2015年06月11日

新国立劇場「東海道四谷怪談」

ちえさまの「プリンス・オブ・ブロードウェイ」のチケットを無事ゲットでき、ひとまず落ち着きました。
梅芸の会員を3年もやっているのだから、当選して当然なのだ(笑
今回は、お高いチケットなので2回を予定。

先週の日曜日はファンクラブの解散式が帝国ホテルの一番広い宴会場「孔雀の間」で開催され、久しぶりに生のちえさまを拝んできた。

やっぱりステキ、かわいい、いやん、かっこいい、あ〜、かわいい・・・という感情が交錯する1時間ほどだった。英語の勉強に勤しんでいるちえさま。うきゃっ!
7月ごろから3か月もNYに行っちゃうとのこと。
NYに行っても、会えるわけじゃないけれど、行きたいなあ・・・

というわけで、ちょっと落ち着いたので、久しぶりに宝塚ではない観劇に出かけた。

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以前から、四谷怪談はちゃんと観たいと思っていたので。
かなりワクワクして行ったんだけど・・・

寝てしまった・・・

なんだかくどいんだもん。
これは鶴屋南北の脚本がくどいのか、今回の脚本と演出がくどいのか・・・勉強不足でわからない・・・

伊右衛門はマザコンなのね。
彼の善悪の基準がよくわからない。
そして、お岩の愛情の価値観も。

どうやら、原作はお岩が武家の考え方に捉われ、フリーダムな伊右衛門と対照的になるらしい。
今回の演出は、あまり武家とか町民とかにこだわっていないため、登場人物たちの立ち位置がわかりにく。
その分、普遍性が出てくるという面もあるかと思うけれど、ちょっと消化不良だったんじゃないのか。

舞台の上でやっていることが時々わからなくなる。
それって、私の理解力が衰えている・・・からかもしれない。
いや、その可能性大。

舞台装置は、とてもシンプルで、一枚の大きな壁を有効に活用していて、行燈の明かりが江戸時代との橋渡しをしてくれる。黒子の使い方も、面白く、楽しませてくれる。
なのに・・・眠くなる。

なぜ?

途中で、物語自体がどうでもよくなってしまった。
お岩は、あれだけの裏切りにあったんだから、そりゃあ恨むよね。
で、終わっちゃった・・・

怪談なのにぜんぜんコワくない。
演出に目を奪われすぎて、登場人物たちの心情を斟酌している暇がないから?

うっちー(内野聖陽)は、一昨年の「おのれナポレオン」以来。
なんかいつ観ても、うっちーだな。上手いんだけど・・・
とっても上手いんだけど・・・うっちーなのよ。

なんだか妙なフラストレーションがたまって、歌舞伎でちゃんと観たい、観なければ、と思いながら帰路についた。

芝居を観るときに、気持ちがちえさま仕様になってしまったから、うっとり機能がないとダメなのかな。
あ〜、ドキドキしたいよ〜。


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2015年05月29日

宝塚歌劇団 雪組公演「アルカポネ」

赤坂のネオンに彩られたビルの谷間に浮かび上がる“だいもんアルカポネ”

えー感じやん

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安定のだいもん(望海風斗)だから、期待しつつも、グスタフであれ?!だった原田さん脚本・演出だから、一抹の不安も抱え、観劇に臨んだ。

だいもんの歌唱力にただひたすら圧倒された。

す、すごい・・・

すばらしい・・・

鳥肌もんでした。

ルパン3世とファンシーガイのときは、上手いなあとは思ったけれど、ここまでとは。。。
劇団の隠し玉か・・・って、ぜんぜん隠しているわけではないけどね(笑

アルカポネなんて、難しい題材をあえて取り上げる宝塚は、相変わらず面白いなあ。
なにを取り上げても、激しい主張があるわけではなく、ちょぴっと厳しい社会の断面を見せつつも、愛と夢の世界が展開される。そのバランスの配分が絶妙。
主義主張を楽しむのではなく、ジェンヌたちのがんばり具合を愛でるのが正しい宝塚的観劇だというのが最近、ようやくわかってきた。
今回の原田さんのストーリー展開、舞台展開、どれも◎!
なにより組子たちの使い方が、それぞれ際立つようになっていて、とてもうまい。
これこそがタカラヅカなんよね。

大きなウィスキーの樽を配した舞台は、見事に1920年代のアメリカの空気感を漂わせ、スーツに身を包んだ男役たちがイキイキと動いていた。
私の御贔屓のひとこちゃん(永久輝せあ)が、なんと1曲歌わせてもらっていて、ヅカオタ的には大変満足。
れいこちゃん(月城かなと)は、だいもんの向こうを張るエリオット・ネス。
ちゃんとがっつりお芝居できているやん!
ラストのセリフ、「私の親友だ」も、なかなか決まっていた。

雪組は、だいもんはじめ美しい男役がたくさんいて、大変よろしい。
おばさんは、きれいな女の子が大好き。あ、オジサンもか(笑

人殺しもするアルカポネ、家族やファミリーを大切にするアルカポネ、商才に富み、頭のよいアルカポネ、
イタリア移民というアメリカ社会の底辺から這い上がるために清濁合わせて飲み込んで生き抜いた男の話を、きれいな女たちが男くさくやるなんてタカラヅカだねぇ。
だいもんが、歌のパワーで全体をまとめあげ、緊張感の持続した舞台をつくっているから、組子たちも、のびのびとやれている。

だいもん、あなたの世は近いね。
まさにラストのアルカポネへの言葉をそのまま贈ろう。
「世界はあなたのものだ!」(だっけ?)
大劇場の銀橋にトップとして立つだいもんが楽しみだ。

会場には、プリンス・オブ・ブロードウェイのチラシがあちこちに。

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ちえさまは、今ごろ、英語と発声法とダンスのレッスンに明け暮れておられるのでしょうか。
どんな新しいちえさまにお会いできるのか、10月までドキドキだわーん♡


posted by 風土倶楽部 at 11:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月11日

ついにラストデイ 「黒豹の如く/Dear DIAMOND」

ちえさまとお呼びし始めたころから、2年。
再演の「ロミオとジュリエット」を観て以来、とても「ちえちゃん」とか「ちえさん」とか呼べなくなった。
もう「ちえさま」とお呼びするしかない!
そのぐらい衝撃的な舞台だった。こんなにも登場人物に心を寄せて観ることができるのは初めてだったかも。
それは、ロミオの心情がすべて手にとるようにわかるから。伝わってくるから。
雪組ベルサイユのばらの特出アンドレも、そうだった。
もっとも驚いたのは、REON2でのこと。
ライブでも、歌、ダンスから、メッセージがびんびん伝わってくるのだ。
この公演は、1回しか席が取れず、それも一番後ろの端の席だった。
なのに、ちえさまの心はちゃんと伝わってきた。
なんてすごい人なのだ、と終演後に茫然として家路についた。いや、どうやって家に帰ったか、あまりよく覚えていない。

もっと早くから、ちえさまを見ておけばよかった…と激しく後悔した。
だから、それからは、今までの見なかった分を取り戻すように、できるだけ回数を観ようと思った。
そして、それがどんどん高じてきて・・

黒豹とダイアモンドは、何回見たのか、数えてない・・・
ほぼ毎週劇場に行っていたような気がする。
でも、でも、ついに、ついに、この日が来てしまった。

2,3日前から、ずっと心臓がドキドキバクバク。

どうなっちゃうんだろう、私・・・

すでに涙目・・・いや、黒豹の公演が始まってから、ずっと涙目。
いやいや、武道館公演も涙目だった。

ちえさまは、もう次のステップに進む時期なのだ・・・と自分に言い聞かせつつ・・・この日を迎えた。

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日比谷の街は、白装束の人でいっぱい。
という私も、一応白の上着なんだけど。

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ちえさまのお母様がいらしていた。
お隣はお兄様?

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ダイアモンドなペンライト。

全国で26,000人が見つめる舞台。

今日も、また、ちえさまは一分の隙もない演技。
お芝居は、はっきりいって細部が破たんしている(笑
なのに、アントニオの存在感は半端ない。
アントニオに謎はないのだ。彼が考えていること、心の動きががんがんこちらに伝わってくる。
こんなことができるのは、ちえさましかいない。

ねねちゃんが、前日の前楽でかなり崩壊していた。心配なほどに。
でも、ラストデイは、りっぱにカテリーナをやり遂げていた。

ほぼずっと涙腺崩壊状態だったけれど、一番崩壊したのは、組子たちが泣きながら笑顔で歌い、踊っているのを目の当たりにしたとき。
目の前のあーちゃん、どいちゃんと一緒に泣いて、笑った。
みんな、ちえさまのDNAをしっかり受け継いでがんばるんだよ〜。

そして、紅子のちえさまへの思いが、ものすごく伝わってきた。
いよいよ紅子の一人立ちのとき。これを乗り越えられたら、きっと未来が開けるはず!
がんばれ、紅子!

実は、最初はあまり紅子のことを好きじゃなかったけれど、ヅカ友に紅ファンがいて、見るたびに「今日は紅がこんなふうにやっていた」と熱く語ってくれるうちに、紅の進化をみるのが楽しみになってしまった。
ドラキュラのシーンも、最初は娘役たちに飲まれていたけれど、今は、ちゃんと紅子のシーンになっている。
願わくは、宝塚大劇場にいるうちに完成させてほしかったなあ。

ラストのデュエットダンスでねねちゃんを回すちえさまを見ているうちに、また、また、崩壊。
いったいいつから劇団は、こんなことを当たり前のようにやらせることにしたんだろう。
女性ですよ。
女性が女性をかついで回すことが、男役の必須演技だなんていつから?

3月ごろから、スカイステージでさまざまな過去のインタビューやトーク番組が放送されていた。トップお披露目の太王四神記のときに、羽を背負ってみたら、そのあまりの重さにたじろいだと言っている。
疲れ切った公演の最後に、あの羽を背負って大階段の裏の階段を駆け上り、降りてくる。
今から、6年前に大変なんだと言っていたちえさま。

それを6年間もやったちえさま。
他組のトップさんよりも、たくさん踊って歌って、ほぼ出ずっぱりで…
ほかの組のショーをみて、運動量が違いすぎる…と愕然としたこともある。

本当にお疲れさまでした。
羽を下ろして、はかま姿で階段を下りてきたちえさま。今日はなんて軽いのだろう、と思ったかも。

もう宝塚の舞台であなたを見ることができなくなるのは、とんでもなく悲しく、淋しいことだけれど、何度もみているうちに、檻の中で羽をばたばたさせている大きな鳥にちえさまが見えてきた。
もっと広い空を飛びたいよ〜、この空の向こうになにがあるか知りたいよ〜、と声なき声が・・・。

ちえさまは、いったいどれほどの人を幸せにしてきたんだろう。
私は、2年前ごろ、今までやってきたことの区切りが見えてきて、空虚な気分になっていたときに、ちえさまに出会った。どんなにか救われたことか。
ちえさまを通して、友人も増えたし、私の影響で母や叔母も、すっかりちえさまファンになり、家族で楽しむことができている。みんなでワクワク、ドキドキさせてもらい、たくさん笑った。

ちえさま、あなたに出会ってから、いいことばかり。
あなたは私のラッキースター!

最後のカーテンコールで、カーテンの前に出てきたちえさま&ねねちゃん。
ファンから声援が飛び交う中、どさくさにまぎれて、私も大きな声で「ありがとう!」と叫んでみた。
思い残すことは、私もなにもない。
これからのちえさまについて行くだけ。

18時ごろ、ご挨拶が終了。
劇場の中のガラス窓から、外を眺めると、すでに大勢の人が!

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映画館で中継を見ていて、戻ってきたヅカ友たちによると、終演後に特別映像があり、その中でちえさまが「怪我があるといけないから、今日はまっすぐお帰りください」というようなことを伝えたんだとか。

警備の人の数が半端なく、通りに手をつなぐようにして並んでいて、まったく列の中には入れない。

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シャンテと歩道に並ぶ人の間には、人が歩けるほどのスペースが残され、そこを立ち止まることはできない。
そう、帰ってきても、立って待つ場所はないのだ。
劇団側は、よく考えたものだ。

私たちは、事前にMUJIカフェを予約していたので、カフェのガラス窓から見下ろすことになった。
翌日、TBS系列で放送された終演後の映像は、すべてこのカフェからのもの。
今後の参考に書いておくけれど、ガラス越しだから、写真が鮮明に撮れないのが難点。一部始終を見ることは可能。私は、撮影はあきらめ、上から、眺めることに専念。

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ちえさまは、帝国ホテルに向かって歩き、交差点のところで、入りで乗ってきた車に再び乗りこみ、帝国ホテルの駐車場の方へと消えていきました。

今度、いつ会えるのかなあ。
ねねちゃんは、安蘭けい姐主演の「サンセット大通り」に早速、出演の予定。

ちえさまは・・・少しゆっくり休んでほしい。
そして、オトコのままでも、女っぽくても、なんでもいいから、私たちの前に戻ってきてね。
待ってる…。

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キャトルのこのディスプレイも、もうないのよね〜。ぐすっ…

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家でしげしげと眺めてみた。
これがあるってことは、夢じゃなかったんだ・・・

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2015年05月03日

観劇日記 宝塚歌劇月組「1789」

関西にいたので、急に思い立って「1789」を観劇。
小池修一郎演出というのに惹かれて。

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さて、柳の下に何匹フレンチロックというドジョウがいるのでしょうねぇ。
ロミジュリが大当たりしたけれど、ナポさまはちえさまあってこそ、太陽王も。太陽は木村信司氏だったけど。

フランス革命を民衆から描いたという「1789」だけれど、民衆が主役の「レミゼラブル」のヘビーリピーターとしては、同じフランス革命でも、ちょっとだけ時代が前後するものの、くいたりない。
珠城りょうのロベスピエール、沙央 くらまのダントン、凪七 瑠海のデムーランの3人の位置づけがイマイチよくわからなかった。フランス人にとっては、坂本竜馬とか、伊藤博文とかレベルの名前だから、ある種の記号みたいな感じだろうけど。彼らと民衆の代表として扱われるロナンとの階級差の程度とか、ロナンを受け入れ、彼にパリ市民から有志を募るような重要な役目を任せたりする意味がイマイチ伝わらない。

それに反して、宮廷側がわかりやすい。なんといっても中心がマリー・アントワネットだもん(笑
そして、そのマリー役の愛希れいか(ちゃぴ)がすばらしい!
ベルばらで描かれてきたマリーではなく、心の隙間を埋めるために遊びに興じ、恋をして生きる実感を得たいという人間くさいマリーをリアルに、納得できる役としてつくりあげている。その分、フェルゼンが軽めに扱われているのが面白い。
ちゃぴ、歌が上手い!
ラストの妻として、母として、家族のために生きる決意を歌いあげるシーンに涙…
この歌を聴くだけに、もう一度観たいとさえ思った。
思わず、ちゃぴ主演でレディ・ベスみたいな宝塚を観たい!と、すごく思ってしまったほど。

イケコ、ひょっとしてレディ・ベスみたいな作品を宝塚で作りたいのかな…。
今回の娘役は、ちゃぴをはじめ、みんないつもより1オクターブくらい低い。
だから、聴きやすい。
その分、面白いことにヅカ版「1798」は、男役が普通の役みたいだった。
それは役者としては、あえて「オトコ」を意識させないのだから、優れているのだろうけれど、宝塚的にいえばどうなんだろう。
一度「レディ・ベス」を宝塚でやってみたらあ・・・(笑
エリザベートとは、また、違った女性が主役の面白い宝塚ができるかも。

群衆劇らしいのだけれど、ちょっと中途半端。歌劇5月号によると、ロナンは本来は新人が演じるような役らしい。それをトップである龍真咲(まさお)を中心に据えなければならないから、仕方がないのかも。
プログラムには、ずいぶんオリジナルを変えなければならなかったように言い訳がましいことがイケコにより書いてある。
オリジナル版が来日したときに観た「ノートルダム・ド・パリ」は、パワフルで、アクロバチックだったけれど、正直言って、また、観たいとは思わなかった。役者はうまいけれど、内容そのものにロマンを感じられなかったし、舞台のつくりに高揚感がなかった。
だから、このオリジナル版も、もっとパワフルでアクロバチックな舞台なのかもと、ふと思った。
太陽王も、ちえさまたちが、そのアクロバチックな舞台の映像を見て、「こんなんするのぉ?」と思ったとなにかで語っていたっけ。
だから、フレンチロックと宝塚は本当に相性がいいのかと疑いの目・・・

今日の感動は、ちゃぴと暁千星(ありちゃん)。
ありちゃんの立ち姿の美しさは、本当にステキ!
ちえさまレベルには、もちろん至らないけれど、これからの楽しみができた。
ダンスも、手足が長く、芯が座っていて、いとよろし。
ちゃぴと千星のシーンだけ、おお〜!と思いながら見た。
とはいえ、ありちゃんフェルゼンは、マリーのつばめだったけどね(笑
でも、この作品では、フェルゼンの存在は、そんなに大きくないから、きっとそれでいいのね。

まさおは、宝塚的でないトップの役だから、大変だったと思う。よくやっているけど、ナポさまにおけるちえさまのようになにがなんでも引っ張っていくというのではないから、作品に1本柱が立たない。
そういう作品にイケコが作り上げたのか、まさお的なロナンゆえなのかわからない。

宮廷側として悪役を一手に引き受けたペイロール役の星条 海斗が貴重な存在。
こんなに歌える人だったのね。専科入り納得だ。

オランプの早乙女 わかばは、いつものちょっと軽めの女の子ではなく、存在感のある物語の主要人物になっていた。わかばちゃん、星組のDNAをちゃんと月で広めるのだよ。

アルトワの手先の3人組みの紫門 ゆりや、朝美 絢、輝月 ゆうまの存在が、ちょっとコミカルすぎて、ロナンの抱える貧しさや虐げられた人々の痛みとの乖離がありすぎて、私には浮いた存在に思えてしまった。
アルトワが、兄であるルイ15世にかわって世の中を動かしたいという野心を持っているのだから、手下の3人があのように失敗ばかりしているコミカルな3人組みというのは、物語を軽くしてしまうのでは?
雪組の銭形がパリで出会う兵士たちと一緒に動きまわるのとは違うんだから。

美弥 るりか(みやちゃん)のアルトワ伯爵が儲け役。
そして、フィナーレに出て来るのはみやちゃん。お!ついに2番手か?と思いきや、階段降りは、凪七 瑠海(かちゃ)が2番手。
たまきちをしのぐ勢いでありちゃん。
月組、なかなかややこしいぞ(笑
そして、内部的にはスリリングそうだ。

そういうのをふむふむと思いながら観るのも、ヅカオタ的楽しみなのだ。

私は、とうに自分がヅカオタだし、オタクなるものの楽しみをとても楽しんでいるのだが、私よりも、もっとヅカオタのヅカ友が、ヅカオタだという自覚があまりないのが笑える。
先日、お茶していたら、「私って、ヅカオタだと友達に言われちゃったのぉ!」と心外そうに言うんだもんね。

ちえさまのご出演作品のDVDをすべて持っているあなたは十分ヅカオタよ。

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2015年04月26日

宝塚星組 「黒豹のごとく/Dear DIAMOND!!」

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2週続けて前すぎて、舞台がカメラに収まらないお席・・・

なんて幸せなことだ。
ちえさまの飛び散る汗も、お口からの細かいダイアモンドのようなシャワーも、みんな目の前…

♡ ♡ ♡    

目線をこの目で追えるなんて、はあ、幸せ〜。

黒豹の進化は、紅子の進化とイコール状態だったのが、昨日はぴたっとあった!
今まで観劇した中で、一番よい出来だった、と思うVISA貸切公演でした。

紅子が、柴田先生に「もっとやれ〜」と言われてから、早2ヶ月半以上。
もうちょっと早くにここまで辿りついてよ〜。

アラルコン侯爵の欲望過多のごり押しが、ようやくはっきり見えてきた。
ねねカテリーナに迫るところも、おお〜!手に入れたいものはなんとしても手に入れる、と思いあがったオトコのいやらしさが出始めたではないか!

さゆみちゃんも、女の子だから、そりゃあすぐにここまでは辿りつけないよね。
毎回、さゆみ、今日こそ、行け〜!みたいな感じで、その進化度を楽しませていただいた。
進化していく生徒を見守る。これが宝塚的観劇の楽しさってやつなんだろうか。
母性本能欠如の私が、この年にして、ようやく味わうその感覚。

さゆみの進化度が深まったほかげで、先を行っていたちえさまのアントニオの苦悩が、とても浮かび上がってきた。
得体のしれない際限のない欲望に取りつかれた男であるアラルコン。それは時代に符号している欲望でもあり、だからこそ、時代に流されまいとするアントニオに漠然とした、でも、深刻な不安をもたらす。そのうえ、愛するカテリーナもが、その欲望の対象になってしまっている。

とはいえ、カディスの祭に呼び出す必然は、相変わらず?なままんだけど・・・
でも、祭のシーンは、どれもとっても好き。
生徒たちが、イキイキとした表情で踊る祭の熱気と、その中で翻弄される主役陣たち。

ところで、ポスターにある「きっと君を見つけ出す」は、この祭の中でのことなのね。
最初は、500年前のソルと姫の恋が成就せず、絶対見つけ出す、ということなのかと思ったけれど、オープニングで、すでにソルと姫は相思相愛っぽかった。いつの世も、愛するものをきっと見つけ出して、守る、そんな感じでとらえればいいのかな。

とにかくアントニオもソルも、ため息が出るほど、いえ、呼吸するのを忘れるほどにステキでございます。
ねねカテリーナとの息もぴったりで、二人のシーンは宝塚史に残るラブシーンだと思う。

ショーは、もうなにも言うことがない。

ドアボーイのちえさまと、銀橋から去るさゆみが入れ替わるとき、さゆみの投げキッスを口で受け止めたちえさまが、ぺっと吐き捨てる振りが思い切り笑えた。

DIAMOND Dinner Bのときに女装したしーらんは、ちえさまの耳元でないをささやいているのだろう。
みんな、やっぱりオンナだなあ。全員とっても美しい。

Dolce Vitaでは、さゆみが「ビザビザ」、ちえさまと真風が「すみとも」「みつい」と叫んでいて、笑えた。

初日のころは、なんとなく舞台も客席も涙目っぽかったのに、この2回は、とにかく楽しい気分にさせてもらえている。千秋楽まで、楽しんで駆け抜けていこうという気分があふれていて、本当に素晴らしい舞台になっている。最後まで、最高のものを全員で提供していこうというちえさまの心意気がひしひしと伝わってくる。
どこかでFor goodの瞬間を忘れていたいという気持ちが、お互いにあるのかも。

黒燕尾からデュエットダンスのシーンは、ますますこの世のものとは思えない美しさに昇華。
最後の日、最後の瞬間、どうなっちゃうんだろう。
舞台も、舞台裏も、客席も、そして、全国の映画館のスクリーンの前も。


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2015年03月29日

宝塚星組東京公演初日「黒豹の如く/Dear Diamond」

今年前半は、ちえさま一色。ほかの劇団の公演にも触手は伸びず…
運よく初日チケットをゲット。
会場には、柴田先生、大輔先生、謝先生・・・みなさま、客席から、ちえねねの最後の公演初日を見守っておられました。

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「黒豹の如く」、大きな変更点はなし。
全体にとてもメリハリがついた。
「人の不幸は蜜の味」のシーンや、壱城&天寿&礼のトリオのシーンが、よりコミカルになっていた。
事件が落着したあとのラストシーンでは、以前はカテリーナが一人で立っているところにアントニオが出てきて「こんな朝早くから申し訳ないね」と言っていたのが、二人で上手から登場し、「昨夜は大乱闘だったし、一晩中ほとんど寝ていないのに、またこんなことになって…」とかなんとか言う。
時間の経過がより明確になった。

そして、お見送りシーンでは、カテリーナが「結婚できる日までお待ちしています」と、具体的な目標を語る。
急にぽこちゃんが、やたらと目立つんだけど…急成長している。

斜め後方に柴田先生が座っておられた。自身としても最後の作品になるだろう「黒豹の如く」のちえさまのセリフをどんな思いで聞いておられたのか…。

ショーは、始まったら、最後まで息をするのを忘れてしまうような陶酔感がずっと続く。
最後の初日だと思うと、宝塚大劇場の千秋楽よりも泣けてしまった。。。
なお、客席降りは、1階は29と31の通路、49と51の通路、21列目という素直なもの。
2階は、1階席で観ていたから、わからないけれど、「東京は、こっちからだ!」というちえさまのお声が聞こえてきたから、どうやら2−4の扉からだったみたい。
噂では、S席とA席の間の通路をだったらしい。まあ、そうでしょうね。2−4扉から2−1扉に移動だろうから。

ごあいさつでは、「今日は雨でなくてよかった〜。千秋楽も晴れますように」に笑ってしまった。
大劇場の千秋楽は、本当に最悪だったもんね。
4回目のスタンディングオベーションでは、出てくる予定がなかったのか幕が開いたら「服を脱いでしまった…」とのこと。はあ、あと何回お会いできるのかしら…

終演後の劇場前とシャンテ前は、ものすごい人、人、人。
大千秋楽はどうなっちゃうのだ?全国45館のTOHOシネマとさいたまスーパーアリーナで中継だとか。
さいたまからは、戻ってこれないよねぇ…。

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おなかがすいたのでご飯を食べて出てきたけれど、まだ、ちえさまは出ていなかったみたい。
私たちは、星組公演は観劇するとへとへとになるので、大人しく帰りました。
シャンテでは、ただいま、ちえさまたちの衣装を展示中。
武道館のスーツが、あんなにも凝ったものだったとは…。

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そして、私がちえさまに心をわしづかみにされてしまったタムドクの衣装。
見ればみるほど、よくぞまあ、こんなイメージにぴったりの衣装が…と感心しまくる。

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5月10日まで何度かまだ行くけれど、だんだん先が見えてきて、コワイなあ。
武道館のブルーレイを予約していたので引き取ったものの、まだ、見ることができない。
退団後に見て、大泣きするかなあ・・・
ちえ友いわく、タオルは必須とのこと。

そうそう、先週は雪組の「ルパン3世」と「ファンシーガイ」を観てきたのだった。

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ちぎちゃん、役者やのう・・・すばらしい!ますます磨きがかかったルパンで惚れました。
ショーは、1月に観たときよりもグレードアップしていて、それなりに楽しめた。
そして、密かにともみんにお別れしてきた。
やりきった感満載のともみん。お疲れさまでした。


タグ:宝塚歌劇
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2015年03月15日

柚希礼音ディナーショー・ライブ中継@梅田芸術劇場

柚希礼音ディナーショーには行くことならず、代わりに14日の梅芸のライブ中継を昼、夜の2回鑑賞することになった。
チケットの奇々怪々…まあ、結果として、梅芸ライブ中継夜の部は大満足のうちに終了したんだけど。

ノバボサノバのダンスから始まり、新人時代のメドレーを約20分間。
トークによると最初は60曲ほどリストアップしていたそう。が、そんなに歌えるはずもなく。。。
自分は懐かしくて歌いたいけれど、お客さまが聴きたいものを優先させようと削いでいったら…というメドレーだった。
「おーい、春風さん」が入っていた。かわいかったよねぇ。
メドレーの最後は、ゆりかによるアビアント。ここで、なぜか一番涙腺が緩んだ私。とうこさんの汗を拭いていたちえさま、とうこさんに上着を着せてあげるちえさま、銀橋にいるとうこさんに向かって歌っていたちえさま…いろいろとうこさんとのシーンが浮かんできて…

意外なナンバーだったのが、エリザベートの「闇が広がる」
さゆみちゃんのルキーニのキッチュが導入で、トートをちえさま、ルドルフを真風。
もうその迫力たるや、すごいのなんのって。
エリザベートは、星でこそやってほしかったと痛切に思った。
さゆみちゃん、ルキーニいけるやん!

ちえこちゃんが登場!さゆみは定番の紅子で、ゆりかはイケメンでの3人のトーク。
真風が星から異動になっちゃって悲しいと泣き、ちえこがレオンちゃんがいなくなるなんて悲しいと泣き、紅子が私はこれからずっと客席係やねんで。私の身にもなってよ、と泣く場面が本音っぽかったなあ。

今回のトークネタは、さゆみの舞台メイクについてが大きなウエイトを占めていた。
昼の部は、ちえさまがすべてメイクしてあげたんだとか。
まだ、ご不満なようで、夜の部をそれをベースにさゆみが手を加えたらしい。

確かに夜の方が美しかった。
が、眉の描き方にまだご不満なご様子だった。
メイクは、とっても大事。ちえさまも2011年ごろから、とっても上手になって、ステキさが一段と増したような気がする。さゆみ、メイクをがんばるんだよ。

アンコールで「タカラヅカ」を歌ったあと、14日の夜の部は3人のトークが30分ほどあった。
DVD収録用?
昼の部が終わってから、お食事をしたりしてくつろいでいたときのネタで爆笑に次ぐ爆笑。
まるで漫才みたいな3人。
さゆみちゃんとちえさまのコンビは、ヅカファンだけ対象にした漫才コンビとしては最高!

それにしても、その場の状況を想像すると、まるで女子高生のような3人。いたずらっ子のような3人。
ピュアなんだな〜。30代の女性とは思えない…(笑

さて、梅芸はものすごく鮮明な画像で、音響もよく、ずっとちえさまを見ていられて、これはこれでとってもよかった。できないのはハイタッチだけだね…と思っていたら…

DS終了後にちえさまの舞台生活ダイジェストの映像を10分ほど見ていると、武道館映像がラストでFor goodを歌い終わったら、映像がすっと消えて、「来ました!」というちえさまの声が会場の後ろからしてきた。

夜の部では、通路側の席だったので、ちえさまが横を通ってくれて、しっかりがっしりハイタッチできちゃった。
そして、昼、夜とも、For goodを歌って、再び客席を降りて、去っていかれたのだった。

ちえさまが舞台にあがってからは、司会は「それでは後は柚希さんにお任せします」と言って消えちゃった。
以前のちえさまなら、あたふたするところだろうに、しっかりその場をまとめていた。
夜の部は、DS会場でも、お客さんとじゃんけんをするということに急になった。
勝ったからといって、前に出て握手するだけなんだけどね(笑

梅芸会場の舞台に上がったちえさまは、「ここでもじゃんけんしてた?」
してなかったんだけど、会場から「してた〜」という声がいくつか飛んだ。
すると、「え〜、してたんだ〜、かわいい…」とちえさま。
そのちえさまに会場全体が萌えた一瞬だった。

こちらでもやろうということになり、結果、少年が勝ち残り、ちえさまはじめ会場中が意外な結末にびっくりだった。
そして、For goodを歌ってくれた。
それは、関西でジェンヌとしての最後の歌でもあった。
心をこめて歌ってくれるちえさま。
ありがとう〜。一生忘れない。

宝塚大劇場でお見送りした日から、1週間も経ってない。
ちえさまは、ムラの千秋楽が終わっちゃって、ものすごく寂しかったけれど、このDSのお稽古がすぐ始まって、うれしかった。でも、もう、これで関西は終わってしまうねんな…としみじみしていました。
一つ一つの舞台が終わるたびに、一番さみしいのはちえさまよね、きっと。
いつも全力で、ひとつも隙のない舞台を作り上げ、登場人物たちのさまざまな思いを届けてくれたちえさま。
本当にありがとう。

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おみやげとプログラム

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2015年03月10日

宝塚歌劇 宝塚大劇場 星組千秋楽「黒豹のごとく/Der DIAMOND」

ついにこの日が来てしまった…
朝から小雨がぱらつく天気模様。
入り待ちする友人たちが先に花のみちに行き、私はバウの中継の抽選に並ぶことにした。
私の千秋楽チケットはすでにゲット、母が急に観たいというので抽選に参戦することに。
3月になって2回母にチケットを用意したところ、すっかりちえさまにはまってしまったらしい。
やはり2回観劇した叔母も、ちえさまの虜に。
柚希礼音というお方は、誰をも魅了してしまう本当にすごい人だ。

というわけで8時すぎに宝塚駅に到着したら、列のしっぽがどこだかわからない!
駅から花の道に入るところですでに川の方へ続いているではないか!

とりあえず、入り待ち中の友人たちの場所を確認しつつ、適当に列の中にもぐりこんでみた。
敷地内に入ると、列はとぐろを果てしなく巻いていて、敷地内をぐるぐるぐるぐる回る羽目になった。
いったいどれだけの人がいるんだ〜?

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劇場内に入る入り口で、その日の番号を渡された。これは単なるくじ引きの順番。

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すでに1811番…まだ、後ろに1000人はいる。ということは3000人?倍率はどうなる?

場内でまたしてもとぐろを巻きつつ、ちえさまの看板の掲げられた壁近くで待機すること30分以上。
もう、この看板をこの劇場で観ることもないのだなあ…などと、一緒に並んだ友人たちとため息をつきつつ…

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場内アナウンスで「只今300番までの方の抽選が終わりました〜」などと逐次放送される。

8時半に閉門されて、抽選の机の前に到着したのが9時半ごろ。
3つか4つ並んだテーブルの上にどさっと置かれた歌劇団の封筒から、一つを選ぶ。

めでたく当選の紙が入っていた。

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友人2人と一緒に参戦して、3人中2人が当選。
これは相当高い確率。ラッキーな私たち。
が、番号は500番台後半。
この日の当日券は立ち見100、席60、バウ500席
うーん、微妙〜。チケット購入は10時半からとある。

じゃあ、それまで入り待ちだ〜!と、友人たちのところに戻ろうとしたところ、行けない・・・
人垣で行けない!
道路を渡ろうにもFCのガードの人たちに「入らないでください!」「渡らないでください!」と阻止されてしまう。

友人たちが、とってもよい場所を確保してくれていたのに・・・

が、あきらめの早い私。二兎追うものは一兎をも得ず。
今日は親孝行しましょ。
10時からオープンするカフェの場所とりをしておくことにして、劇場内に戻った。

テーブルを確保して(この時点で、残っていたテーブルは3つぐらい)、朝食にハンバーグ定食(朝食ともいえない・・)を食べていたら、友人たちが戻ってきた。
ちえさまが無事楽屋に入ったとのこと。友人が撮影した入りの様子を見せてもらう。
この時点で10時半。

あ、私のチケットを引き換えねば・・・とあわてて500番台の列に戻ったら、係りの男性がちょうど私の番号を読み上げて、「いませんか〜?」と声を張り上げているところで、あわてて「はーい!」

600番台、700番台の人も並んでいたけれど、チケットはあるの?
チケットをやっと引き換えられたのが11時半ごろ。バウの座席で残っていたのは1列から3列あたりのみ。
母に電話をして、すぐに劇場に向かうようにと伝えた。

母に千秋楽のライブ中継を見せられるとは、なんて幸運なんだろう。最大の親孝行だわ〜。
これで心置きなく私は、劇場内で泣ける…(笑

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会場ではFCの人たちのためのちえさまデスクが出ていた。

ちょこちゃんも一緒。

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ちょっと落ち着くために公演デザートを。ヨーグルト味のババロア。おいしゅうございました。
このあと、午後8時ごろにようやくラーメンを食べるまで食事はなし。興奮していたからか、お腹が空いたという感覚はなかった。

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こんなドタバタでようやく千秋楽の幕が開いた。

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みんなの力の入り方がすごくて、今まで観た中で一番よかった。
特によかったのは紅子。さゆみちゃん、よくやった!壁ドンも、最後までがんばった。迫力が出ていたよ〜。
ショーのドラキュラ場面も、とってもよくなっていた。(でも、最後の「あ〜」はない方がいいと思うよ。笑)
今日のさゆみちゃんなら、トップは大丈夫。
やっぱりちえさまのDNAを受け継いだあなたにやってほしかった…とまで思った。

さよならショーの曲目は、以下の通り。順番はちょっと怪しい…

「太王四神記」のチュシンの星のもとに じゅんこさんの「あなたこそチュシンの王!」がちゃんと聞こえてきて、涙。
「激情」のジェラシー
「オーシャンズ11」のジャックポット、ねねちゃんがアダムとイヴ
「めぐり会いはふたたび」のLife is
「再会」から、恋のガイドブック
「ブエノスアイレスの風」 ころちゃんの歌に涙。この公演がコンビを組んだ最初のもの。
「スカーレット・ピンパーネル」の君はどこに 当時よりも、もっともっと素晴らしい歌声で感激。
「ロミオとジュリエット」の世界の王、天使の歌が聞こえる
「REON」のバーレスク、ちえちゃん
「眠らない男」から、NHKスペシャルでレッスン風景が放送された曲
For good
REON

どれも心のこもった歌で、涙にくれながら、堪能させていただきました。
For goodで、ちょっと涙声になっちゃったけれど、ぐっとこらえてパーフェクトなパーフォーマンスで終えたちえさまでした。

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柚長さん、涙、涙、だった。

さよならショーの前にちえさまの今までの映像をバックに、ちえさまによるお手紙を柚長さんが読んだ。
正直な気持ちをつづったよいお手紙でした。

さよならショーの後には、一緒に退団する5名からの、やはりお手紙と映像。
本当にちえさまたちは退団するのだなあ…と、柚長さんの手紙を読み上げる声で実感せざるを得なかった。

でも、ちえさまはとってもりっぱにご挨拶。
カーテンコールでは、ご挨拶やコメントを用意していなかったちえさま。
「本日は…」とか「東京で頑張ります」とか、いつもの繰り返しで可笑しかった。
最後までちえさまらしいちえさまだった。

激しい涙雨になってしまった出待ち。
日刊スポーツの大きな写真記事に私たち一行もちらっと写っちゃった。自分たちにしかわからないけど(笑

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冷たい雨の中、FCの人たちのちえさまを送る歌声が、とっても切なかった。
その前でにこにこと楽しそうに踊っちゃうちえさま。
ああ、本当にステキな人だ…
たくさんの出会いと感動を与えてくれたちえさまに心からの感謝をささげたい。

みんなを夢中にさせるちえさま、どうか東京千秋楽まで怪我も病気もなく終えることができますように。
そして、もっともっと高見をめざして羽ばたいてくださいまし。
どこまでもついて「行きます!」

東京も、早速、ついていきます!

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2015年02月27日

D・D・ダイアモ〜ンド!

今日から、入り待ちのファンクラブのメンバーは、白い衣装になったそうな。
車でメンバーのもとに現れたちえさまは、その様子にびっくり!だったらしい。
ご本人の化粧前も白になり、組子から、手作りの白いものをプレゼントされるらしい。
いよいよご本人も、組子も、ファンも、その日が近いことを実感せざるを得ないカウントダウンが始まった。

今公演は、ラッキーにも、何度も観劇することに恵まれ、今では、頭の中で曲が次々に鳴り響くありさま。
口の悪い母からは「代役ができるんとちゃう?」などと言われている。

ジェンヌみたいに足、あがりませんから…。

黒豹は、何度見ても…ストーリーがよくわかんない!
ついにちえさまも、「細部にこだわらず、大恋愛だと思って見てください」という始末。

そのようにおっしゃるなら、そういたしましょう!

浸ってみればみるほど、オープニングのソルのかっこいいこと!
ああ、これで1本観たかったなあ〜。
ワイルドで、とんでもなくステキで、くらくらする。
ほんの5分足らずでねねちゃんと闇のかなたへ消えていくちえさま。
毎回、行かないで〜!と心の中で叫んでしまう。

ここでかなりエネルギーを使い果たすためか、その後のアントニオの登場から、ほぼ固まったままになってしまう。

曲が全部ステキ。
宝塚の作曲家は、もっと注目されてしかるべきだといつも思う。ロスト・グローリーのときは、1920年代のニューヨークの雰囲気がすごくよく出ていたし、パッショネイトは、まさにパッショネイト!だった。今回は情熱的で異国情緒あふれるスペインのイメージがしっかり伝わってくる。
オープニングの曲から、アントニオとカテリーナが再会するシーン、セルバンテス号の看板での船員たちのナンバー、じゅんこさん扮する叔父さんとのデュエット、まさこさんやゆりかの歌う「男の決意」、紅子の「もっと、もっと〜」、しーらん、てんてん、まこっちゃんたち3人のナンバー、カディスのカーニバルの歌、どれをとっても心を騒がせるよい曲ばかり。

その曲に合わせて、波や花火が照明で見事に表されていて、舞台と客席が一体になれるような錯覚を生む。

ちえさまをはじめとする星組のメンバーの充実度、歌劇らしい曲の充実度、舞台装置や照明など舞台展開の充実度、どれをとっても最高のものが提供されていると思う。
だから、やっぱりストーリーが惜しい…

ソルが主人公で、波乱万丈の冒険もので、最後にちえさまとねねちゃんが大戦の嵐が吹き荒れる直前の1920年代に生まれ代わり、再会し、また、人生の冒険の旅に共に旅立つ・・・みたいなストーリーだとよかったのになあ。

ソルちえさまのコスチュームもなにもかもがステキすぎて、ついついソルさま、もっとみたい…

とはいえ、セリフ回しも振付も難しいアントニオをどんどん自分のものにしているちえさまを見ているだけで、満足なんですけどね。
例の「まいったか〜」も、「こいつめ〜」も、「小説を読む時間」も、とってもなじみ始めた。
耳慣れたのではく、ちえさまが自然に聞こえるように進化させてきているから。

本当にすごいお方だ。

広い舞台が小さく見えてしまうほど、舞台のどこにいても存在感があるちえさま。

ああ、いつまでも見ていたい・・・

でも、一番光輝いているときに次のステージにステップアップすることが、ちえさまの一番の幸せ・・・

と思いつつも、やはりさみしさが募る。
もうこんなに身近に感じるような方ではなくなるだろうし…

宝塚の劇場の客席との一体感は、ほかの劇場ではなぜか味わえないもの。人がはまる多くの理由がそこなんじゃなかろうか・・・

はあ・・・その日が近づくに従って、緊張感が増してきて肩こりが治らない。
そして、今日も、頭の中を「D・D・ダイアモ〜ンド♪」と歌声が響いている。

はあ・・・

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2015年02月13日

「Dear Diamond」は、どの席がお得?

ちえさまが2階に降臨されるので、急に2階A席8列目がSS席並みのうっとり席になってしまった。
初日は2階B席12列目の端っこだったので、反対側の扉から、ちえさまが現れたときは本当にびっくりした〜。
残念ながら、後ろ姿しか拝めなかった…。
8列目は91番目までで、初日はR席には至っていなかった。R席後列の補助椅子に小林公一理事長が座っておられました。大きな方だから、ぴょこんと頭が飛び出していて、目立った。生徒たちの舞台をどんな気持ちで眺めておられたのかしらん。今度、理事長を退かれるとか・・・

3回目はB席最前列10列目のセンターで観ていたので、間近に見られたけれど、ハイタッチはもちろんできず…。
結局、S席7列目とA席8列目だけがハイタッチを往復2度もできる可能性があるという超喜び座席になったというわけ。
チケット流通センターでも、2階席がほとんど見られなくなった…

ヅカオタの友人いわく、トップが2階席に来るというのは初めてだけれど、3番手時代の音月桂がゾロになって現れたことがあるとか。そのときにすでにピンスポットが当たっていたそうなので、今回のちえさま2階降臨はハードルは、そう高くなかったのかな。
REON2で先鞭をつけ、武道館で3階席まで行き、ついに大劇場で初のトップ降臨。
ちえさまらしいチャレンジだと思う。

やっぱりハイタッチは……したいよね…(笑

その一瞬にかけるのだ、ね。

ちえさまは、わざわざお衣装も2階降臨仕様にちゃんと着替えての登場。
☆の王子様風。自由の女神風の冠のようなものまでつけていた。
この姿は、今のところ2階席の人たちしか見られていないのだ・・・むひむひ。

でも、1階も、かなり楽しめる。ちえさまは、そのあたりのことはちゃんとお考えになっていて、29番と41番の間の通路を降りて、21列目で右手に行き(舞台に向かって)、51番と61番の間の通路を通って、1列目まで戻り、1列目の前を横切り、客席前に立って、作詞した「たからづか」を歌い終える。
このときは、ハイタッチという雰囲気ではないので、たとえどんなにそばにいらしても、大人しくじっとしていなきゃね。

S席21列目41番から52番も、どんどんちえさまが近付いてきて、ゆっくり歩いてくれるから、かなりうれしい席のはず。

私は2回目はセンターブロックのセンターあたりにいたので、じっくり見られたし、4回目はSS席で、おまけに通路側だったから、傍らを通って…だった。

が、しかし、ほとんど覚えていないのだ…。

真風が、武道館のライブは、夢のようだった。本当にあったことなのかと思ってしまう、と述懐しているけれど、まさにそんな感じ。
何度見ても、本当に観たのかな…と思っちゃう。
だから、また、観たくなるんだけど…。

まさに夢の世界なのね。

だから、どの席で見ても、結局、同じような気がする…

でも、やはり前方のセンターが一番よいというのが私の結論。
なぜかって?

うふふ。

センターが一番アイコンタクトが来やすいから。
思いこみかもしれないけれど、ばしっと目が合っちゃった〜・・・はあ・・・どうしよう〜・・・と殺されちゃうのがこのあたりの席。
オペラ越しではなく、素のアイコンタクトができちゃうのだ。

センターブロックのセンターで一緒に観ていた友人たちは、何人もやられていた(笑

もう、くらっくらする。。。と。

ハイタッチもいいけれど、やっぱり目でとらえられてしまうと、もうどうしようもありませぬ。

ねねちゃんは、毎回目を合わせて、うっとりできるのよねぇ…

アホです・・・(笑

4日間も連続でちえさまに浸っていたら、やらなければならないことが山積み。おまけに力を入れて見ているから肩はこりこり。

はあ…アホやなあ。。。

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2015年02月09日

観劇日記 4回目の「黒豹の如く」『Dear DIAMOND!!−101カラットの永遠の輝き−』

4回目はSS席。
雪組ご一行が、公演が始まる直前にどっと入場。ふと振り返れば、ともみんが〜!その後ろにちぎちゃん、その後ろにゆうみちゃん。反対側の通路では、ずらっと並んでお席に向かう組子たち。
そして、私の席のうしろは、花組の城妃 美伶ちゃん3名。
美伶ちゃん、ハンカチを握りしめていた。

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「黒豹の如く」の方は、4回目ともなると、新しい発見がある。
耳についてきたのは、登場人物たちが「男として決意する」とか「男として生きる」とか、男としてどう行動するかを表明しあっていること。
残念ながら、一番強く印象づけられなければならないアラルコンの決意表明が弱すぎる。一人壁ドンが浅い。ファシズムが台頭する歴史の大きい渦、激しい波が来ようとしている中、彼は自らの能力を信じて、世界を動かそうという意欲に満ちている。それはファシズムに呼応してしまうある種の狂気でもある。だから、あのシーンの歌詞の「もっともっと」はあくまでも力強くならなければ。そして、その勢い余って壁ドンなのだ。それをやってこそ、歴史の波に乗り遅れているのかもしれない…と一抹の不安を抱いているアントニオの脅威になれるはず。

なのに、なのに・・・

アラルコンが激しければ激しいほど、この物語の細部は見えなくなるんだけど。
たとえば、なぜカディスに集合するの?どこにも語られていない。
なぜアルヴィラは、あのような行動をとってしまったの?
なぜ、ゴンザーロは、アントニオを裏切ってしまったの?

細部が気になって仕方ないやん。。。どうしてくれる?

カディスは、しーらんたちが歌う歌詞にもあるように大航海時代コロンブスが出航した港。
16世紀には英国に侵略されていたときもあるようだ。
このお話の舞台になった時代、すなわち第一次世界大戦後のスペインでは、「右派と左派の対立が尖鋭化していた上にカタルーニャやバスクなどの地方自立の動きも加わり、政治的混乱が続いていた」(Wikiより)らしい。馴染みのない歴史だわ〜。
要するにカディスのカーニバルをシーンに持ってきたかったとしか思えないですな(笑
その割にはカディスの必然性が4回観てもわからない。柴田せんせーい!

この日、ちえさまのラストのお言葉が「行ってきます!」から「行きます!」に変わっていた。
耳にした途端、ドキッとした。
行ってきますだと、「マッサン」のエリーみたいに「行ってお帰り」のニュアンスが強いけれど、「行きます!」というのは、帰りが約束されていない感じが強くなる。

はあ・・・

アントニオ「この国のために使命を果たしてきます」
ちえさま「宝塚をより多くの人に知ってもらうために外でがんばってきます」

アントニオ「カテリーナ、必ず君のもとに戻ってくる」
ちえさま「必ず、みんなのもとに戻ってくる。少し休憩したら、また舞台で活動するからね」

と勝手にちえさまの心情に変換しちゃった。そうでないとつらすぎる・・・

とにかく、今回の公演は、ひたすら観る方が疲れる。全身全霊で観ていて、おまけに涙をこらえているから(涙で目が曇るとちえさまが見えない)、終わった途端、どっと疲れが襲ってくる。

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さて、ショーの方は、もう、ちえさまの宝塚愛とファン愛があふれていて、言葉を失う、言葉にできない感動の連続。藤井大介先生はじめスタッフの方たち、組子の愛が詰まっている今までに体験したことのないすごいショーになっている。REON1と2を足して、二乗したみたいな感じ。

オープニングのDangerous DIAMONDは、いきない銀橋のセンターに座ったちえさまから始まる。
髪が少し額にかかり、色っぽさが半端ない。目を奪われているうちにタンゴが始まり、ANJUさんのかっこいいとしかいえない振り付けで展開する。組子たちも一緒に踊るダンシング・ダイアモンドは、目を奪われる

その後のDynamic DIAMONDでも、ノリのよい曲に乗せて一気にヒートアップ。
みんな、キラキラ。

場面は変わり、Disco・DIAMONDに。ノバボサノバのドアボーイで現れるちえさま。ナンバーワンホストになると夢を語りつつも、慣れない手つきで飲み物を運ぶちえさま。そして、ねね扮するダッジェスNENEにシャンパンをかけてしまうちえさま。
もうどれもかわいすぎて、知らないうちに微笑んでしまう。

NENEを怒らせ退場させられてしまってから、再登場するまでのコミカルな展開も、とっても微笑ましいシーン。そして、今度は、カッコいいカウボーイ風であらわれるレオン・ボーイならぬレオン・ドンファン。このときにねねちゃんの胸にサングラスをさすところは必見。今回は、このねねちゃんの胸とちえさまの手、ちえさまの顔の接近がポイント!
そして、ディキシージャズでにぎやかなシーンに。

このあと、紅子のドラキュラ・シーンがあるんだけれど、これがねぇ・・・
あーちゃんたち娘役がとってもステキで、紅子を観ている暇なし。
あーちゃんは、清純な娘から、妖艶な女までできちゃうのね。あんるの歌もステキ。
紅子・・・トップになったら、こんなシーンで存在感を出せなかったら、1時間も持たないよ。

そんなこんなですでに第10場!ことちゃんとふうちゃんの95期生コンビによる歌で始まる「DIAMOND・Dinner」は、キッラキラのゴールド。
そして、次から次へとカラフルなスパンコールで登場。
中詰めで全員が出そろったところで、「2階に来たぞうっ!」というちえさまのお声が2階から聞こえてくる。トップが2階に現れるなんて今までなかったこと。1階から見上げてみたら、照明が動いている。劇団は今回のためにちゃんと照明が当たるようにしたのね。
その間、組子たちは1階の客席降りで盛り上げる。私のそばにはあんると海隼人。
ぺっちゃんの笑顔が、とってもステキだった。
まさこさんの歌から、ラストのデュエットダンスまでは、もう一気だった。
今回の公演では、ちえねねと一緒に退団する4名が随所にたくさん出ている。

麻央と海のダンスがリードして、ラインダンスになった後、場面は「Dolce Vita」に。
ちえさま、ゆりか、紅、ねね、あーちゃん、ことちゃんの6人でのダンスは、それぞれが相手を変えて短いデュエットダンスをするのだけれど、女になったことちゃんのうれしそうな様子が印象的。

そして、いよいよDawn DIAMOND.
まさこさんの歌が始まり、ショーは大団円に向かっていく。
「もうすぐ夜が明ける。あの星と同じように、夜が明ければダイヤモンドの輝きは消えていく」
イリュージョンなのか・・・いや、ちえさまの美しさ、輝きは絶対に失われない。
まさこさんの歌が終わり幕が開くと、青い輪の中にちえさま。
輪が天井に向かう中で踊るちえさま。
今のちえさまの不安や希望、さみしさや愛しい気持ち、すべてがダンスで語られていく。
それがものすごく伝わってくる。

踊り終えたちえさまが舞台の上に倒れると、組子たちが見守る。
紅が「あなたに憧れたダイアモンドスター」
ゆりかが「あなたに育まれたダイアモンドスター」
そして、ねねちゃんが「あなたを愛し抜いたダイアモンドスター」と歌い近寄るとちえさまが徐々に起き上がり・・・やがてみんな歌って、ちえさまを称える。

紅子とゆりかがダイアモンドスターを称えて歌い、いよいよちえさま作詞の「たからづか」
まさこさんが、今までで一番出来がよいといったというちえさま作詞の歌詞は、宝塚と組子とファンへの愛にあふれている。歌いながら、客席を一巡するちえさま。私は前方席だったので、歌い始めたちえさまの後ろにどいちゃんが舞台に出てくるのが重なり涙腺崩壊。
カポエイラのどいちゃん、運動会でのどいちゃん、いろいろなシーンが目の前にどっと出てきて、ちえさまが後ろの席に移動する間、舞台の上のころちゃんとどいちゃん、ぺっちゃん、あかりちゃんが元気に踊っている姿が涙でぼやけていく。
舞台に戻ったちえさまを黄金の神輿に乗せて、にぎやかにREON祭が始まる。
そして祭が終わり、ちえさまは、大階段の上に消えていく。

ねねちゃんが歌う歌が救いなのよね。
「きっとまた会えるはず」

幕が上がると、ゴールドの大階段にちえさまが一人黒と白のシンプルな燕尾服でポーズを決めて立っている。
圧巻は男たちがちえさまを中心に踊るシーン。
シンプルそのものなのに、こんな豪華なシーンは観たことがないと思えるほど。
そして、最後にねねちゃんとの夢のような美しいデュエットダンス。
最後の最後にねねちゃんの胸に顔をうずめ、ねねちゃんが天井に伸ばした手をそっとおろしてちえさまを抱く。今まで観た中で一番美しいデュエットダンスだった。
ちえさまとねねちゃんは、同じ舞台人として力を合わせて大きな壁をいくつもクリアしてきたんだなと、納得。

お芝居も、ダンスも、歌も、なにもかもステキなちえさまだけれど、やはりショーでのちえさまが一番光り輝く。こんなショーにこれからも出てほしいなあ。
退団記者会見で「私の女優なんて、誰も観たくないのでは…」などとおっしゃっていたけれど、私は女優のちえさまも絶対観たい。でも、ショースターのちえさまをずっとずっと観ていたい。
こんなにも心を奪われた人はいないもの。
美人だから、映画やテレビでも活躍できるとは思うけれど、やはり舞台人として輝き続けてほしい。

あと何回、宝塚のちえさまを観ることができるのか。
回を重ねるごとに涙の量が増し、疲労度が募ってくる。
今日は、もう肩こりこりでたーいへん。。。
5月までの長丁場。ちゃんとちえさまについていけるように体力気力を充実させねば!



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2015年02月08日

観劇日記 2、3回目の宝塚星組「黒豹の如く」

昨日はS席。それもド・センター!

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初日とぜんぜん違った・・・

お芝居も、ショーも、すごいです。
1日でこんなに変わるものなのか!
座席位置のせいも、ちょっとあるとは思うけど。
でも、初日に一緒に観たヅカ友A子はS席で観て、ほぼ同じような感想だったんだけど…。

柴田先生、藤井先生、初日の感想を撤回します。
申し訳なかったです。

素晴らしい!!!
何回でも見たい!

まず「黒豹のごとく」
オープニングは、正面から見ると波の泡立ちのような照明がとても効果的。巨大な船底の木組が7つの海を行く海賊のイメージをかきたててくれる。最初に登場する3人が、ダンスと大きなバルーンで波間の様子を表現して、一気に引き込まれていく。そして、木組の真ん中にちえさま登場!海賊ソロが活躍するシーンとなり、ねね姫を誘拐した紅の悪者と闘う。
このシーンのワクワク感は半端ない!
悪者を退治し、姫を救い、黒豹ソルは姫と時の波間に消えていく〜。

ここで、ポスターなどに出ていた「今度生まれ変わっても、君をきっと探し出す」のキャッチコピーをちゃんと思い出しておくと、今後のストーリーが多少わかりやすくなるのだ!
ここで思い出さないと、ちょっと眠くなる…(笑

さて、時は1920年代のスペイン。ロスグロと同じ時代にいきなり物語は変わる。
アントニオの叔父バンデラス侯爵や、アントニオの同期で司令官のディアス子爵による歴史的背景の説明によっく耳を傾けておくこと。大航海時代とは異なり、今度の悪は世界情勢と密接なかかわりがあるのだ・・・というのを匂わせる。

匂わせてはくれるんだけれど…まあ、あとでいいや。

第一次世界大戦の終戦2周年を祝う祝賀会の夜会で物語は展開し始める。
かつての恋人だったアントニオと、今は未亡人のカテリーナが再会し、ときめきあう。
ちえさまアントニオの軍服姿がステキすぎる。海賊もステキすぎるし、もう、どうしたらいいの…。

紅子の扮するアラルコン公爵は、会社経営に成功し、どうやらフィクサーで他国とも関係をもち、台頭しつつあるファシズムをビジネスに活用しようとしているらしい。
このあたりは3回観て、ようやくふむふむとわかってきた。
だって、ちえさまアントニオがステキすぎて、そのお姿を追うだけで忙しすぎるんだもん。

お話は、アントニオとカテリーナが愛し合うのを、アラルコンがアントニオを他国に売渡し、カテリーナを手に入れようと野心満々で近づく。二人に危機が〜、というもの。カテリーナの夫は毒殺されたという噂があり、カテリーナがやったともいう人がいて・・・それでアラルコンに脅されたりして、ねねちゃん、ひょっとして悪女なの?と思いきや、そうでもなく・・・

このお話のこのあたりがなんだかもやもやしていて、大筋はわかるんだけれど、細部が?というのが多い。
アラルコンの愛人のアルヴィラ(ふうちゃん)がカテリーナに嫉妬して、裏で勝手な動きをしている。
そのアルヴィラが疎ましくなってきたアラルコン。なにかするのかな?と思ったけれど、特になし。

このあたりでますます???が多くなってきて、物語は、なぜかカディスのカーニバルへ。
どうしてカディスで決着をつけなければいけないのか、よくわからないのよねぇ。必然性がねぇ。。。

アラルコンがカディスを選ぶのではなく、アントニオが先祖のソルにちなんで海賊の拠点だったカディスにアラルコンをおびき出すというのなら、まだ、わかるんだけれど・・・。

疑問その1、だな。
疑問その2は、ふうちゃんアルヴィラは、貧しい出でもがきながら今の地位を得てきた。だから、今の生活のためなら、悪にでも手を染めると歌うシーンがあるんだけれど、その割にはラストになぜ?(ネタバレになるから)

どうもアラルコンの動きが、イマイチよくわからない。それは巨匠柴田先生の脚本のせいなのか。紅子の演技のせいなのか、、、悩む・・・(笑
紅子が、銀橋で「もっともっと」と欲望を歌うシーンがあるのだけれど、最後に一人壁ドンをやる。あれがこの役を象徴する重要な場面なんだけれど、とってつけた感があふれている。紅子、頑張れ!

というわけで、中盤はちょっと眠気が忍び寄ってくる。
が、そこをぐっとこらえて、とりあえず事件が落着するのを待つ。
すると、突然、電話の音がして、じゅんこ叔父さんのナレーションで、せっかく事件が終わったのに、思わぬことが起きたという。

え〜っ!!!何が起きたの〜?と、ドキドキしつつ、そうか、柴田先生はそんな大ドんでん返しを用意していたのね、と期待していると・・・

なぜか植民地問題でモロッコの司令部から、すぐにアントニオを寄越せと連絡が入り、行くことに。
退役軍人のところになぜ司令部から、甥を寄越せと連絡が入るの???

ま、いっか。

そこからは怒涛のお別れシーンが展開。
もう、涙、涙になっちゃう。ねねカテリーナは泣いてないけど(笑
ちえさまアントニオが、スペインのためにモロッコで力いっぱい働いてきますというようなことをおっしゃる。それは、タカラヅカという王国のために外でがんばってくるね。もっともっと宝塚をみんなが愛してくれるように、という「Dear Diamond」につながっていくのだ。

ちえさまの宝塚愛の強さにまず黒豹で印象づけられ、ショーで全開となる。
じゅんこさん、柚長と抱き合うシーンは、涙腺崩壊の序章となる。

お芝居の途中にアントニオが自分の行く末、スペイン海軍の行く末に一抹の不安を抱き、悩む姿は、そのまま今のちえさまの心情と重なる。
柴田先生、やってくれますね〜。
お話自体は、いろいろ疑問があるけれど、ちえさまの今を共有できるステキな作品だと思う。
再演は・・・無理だな。ちえさまあってこその作品だもん(笑
でも、どうしてラストはねねカテリーナと一緒に旅立たないのかなあ…。まるでねねちゃんは退団しないみたいにみえる。

最大の不満は、セリフ。
美しいセリフだとちえさまはじめ絶賛なんだけど、二つだけお願いだから、変更してほしいというのがある。
一つは、「どうだ!まいったか〜」
カテリーナに会う時間がないといわれ、アントニオが24時間以上に一日を使う方法を知っているといい、その方法が夢中になれるものがあること、と。
そのときにちえさまが言うセリフ。
うーん、なんかとってつけた感満載なんだなあ。

二つ目は、「こいつぅ」
ちえさまいわく「むひむひするセリフ」ということだったけれど、むひむひするけれど、固まっちゃう。
やめてくれないかなあ。

ちえさまは、中学3年生ごろまでサンタが本当にいると思っていたほどピュアなお方。
劇団に与えられたものをそのピュアな心で真摯に受け止め、壁を乗り越えてきたんだと思う。
だから、どんなセリフであろうと、「こんなん、言われへん」とは絶対に思わない。
きっとこのセリフを最大限に生かそうとするんだろうなあ。
それがちえさまのちえさまたる偉大なところであり、愛すべきところなのだ。

だから、「まいったか」も「こいつぅ」も、ひゃ〜っ!と思いながらも(それこそ「冷たい網が傍らを通りすぎる感覚」に通じる)、私は受け止めるけどね。と言いつつ、こんだけ文句言うてるやん(笑

「黒豹のごとく」
黒豹と海賊のイメージが二つ必要だったのかな?と、ちょっと思うけど、ちえさまあってこその、ちえさまでなければできない素晴らしい作品だと思う。
回を重ねるごとに、涙の量が増えてきていて、やばい。やばすぎる。。。。。

『Dear DIAMOND!!』−101カラットの永遠の輝き−の方は、4回目を観たあとで〜。
こちらは、ほぼ文句なし!ちえさまの宝塚愛が全開なのだ!
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2015年02月06日

観劇日記 初日の宝塚星組「黒豹の如く」「Dear Diamond」

初日のチケットが降臨してきて、急きょ観劇が可能になった。
持つべきものは、ヅカ友なのだ…Kさん、ありがとう〜!

劇場入り口で、黒豹の作者の柴田侑宏先生、Dear Diamondの作・演出の藤井大介氏が、公一理事長とともにお客さまをお迎えしておられた。
握手してもらっている人たちもいた。ちょっと心がひかれるも、開演10分前でやることがいろいろあって、あたふたドタバタ。。。

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テンションマックスで迎えた黒豹のオープニング。
この波の感じ、パッショネイト?

いきなりの今回の主役のアントニオの500年前のご先祖のソルさまが、めっちゃステキ!
これ、これ、観たかったのは、これよ〜!
と思ったんだけれど、時代が1920年代になったら、お話の説明のセリフが多くて、ストーリーを追いかけるのに忙しかった。
初日なので、まだ、詳しいストーリーはあえて書かないけれど、書こうと思っても、ちょっと複雑で、時代背景を押さえてないと、登場人物たちの心情がわかりにくい。
これから観劇予定の方には、人物相関図だけでなく、名前もしっかりインプットしていくことをお勧め。
横文字はどうもなあ…

柴田先生ということで、ちょっと期待しすぎたかも…。
「激情」や「琥珀色の雨にぬれて」、「仮面のロマネスク」が好きなので、その路線かな…と思っていたんだけれど…ちょっと違う‥‥どこが違うかうまく言えない。。。

でも、ちえさまはひたすらカッコよかった。
自分の行く末に悩みつつ、ねねカテリーナを深く愛する大人の男を色っぽく演じておられました。

そして、ラストが…ううっ、じゅんこさんと柚長のセリフにぐっときます。そして、ちえさまの後姿・・・涙・・・。

紅ゆずるは、、、ベネディクトに見えてしまう。でも、がんばっている。損な役、それが2番手の宿命か。
ロスグロに引き続き真風がお得な役回り。

ねねちゃんの成長ぶりに、ロスグロに引き続きうなりました。いい女優になったなあ。
ふうちゃんが、色っぽい役に挑戦していて、かなりイケてた。

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ショーは、オープニングのANJUさんの振り付けによるリベルタンゴが、とってもかっこよかった。
ちえさま登場シーンにはうっとり〜。
その後のドアボーイのちえさま、ぴちぴちの衣装がかわいい…。

でも、でも、その後の衣装が…このあたりから、ちょっと失速気味。
でも、ちえさまはひたすらカッコよかった。

全体に明るい元気な感じで、「お祭り」っぽい。
ラストのショパンの曲は切ない、美しい、これぞ、宝塚!
ちえさま作詞のお歌は、これからじわじわきそうな感じ。
本当に宝塚を愛しているのだなあと涙。

ダンス、歌とも、みんな、ものすごくレベルアップしていて、いきなり完成度が高かった。星組パワーを2階B席でもしっかり感じ取ることができた。

ショーの中盤にいきなり2階左側の扉から「2階に来たよ〜」といきなりちえさまのお声!
2階席は興奮のるつぼと化した。
S席最後列とA席最前列は歓喜!
1階での客席降りもあり(ロの字にお歩きになります)、いつもながらちえさまのお客様サービス精神の細やかなこと♡♡♡

ちえさまは、次のステージに移るベストな退団時期なんだと、悲しい、淋しいけれど、祝福する気にもさせてくれる舞台だった。

B席は、ちょっと舞台が見切れているところがあるので、今日はS席で堪能しよっと。
また、感じ方も変わるはず〜。うふっ。
(2回目、3回目を観て、思い切り感じ方が変わってしまったので、そちらをご覧ください。検索であまりにもアクセス数が多いのでびっくり〜!)


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2015年01月27日

劇団鹿殺し復活公演「ランドスライドワールド」

本多劇場のキャパが好き。
なので、つい手を出してしまう。
以前、小劇場ばかり追いかけている演劇好きの人に鹿殺しが面白いと聞いていたので、行ってみた。
お正月から、「モーツァルト」宝塚2本、オペラと続いたので、そろそろ小劇場もいいかなと。
こってりした生クリームたっぷりのケーキが続くと、桜餅が食べたくなるような感じ。

と思ったら、桜餅というよりも屋台の生クリームたっぷりのパンケーキみたいだった…

これはロックミュージカル・・・なのか?
やたらと大音量のロックがところどころ演奏される。
重低音はがんがん響いてくるのだけれど、肝心の歌詞がさっぱりなにを言っているんだかわからない。
おばさんの耳がついにロックを受け付けなくなったのか?

連れ合いを亡くした姉と弟がそれぞれの息子を二人ずつ連れて一家をなす羽根田家。
家業はどうやら地方の土建屋。姉の洋子は、一緒に棲み始めたとたんに性格が豹変し、オトコと失踪してしまう。残された弟の大地は、4人の子供たちを厳しく育てる。
この厳しさが、なにがなんだかよくわからない厳しさなのだ。
やたらと怒りまくる。
姉の息子の兄五郎には特に厳しい。なにかと言えば「出て行け〜!」と怒鳴り、五郎は「出て行かない!」と叫び返す。
弟の三太はぜんそく持ち。大地の息子の兄はミュージシャンになりたくて上京。弟の二生は小説家志望で母屋の隣の小屋にひきこもり。

まあ、ありそうな一家ではあるけれど・・・
そして、大地が屋根から落ちて亡くなってしまう。そのとき一緒にいたのは五郎・・・
嫌疑が五郎にかかり、役者志望の三太の空想世界が、ある日、「スライド」しちゃう。

ここからはロックな展開になるんだけれど・・・
ちょっとしつこい。

若者は叱られたい願望がどこかにあるのね。本能的にそれをバネにして、飛び立つきっかけにしているわけだ。でも、ラストに示されるのは、羽根田家で虐げられていた人物による反逆。なんだかんだ言っても、本物の抑圧されたものの反逆に対して抵抗力はない。その直前に大地が屋根から落ちた理由がわかり、家族の絆が生まれたとたん、本当の悲劇が一家を襲う。家族の中で傷つけあっていることと、外界で生まれる齟齬との間にははるかに隔たりがある。その部分だけで言えば、ちょうどイスラム国の人質事件などに符号する示唆に富んだ作品だった。

観ながら、35年ほど前に観てやたらと感動した映画「青春の殺人者」を思い出した。そんな時代もあったのね。あそこから遠いところに来てしまった。観客は20から30代が中心だった。
チラシのイラストはハエ。ミクロな世界の象徴だった。ミクロな世界を観て行くと、マクロな世界に行きつくらしい。

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2015年01月26日

オペラ「さまよえるオランダ人」

何十年ぶりだろう。
最後にオペラを観たのは・・・確か「ローエングリン」だったような気がする。
期せずしてワーグナーで再びオペラ。

そして、カタルシスを味わたいという期待通りだった。

オペラ、いいなあ!
高いのが難点なのだ。

今回は新国立劇場オペラパレス。
来てみたかったのよねぇ。

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この場にいるだけで満足してしまいそうになる。
久しぶりなので誰が出ているのかよくわからない。

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幕があがると、船のデッキで水平たちが仕事をしている。
やがて不気味な船が近づいてくる。
この演出が、シンプルなのにとても大きな空間をつくっていた。

神を呪ったために永遠に死ぬことができず、海をさまよい、7年に一度だけ上陸を許され、永遠の愛を彼に誓う乙女が現れたときに救われる。
そんな呪いをかけられたオランダ人の船長。
その船長を金持ちで娘の婿にふさわしいと欲を出した船乗りダーラントは、船長を家に連れていくことに。

どこかで聞いたようなストーリー・・・パイレーツ・オブ・カリビアンだ!

そういうことだったのか。
映画は、これに題材を得ていたわけね。
パンフレットによると、キリストを嘲笑したユダヤ人を発端に、さまよえるオランダ人の伝説は根強く欧米にあるらしい。17世紀にオランダをはじめとする列強が海洋国家として繁栄する中で荒海を舞台とする悲劇が伝説化されていったとある。いつしかユダヤ人がオランダ人に変貌を遂げながら。
こういう文化的な背景というのは、日本人にはなじみがないけれど、欧米ではごく普通の伝説なのかも。

とても興味深いのはダーラントの娘。船長が登場する前から、その伝説に魅せられ、心ここにあらず。夢見る乙女なのだ。ロミオとジュリエットのジュリエットに共通する若い女のロマンが、きっかけを与えられ、大きな渦を巻き起こし、悲劇とともに浄化をもたらす。
八百屋お七にも共通するものなのかな?

娘と船長は一目で恋に落ち・・・あれは恋なのか、ちょっと疑問だけれど、二人は運命を感じる。
そして、ラストの娘の犠牲により、船長は呪いから救われる。
そのあと、二人は天国に昇っていく・・・のかな?

ドラマチックこのうえないストーリーに、火に油を注ぐがごとくのワーグナーの音楽が覆い尽くすわけだから、半端ないカタルシスが待っている。

はまりそう・・・

と、ヅカ友に言ったら、、あなたは今、ちえさま退団後の心の空洞を埋めるものをすでに探してさまよっているのだ。あなたこそ、さまよえるオランダ人なのだ、と鋭く突っ込まれてしまった。

はい、たぶんそうでしょう。。。

でも、たまにはオペラもいいな。

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2015年01月09日

観劇日記 『白夜の誓い ―グスタフIII世、誇り高き王の戦い―』『PHOENIX 宝塚!! ―蘇る愛―』

昨夜、東京宝塚劇場で宙組の『白夜の誓い ―グスタフIII世、誇り高き王の戦い―』『PHOENIX 宝塚!! ―蘇る愛―』を観劇。
今回はB席。

で、B席で観て正解だった。
だって、グスタフ、半分寝ちゃったもん。
なんで18世紀のスウェーデンなんだ?
宝塚は、18世紀のヨーロッパの歴史を網羅しようっていうわけ?

と観ながら、疑問がふつふつ…
前半寝たから、後半は頭脳明晰になり、ラストシーンでなるほど〜と私なりに納得。

要するにかなめちゃんは、18世紀の宮廷の衣装と軍服を着たかったんだな。

だって似合うもん。
ムラの千秋楽で白い軍服を着たぐらいだから、本人に自覚あり、とみた。

かなめちゃんにしたら、きっと去年の今頃「なんで私がレットバトラーなわけ?似合わないでしょ」と思っていたかも。
「銀河英雄伝説」は好きな作品だとなにかで言ってたし、「うたかたの恋」も「ベルばら」も、すべてかなめちゃんのルックスだからこそ映えるコスチュームだった。
そもそも私は、「ハプスブルクの宝剣」のときのフランツ・シュテファンの美しさには、けっこう衝撃を受けたのだ。まあ、一番の衝撃はちえさまのエリヤーフー・ロートシルトの人物造形の深さではあったけど。

かなめちゃんのさよなら公演は、お芝居の中身だとか、なにを伝えたいのかとか、そんなことを考えちゃダメなのだ。次々に変える衣装を着たかなめちゃんをうっとりしながら、観賞するのが正しい見方。
ふりふりのブラウスと美しい上着、彼女のスタイルを引き立てる軍服の数々…
(その割には、メイクと髪形がイマイチ彼女に似合っている!と言えないところが、また、ふつふつと疑問…)
だから、かなめちゃんラブのファンにとっては、とってもうれしい公演。
ショーも、ひたすらかなめちゃんが、衣装を変え、ふわふわと銀橋に出てきて、まるでモデルのようにくるっとまわって見せたりして、去っていく・・・の繰り返し。

ちえさまの運動量の3分の1ぐらいだ。いや、5分の1か。

でも、そんなことで苛ついたり、怒ったりしてはならない。
だって、かなめちゃんはビジュアルの人なんだから。
そういうことをわかっていない人は、観に行ってはいけないのよ。

ああ、B席でよかった…。

ちえさま特装版のGOLDを予約していたので、キャトルに引き取りに行ったら、レジはかなめちゃんの写真集を購入する人で混み合っていた。ちょっとアウェイな感じだった(笑

宝塚ファンの多様性にも気付かされた興味深い公演だった。
みりおんは、歌が上手いなあ。
かなめちゃんと組む娘役はつらいよね。男らしいとか、女らしいとかではなく、ビジュアルで勝負されちゃったら、居場所がないもんね。
星組時代の「再会」「愛するには短すぎる」、そしてタムドク(ちえさま、ごめんなさい!寝る前に急いで書いたら、大きな間違いをしちゃった) ヨンホゲのかなめちゃんは好きだったので、さようならをできてよかった・・・。

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後で調べたら、このお話のグスタフは、ヴェルディの「仮面舞踏会」のモデル。そして、その原作のウジェヌ・スクリーブによる題名は、戯曲『グスタフ3世、または仮面舞踏会』 ヴェルディがアメリカに舞台を移して作ったのが「仮面舞踏会」。
早くそう言ってよ〜。
って、予習して行かなかった自分がいけないんだけど、劇団のサイトには、なにも出ていなかった。

ラストは、まさに仮面舞踏会が踏襲されている。
世間的にグスタフといえば、仮面舞踏会だったのかな。
私が無知なだけだったのかも。


タグ:宝塚歌劇
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2015年01月07日

観劇日記「ルパン3世 ―王妃の首飾りを追え!―」「ファンシー・ガイ!」

1月4日に今年初の宝塚大劇場にて雪組の「ルパン3世 ―王妃の首飾りを追え!―」「ファンシー・ガイ!」を観劇。
ヅカ友10人との総見。
お席がとってもよくて、黒豹のときも、このレベルを期待しちゃうなあ。

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ルパンは、さすが小柳菜穂子さま。設定がよく練られていた。
舞台を18世紀のベルばらの時期に持ってくるなんて、なんというアイデア!
宝塚でルパン3世をやる意味を無理やり作っちゃったというわけ。
ルパンご一行がベルサイユ宮殿にタイムスリップしちゃうなんて、なんて楽しい!
できれば、オスカルやアンドレ、フェルゼンも、ちらっと出てきたら、もっと華やかになったのになあ。

ちぎちゃんルパン、なぎしょうの五右衛門、咲奈の次元、みんな、みんな、よくぞここまで人物を作りこんだ。エライ!
一番大変だったのは、銭形のともみん。長丁場の舞台、声をつぶさずにがんばってほしい。
ともみんは、つくづく足が長いと思った。スタイル抜群のとっつぁんだ。

ゆうみちゃんのマリーアントワネットは、かわいさと不安に揺れる心がよく表現されていた。
ベルばらのアントワネットも観てみたい。

だいもんのカリオストロも、大悪人なのかと思ったら、コミカルな軽いのりの錬金術師だった(笑
ストーリーは、あれ?そうなの?えっ?なに?みたいなつじつま合わせがあって、そこでつまづいていたら、なにがなんだかわからなくなるので、これはアニメなんだ、深く考えない!と決めたら、とっても楽しめる。
ぜんぜん眠くなる暇もなかった。

ルパン3世のミュージカル化なんてできるのか?と思ったけれど、原作者のモンキー・パンチ氏が観劇してやけにうれしそうだったのがわかった。

問題はショーの方だ!
眠かった。
パッショネイトを経験しちゃったから、少々のショーでは物足りないのだ。
大疑問なのがオペラ「トスカ」の一番有名な曲「星は光りぬ」をオペラ歌手のテノールの歌をバックに、ちぎちゃんとゆうみちゃんがデュエットダンスするところ。
歌をそのまま流しちゃうなんて、反則だと思う。
ここは、しっかり宝塚流にアレンジして、生徒が歌うべきでしょう。

フランクシナトラのナンバーのところも、なにがしたいのかよくわからず。
ナチスの制服みたいなのを男役が着て、デカダンな感じで踊るところも。

そのほか曲の選択が古臭い。
衣装の色合いも。
全体に昭和に戻った感じ。

寝落ち度30%
ショーで眠たくなるのは、やっぱりダメでしょ。
会場は、珍しく男性の観客が多く、男性トイレに列が出ていたほど。
これは、劇団の狙い通り、ルパンで新しい客層を取り込めつつあるということ?
ならば、このショーではちょっとね…
戦略的に動いているようで、詰めの甘い劇団なのね。まあ、そこがいいところでもあるけど。



タグ:宝塚歌劇
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2015年01月06日

観劇日記 モーツァルト

1月3日に梅田芸術劇場で「モーツァルト」を観劇。
そもそも観ようと思ったのは、REON2でちえさまが1幕の最後に「影を逃れて」を歌っていたから。
それが素晴らしくて、どんなミュージカルなんだ?と興味を持った。
たまたま3日のマチネしか日程が空いてなかったので、山崎モーツァルトでソニン・コンスタンツェのバージョンになった。

結果として・・・
モーツァルトの苦悩がぜんぜん伝わってこなかった。
ちえさまのモーツァルトは、あの1曲だけで苦悩が伝わったのに。
なぜ・・・

全体を通して音楽はなかなかいいんだけどなあ。
というわけで感想というほどのことも書けない状態。
観たという記録にとどめる。
阿知波コンスタンツェの母が憎々しくてよかった(笑

これで13000円かあ。
舞台も地味だしね。
それ、宝塚を観すぎよ(笑

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2015年01月01日

タカラヅカ・スペシャルとジルヴェスター・ガラ・コンサート

100周年の締めくくりとして開催された「タカラヅカ・スペシャル」の千秋楽を22日に観劇。
昨年は開催されなかったので、生で観るのはこれが初めて。各組の選抜メンバーによるスペシャルは、スカステで過去のものを観ていたけれど、やっぱり生の迫力はすごい。
お席はSS♡! 前の列には某女優さん。

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宝塚は、愛と夢の世界だけれど、そこで競わせられる生徒たちの日々は、本当に苛酷なのだろうなあと思う。常に成績順で役が振り当てられ、お客の反応を見乍ら、順位が決まっていく。
タカスペに出られるということは、中堅以上の生徒の中で勝ち抜いてこれたということ。

100年間に歌い継がれてきた100曲を生徒たちが、ほんの数フレーズずつ歌いつないでいくのだけれど、そのほんの短い間にもオーラの出方がわかっちゃったりなんかして…。
舞台人は、大変だ。

そのオーラたっぷりのちえさまは、このタカスペでは、いつものオーラをちょっと抑え気味だった。
一人突出して目立っちゃうのもね。

びっくりしたのは咲妃みゆちゃん。やっぱりすごい子だ!ダントツで光輝いていた。

真風も、ことちゃんも、輝いていた。つい星組びいきになっちゃうけど(笑
来年は、もうちえさまはいないのね…と思いつつ観ていると、うるうるしてきてしまった。
トップになって最初の大劇場公演だった「太王四神記」の蒼穹の彼方を歌うちえさま♡
そのころから、知っていればなあ…
でも、こうして近くで生で何度も観ることができて、今年は本当に幸せだった。
ヅカ友も、たくさんできたし。
すべてちえ神さまのおかげです(笑

31日は、昨年がとってもよかったので、今年も兵庫県立芸術文化センターで「ジルヴェスター・ガラ・コンサート」に。今年は、芸文ができて10周年で、これまで公演されたオペラを振り返った内容となっていた。
指揮は佐渡裕氏。

風邪をひいてしまって、咳がとまらなくなってしまい、1部は四苦八苦。
咳は止めると、呼吸困難になってしまうものなのね。はあ、苦しかった。
2部は、キャンディをなめてしのぐことができた。

カルメンのホセの歌「花の歌」を聴きながら、つい、ちえさまの「激情」のホセを思い出してしまう始末。

2014年の兵庫県の最大の話題だということで宝塚100周年が取り上げられ、宮川彬良氏編曲の「すみれの花咲く頃」が演奏された。自然に曲に身をゆだねられてしまうとても素敵なアレンジがしてあって、本当によい曲だとしみじみ思った。
宝塚は兵庫が生んだ文化なんだなあ・・・と感動!

この芸術文化センターは、震災復興のシンボルとして作られた施設であり、ソフトも佐渡さんたちが知恵をしぼり、優秀な人材を輩出できるアカデミックなシステムが構築された。低価格で、クラシックや演劇を楽しむことができる素晴らしい施設だと思う。

最後に六甲おろしも演奏され、兵庫の文化に身を浸してみれば、ああ、私って、兵庫県人なんだ…と、あらためて再確認できた。
2014年は、新しい出会いがたくさんあって、本当に楽しい日々を送ることができた。
2015年も、これらの出会いを大切にしていきたい。

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2014年12月07日

「星ノ数ホド」

養蜂家と物理学者の恋愛劇「星ノ数ホド」を新国立劇場小劇場にて。
養蜂家が主人公というので好奇心抑えがたく…

ちょっと不思議なお芝居で、二人の会話が少しずつずれて、いろいろなシチュエーションを重ねていくというもの。多元宇宙論を語りつつ、作者いわく「ミクロの世界で手を尽くす(ミクロの世界?と、突っ込みを入れつつ読む私)養蜂」の世界を融合させ…
なんのこっちゃわからん。
プログラムを買ったんだけど、まだ、ちゃんと読んでいない。

会話というのは、コミュニケーションができているようでできていない。
一つの言葉の意味も、受ける側で変化するし、たった一言が相手を怒らせたり、うれしがらせたりもする。
人の数だけ宇宙があるともいえる。

そういうものと養蜂がどのように融合するのか…

「ミツバチには3種類がある。働き蜂とオスと女王蜂 (と生態を簡単に語りつつ)・・・それぞれの役割を果たし短い命を終えるミツバチの優雅なシンプルさが僕はうらやましい。僕たちはいろいろ悩みまくり、わからないことだらけだけど(物理学者の女性とのすれ違うシチュエーションと対話の数々のあと)、今、僕がわかっていることは…(と、ポケットから指輪を出す)君が好きだ!ということなんだ」

このシーンにミツバチが多用されていた。

このようなプロポーズの言葉に引用されるとは・・・。

養蜂が大きく物語にからんでくるのは、ほぼこのシーンだけかな。宇宙に対して、ミツバチという生き物を登場させることで、命を意識させたかったのかな。
ものすごく要約すれば、人生は短い、一瞬一瞬を大切にしよう。でも、それができないのが人間。だからこそ・・・みたいな感じ?

でも、主人公を養蜂家にする必然性は、あまり感じられなかった。
養蜂が趣味の農業をやっている男性ぐらいでよかったのでは?

というのが、プログラムで紹介されている養蜂が、銀座の養蜂なのよね。
職業ではない。
養蜂って、ああいう活動のことをいうと世間では思われているみたい。
プロの養蜂家にとっては、ショックかもね(笑
今や送粉昆虫としての農業への貢献の方が、ハチミツなどの生産物をはるかに凌駕しちゃっているミツバチ産業。
そんなことを多くの人は知らない。相変わらず3万匹のミツバチの巣箱を置いたら、ハチミツが採れた!などという記事が紙面をにぎわしている。そりゃあ、採れるでしょ。彼女たちはハチミツがないと生きていけないんだから。
というわけで養蜂なんて、誰でもできると思われているふしがある。だって、ハチミツをとってくるのはミツバチなんだもんね(笑

「養蜂」というやたらと最近、もてはやされる記号に頼ったお芝居だから、結局、その記号のイメージが人によって大きく違う。そういうものを職業に据えた作品だから、結局、なんだかよくわからないままに終わった。

まあ、私は、白状すれば、主演の一人の浦井健治くんが見たかった…のであります(笑 
紅顔の美少年も33歳になるとオジサンの影が〜。

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2014年11月29日

アリス・イン・ワンダーランド

武道館から、早1週間が過ぎてしまった…
さみしい・・・
あれは夢だったのだろうか。
ちえさま三昧の3日間、なんと幸せな3日間だったのだろう。
はあ、、、

気分転換に青山劇場の「アリス・イン・ワンダーランド」に行ってみた。
昨年から、ちょっと気になっていたから。

生瞳子(安蘭けい)さんも観たかったし。

瞳子さんは、これで昨年の菊田一夫演劇賞を受賞したそうだけれど、役作りがほとんどなし?という感じの役で、ああ、イメージ通りの瞳子さんだ〜、という舞台だった。まあ、それだけイキイキと舞台の上にいたということかな。

内容は、アリス・イン・ワンダーランドは、実はワンダーランド・イン・アリスだったみたいな感じ。
宝塚の月組でバウホールでやった明日海りお主演の小柳奈穂子作「アリスの恋人」の方が、内容がひねってあって面白かった。
今回のアリスは、最初から、なんとなく展開が見えているので、歌うまさんたちの、ちょっと変わったライブだと思えばいいのかな。赤の女王役の渡辺美里も、そのままみたいな役だったし。

アリスの娘役の唯月ふうかは初めて観た。
アニメのキャラっぽい声を出す子なんだな。

このところ宝塚が続いていたから、男性陣の声の迫力が気持ちよかったけれど、それをはるかに凌駕する歌声、それは濱田めぐみさま!やっぱりすごいな〜。気持ちよくて、鳥肌もん。
音響のせいか、私の耳の能力のせいか、イマイチ歌詞が聞き取れず、ちょっといらいらしていたのだけれど、めぐみさんの帽子やが出てきたとたんにとってもクリア。

瞳子さんは、さすがにうまいけれど、高音はちょっとかすれちゃうところも。
この日はスペシャル・カーテンコールの日で、抽選があったり、劇中歌を1曲歌ってくれたりがあった。
その間、瞳子さんとめぐみさんが手をつないでいて、とっても仲良しそうだった。お互いに認め合っているのかな。来年は二人で演じる公演も決まっているようで、実力派の二人がタッグを組めば、レベルの高い公演になりそうで楽しみ。

瞳子さんが子持ちで別居中の作家の役が似合うなんて。。。
ときおりパーシーか?みたなところもあったけど(笑
私の前の列にハマコさん(未来優希)がいらしたような。
憧れのハマコさんっ!レディ・ベスをハマコさんバージョンで観たかったのに果たせず残念。
タイタニックでリベンジしちゃおうかな。が、しかし、そのころはちえさまで忙しい・・・

ちえさまも、来年の今頃、いい舞台に立っていてくれるといいなあ。
と、またしても、ちえさまのことが頭から離れないのだった・・・

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2014年11月26日

REON in BUDOKAN と 風と共に去りぬ

まさにLEGEND誕生の瞬間に立ち会うことができた。

幸運にも、22日、23日2回、要するに3回とも観ることができた。
1回目は、アリーナの端っこの方だったので、ちょっと臨場感に欠け、まあ、予習かな、という感じで冷めた見方をしていたのだけれど、23日は1回目がアリーナのサブセンター、2回目が南西スタンド1階だったので、レジェンドの大きな渦の中にしっかり入ることができ、感動に次ぐ感動の1日だった。

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すべてがステキで、言葉にするのがもったいないので、なにも書かないことにする(笑
私が、ちえさまに墜ちた太王四神記の希望の鐘で胸が高鳴った。
そして、「君はどこに」は、スカーレット・ピンパーネルの時から比べて、本当にちえさまは成長し、進化したのだと深く納得させられるものだった。
どの曲もよかったけれど、やはり今までの作品の中からのナンバーが一番心にしみる。

23日の1回目は、85期の同期や高校のお友達も来ていて、8500人もいるのにほのぼのした雰囲気の中の公演となった。こういう空気感を出せるのも、ちえさまだからこそ。

武道館のど真ん中でブルーのライトを浴びてFor goodを歌うちえさまは美しかった。
いつまでも観ていたかった。
まさにLegend。

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千秋楽では、ちえさまの目に涙。
私たちの目からは、2時間近くずっと涙だった。

For good
その言葉の中にどれほどの思いを込めたのだろう。
きっとこの言葉を選んだときに、ちえさまは泣いたと思う。
どんどん涙もろくなるとのこと。
男役というものを研究しつくした人だからこそ、その役との決別は人一倍さみしいだろう。
あんなにステキなラブシーンができる人は、ほかにいない。
宝塚以外にだっていない。
ちえさまが作り上げたすべての役が、その作品の中で生きていた。
一人として同じような人はおらず、どのキャラクターも、思い返すと、そこにちゃんと今も生きている。
丁寧に役作りをし、キレキレのダンスをし、心に滲みる歌を歌い、フィナーレでは、満面の笑みを客席に贈る。

For goodのラスト「愛している」という言葉の深さをしっかり受け止めました、よ。

この公演は、宝塚色がものすごく排された内容だった。選曲も、衣装も、もちろん舞台展開も。
宝塚だと言われなければ、わからないだろうほどに。
これは劇団として、一つの実験でもあったのかな?
ちえさまは、新しいジャンルを劇団に置き土産にして去っていくのか。
ただ、その新しいものを受け継ぐ人はいるのか・・・それが大きな課題。
ちえさまの存在が大きかっただけに、95期前後が中心になる時代が来るまで、ちょっとした冬の時代が来るかも。

翌日は、きっと来る!と信じて、八王子オリンパスホールの「風と共に去りぬ」マチネ公演へ。
ものすごくりっぱなホールでちょいとびっくり。八王子を舐めたら、あかん。

DSC_2113.jpg そして、ちえさまご一行登場。

舞い上がってしまった。



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よすぎる席で、なんとちえさまご一行より前に座ることに。
前列には北川景子さん。後の列には樹里さん!
おかげで振り向けばちえさま♡

ちえさまご一行と一緒に観たからか、
あるいはお席がよすぎたからか、
紅子とことちゃんがこなれたのか、
宙組より、舞台がシンプルなのに面白かった。
不思議なことに幕前芝居が気にならなかった。前方で観たからなのか?
宙のときは2階1列目だった。うーん、なぜだ。。。
風共は、こんなに面白い作品だったのか?とまで思ってしまった。

ことちゃんスカーレット、ちょっと子供っぽいけれど、その分、表情がくるくる変わって、超自己中の女の困ったちゃん状態と可愛げが交差し、わかりやすいスカーレットだった。不思議といやな女だなと思わなかった。

あんるとの二重奏が素晴らしく、聴きごたえ十分。あんるがとってもよい。
若手がみんながんばっていて、観ていて気持ちがよかった。
はるこちゃんメラニーがとってもメラニー。
レンタがすごーくがんばっていた。舞台にいるのが楽しくて仕方がない感じがした。失明する役なんだけどね。
ミッキーのベルも、お品のあるマダムだけれど、よかった。
一人ずつほめてあげたいぐらい、みんなよかった。
ちえさま一行や樹里さん、北川景子さんなどが観ているから、はりきった?
みつるも、アシュレイっぽくて、紅との対比が鮮明でよかった。
マミーも、汝鳥さんに匹敵するぐらい愛にあふれたマミーだった。

で、紅バトラーは・・・
ことちゃんは、笑いを誘う部分とシリアスな部分の明暗がはっきりしていて、見やすい。
紅レットは、今まで観た中で一番粗野な感じ。やくざな感じ?でも、無頼漢じゃない。
レットは、良い家柄の出だけれど、格式や慣習にしばれるのがいやで、自由な生き方を自ら選んだ人。
だから、無頼であっても、粗野ではないはずなのだ。

いずれにしろ、かなめバトラーも、紅バトラーも線が細すぎる。
もう少し骨格ががっしりした感じがほしい。
役作りには、そういう見た目の部分も大きいだろう。
最近のジェンヌたちは、顔が小さすぎ、体が細すぎるような気がする。

私にとっては、ちえさまにどっぷり浸ったあともあるし、ときめくレットには程遠かったなあ。まあ、そもそもさゆみちゃんでときめいたことはないから、ごめんなさいm(_ _)m

ということで、大変楽しませていただいた風共だった。ようやく名作かもしれない…と思ったほど。
故里は緑なり、って、いい歌だわ〜。

画像は、タカラヅカ・スカイステージのタカラヅカニュースより。


タグ:宝塚歌劇
posted by 風土倶楽部 at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月11日

能楽

寝なかった・・・

奇跡だ!

私、能は苦手。なのに能楽堂の空間が大好き。

だから、なんとか能そのものを理解したいと思い、何度か最近チャレンジ中。
ついに今回、2時間50分ほどの公演の間に意識が飛んだのは10分足らずだった。
ようやく少しだけ能に開眼したような気がする。

宝生流と金剛流の合同演能会で、両流派の若手の宗家がシテをつとめた舞台でした。
宝生が「巻絹」、金剛が「小鍛冶」という演目。

お席が脇正面の最前列。
席についたときは、困った。寝ちゃうのに…

と思ったのに、なんとちゃんと目覚めていたばかりか、かなり陶酔していた。
地謡の方たちが、真正面なので寝るわけにもいかないとうのももちろんあるけれど、眠くなることもなく、能に浸ることができた。

あの足の運びはなんなんだ!まるで体重を感じさせないムーンウォークさながら。
この世のものではないものを演じるのだから、当然といえば当然だけれど、これが能なのか!
力強い謡、鼓と笛の緊張感のある音色。。。

宝塚の舞台は、ものすごく凝ったもの。
一方で能の舞台は、松を描いただけの能舞台。
なのに、ものすごく奥深い世界が展開する。
舞台の面白さだわ〜。
どちらがいいとかというものではなく。

450年ほど続いてきた文化の一端に触れることができた素晴らしい機会だった。

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posted by 風土倶楽部 at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月09日

東京高等学校文化祭演劇部門中央大会

東京芸術劇場シアターウエスト&シアターイーストで開催された東京高等学校文化祭演劇部門中央大会にて。
京華学園演劇部による「いのち〜ヌチドゥティーチ〜」は衝撃的な舞台だった。
舞台は昭和39年の東京オリンピック開催中の京華学園放送部のスタジオ。校内放送をしながら、企画を考えているうちに、今の日本の繁栄をもたらしたのは戦争のときに勇敢に戦った人たちがいたからだ。なので、それをテーマに放送劇をつくろうということに。すると生徒の一人が、お母さんがひめゆり隊のメンバーだったと言いだし、その体験談をもとに企画を書くことに…。
その後の展開は、お母さんがひめゆり隊で本当に体験したこととは?
回想のかたちでひめゆり隊が追いつめられていく様子が描かれる。

部室の女子高校生たちの会話がとんでもなく元気で、いったいどんな内容の話なのか…と思っていたら、とんでもなく深い話で、観ているうちに気が付いたら、涙が頬を伝わっていた。
ひめゆり隊は、国家にも、日本軍にも見捨てられ、圧倒的な軍事力で展開する米軍が蹂躙する戦場に放り出される。でも、軍国少女に育てられた少女たちは、素直に米軍に投降できない。
舞台の上に本当にその当時のひめゆり隊が出現したような気分になるのは、同じ年頃の少女たちが鬼気迫る演技で演じているから。その迫力たるや…

彼女たちをここまで駆り立てるものってなんなんだろう。
今、このときだからこそできるこの作品を選んだ京華学園演劇部、その心意気に打たれた。
同じ年頃の名もない少女たちが演じるひめゆり隊。
ラストに一人ひとりのひめゆり隊の少女たちが、なりたかった職業を一言ずつ言うシーン。少女たちの未来が奪われたというのが実感として胸に迫る。

この脚本の作者は顧問の先生。
練習は、体があざだらけになるほどの激しいものだったとか。
簡素な舞台に戦場をつくりだした演出は、お見事だった。

結果は三木賞で3位だった。
ほかにも2校2作品を観てみた。いじめ、震災、日々の不安、などなど、高校生の日常や不安、夢が垣間見れて、とっても面白かった。ちょっとクセになりそうなイベントだった。

posted by 風土倶楽部 at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする