。昨夜、見たGPの浅田真央ちゃんのトリプルアクセル並の美しさだった。ふわっと舞い上がって、ふんわり軽く着地して、くるくるして、ばしっと決める。ああ、ちえさま〜!

蜘蛛女は、初日よりヅカっぽくなかった。でも、ショーブランは入っていた。このままトートでもイケる。トート、プリーズ!
歌としては、あまり伝わってこない。なぜ?日本語なのに…。

そして、ラスト。再び星組トップスターならぬ、POBトップスターで締めくくりのちえさまだった。
どこにいてもジャイアンで、スターなちえさま、なのだ♡

キャストが歌っている歌詞の中に「どうせいつかは終わるときがくる。だから、今を生きるのだ」といったものが何度か出てきた。まったく違う作品なのに、同じような内容の歌がある。有限の命だからこその人生賛歌。それがミュージカルの命、なのかな。

「オペラ座の怪人」のラミンとケイリーのシーンは、この作品のエッセンスをさすがに素晴らしく凝縮してあり、あまり好きになれなかったこの作品の本質に触れたような気がした。

キャバレーのシーンも、すごく好き。ジョシュとブリちゃん、ナンシーさんのパフォーマンスがとてもいい。後ろでピアノを弾いているちえさまが、ここはとても女っぽく見える。なぜ?(笑 少しふっくらしたような…

POB東京公演も中盤にさしかかり、あと2週間。終わっちゃうと寂しくなるなあ。

今日は、プログラムやグッズの販売コーナーが空いていた。
ということはリピーターが多いということ?
ちえさまファンは、みんな、エライ!
あんたもやん!と一人つっこみ(笑
あと何回行くの〜?

内緒。

posted by 風土倶楽部 at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月24日

東急シアター・オーブ「プリンス・オブ・ブロードウェイ」初日

つ、ついにこの日が〜!
と5月10日に思って以来、なんと五か月しかたってないのに新しいちえさまにお会いできた!
今度は、ついに「プリンス・オブ・ブロードウェイ」が初日を迎えた。
あのときには、予想もしなかったこと。
今夜は、柚希礼音のまさにRebornのとき。
久しぶりにワクワクドキドキ…胸が高鳴った。

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今夜は、渋谷のネオンがキラキラに見える。

会場に入る直前にREONファンクラブから一斉メールがあり、「キャストの方にもきちんと拍手をするように」とのお達し。これには笑ってしまった。ゲネプロでなにがあったんだろう(笑

開場と同時に会場に入ったら、すでに人、人、人…
ロビー中央にステージとレッドカーペットがあり、花総まりさんがインタビューを受けているところだった。
華やか〜!

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湖月わたるさんは、すでに終わってしまっていた。
そのあとは、今や時の人(?)の藤原紀香がプリンスさんをエスコートして登場。

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が、それを見ている暇もなく、プログラムなどの公演グッズの販売コーナーの長蛇の列に参入。
みんな、買う、買う。すごいなあ…
私は、とりあえず別冊柚希礼音プログラムを購入。ステキかわいいのちえさま画像が満載。
と、この時点では、ちえさまのことしかほぼ頭になったのでありました…(笑

そして、いよいよオープニング。
これから演奏される曲が少しずつつなぎ合わされたオーバチュアで期待がどんどん高まっていく。
真っ赤なカーテンが上がると、キャストが一人ずつ登場し、"All I need is one goog break"の1フレーズぐらいずつ歌って、やがてちえさまがラストに登場!

黒いジャケットに赤いシャツのパンツスタイル。

宝塚のままやん・・・うれしいような、不安なような…複雑〜な気分が湧き上がる中、いきなり始まったのが、
"HEART"に続いて"WHATEVER LORA WANTS"
そう!ちえさま担当のシーン。

ひや〜っ!と心の中であたふたしているうちに野球のユニフォームで登場。トニーさん相手に元気に迫りまくっていた。頭にピンクの花を付けて。

ちえさま・・・

とってもぴちぴちしていて、まるで生きのいいカツオみたいだ!

とりあえず、イケテル!と、思う・・・色気はそのうち出てくる、だろう・・・

そして、このあとから怒涛のブロードウェイのパフォーマンスが展開され、頭の中はすっかりブロードウェイになっていくのであった・・・

この直後のウエストサイド・ストーリーのナンバーを歌つラミンとケイリーの歌でぞぞ〜っと鳥肌。
なんだ、これは…

作品が変わるたびにその世界観を一瞬に作り上げるキャストたちの実力に度肝を抜かれた。
特にケイリーとブリヨーナ。すごすぎる。
1幕の「キャバレー」そこから続くラストの「オペラ座の怪人」
ここはNY、マンハッタンか?と今いるところがわからなくなるほど。

1幕では、途中、フォーリーズのショーガールとして、ちえさまがピンクのかわいいダルマ姿で登場。
これはただウォーキングをして、フォーリーズの雰囲気を作るだけ。
とってもきれい…なんだけれど、ちえさま、もっと女としての自信をみなぎらせなくっちゃ!
私ってきれいでしょ!誰よりもきれいでしょ!ほらほら〜!みたいな感じをプリーズ!
男役のときは、ほら、かっこいいでしょ、ほらほら〜!てやってたじゃないの!

まだまだこわごわって感じがする〜。

2幕は、プリンスさんでも失敗作はある、でも、いいものもあったんだよ、というちょっとマイナーな、あるいは日本ではなじみのないソンドハイム作詞・作曲の「カンパニー」からのナンバーで幕開け。これは物語のシチュエーションがちょっとわかりにくかった。
「ローマで起こった奇妙な出来事」のケイリーが、やっぱり歌声といい、立ち姿といい、醸し出すものといい、素晴らしい。
彼女を小さなコンテストで見出したマネージャーは凄腕だと思う。

「エビータ」のマリアンドも、素敵だった。このときの群衆役にちえさま登場。ほとんどよくわからないけど。

お稽古場情報で出ていた"タイムズ・スクエア・バレエ"では、ちえさま大活躍。
ダンサーとしての自分を売り込むんだけれど、なかなかうまくいかない。でも、どんどん上手になっていき、最後には契約してもらい、スターになる。まさにちえさまそのもの。今までみたことがないちえさまのダンスを見せてもらって、とても楽しい場面だった。

シーンの中で観客に背を向けて座っていため、ちえさまの肩幅と筋肉の付き方がくっきりとみえ、16年間の鍛錬の賜物と宝塚を支え続けた努力のあとが伺えて、一緒に観ていたちえ組一同、密かに涙するとともに、愛おしさひとしおでございました。ちえさま…頑張ってきたんだよね。私たちを幸せな気分にするために。

そして、「メリリー・ウィ・ロール・アロング」、「パレード」と作品が続いたあとで、いよいよ「蜘蛛女のキス」、ジョシュのモリーナのナンバーのあとがちえさまだ!
日本語で完全に一人の舞台。迫力のある歌声、なんだけれど、まだまだここだけ宝塚しちゃうんだなあ。
ファンとしては、とてもなじみやすいシーンではあるけれど、もう少しねっとりとした色気が必要だと思う。自らの蜘蛛の糸にからめられ、島を抜けられない女。でも、愛に生きようとする切ない女。あ、映画しか観てなくて、ミュージカルは観てない。少し違うのかも・・・
いずれにしても今後の進化が楽しみなシーンだ。

「スウィニー・トッド」のシュラーとナンシーのシーンも見事。もっと見ていたくなるほど。ここから先は「スウィニー・トッド」でもいいです…という感じ。

ブリヨーナの"CAN'T HELP LOVIN'THAT MAN"も、もっと聞いていたくなる。

まあ、そんなのばっかりなわけで・・・

そして、いよいよラストナンバー"WAIT 'TIL YOU SEE WHAT'S NEXT"
ちえさまはオープニングと同じ衣装で登場。
すなわち柚希礼音そのまま(笑

かっこいい〜。

でも、どこか異質さ感はぬぐえず…観る側の先入観かなあ。

レジェンド恐竜の卵の殻にぴぴっとヒビが入り、ぱかっと割れそうになっている、そんなイメージのちえさまだった。ニューレオンは、これからどんどん進化していくのだろう。
10日後にまた観に行くので、変化がとっても楽しみ。

来ていたねねちゃんに終わってから「ちえさん、女で表現するのって、大変でしょ〜」と言われている妄想が〜(笑

カーテンコールでは、全員一緒の挨拶が終わってから、スーザンさんやプリンスさんに連れ出されてきたちえさま。プリンスさんと手をつないでいた。

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愛されキャラのちえさま。

ばあやは、ずっと見守っているから、思う存分羽ばたいてね〜!







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2015年10月23日

新国立劇場中劇場「パッション」

いろいろな意味で女としては身につまされる内容だった…
思いがけない球が飛んで来た感じ。

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幕開けは、ジョルジオとクララの濃厚なラブシーン。
そして、転任先でのフォスカとの出会い。
1幕は、フォスカの強引な愛の押しつけにジョルジオと一緒に辟易とさせられる。
美しいシルビア・グラブが、醜いフォスカに変身です〜(笑

そうそう、そういう気持ちってわかるよね〜。
好みじゃない人から、言い寄られるとうっとうしことこの上なし。
フォスカの図々しさは、ほぼストーカー並み。
うっとうしいフォスカが出てくると、恋するクララがジョルジオの中に現れて、恋しいとアピールする。
お互いにやりとりしている手紙を読みあうナンバーが、とても甘くて切ない。
ソンドハイムの楽曲は難解という事前の情報だったけれど、まったく難解ではなかった。
歌い手にとっては、とんでもない難曲だとは思う。
主役3人だけでなく、アンサンブルの方たちも、実力者揃いだった。

以下、ネタばれあり


2幕は、フォスカから逃げるためにミラノに休暇をとって戻ろうとするジョルジオの列車を追いかけてくるフォスカに思わず会場から失笑がもれる。
やっぱりストーカー。
ジョルジオは、もううんざり。が、フォスカは切々と、命をあなたのためなら差し出せるとアピールする。
うんざりしつつも、いい人なジョルジオは、フォスカを官舎に送り届け、再びクララのもとへ。

クララとめくるめくひとときを過ごすはずが、結婚してほしいとジョルジオが言ったとたん、「私には子どもを育て上げる義務がある」と現状維持を望むクララ。
なにも差し出さない女にオトコは愕然とする。
フォスカの愛と違いすぎる…と。
愛ってなんだ?と疑問がふつふつと…

不倫のよくある行く末だわね。

傷ついて戻ってくるジョルジオに待っていたのは、本部への異動。それもすぐに。
悲鳴をあげるフォスカ。

クララの自分勝手な愛に深く傷ついたジョルジオは、フォスカの愛を受け入れることにする。
ここのところが、どうも腑に落ちない。
まるで「おかあさーん、僕、傷ついちゃった〜」と逃げ込んでいるようにしか思えない。
作者は男だから、女が感じるうさん臭さを感じないのかも。

フォスカが絶望に至った理由も解せない。
美しくない女はまともに愛されないといった時代の風潮もあるだろうけれど、女の魅力はそれだけなんだろうか。そもそもフォスカは暗い!両親から「美しい」なんて言われて特別扱いされて育った不幸はあるだろうけれど、男にだまされたくらいで自閉症になっていたら、生き抜けないよ。
そうしたすべてをジョルジオが引き受けなければならない必然性がどうもぴんとこなかった。
「女はみかけじゃない、心だよね」というのがテーマなんかなあ。あんなにエキセントリックな人物を登場させる必要があるのか、最後までそもそもの疑問だった。

不思議な原作だわ〜。
それに音楽をつけたソンドハイムも不思議だわ〜。
全体にオトコの論理が支配している作品のような気がする。

なのに、あれだけお客を呼べるというのは井上くんの魅力なのかしらねぇ。
彼は立ち姿が美しい。

さて、本日は、いよいよPOBの開幕。ドキドキ・・・
いつかちえさまも、井上くんと共演する日が来るんだろうか。
和音美桜さんみたいにぶっちゅぶっちゅ井上くんとラブシーンをする日は来なくていいなあ(笑

ちえさまには、ショースターの道を歩んでいただきたい。

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新国立劇場の席の並びは、階段状になっているから、とっても見やすい。
ここの雰囲気、好きだなあ。ここで上演されると、つい手を出してしまう。



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2015年10月14日

こまつ座「十一匹のネコ」

紀伊国屋サザンシアターで井上ひさし作「十一匹のネコ」を観劇。
11匹の猫のパワーに押し切られた2時間半だった。
それぞれの猫が個性的に描かれているだけでなく、役者がちゃんとそれぞれを表現できているので、11匹の中に埋もれてしまう猫が1匹もおらず、それがこの公演の一番の面白いところだった。
空間を隅から隅まで使い切った演出が、舞台の上だけでなく、客席も含めた世界観を構築できていて、物語の中に浸れたからか、眠くならなかった(笑

物語はつまんないんだけどね・・・なのに眠くならず。
役者の方たち、尊敬します。

北村有起哉さんは、以前、M&Oplaysプロデュース「鎌塚氏、振り下ろす」を観たときは、イマイチのりの悪い人に思えたんだけど、今回は、ものすごい勢いで全員をひっぱっていてパワフル。まるで別人。身のこなしが軽く、普段から、かなり鍛えている人なんだろうか…

11匹目の猫の山内さんの個性が光っていた。そういう役なんだろうけれど、はみ出しものの存在が物語を深めていた。

しかし、この内容、イマイチよくわからないなあ。
「大人の中の子どもと子どもの中の大人に捧げるミュージカル」と銘打っているが、大人の中の子どもに語りかけるには、宝塚を見慣れている私には夢々しいファンタジーが足りないし、子どもの中の大人に語りかけるには、ちょっと難しい部分が多い。たとえば、シェイクスピアの全作品を歌詞にしてにゃん太郎が歌うけれど、子どもがあの歌を聞かされてもわからないだろう。ベトナム戦争に行くのを拒否しようとする米軍兵の飼い主の話も。
若者はゴーゴーをする、というセリフにゴーゴーのダンスを入れていたけれど、あれも古すぎて、わからないよ〜。全体にセリフが昭和なんだもん。手直しするわけにはいかないのかなあ。
「人民の敵」は100年以上前に書かれたものなのに、まったく古さを感じなかった。多少設定を変えている部分もあったけれど。

以下、ネタばれ。これから観る人はご注意を。


なんだか中途半端な話で、一番「はあ?」となったのがラスト。
ネコ王国の繁栄を素直に喜ばないにゃん太郎の最後がまったく唐突。
暗い闇が…とか言っているにゃん太郎は理想主義のインテリ猫。結局、清濁併せ飲むことができなかったということなんだろうか。でも、1幕の途中でダイコンを盗んでいたもんなあ…(笑

井上ひさしの作品は、時々、「?」な左系な批判が入ってきて、私はそれがどうも好きになれない部分だ。「生涯追い求めたユートピアの原点がここに!」とチラシにあるけれど、原点ねぇ…彼のめざしたユートピアとはなんだったんだろう。
猫だからこそ、人間とは違うユートピアができたのでは?猫は、結局、飼い主たちの生き方をトレースするしかできないのか?空腹の日本人が、夢を追いかけて辿りついた今の日本は、なんだんだ!?と言いたい?でも、それじゃあ、ファンタジーにはならない。子どもには夢を見てもらわないと〜。
にゃん太郎が、猫の王国の繁栄を喜びながら釣りをして、メダカを釣り上げる。今回は一人で1匹をじっくり味わい、うまいなあ…とかつぶやいて終わってほしかったなあ。

おじさんの猫たちは、みんな、愛すべき猫だったけれど、演奏を一人ですべてこなした荻野清子さん。
とーっても素敵だった。

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2015年10月06日

リンカーンセンターにて「王様と私」

NYに来たんだから、ミュージカルの一つも観ようと選んだのが「王様と私」
まあ、これなら、筋もわかっているし、英語が聞き取れなくてもなんとかなるだろうとも思った。

が、しかし!
かなりセリフ部分が多いやん!
ノリノリの観客の反応がすごくて、取り残された感いっぱい(笑

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謙さん、がんばりはったんやな〜、と今更ながら、尊敬しちゃう。
謙さんバージョンはすでに終わっていて、今は若手の東洋人風の現地人(笑)の方が王様役。
一緒に観たネイティブ同然の日本人の友人いわく「現地人=アメリカ人」の英語だとのこと。

王様、それでええのん?

まあ、私にとってはどっちでも変わりはなく、謙さんで観たかったなあ…とあらためて強く思った。

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半円形の客席で、最初、オーケストラピットが見えていて、これじゃあ、両端の人は舞台が観れないのでは?と思っていたら、白い布がふわっと取れると同時ぐらいに舞台がせり出してきて、ピットは隠れてしまった。
舞台の3分の1ぐらいが全面にせり出してきた感じ。
このオープニングがなかなか意表をついていて、幕があがると船がいきなり現れ、物語の中にぐっと引き込まれる。

ケリー・オハラは、もう映画のデボラ・カーそのもの。すなわちイメージ通り。
王様がねぇ・・・若い・・・

映画のイメージをほぼ踏襲しているんだけれど、王様だけが・・・
下手なわけじゃないんだけど。

舞台よりも、驚いたのが観客ののりのよさ。
前の列のおばさんたちは踊りださんばかりだったし、後ろの列のおばさんは口ずさんでいた。
こんなにも愛されている作品なのね。

West meets Eastものの代表作の一つ。西洋人にとってはエキゾチックな物語なのかも。
王様の夫人たちが、アンナの来ているような輪っかのドレスを着ようとするシーンは、東洋人からみると、素直に笑えない部分なんだけれど、ものすごく受けていた。まあ、日本も明治時代は西洋の服を着て、追いつこうとしていたわけで…

実は時差ボケのおかげで、襲いかかってくる眠気から逃れようがなく、かなりのシーンが抜けてしまった。
なので、帰国後に映画版で脳内補完してみたら、舞台と映画の差がほぼないぐらい再現された公演だった。
ただ一つ、ユル・ブリンナーの王様の存在感だけが大きく異なった。あれほどの当たり役はそうあるものではないから、当然といえば当然。
横暴なんだけれど繊細で、繊細なんだけれどお茶目で、精悍なんだけれど、子供っぽくて、聡明でユーモアに富んで子供たちを愛しているこんな王様なら、後宮でお仕えしてもいいかも、と思ってしまうほどの魅力的な人物を作り上げている。
謙さんは、どこまで迫れたのかなあ。
だから、やっぱり謙さんで観たかったというのが結論。

観終わって出てきたら、スーパームーンが輝いていた。

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すでに11時すぎ。タクシーを飛ばして、一路セントラル・ステーションへ。
途中、タイムズスクエアがちらっと見えた。不夜城マンハッタン。

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翌日は、滞在先のコネチカットの星降る夜空で皆既月食を堪能するというラッキーに恵まれた。
マンハッタン在住の知人は、明るいのと、ビルの林立で見られなかったそうだ。


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2015年10月05日

メトロポリタン歌劇場「アンナ・ボレーナ」

9月23日から、コネチカット州の友人宅に滞在していたので、ついに憧れのメトロポリタン歌劇場にてオペラを観劇した。

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演目はドニゼッティの「アンナ・ボレーナ」すなわちアン・ブーリン。
20代のころ、リックウェイクマンの「ヘンリー8世の6人の妻たち」をヘビーリピートしていた私。
6人のうち、アン・ブーリンがやはり強烈な印象を残したことから、以来、アン・ブーリンがらみの映画は必ず見てしまうようになった。ついでに娘のエリザベス1世についても。

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MET初観劇が「アンナ・ボレーナ」だなんて、う、うれちい・・・
おまけに初日観劇・・・

お席はファミリーサークルでいわゆる天井桟敷みたいなものだけれど、ぜんぜんOK。
ネットでゲットしたときに、すでによい席は端席しか空いておらず、ならばセンター近いファミリーサークルの方がよいだろうとゲット。

そう、簡単にネットで買えるのだ。おまけに57ドル!
そして、簡単にボックスオフィスでチケットをゲットできる。
こんなに簡単に買えるとは思わなかった。

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音響も当然ながら、大変よく、ファミリーサークルでも、十分臨場感があり、迫力があった。

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オペラに詳しい知人によれば、アンを演じたソンドラ・ラドバノスキーは中堅どころのプリマとのこと。
昨年のアンナ・ネトレプコと比較されがちだろうけれど、ソンドラのアンも十分悲劇性に満ち、理不尽な運命に立ち向かう悲劇の女王を十分堪能させてくれた。

METでのオペラ鑑賞、ちょっとクセになりそうな快感だった。
クセになってどーする!贅沢の極みじゃないの…
来年のシーズンには、最低2つは観たいなあ。
実は「トゥーランドット」を観たかったのだけれど、日程が合わず。
滞在先が電車で1時間以上かかり、駅から車で10分という遠方だったため、8時開演だらから、夜が遅くなりすぎるという事情も。
心残りだわ〜

8時開演ということは、みんな夕食を食べてから観劇するのね。
一杯飲んだりして…
私は、絶対ダメ。寝てしまう。どんなに面白くても、夜はダメ(笑

とりあえず、今シーズンのライブビューイングには通うことになりそう。

9月末まで東劇で開催されていたビューイングでは、予習のつもりでメリーウィドウ、ファウスト、青髭公の城、イオランタ、マクベスを観劇。やはりメリーウィドウがとにかく楽しかった。

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今シーズンのパンフレット

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アンナ・ボレーナのパンフレット

どちらもフリー。
日本のプログラムは高すぎる。あんなに豪華なものでなくても、これで十分情報は得られる。

あ〜、楽しかった、美しかった、満足〜




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2015年09月15日

宝塚月組 暁千星バージョン「A-EN」

楽しかった〜!

ありちゃん(暁千星)のオーラ、すごい〜!
1幕のプロムのキングとクィーンを決めるお話は、いけてない男のありちゃんがどんどんステキになっていくシンデレラボーイのお話。いけてないありちゃん(いけてないハリポタと言われていた)も、かわいい〜。
おばさんは、最初から最後まで「かわいい〜」とでれ〜っと観ておりました。
どこをどう切り取っても、かわいい〜・・・(アホ)

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かわいいだけじゃなくて、かっこいいし、美しいし、お歌もお芝居も及第点以上だし、いうことなし。
やっぱり宝塚は美しくなくっちゃね。
月組の若手はええなあ。

海乃美月も、美園さくらも、キュートな、今風の娘役で大変よろしい。
蓮つかさちゃんは、とってもいい味を出していたんだけど、ありちゃんのそばだと地味になっちゃう。
そのぐらいありちゃんのスター性はキラキラ輝いていた。

愛涼歌と颯希有翔(字が難しすぎ、読めへん)の歌がうまいのにびーっくり。プロムに出るのを迷うありちゃんを励ます颯希の歌が沁みた。

ありちゃんの魅力全開の2幕は見どころだらけ。

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まずオープニングは、ちえさまがYoung Bloodsで月のブランコに乗ったシーンと同じような始まり方で、おっ! これってあーさ(朝美洵)もやったのかしら?

ちえさまばあやとしては、「黒い鷲」でエトタカのさそりのようなダンスを踊るありちゃんに涙。ボレロ風もあった。
もちろんちえさまを思い出して。
衣装も、ヘアスタイルも、ちえさまを踏襲していて、これはちえさまにあこがれているありちゃんの、ちえさまへのオマージュなのだろうなあ。
若々しいありちゃんのダンスを観ていると、ちえさまがここにも息づいているとドキドキした〜。

ラスト近くにDear DIAMONDのリベルタンゴの衣装で登場。これも、うるうる。
ありちゃん、ちえさまのように色気のたっぷりあるトップスターになるんだよ〜。ずっと見守っているからね。

ありちゃんのダルマ姿も美しかった。あれは鳳稀かなめのパイナップルの女王っぽい?
ダルマありちゃんをエスコートする最下級生の礼華はるちゃん、要チェック。まさに夢のような、これぞ私が観たい宝塚ならではの美しすぎるデュエットダンスだった。劇団は、いや、野口さんはわかっているね〜。

20人ほどのカンパニーなのに、あれは誰?これは?と、一人ひとりを丁寧にチェックしたくなるぐらい全員がイキイキとしていて、1回では、物足りないくらいの内容だった。そして、誰よりも光輝いていたのがありちゃん。レビューを何度も観たくなるスター性のあるすごいポテンシャルを持ったありちゃん。これからが楽しみだわ〜。

ちえさまへの道、がんばってね黄ハート


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2015年09月13日

宝塚歌劇団星組「ガイズ&ドールズ」

東京公演までお預けと思っていたけれど、ヅカ友たちと話が合わなくて寂しいので、急遽観ちゃった(笑

映画をうまく脚色して、楽しいミュージカルになっていた。
北翔みっちゃんに関しては、お歌がお上手だけど、私はワクワクドキドキしないのでスルー。
みっちゃんファンの方、このブログはスルーしてください。
すべての道は、ちえさまに通じているだけなので。

紅子(紅ゆずる)とことちゃん(礼真琴)の組み合わせがとっても面白い。
紅子は、こういう明るくて軽い役がよく似合う。
ちょっとがに股のお調子者のスタイルを観ているうちに、横山やすしを思い出してしまった。
モデルは、やっさん?なんて言ったら、紅子ファンのヅカ友に嫌がられるかしら。

嫌がられるね…(笑

今回の作品は、ことちゃんアデレイドのすばらしさに尽きると思う。
彼女が出てくるシーンの楽しいことといったら、まさにショー!
これぞミュージカル!

歌とダンスに加え、年増のかわいい歌手を堪能させてもらった。
14年間も婚約したままで、お母さんに結婚して子どもが5人もいるとウソをつきつつ結婚する日を夢見ているアデレイド。それはひとえにネイサンに惚れているから。あきらめられないから。
そんなアデレイドの一途さと、ちょっと間の抜けた感じをおしゃれに、かわいく、色っぽくことちゃんは見事に表現していた。
「あなたは、ネイサンに惚れてないから、いいわよね」とスカイにいうところが好き。

すごいぞ、ことちゃん!昨年の「風と共に去りぬ」のスカーレットから、よくここまで進化した!
もっともっとアデレイドを見たい、登場シーンを増やしてほしいと思った。
ナイトクラブ「ホット・ボックス」のショーをお客として、しっかりもっと観たい!

ことちゃんは、これからの宝塚での活躍も、もちろん楽しみだけれど、思わず退団後も、どんなに活躍してくれるのかと期待してしまうほど。こんなに若いころから、ことちゃんの成長ぶりを見られて幸せだわ〜。
そして、どこまでも憧れのちえさまを追っかけていくんだろうなあ。
いつか追いついてしまうかもしれない。
ことちゃんも、英語のお勉強を始めているような気がする(笑

そのほかは、ナイスリーのさやかさん(美城れん)がさすが!お見事だった。
サラの後見人のミッキー(天寿光希)の押さえがバッチリ。

みっちゃん&ふうちゃんが昭和風だとしたら、紅琴カップルは平成風。
その二つのスタイルが一つの作品の中で交互に出てきて、融合していそうでしていないバラバラな感じの新生星組の公演だった。

それでいいのかしらねぇ・・・

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なにも当たらず・・・念じてないもんね(笑




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2015年09月11日

シアターBRAVA「ラマンチャの男」

何年ぶりの「ラマンチャの男」だろう。
上月晃も、鳳蘭も、観ているのだけれど、はるか昔・・・
もういつだったか忘れてしまったほど昔、昔・・
今回のアルドンザはきりやん(霧矢大夢)
「マイフェア・レディ」から2年。
きりやんが、どんな女優に進化したのか。
きりやんは、私がちえさまと出会うきっかけをつくってくれたジェンヌさん。
特別なのだ(笑

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結論として・・
きりやん、宝塚の男役っぽかった。
悪態をついているときは、男前きりやんだった。
でも、アルドンザは、もっとドロドロだと思うのよね〜。
かわいすぎる・・・可憐すぎる・・・
そして、高音がかすれていた。
調子が悪いのかな。
きりやん、あなたはもっとできる人のはず。
がんばれ、きりやん!

幸四郎さんは、セルバンテス / ドン・キホーテ / アロンソ・キハーナそのもの。
ただ、やはり年齢は隠せない。
あのエネルギッシュだったセルバンテスは、少し影を潜め(それはそれで死の影におびえるセルバンテスが出てよいのだけれど)、当然のごとくキハーナの老い、ドン・キホーテの狂気には、より深みが出ていたような気がする。

ささやくようなセリフが、ちょっと気になった。
歌舞伎では、口跡が聞き取りにくいという評判があるらしい。
そういう聞き取りにくさではなく、ささやくようなセリフの言い方が聞き取りにくかった。
エネルギーの配分が必要になっちゃったのかな?と思ったりして…。

作品としては、このセリフを聞きたくて観たようなもの。
「一番憎むべき狂気とは、あるがままの人生にただ折り合いをつけてしまって、あるべき姿のために戦わないことだ」

戦ってこなかったなあ・・・ズキン!どころか、グサッ!
私って、Mだわ〜(笑

「夢は稔(みの)り難く 敵は数多(あまた)なりとも 胸に悲しみを秘めて 我は勇みて行かん……」
この歌を聴くと、なぜか涙が出てしまう。

セルバンティスは、自分を奮い立たせるためにドン・キホーテを生み出し、語らせたんだろう。

男たちに乱暴されてしまったアルドンザが、ドン・キホーテ、すなわちキハーナの死の床に現れるシーンでは、かなり泣けてしまった。若いころは、こんなに泣けなかったのに。
本当の自分を直視して、瀕死の状態になるキハーナ。そこに傷ついたアルドンザが、自分を認めてくれたドン・キホーテに「あんたは私の殿様だ」という。人間というのは、お互いに支えあい、認め合って、なんとか生きていくものなんだなあ…再び自分を取り戻して、サンチョとアルドンザに抱きかかえられて息を引き取るキハーナ。いい最後だ〜涙、涙、涙・・・
舞台の上も、見る方も、寄る年波を感じる味わい深いものがあった。

幸四郎さん、いつまでやるのかなあ。
セルバンティスが、ちょっとお歳が出ちゃっていたかな。
こういう作品に出会えた役者たちは、幸せものだ。

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川向うには大阪城ホールが…1年前、ちえさまを全力で応援した場所。
今や、ちえさまはNYにご滞在中で、すでに懐かしい場所になっちゃった。

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2015年09月09日

国立劇場小劇場文楽公演「妹背山婦女庭訓」

元上司の主宰している文楽観劇会で、急に行けなくなった人がいて、急遽空席埋めで観劇。
文楽は過去2回ほど観たことがあるものの、今ひとつ魅力がわからず、足が遠のいていた。

10数年ぶりに観て・・・やっぱりよくわからない。。。
ただ、太夫の力いっぱいの語りと三味線の音色の心地よさに、ああ、私はまぎれもなく日本人なんだ、と確認(笑

一番よくわからないのはストーリー。
悪役蘇我入鹿を誅殺する話。要するに大化の改新。
藤原鎌足の息子の淡海が、烏帽子折職人求馬(もとめ)に身をやつし、誅殺の機会を狙う。
白い牝鹿の生き血を母親が摂取することで生まれた怪異の化身のような入鹿を弱らせるためには、爪黒の牝鹿の生き血と疑着の相(激しい疑念と嫉妬の表情)のある女の生き血を混ぜて注いだ笛を吹かねばならない。
その女こそ、求馬と出会ってしまった田舎娘の三輪。イケメンにすっかり心を奪われ、押しかけ女房的に契を交わすものの、求馬は、入鹿の妹の橘姫と二股かけていて、結局、橘姫を妻にする。
それを知った三輪は怒り狂い疑着の相になったところを、求馬の忠臣に殺され、生き血を提供し、めでたく入鹿は退治されましたとさ・・・なのだ。

三輪ちゃん、かわいそすぎる。
イケメン淡海、ひどすぎる男だ。

おまけに求馬の忠臣に刺されてのたうちまわっているときに、実は求馬は藤原淡海でと正体を明かされ、怒り狂ったお前の血が彼の望みを叶えることになると聞かされる。三輪は、そんな高貴なお方のお役に立てるなら、と喜んで死んでいく。

あ〜、疑着の相が消えてしまうがな〜・・・と。
歌舞伎では、刺したと同時に笛に生き血をかけるそうで…。どっちにしてもヒドイ話だ。

三輪は最後の瞬間まで、「一目お顔を今一度」と言っているのに、求馬は橘姫と寝所にいる。

あんまりやん!
一人の女の気持ちを弄んで、あげく怒りで悶えさせ、生き血を捧げさせるなんて。

歌舞伎も文楽も、その価値観、世界観になじめなくて、わざわざ足を運ぶ気になれない。
何度も見ている元上司たちでさえ、「ストーリーは考えたらダメなんよ」とのこと。
芸を見るんだそうで・・・

確かに太夫も、三味線も、人形使いも、文化として、芸術として、ありだとは思うけど。
三輪の悶え苦しむ様は、本当に鬼気迫るものがあって、逆に女としては、怒りがふつふつと湧き上がってきて、心地よくない!

最後に入鹿を討ち取ったなり〜!なんて男どもが喜んでいるけれど、それは三輪ちゃんの偉大なる犠牲があったからやん!と思ってしまった。

納得でけへん!
心底惚れた男のために心とからだを捧げることをいとわない女の生き血が必要なのだと言われて、自ら命を絶つとかのストーリーの方が、まだマシだわ。ぷんぷん。
演じている人が男ばかりだから、よけいにそう思っちゃうのかも。

もう一つ、私にはどうしても解せないのが、天智天皇の御代なのに、衣装は江戸時代。おまけに庶民の娘なのに三輪は、まるであんみつ姫のようなキンキラキンの冠をつけて、衣装もお姫さま風。

今では、文楽というと、やたらと高尚なものにとらえられがちだけれど、江戸時代は庶民に歴史や価値観を啓蒙するための娯楽だったんだろうなあ。

新しい今の時代にあった文楽を見てみたいけれど、この文化の様式は、やはり古典が似合うのかも。

ということで、文楽の奥深さに到達するには、道ははるかに遠い・・・ような気がする。



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2015年08月23日

吉祥寺シアター「人民の敵」

イプセンに初挑戦!
2時間35分かあ…と、かなり自信がなかったのだけれど、なんと完璧に覚醒。
眠気も一切なし。私にも、まだまだ集中力は残されているのね。
面白すぎた!

舞台は、中央に一枚の板、四方を客席が取り囲む形。
吉祥寺シアターのキャパにちょうどマッチした舞台設定だと思う。
役者の人は360度に演技をしなければならないから、大変だろうなあ。
でも、みなさん、達者な方ばかりで、舞台の緊張が途切れなかった。
瀬川亮、山本亨、有薗芳記・・・テレビで時折お見かけする方たちだった。
瀬川さんは、ちょっと堺雅人に雰囲気の似たイケメン。

アフタートークで、演出した森新太郎氏が、現代のネット社会での集中攻撃などにも通じるから、この戯曲を選んだということだったけれど、1882年に書かれたものだとは思えないほど、現代にマッチしている。

地域おこしで湯治場として成功しているとある田舎町。その関連施設で医者をしているストックマンは、湯治場として町興しを提案した当事者だった。ところが、彼が密かに観光の目玉である温泉の湯を調べてみたら、バクテリアに汚染されていることが判明。給水パイプの不備により、川の上流の皮なめし工場から廃液が流れだし、温泉に流入しているようだ。正義感にあふれたストックマンは、地元紙に公表し、給水パイプの再設置工事をするよう町に働きかけようとするが、事はそう単純に運ばない。工事は莫大な資金と2年の温泉場の閉鎖を必要とする。町は、温泉を中心に経済が回っている。市長は兄、工場は義父が経営しており、さまざまなしがらみの中、やがて協力を申し出ていたメディアの豹変、支持者たちの変心にみまわれ、窮地に陥っていく・・・

地域づくりにおける利害関係、行政のあり方、メディアとの関わり方、などがすべてリアルに盛り込まれていて驚いた。まるでかつての公害病の成り行きみたいなものではないの!19世紀後半の社会と現代はほとんど変わっていないということは、人間はちっとも進歩していないということ?
戯曲の題名の訳は、「人民」派と「民衆」派があるそうで、今回は「人民」を選択。原題が「国民」という意味だし、「民衆」というと底辺のという意味が強まってしまうから、だそうだ。

本当は3時間半ほどの戯曲だそうだが、今回は少しつまみました、とのこと。
原作では、ストックマンは50代で、子供が3人いることになっているが、今回は、あえて若い青年にして、妻は身重という設定にしたそうだ。そのため、これから生まれてくる子供たちに対して、どういう町を残すのかがとても鮮明になっている。

それにしても「世論」は、怖いものだなあ。誘導でどうにでもなる。
そして、メディアは、「世論」をつくりつつ、自らがアジった「世論」でどんどん変節し、民意が常に正しいという立場にたって、「世論」の錦の御旗を振りまくる。
第4景の討論のシーンでは、その世論をつくる「人民」を敵に回したときの怖さを十分感じることができる演出になっていた。まさにネットの中で少数意見がつぶされていく現実と重なる。

ストックマンの正義感も、上から目線のうえ、ちょっとラディカルすぎて、もう少し謙虚さや交渉能力があった方がいいんじゃないのぉ?と思ってしまった。気持ちはわかるけれどね。自分の手柄に固執しすぎ。と、彼も決して欠点がないわけではない。そこがリアル。

世の中は、こういうふうに成り立っているよね〜と、うんうん、頷きながらの2時間35分だった。
けっこう苦笑い、というようなセリフのやりとりが多かったのだけれど、客席はそんなに笑いが起きていなかった。これ、本当はものすごいコメディなんじゃないのかな・・・と、ずっと思いながら観ていた。笑いが少ないのは客席の「人民」側に自覚がないから、なのかしら(笑
森氏によると、イプセンは正解を提示するタイプの作家ではなく、観客側にとらえ方を提示するタイプらしい。
トークで面白かったのは、ドイツ(だったかな?)での公演では、集会シーンで観客にも意見を求め、観客が積極的に参加していたという話。日本なら、沈黙ですよね〜とも。確かに…ネットの中ではにぎやかなのにね(笑

今回の森氏の演出は、役者さんたちには負担が大きかったとは思うけれど、シンプルさゆえに舞台に集中できた。ラストのストックマンが、再び本を手にするところは、希望が持てていい終わり方だったと思う。
一人でも多くの人に見てもらいたい舞台です!

イプセンは偉大だ。
「ペール・ギュント」を観たいなあ。神奈川劇術劇場とかでやっていたんだけどね。
今回は、ちえさまと全く関係なし(笑
急に思い立って観に行ったのだけれど、大当たり!だった。
ただし財布を忘れていって、プログラムの「人民日報」100円が買えず、残念〜。
財布がなければ、100円に泣くのだ…

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2015年08月19日

東京宝塚劇場 宙組「王家に捧ぐ歌」

感動!
素晴らしかった!

6月に宝塚大劇場(ムラ)で見たときより、ものすごく進化していて、迫力が増し、圧倒された。
まーさま(朝夏まなと)は、ムラでは、人はいいけれど、ちょっと頼りなげなラダメスだったけれど、今回は男らしい自信に満ちたラダメスになっていた。
それは、まーさまのトップ就任からの道のりでもあり、見事に開花したのね。
特に声量が増して、力強く、これなら、エジプトをお任せできる!と思った。

そして、みりおん(実咲凛音)
前回も、よかったけれど、今回も、自分の考えをしっかり持った芯の強い王女を以前にも増して表現していた。女が女に惚れる男前な王女で、初演のとうこさん(安蘭けい)をしのぐ勢い。歌も、高温もきれいに決まり、力強い。将軍ラダメスが国を捨ててでも、一緒に生きたいと願う女性像になっている!

うらら(伶美うらら)は、お芝居はまったく問題ない。もう一人の悲劇のヒロインであるアムネリスの高慢さ、かわいさ、一途さをすべて余すところなく表現。歌は、高音になると、弱くなってしまうのが本当に残念。でも、許せる範囲だった。ラストの「私が生きているかぎり・・・」の決め台詞も、しっかり決まっていた。

真風は、ますますイケメン・ウバルドぶりで、ちえさま譲りの色っぽい振りで大変よろしい。
1幕も、2幕も、真風で始まる物語。しっかりいい仕事をしている〜!

ムラではSS席で観たのだけれど、この公演は、やはり後方あるいは2階席のほうが見応えがある。
昨夜は、B席センターでの観劇だったけれど、SSで観たときよりも迫力が感じられ、舞台全体のパワーを感じることができた。
2幕のエジプト軍の凱旋の群舞は、SSでは気付けなかったフォーメーションに鳥肌が立つほどわくわくした。
これぞ、宝塚だ!

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全体にスキのない演出と役者たちの息の合った熱演で、完成度のとても高い作品に仕上がった。
「人は、自分のためにしか動かない」
「お金があるから、なんでも買える」
私たちが日々直面する身近な欲と、国家という大きな組織を守るための宿命を巧みに取り混ぜ、スケールが大きい内容にもかかわらず、自分たちもエジプト側になったり、エチオピア側になったりして、見ることができるのが、この作品の素晴らしいところだろう。
そして、耳に残りやすい音楽がどれも素晴らしい。
特にラダメスとアイーダの共に国と家族を捨てて旅立ちを約束する「月の満ちる頃、あなたと私を乗せた舟はナイルを下り、海へと漕ぎだす」と歌うナンバーが大好き。
何度でも見たくなる。

ちえさま(柚希礼音)のナポレオンのときの勢いに近いものを感じた。
で、結局、家に帰ってから、また、また、初演の新人公演を見てしまった・・・
ちえさまラダメスが、やっぱり一番好き♡

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宙も、雪も、頑張っているなあ。

星、大丈夫なのか…昨日、気になる謝罪文がアップされていたけど。
最低の社会常識は、ジェンヌといえども持っていてほしい。

タグ:宝塚歌劇
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2015年08月14日

宝塚大劇場 雪組「星逢一夜」「ラ・エスメラルダ」とバウホール「オイディプス王」

雪組「星逢一夜」「ラ・エスメラルダ」


ヅカ友たちが、ハンカチが必要と言っていたので、バックからすぐに取り出せるようにしていたんだけれど、私は泣かなかった。
でも、しっとりしたとてもよい作品だった。
「月雲の皇子」も、ついリピートしてしまった上田久美子さんの作品は、今後も期待しちゃうなあ。
歴史の事象をうまく取り入れて、人間の生きざまを重ね合わせた深い内容の作品だった。

ちぎちゃん(早霧せいな)、みゆちゃん(咲妃みゆ)、だいもん(望海風斗)の3人の息の合ったお芝居は、安心して物語に身をゆだねられる。子ども時代、青年時代、そして、それぞれの重荷を背負った壮年時代へと鮮やかに演じ分けている。3人とも役者やのう…

脇では、やはりじゅんこさん(英真なおき)の吉宗が物語の要となっていて、素晴らしい!
演出も、星見の櫓がうまく使われていたり、星まつりの美しさが悲しい物語に華やかさを添えていたりと、緩急がつけられていて、とても楽しめた。というわけで、お芝居は、和ものの雪組の面目躍如だった。

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ショーの方は悪くないんだけど・・・単調。
真夏のショーらしくてラテンな感じはよく出ているんだけれど、「エスメラルダ」の連呼、連呼、連呼で、もうわかったよ〜と言いたくなる。
ものすごくパワフルに頑張っているんだけれど、この単調さはどうよ・・・
エスメラルダって、エメラルドのことなのね。だから、なんとなくカメレオン色だったわけか。

まあ、私は、ひとこちゃん(永久輝せあ)を見ることが最大の目的だったので、番手も確実に上がり、見せ場もちょこちょこ設けられるようになっていて、大変満足でございました。
美しい〜!

雪組は、3番手以降がひしめき合っていて、かなり混戦のように見えるのは私だけか?
2列目観劇だったから、目の前でほぼ誰が誰か確認できたから?

星組が星組でなくなった今、雪組が一番好きだわ〜。


専科「オイディプス王」

悲劇、なのよねぇ。どうしようもない悲劇。
オイディプスコンプレックスの語源になったギリシャ悲劇。
深層心理として男は父を殺し、母とむつみあい、娘と共に歩み、最後に神になるという願望があるらしく、ならば、オイディプスはすべて満たした幸せな男なのかも、と、ちょっと思ってしまった。いろいろなことに目さえつぶれば、ね。

アポロンのご神託にすべて委ねる人間たち。
もともとそんな神託を聞かずに手元でオイディプスを育てていれば、こんな悲劇はおきなかった。なにかにすべてをゆだねてしまうことは、恐ろしいことだ。
でも、そこまで踏み込めているかといえば、ちょっと弱いかなあ。演劇の圧倒的パワーを感じさせないと、これだけの悲劇をねじ伏せることはできない。宝塚は、相変わらずチャレンジングだなあ。オイディプスは、運命にもてあそばれた哀れな男にしか見えないんだけど、この悲劇の芝居はそれでいいのか?
小柳さんだから、わかりやすくまとめられていたけれど、胸に迫るものがなかった。

途中、オイディプスが当のその人と本人に判明する直前に1分ほど寝落ち。
かちゃ(凪七 瑠海)は、やはり女役のほうがいいと思うけどなあ。
ドレスがとってもステキ!
オイディプスの母親ということは、年齢差は少なくみても18歳ぐらいの年上女ということ?
18歳で息子が帰ってきたとして、18歳ぐらいで産んだとして、36歳。それから、息子と娘2人を生んだ?・・・と、思わず計算しちゃいましたよ(笑

とど様(轟 悠)は、安定の演技だったけれど、もう男にしか見えない。こういう男役の極め方もあるんだなあ。ちょっと滑舌が悪いところがあって、セリフが聞き取りにくいところがあった。
巫女役の憧花ゆりの、クレオンの華形ひかるが、とてもセリフがはっきりしていて、人物造形もわかりやすかった。

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この階段を降りるたびに、3月7日のちえさま大劇場ラストデイを思い出してしまう。
冷たい雨の降る日だったなあ…と。
もうすぐあれから半年。「もう」なのか、「まだ」なのか…
そして、10月23日まで、あと2か月!もう2か月なのだ!

タグ:宝塚歌劇
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2015年08月06日

浅草公会堂「南の島に雪が降る」

暑い、とにかく暑い!
5年後に本当にこんなに暑い東京でオリンピックをするつもりなのかしらねぇ。
ばったばったと倒れる人が続出だと思うけどなあ。
アスリートも、観客も。
そういうことって、IOCの審査のときに問題にならないのか、とっても不思議。
新国立劇場のことも、不思議の塊だし、いったいオリンピックは誰のものなんだ?

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さて、5年後の東京は、浅草のこの状態があっちゃでも、こっちゃでも繰り広げられるんだろうか。
あっついのに、観光客がわんさかいた。8割が海外から?
仲見世通りの船和のソフトクリームには列ができていたけれど、公会堂の斜め前の船和には誰もいなかった(笑

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観光客のエネルギーって、すごいなあ・・・
3.11直後は、放射能がばらまかれた東京には、永遠に海外から観光客なんてこないと思っていたのは私だけだったのかな。

「南の島に雪が降る」
大和悠河さんと柄本時生さんが出ているというので、のこのこ出かけてみた。
加東大介原作をもとにした映画は未見。
舞台は、とてもわかりやすい構成になっていた。
わかりやすいお芝居は、やっぱりいいね!
(きりやんが寺山の「レミング」に出演とか。あの作品はもういいなあ・・・(笑))

このところ宝塚が中心だったから、男性ばかりのアンサンブルに妙に迫力を感じた。
みなさん、あまり男くさくなくやっていて、よくある日本兵の建前としての意固地な感じがなくて、リラックスして見ていられた。テーマが戦場での芝居ということで、登場人物たちが本当にやりたいことをやっているから、救われるのかも。

花緑さんは、初日のせいか、1場はちょっと固さがあって、タニさん(大和)との夫婦のやりとりがぎこちなかったけれど、時間の経過とともにいい味を出していた。
ただ、あまり役の個性が際立たないので、物語をひっぱっていく力強さにちょいと欠けるかな。
その分、タニさんががんばっていた。
一人2役しつつ、ほかにもちょこちょこ。

この人は、大衆演劇の人なんだなあ…
自分の活かし方をよくわかっている。
歌は、上達してへん・・・タニさんにそこは期待してへんから、ぜんぜんいいけど。
ちょっと痩せすぎ?

せっかく2役やっているのに、それぞれの役のつながりがないのよねぇ。
最後までオランダ人の姉妹の話がよくわからなかった。エピソードになりえていないような気がするんだけど。
連日連夜の猛暑で寝不足。劇場の涼しさが眠気を誘い、ちょっとうつらうつらしちゃったから、あまりえらそうなことは言えませんけど。。。原作を読んでみようかな。

ラストの劇中劇の「瞼の母」は、ちえさまが演劇人祭にご出演のときに玉さまと中車が演じた朗読劇だったやつね。劇のラストに兵隊たちが思わず願う母と子のシーンに思わず涙腺が緩んだ。
会場では鼻をすする音があちこちで聞こえてきた。

「笑いと涙の感動のドラマ」ではありました・・・はい。

浅草公会堂2階の窓からの眺めがなかなかよろしかったです。

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見上げればスカイツリー!
初めてこんなに接近した〜。

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2015年07月18日

新橋演舞場「阿弖流為 アテルイ」

今日は、朝から頭痛がして、3時間におよぶ観劇には最悪の体調だったこと、席が3階B席で見切り席だったこと、から、集中力にかけてしまった。

でも、そこそこ面白かった。

が、歌舞伎というよりも、新感線の色が濃厚で、ストーリーもいつもの通りだった。
なので、1部は、ちょっと退屈だった。あ〜、いつものやつね…と。
2部は、いつものように怒涛の展開で、最後のカタルシスもちゃんとありました(笑

阿弖流為といえば、15年ほど前に岩手県に地域づくりの仕事で通い始めたころ、「アテルイを知っているか?」と地元のうるさ方に聞かれ、当然、「知らない」と言ったら、ものすごくバカにされた。
そこであわてて高橋克彦の「火怨」を読んだ。
関西人の私にとって、それまで東北という地は遠い北の国だったのだけれど、この本で阿弖流為を知ったことで日本の歴史の中での東北の政治的、心情的な位置づけを少し垣間見た思いがした。
その阿弖流為を歌舞伎で観る日が来るとは思わなかった。

新感線のストーリーは、必ずやたらとかっこいい謎の女が登場し、威勢がよかったり、屈折した思いを抱えていたりする男たちがからんでいく。舞台は日本で、主人公たちは体制に不満を持っていたり、改革しようとしていたりする。だから、12年前に彼らが阿弖流為を題材に選んだのは、必然性がある。まさに阿弖流為は、日本の国家が形成される中で、最後まで抵抗したクライマックスの部分なのだから。その割には、教科書には出てこない。そこがまた、まさに「歴史」なんだけどね。「蝦夷」で片づけられていた先住民と大和朝廷の争いは、今も、世界各地で行われている紛争となんら変わりはない。普遍的なテーマなのだ。

内容は、染五郎の阿弖流為が、勘九郎の坂上田村麻呂と友情を紡ぎながらも、支配者側の論理に敗北していく話。七之助の立烏帽子が、あらはばきという地元の神の化身。

なんか懐かしいなあ・・・鶴見和子さんの「殺されたもののゆくえ」にとても感銘を受けたっけ。
土着の神に代表される文化が、人間の文明の発展(発展じゃないかも)のために消される運命にある。
七之助の美しく凛々しい神の姿が忘れられなくなりそう。「蒼の乱」の天海祐希の蒼馬の凛々しさと共通する。
いのうえさんは、かっこいい女を舞台に出現させるのが好きで、やっているのかとさえ、思える。

オープニングに、ほんの短い踊りのようなものがあり、舞台の背面に「阿弖流為」という文字が浮かび上がるのをみて、思わず、「ベルばら」のオープニングみたい・・・と思ってしまった。
そして、終演間近に一度幕が下りてから、ねぷた祭りのようなシーンが少しあって、まるで宝塚のフィナーレみたいだった。劇場に入るときに、リストバンドを渡され、2幕終わりに使うからと。どんなふうに使うのかと思ったら、フィナーレで青いライトが点灯し、お祭りシーンを一緒に盛り上げるというものだった。

まるで宝塚の退団公演千秋楽やん・・・

歌舞伎と宝塚の関係が、一番面白いかも(笑
宝塚の豪華絢爛さに対抗できるのは歌舞伎だけだしね。

とはいえ、やはり歌舞伎の立ちまわりの見事さには、ほれぼれした。
蛮甲役の片岡 亀蔵さんが、とてもいい味を出していた。

喰わず嫌いの歌舞伎をちょっと好きになれそうな気がした。

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先週、急に思い立って、歌舞伎気分を盛り上げようと東劇でシネマ歌舞伎「三人吉三」を観賞。
勘九郎、七之助兄弟に加えて、松也の3人による三人吉三。
話の人間関係が複雑で、かなりてこずったけれど、内容は素晴らしかった。
串田和美の演出によるとことが大きいかも。映像も、かなり凝ったものになっていて、舞台をただ記録したものだけでなく、一つの映画として見ごたえがあった。ラストシーンは、特に圧巻。





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2015年07月07日

宝塚歌劇星組公演「キャッチミー・イフ・ユー・キャン」「大海賊/アムール、それは」

梅田芸術劇場ドラマシティで「キャッチミー・イフ・ユー・キャン」、
梅田芸術劇場メインホールで「大海賊/アムール、それは…」の千秋楽
をWで観劇。

まずは「キャッチミー・イフ・ユー・キャン」

紅子(紅ゆずる)、やるやん!
天才詐欺師の半生をスピーディな展開で見せてくれる。さすが小柳菜穂子さん演出!
といっても外部のバージョンを見ていないので、違いがわからない〜。
映画も見てないから、違いがわからない〜。
紅子バージョンだけでいえば、それなりに面白かった。
紅子は、10代の男の子の揺れる心情をうまく表現していた。音程が、10代の男の子ということで、いつもより高くなっているためか、声がすごくよく出ていた。紅子、こんなにお歌がうまかったのね。

家族が崩壊していくことで、傷つき、父を助けたいがために詐欺師の道を歩む。
それだけではなく、フランクの中に詐欺をゲームとして楽しんでしまう部分も、垣間見れた。
捕まりたくないけれど、どこかで捕まえられたい。自分の本当の人生を歩みたいというフランクの思いが交差するブレンダの実家でのシーンは切なかった。

かいちゃん(七海ひろき)のカールは、フランクより年齢がかなり上の設定なんだけれど、あまり上に見えず…。ともみん(夢乃聖夏)が、ルパン3世で銭形をやったときには、それなりの年齢に見えていたから(先入観もあったかもしれないけれど)、もうちょっと工夫できたら、フランクの幼さが鮮明に出たかも。
低い声が割合楽に出る人のようで、歌は紅子の音程との対比が出て、わかりやすかった。願わくば、歌唱力の安定をめざしてね。
部下の中では、せおっち(瀬央ゆりや)が笑いをうまく誘っていた。

あーちゃん(綺咲 愛里 )のブレンダは、かわいくて、きらきらしていたし、夢妃杏瑠のママも、安定の演技と歌でよかったし、娘役たちのナースのシーンなどが、ちゃんと一つの見せ場になっていた。
星組の娘役たちの充実度高し!

紅子は、こんなにぴったりな役を与えてもらって、劇団にちゃんと考えてもらっているのね。
ちえさま(柚希礼音)がいないのは、やっぱり寂しいけれど、星組らしい華やかで楽しい公演だった。

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「大海賊/アムール、それは…」

リカさん(紫吹じゅん)主演の作品をスカステで見たときに「なんじゃ、これ?」だったのでなんの期待もしていなかったけれど、期待以上に空虚な作品だった。なぜ、これが今、また再演?
お話しそのものがどーでもいい内容で、ついウトウトしてしまった。
ふうちゃん(妃南 風)のエレーヌは、完璧な宝塚の昭和の娘役。
よくぞここまでつくった!
リカさんバージョンでも、ラストの重傷を負ったエレーヌが海を見たいと言って、銀橋をリカさんが手をとって連れていくシーンに、「重傷を負っているのに歩いているじゃん!」と突っ込みを入れまくったんだけれど、今回も、なんと、なんと、エミリオみっちゃん(北翔海莉)は、「大丈夫か?」を連発しながら、小船まで歩いて連れていくではないの・・・
目の前でエドガー(まさこ(十輝いりす)にぐさっと刺され、青息吐息なのは知っているはず(笑
なのに「大丈夫か?」はないでしょ。。。

と不満だらけの中で目を引いたのが、ことちゃん!(礼真琴)
海賊姿がかっこいい〜。

実は、オープニングに海の波のざざ〜という音がしただけで、心は黒豹冒頭に飛んでいる私。
海賊といえば、黒豹ちえさまの神々しいまでにステキだったお姿が、まだ瞼の裏にくっきりと浮かび上がる。
あの海賊を期待しちゃいけないのはよっくわかっているんだけれど・・・でもね・・・
そんな心の隙間を埋めてくれたのが、ことちゃんだった。
海賊の衣装を着こなし、軽やかな身のこなし。そこにはかすかにちえさまの面影が・・・
ああ、ことちゃん、あなたがいてくれたから、星組を観ているのだとようやく実感。

娘役では、はるこちゃん(音波 みのり)、白妙 なつ、うまいなあ。
いつの間にか星組の娘役たちは、本当に層が厚くなっていたことにあらためて気づき、涙…。

そして、ショー「アムール、それは」
冒頭の衣装の色合いからして、昭和度満開。
みっちゃん、初めてじっくり生のお歌を聴いた。すごくうまい。本当にうまい。
でも、なんだか歌謡ショーみたい。

もうこれ以上は書かない。
星組じゃないんだもん。
ことちゃんいるけど、まさこさんいるけど、みっきーもしーらんもいるけど・・・

なんか違う。

ぜんぜんドキドキも、ワクワクもしない。

私は、やっぱり卒業しちゃったんだなと実感。
私が愛した舞台は、ちえさまの歌と踊りと演技、そして、組子たちとつくりあげるすべてが融合した舞台芸術そのものだったから。それは宝塚であって、宝塚じゃないものだったような気がする。宝塚の中にふわっと浮かんだ新しい世界だったのかも。それは、ちえさまという稀有なパフォーマーを使って自分たちの表現をしたい演出家、振付家、脚本家、スタッフたちが総出でつくった舞台芸術だった。このメインホールの星組公演を見て、強くそう思った。

でも、ちえさまが「ふぉー・えばー・たからづか〜」とおっしゃっていたので、これからもなるべく観るけどね。
とりあえず、「ガイズ&ドールズ」は、ことちゃん、紅子、せおっちたちの舞台をちゃんと見る予定。

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緞帳が新しくなっていた。
3月には、ちえさまがディナーショーの後で、ここに来てくれて、For goodを歌ってくれたなあ…
あと3か月で、新しいちえさまに会える・・・ワクワク、ドキドキ
考えるだけで、ワクワクドキドキさせてくれるちえさまなのだ黄ハート

タグ:宝塚歌劇
posted by 風土倶楽部 at 11:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月04日

サンセット大通り

赤坂ACTシアターにて、「サンセット大通り」の初日を観劇した。
ねねちゃんの退団後初の出演。
ノーマ 安蘭けい(とうこさん)&ジョー 平方元基のバージョン。

映画史上、傑作中の傑作と名高い映画のミュージカル版。音楽はアンドリュー・ロイド・ウェバー。

名をはせた女優の多くが、やってみたいというノーマ。
一世を風靡したけれど、今は忘れられた存在。
でも、まだ、色香は残っている。
年齢の設定は50歳。
ものすごく難しい役だと思う。

とうこさんは、とってもリアルに演じている・・・
不気味だったり、かわいかったり、コミカルだったり。
が、今回、主役をさらったのは平方くん!
目が離せなかった。

2年前にきりやん(霧矢大夢)の宝塚退団後初の主演作品「マイフェア・レディ」のときにフレディで「君住む街角」を歌い上げていた平方くん。
あのときは、線が細い感じで、歌がうまいなあぐらいしか印象に残らなかった。

なのに、今回のジョー役は、ほぼ出ずっぱり。
とうこさんと、ねねちゃんベティの間を行ったり来たりの色男ぶり。
ちょっとときめいてしまいましたよ。

まあ、ちえさまに心を奪われている私としては、まだまだ平方くん、色気が足りないけれどね(笑

ところで、このお芝居、平方くんが主役に見えちゃっていいのかな(笑
とにかく私の印象に強く残ったのは平方くんだった。
売れない不遇な脚本家が、年上の女の深情けにはまりつつも、明るい表舞台にあこがれ、野心をもち、あがく姿がとてもリアルに伝わってきた。

ねねちゃんは、宝塚の娘役とあまり変わらない役だから、やりやすかったのでは?
ダンスなんて、ちえさまとやっていたことから思えば、どーってことないしね(笑
婚約者とチュッ!としたり、ジョーとぶっちゅぶっちゅキスしたり・・・ねねちゃん・・・リアルキスの気分はいかがなもの?
平方ジョーは、とうこさんもソファに押し付けて、ぶちゅっとして、お姫様だっこしていた。

私は、どうしても舞台の上のリアルキスになじめなくてね〜。
宝塚の好きなところは、リアルじゃないところも大きい。
それなのに、ちえさまのキスはドキドキする。
宝塚以外も、そーゆうふうにはいかないものなんでしょうかねぇ。

ひょんなことから最前列センターで観劇したので、メイクに関してはかなりじっくりチェックしてしまった。
ねねちゃんのメイクがちょっと濃いめに感じたぐらい、全体にうすーい舞台化粧。
とうこさんの衣装がステキだなあと思っていたら、なんと有村先生のデザインだった。

映画は、ずいぶん昔に見たのでほとんと覚えていなかった。
ミュージカルは、これが初見。
オープニングの音楽は、これからのドラマチックな展開を予想させられるようなウェバーならではの期待感に満ちたもの。
プログラムによると、マックスの歌う「The Greatest Star of All」なのだとか。
気が付かなかった・・・
ノーマは、自分の過去の栄光から逃れられなかったのだけれど、そうしたのはマックス。
この音楽の使い方は、このミュージカルの肝の部分だったのね…

ミュージカルは、初見だとストーリー展開と舞台装置に慣れるだけで終わっちゃうなあ。
オペラ座の怪人などのナンバーの一部がふっとのぞくようなメロディラインがあって、おお!ウェバーだ〜と思っているうちにカーテンコールに。

舞台は、わりにシンプル。豪華なノーマの部屋も、大きな階段に凝縮されている。
そのかわりに時代とノーマの栄華を象徴するように車が舞台で効果的に使われている。

あと2,3回観ないと語れないなあ。
ミュージカルは、お金がかかる〜。

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1800円。高い〜。SS席はプログラム付。

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ねねちゃんにもお花が来ていたけど、撮り忘れた〜。

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新しいPOBのチラシ。
す、て、き黄ハート


posted by 風土倶楽部 at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする