2014年10月27日

演劇人祭特別篇

歌舞伎座で開催された「演劇人祭 特別篇」
5年に一度開催されているものだけれど、今年は松竹が歌舞伎座で歌舞伎興行を始めて100年、宝塚が100周年ということで、4年目に特別篇として開催されることに。
歌舞伎座は、女性で占拠されとりました。ちえさまファン、どれだけいるねん!

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Fotor_141444577567277.jpg 45分ほど前に友人と待ち合わせをするので到着したら、歌舞伎座の前で植爺にばったり。
入場するのに並んでいたら、小林公一理事長が2人前に並んでおられた。
歌舞伎座なのに宝塚していて、うれしくなっちゃった\(^0^)/



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あきらめていたチケットが、まるでちえ神さまが降臨したかのように手元に降ってきて、行くことができた。
総合司会は檀れい。美しい…

まずは座談会が約50分。
出席者の共通項として海外公演がテーマに取り上げられた。
コーディネイター役をしていたのは、世田谷パブリックセンターの永井多恵子さん。
やはりツレちゃん、トークがうまい!
パリ公演では、テレビに招かれて出演したときに、いじわるな司会者に「レビュー本場のパリに、よくも日本からレビューを持ってきたな」といきなり先制パンチ。それに対して、「ものすごく勉強して、お稽古してもってきた。あなたたちも、勉強して歌舞伎を日本に持ってきたら?」と返したら、司会者が二の句をつけなかった。やるなあ〜。

それ以外にも、布で波を表現する舞台をやったら、拍手喝さいだったとか。日本じゃ、どうってことないのに。
なにかを披露する前に日本では、まず拍手をするけれど、あちらでは終ってからが基本。
上級生と下級生の上下関係も、今日の檀れいが直角にまがって、よろしくお願いしますのあいさつに来たのを、がんばってねと鷹揚に返したとか。。。楽しませてくれました。
植爺は、檀れいの中国公演のときの人気のすごさに驚いたと引き合いに出していた。
海外公演は女性ばかりで大変でしょうという永井さんに、「音楽学校のときから団体で鍛えているから大丈夫」とのこと。

松竹副社長や梅玉さんの話は・・・・素通りしちゃった。すんません、ヅカファンなもんで…(笑

玉三郎さまと中車さんの「瞼の母」の朗読劇は、聞かせていただきました。
忠太郎、かわいそう・・・
でも、9歳のときに死んだと聞かされてきた母にしたら、今、穏やかな日をここでもうけた娘とともに過ごしているのに、本当かどうかもわからず、いきなり来られても抱きしめるわけにはいかない。それも渡世人になって現れた息子を。母には母の事情があった・・・
今なら、遺伝子で判明するのにね。母を恋う忠太郎の心情がものすごく伝わってきた。さすが中車、というより香川照之だったけど。

ここですでに1時間半ほど経過。いつもなら休憩に入るところが、そのまま続行。
いよいよ「宝塚歌劇100 夢紡ぎ続けて」に突入。
ルンルンしていたら、まずは100年の歴史を殿堂とかでやっていた映像で見せられた。
それ、もう、よくわかってますから〜状態のヅカファンたちも、大人しく観る。
歌舞伎座だから、いい子にしてないとね。

そしていよいよちえさまご一行の登場!
袴姿の薄化粧。とってもさわやか〜。
吉田優子先生のピアノで、まずはモンパリ、花詩集(だったかな?)などをことちゃん、ちえさま以外で歌い、毬乃ゆいが虞美人草をソロで。
その後、ちえさまがなんと!越路吹雪の筏流し、こーちゃんファンの我が家にとっては垂涎もの。
この間、バックには当時の映像が映されている。

そして、ベルサイユのばらの大成功が紹介され、ことちゃんがアンドレのセリフを言ったあとに「白ばらのひと」を歌った。これが、もう、なんとも素晴らしくて、聞き惚れました。ことちゃん、すごい!

そして、そして、なんと!ちえさまが最後のダンスを披露。
思わず椅子から飛び上がって喜んでしまいそうだった。

袴姿で歌うちえさまの最後のダンス。そんなものを観て、聴けるなんて…夢にも思わなかった。
来れてよかった・・・しみじみ・・・

が、「最後のダンスはおれぇのもの♫」のところが、ちょっとはぎれが悪かった。
どうしちゃったの?ちえさま。
でも、これは帝劇エリザベートの予告なのか?と勝手な妄想(笑
終わったときの拍手がものすごくて、会場の9割はちえさまファンだと確信。

最後に全員で100周年の式典の歌とすみれの花で終わり。
舞台を一巡して、花道に出て、ちえさまは3階、4階が見切れない場所でちゃんと止まって、いつものように視線を上にも送っていた。

袴姿のちえさま・・・シミュレーションしちゃって、うるうるしてしまった。
次に袴姿をみるのは・・・いや、お正月がある、いきなり3月、5月じゃないはず・・・。
でも、あのお姿で大階段を下りてくる日が…ぐすっ。

宝塚組の出番はあっという間だった。
ここで20分の休憩で、梅若玄祥さんと藤間勘十郎さんの舞踊「花月」と、いよいよ人間国宝、坂東玉三郎さまの「鉤簾の戸(こすのと)」という恋の情緒を描く「艶もの」の代表作の地唄舞に。

花月の方は、能の「花月」から清元による演奏の舞踊作品とやらで、なんだかよくわからなかった。
ただ、勘十郎さんの扇の動きを見ているだけで幽玄の世界に引き込まれそうなことは確か。
先日、能楽堂で観た「桜の森の満開の下」は、この方の企画と演出。なるほど、この世界があってこその、あの世界だったのね、と得心。

そして、ラストを飾ったのが玉さまの地唄舞。
舞台の上に妖気が漂ってましたね。
女というよりも妖女。男でもなく、女でもなく、そういう生き物。
それはちえさまの舞台姿にも通じるものがある。
玉さまも勘十郎さんの踊りにも、ねっとりと重くなった空気を割くような扇や指、手の使い方がある。
ちえさまの指先や振りの動きと重なって見えた。

舞台の上だけに存在する不思議で、たとえようもなく美しい生き物たち。
いいものを見せてもらったひとときだった。
こんな舞台に引き寄せてくれたちえさまに、またまた感謝でした。

さて、いよいよレジェンドに向けて動き出すちえさまなのだ。

演劇人祭は、11月30日0時から1時半にBSプレミアムで放送されるらしい。
2時間50分が1時間半に短縮されての放送。宝塚の部分はカットしないでそのまま放送してね!

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紅子が急病で出られず。どうした!さゆみちゃん。大切な風共が待っているというのに。
ただ、この日の流れでは、いなくてもまったく大丈夫だった。
いたら、なにを歌う予定だったんだ?
大きな謎が残ったのでありました(笑




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2014年10月24日

観劇日記 雪組「伯爵令嬢 ―ジュ・テーム、きみを愛さずにはいられない― 」

あーん、もう、いやーん!
少女マンガの世界が日生劇場の舞台に出現しちゃったじゃないの〜。
何十年ぶりかのこの甘酸っぱい雰囲気。
おばさんは、懐かしいような、恥ずかしいような、いたたまれないような、でも、ずっと観ていたい、なんともあわあわな気分の2時間半を過ごした。

眠くならない!
だって、波乱万丈すぎるんだもん。
なんせ海難事故が3回も起きるんだから。
そのたびに助かっちゃうコリンヌ。
一度はタンカーにぶつかって沈没(連れている猫まで一緒に助かる)、一度は自ら橋から転落(リシャール、目が見えるようになったのに、なぜ飛び込んで助けない!でも、いつの間にか自力で助かったようで、いきなりアランの目の前に現れちゃう。さすが少女マンガだ・・・)、一度は飛行船が炎上して、海に落ちる。それ、普通助からないっしょ。おまけにみんな助かっている。

こんな内容の舞台で、ちぎ&みゆ、一つ間違えると絵空事が空虚になるのに、そのぎりぎりのところをよくぞ!
ベルばらみたいに史実の上にのっかっているフィクションじゃないから、より一層大変。
マンガの世界にリアルをちょこっと持ち込み、夢の世界を展開する。宝塚の真骨頂だな〜。でも、途中はらはらするところもあり。だから、眠気が襲ってこなかったのか?(笑

唐無稽なマンガを舞台で再現するって、つくづく大変な力技が必要だと痛感。
ちぎちゃん、みゆちゃん、お見事!いいトップコンビが誕生だわん。
雪組、いい組だなあ〜としみじみ。

内容は、前述のように突っ込みどころ満載。まあ、少女マンガだからね。
アランがコリンヌにビンタされて一目ぼれから始まる恋物語。
僕のはねっかえり、なーんて少女のころはみんな呼ばれてみたいもの(だったよね?)
リシャールの目は、手術で完治しちゃう。ペルエポックなパリでは、なんだって夢が叶っちゃうのだ。
伯爵のおじい様とお母様は、簡単にころっとアンヌにだまされちゃう。
伯爵家、危うし!少女マンガには必須アイテム。

ひたすらマンガな世界なのかと思いきや、ジャーナリズムに切り込むとは…生田くん、やるなあ。ま、深堀はしていませんけど(笑 あ、生田くんじゃなくて、原作にあるのか?
朝日新聞問題が大きな社会問題になっている今、産声をあげたばかりのジャーナリズムの初々しさが、新トップコンビの熱さによくマッチしていた、ような気がする(笑

舞台がなかなかよく考えられていて、飛行船の事故や海難事故(やたらと事故が多くて、おまけに人が死ぬ…メルヘンな世界なのに。いや、メルヘンだからこそ、か?)がうまく表現できていた。
娘役たちが、海のニンフのようになって海を表現するあたりも、マンガな世界観とマッチしていた。

個別にみると、
キングががんばってた〜。悪役を気持ちよさそうに。
相棒役の有沙 瞳、うまいなあ。もう一人の主役でした。彼女がすべるとアウトな内容だもん。
老け役で執事の真那 春人、この人もうまい!ちゃんと仕事していた。
大がおじい様役!ほとんど歌なし。そして、なんとラストには圭子さんとデュエット。それってさあ〜・・・(笑 でも、そこそこ新境地を開拓できていた。
その圭子さんの歌、聞いているだけで涙が出てくるほど。すごい人材だ。
夏美さんの侯爵も、安定の演技で盛り上げてくれる。
煌羽 レオが、私の目には目立ったなあ。
ともみん、ステキだった。かすかにドキドキした(笑 スタイルがいい人なんだとあらためて思った。
しょうも、中途半端なリシャールの役をうまく存在感を出していた。、

ちぎちゃんの壁ドン、後ろから抱きしめ、ベッド押し倒し、かなり思い切ってやっている。もう少しだけ体格がよかったら、もっとドキドキするんだけどなあ。でも、ステキだった。ルパン、大丈夫!と確信。

そして、そして、みゆちゃん。逸材だわ〜。娘役をいつまでも観ていたいと思わせられるなんて。
かわいいし、変幻自在だし、ちぎちゃんにちゃんと合わせられる。すごい娘だ!
これから、どんどん新しい顔を見せてね!

マンガを人間がやる、それも舞台で。
こんなことを実現できるのは宝塚だからこそ。
舞台に密度があるから、ウソも楽しめる。
ウソがほころぶことなく、2時間半。特にアラン&コリンヌの役作りは相当に難しかったと思われる。
きゃっ!となるほどあまーい作品だけれど、宝塚、レベル高い!

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外に出ると5時すぎでもう真っ暗。
宝塚大劇場には、ちえさまのポスターが!
1か月後だ〜。

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2014年10月18日

観劇日記 「綺譚 桜の森の満開の下」

セルリアンタワー能楽堂にて「綺譚 桜の森の満開の下」を観劇。
坂口安吾の短編「桜の森の満開の下」を藤間勘十郎が構成・演出。

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登場人物は3人だけ。
中川晃教が山賊、市川ぼたんが女、いいむろなおきが、パントマイムで狂言回し役?

生首がたくさん出てくるおどろおどろしい話なんだけれど、「桜の森の満開」という言葉だけで紡がれる世界観が美しく、はかなげで、華やか。ただ、言葉だけなのに…。

桜の花が咲き乱れているほんの短い間の、あの心を騒がせる感じと、たとえようもない孤独がなぜこんなにマッチするのか。命とはそういうもの?

とても意欲的な構成と演出で、始まったときから、胸騒ぎのようなものが迫ってきた。
能舞台というのは、もともと幽玄の世界への窓口だから、もうその空間に足を踏み入れたときから、気分が変わる。能は寝てしまうので、苦手だけれど、能楽堂はとても好き。身を浸していると心が休まる。

鼓とドラや太鼓で一人、笛で一人、二人の女性が音楽を担当。
これがなんともいえない効果をもたらしていて、どんどん世界観に引きずり込まれる。

いいむろなおきのパントマイムで始まるのも、その思いに拍車をかける。
市川ぼたんの美しさは、まさに幽玄の世界にぴったり。
生首をほしがる絶世の美女。それぞれの心に棲む鬼とは、このように美しいものなのか?

中川晃教だけが現代的な風をもっていて、能役者や歌舞伎俳優ではないことが現代のわれわれとの架け橋となって、身近に感じられる。会場は、中川ファンが多いのか、女性客が大半だった。

能楽堂は300人ほどのキャパ。
舞台装置が簡素で、音楽も二人だけだから、シンプルなんだけれど、奥行きが深い。
このキャパで、この内容を味わえるのは、ある意味贅沢だと思った。

文化庁芸術祭参加公演。
能楽堂での意欲的なお芝居を、もっとやってほしい。

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2014年10月14日

観劇日記「道化の瞳」と十月大歌舞伎夜の部

食わず嫌いだと、ものすごく損をしているかもしれない…と、誘われるとつい重い腰をあげてしまう。
そんな公演が2つ続いた。

2つとも悲しすぎる物語だった。

ひとつは、友人に誘われて行ったシアタークリエの「道化の瞳」
そもそも道化というのが、ちょっと苦手なアイテム。

で、やっぱり苦手だった…(笑

お話は、ガンで入院している少年が主役で、彼が入院している病院のスタッフと盲目の母親の心情をつづったもの。
どうして、難病なうえに、母親まで盲目という不幸を重ねる設定にするのか。
人のやさしさと、人には必ず役割があるということをテーマにしているのだけれど、悲しすぎるなあ。
ラストには、鼻をすする音が会場に満ちていたけど、私は泣けなかった。

劇中劇まで悲しすぎて、悲惨すぎて…。
どうしてこんなに人は泣きたがるのだ?

元ジェンヌのゆみ子(彩吹真央)さんと、れみちゃん(白華れみ)は、ステキだった。
ゆみ子さんは、もうすっかり女優だなあ。それも癒し系。
男役の匂いがしない。
昨年、観た「ロコへのバラード」と似たキャラクターだった。

もうひとつの公演は、10月大歌舞伎夜の部。

DSC_1569.jpg菅原伝授手習鑑
道行初音旅
鰯売恋曳網

手習鑑が、これまた悲しい。
忠義のためにわが子を主君の子供の身代わりに差出し、切られた首を父親が主君の子供だと証言するというのも。

どんなに忠義ものだといっても、子殺しはあかん。
ぜんぜん受け付けない。
おまけに首実検で、小さな子供の首が出てくる。

血なまぐさすぎる…。

悲しすぎて、泣けない!

会場は、すすり泣きが満ちていたけど。
歌舞伎通の友人によると、これは型を楽しむ演目なんだそうな。

理解不能。

まあ、江戸時代や戦国時代にはあったことだとは思うけど。
が、歌舞伎のわけがわからんところは、時代考証がめちゃめちゃなこと。

いったい何時代なんだ?
武家の女がお引きずりで着物を着ている。NHKの大河ドラマでも、なかなか出てこない着方。

最後の鰯売が面白かった。三島由紀夫作。
明るくて、ばかばかしい話で、力が抜けまくった。
歌舞伎って、本来、大衆のものだから、この程度のかるーい感じがいい。

七乃助の女形が、とーっても美しかった。
男が女をやると、どうしてあんなに色っぽいのかしら。
宝塚は、この逆なわけで…。

男役、女役、面白いなあ。
歌舞伎は、女形を観るものだね、少なくとも私にとっては。

さて、来週は、いよいよちえさまが、この歌舞伎座の舞台に上がられるのだ。
うふふ。

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2014年10月13日

宝塚歌劇団 大運動会

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なんと幸せな夜であったことよ…涙、涙、涙たらーっ(汗)
100周年で、10年目に星組が優勝するのを目のあたりにできたばかりか、その優勝を言い渡される瞬間のちえさまをオペラ越しとはいえ、真正面でとらえることができた。
星組席をゲットしなかったのは一生の不覚と思っていたけれど、本部席すぐ上の一般席で大正解だった。

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ううっ…涙たらーっ(汗)

一緒に涙しました。

運動会なんて、どうせ誰が誰だかわからないほど小さくしか見えないし、なにがなんだかわかんないで終ると思っていったのだけれど、

これが、なんと、とんでもなく楽しい超ド級のエンターテイメントだった!

って、ヅカファンでないと、わからないコーフン状態なんだけどね。

ちえさまのぷりぷりお尻をチェックしたり、
ちえさまのりっぱなふくらはぎをチェックしたり、
ベンチから、飛び出て応援するちえさまをチェックしたり、

って、結局、ちえさまばっかり観てたわけで…。

まあ、時折、ちゃんと競技も観ていました、、、よ。

なんといっても、ヅカらしい競技は、ダンシング玉入れ。
玉入れなんだけれど、途中、中断して、ダンスを披露する。
もちろん星組しか観てないわけで…
でも、ねねちゃんをリフトしてくるくるまわるちえさまをみて、絶対、優勝するね、と、あの瞬間に確信。

めでたく玉入れは1位に、綱引きも、ちょっとトラブルはあったものの、めでたく1位。
リレーは2位。
総合優勝は、星組!

よかった、よかった。
こんな楽しいイベントは、もうないかも…

いや、武道館があるではないか!

次は武道館で、またまたヅカ友と盛り上がるのだ。
宝塚は、ちえさまは、アンチエイジングの最強のサプリメントだと、つくづく思う今日このごろ。

来年5月10日から、急に老けこんじゃうかもなあ…。
ちえさま、お願いだから、現役を貫いてね。

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運動会3.jpgグッズを買う人で長蛇の列。
ヅカ友がTシャツをゲットしてくれた。
タオルも、発売と同時にヅカ友がゲットしてくれた。
ちえさま団扇も。
持つべきものはヅカ友。

10年に一度と言わず、オリンピックと同じに4年に一度ぐらいやってほしいなあ。

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2014年10月09日

東海高校カヅラカタ歌劇団海組第12期公演「眠らない男」

行っちゃった〜!
観ちゃった〜!

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ヅカ友と、妙に盛り上がって、抽選のはがきを出したら、すぐに返事が来た。
東海高校は、愛知県でナンバーワンの進学校。
超エリート学校らしい。

なるほど、さすがにエリートたちでしたね。

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パンフレットは300円。宝塚のパンフをそのまままねっこ。

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まず、驚かされたのは、譜面おこしから始めたこと。
180ページにわたる楽譜を一人の学生がDVDを聞いて、オーケストラの楽譜にしちゃった。
それ、普通の高校生には無理でしょ。
自らタクトを振っていましたっけ。

おそるべし、エリート。

そして、ピアニストがすごい。オケを補う、補う。
後半部分なんて、ピアノに聞き惚れてしまった。
それもそのはず、全国の高校生コンクールで2位になっているのだ。
帰りに校門のところで、11月の音楽会で弾くというご本人がチラシを配っていたので、芸大に進学するの?と聞いたら、「いえ、しません」とのこと。たくさん才能があるってステキ!

おそるべし、エリート。。

肝心の舞台はというと…
マルモン役が、あの長いセリフをぜんぜんかまずに、なおかつ、ちゃんと演技をしていた。
今回の役者の中では、一番役者っぽかった。

ナポレオン役は、1幕と2幕で入れ替わるWキャスト。
青年がナポさまを演じるというのは、それなりに面白いと思った。特に1幕は、年齢的に近いから、その部分でリアリティがでる。が、残念ながら、二人とも、もうちょっと勢いがほしかったな。草食系のナポさまだった。肉食系のちえナポさまに慣れたちえさまファンにとっては、物足りない。男の子なんだからさあ…。

ま、エリートだから、草食系・・・仕方がないかもね。

私が一番注目したのが、団長が演じるジョセフィーヌ。
やるじゃないですか。
年上の世なれたオンナの感じが時折ふっと出て、ねねジョセフィーヌを一瞬しのぐ場面もあった。
よくあんなに高い声が出るなあ。

マリー・ルイーズはとっても美しかったし、タレーランは完全みっちゃんコピーで見せてくれた。
あの宝塚の豪華な舞台をどんなふうにやるのかと興味津々だった。
場面展開は、当たり前だけれど、周り舞台などないからカーテンだけ。それでも、間のびしながらも、最後まで飽きさせずに見せてくれた。
全体に思っていたよりも完成度が高かった。

そして、一番驚いたのは、ちゃんとフィナーレまでやること。
↓ラインダンス。

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この公演にいったいどのくらいの時間を費やしているのだ…。
それを許しているばかりか、全面協力している親たち。

おそるべし、エリートたちと、その家族…母たちの力が大きい、とみた。

最後に原作者の小池修一郎氏が檀上に登場。

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昨年も来ようとしたのに、台風にはばまれ、公演が中止になり、すごすごと帰ったそうだ。
こんなに全力で再現しようとしてくれるなんて、やっぱりうれしいよね。

顧問の久田先生は、「宝塚ファンの人たちに喜んでもらえるのが一番うれしい」そうだ。

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はい、宝塚ファンとして、しっかり楽しませていただきました。
観ているうちに、やっぱりええ作品やん…音楽もええやん…あ、ちえさま…ちえナポさま……
結局、ちえさまを思い出し、懐かしくてたまらなくなり、ちえさまを観たくなり、ちえさまの歌声を聴きながら帰路に着いたのでありましたっ!

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会場は平面だから、ちょっと見ずらい。満席だった。

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廊下で音響スタッフが頑張っていた。2幕でナポレオンのマイクが故障していて、ちょっと残念。

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校庭にわざわざ展示してあった。ナポレオンの紋章にはミツバチが必要なんだけどなあ。残念。

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美しいマリールイーズとタレーラン。

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出待ちのみなさんと。

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Tシャツまで真似っこしてる〜(笑

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2014年10月03日

宝塚大劇場「The Lost Glory 美しき幻影」「パッショネイト宝塚」

6回目を観劇。
今回はSS席。6回のうちで、一番ちえさまに近づくことができたお席。
夢のような空間で、ひたすら息をするのも、瞬きするのも、もったいなく観ておりましたっ!

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ロスグロは、とど様主演にようやく慣れることができた。
まあ、仕方がないよね、と。
でも、とど様のカマキリみたいなふわふわした動きが気になっちゃって。
あれはタメなんだろうか…。

ちえさまは、登場シーンから、言うことなし。ひたすらかっこよく、悪くて、素敵で、くらくら。

でもね、ディアナと話すあたりで、ちょっと眠気が…。
あ、これから、とど様との勝負シーン、しっかりしなければ!と自分にカツを入れた。

やはり、あの結末は、どうしても、とってつけた感があるのよねぇ…。
ロナルドの狂気は、十分予測できたはず。
銀橋の上でロナルドを馬鹿にして、高笑いするシーン(ちえさま、素敵♡!)があって、十分伏線になっているからこそ。
ショーヴラン的な終わり方だったらよかったのに。

1920年代の勢いや、その時代の空気感は、舞台装置や音楽でとってもよく表現できていると思う。

まあ、今回のお芝居の方は、パッショネイト宝塚を観るためのおあずけ時間みたいな感じかな。
パッショネイト宝塚は、始まりから終わりまで息もつかせぬ充実度。
稲葉先生、素晴らしい!
ちえさまのオーラを存分に浴びさせてくれるショー。いうことなし。
カポエイラをはじめ神々しいまでのオーラ!
大満足!


posted by 風土倶楽部 at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月25日

観劇日記 花組「エリザベート」

宝塚大劇場の前楽を観てきた。

うーん・・・みりおファンに怒られるか・・・
でも、正直に言っちゃおう。

まさかの寝落ち。
それも何度も。。。

徹夜組が出るほどの大人気公演なのに。。。と思いながらも、うとうとしてしまう私。
一路真輝の退団後の日生劇場(帝劇だったかも)、2年前のOGガラコンサートの2回のエリザベートを経て、ようやく初の宝塚版エリザベートを観ているのだよ…と自分に言い聞かせても、うとうと。
一緒に観たヅカ友たちも、寝落ちした人多し。

緊張感がないのよ。
ドキドキしないのよ。

なぜ…。

みりおトートは、美しいし、お歌は上手。
なのに、なのに・・・。
「愛と死の輪舞」からすでに朦朧としはじめ、「私だけに」「最後のダンス」も半分ぐらいしか覚えておらず、ぼんやり…

全体に地味〜、なのよ。

みっちゃんフランツはうまいけれど、マザコンフランツの感じではない、かなあ。

ゆずカレールドルフは、歌が課題。あれはない。ちょっとちやほやしすぎじゃないの?
かなり中腰で歌っているのが原因?

だいもんルキーニは、この人、トップになれると思った。みりおとでは、両雄並び立たず。だから組替え?

一花ゾフィー、大河マダム・ヴォルフは、迫力にイマイチかける。

マイティ・マデレーネ、どうしてマイティでなければいけなかった?
腕なんかムキムキ。足も。

掘り出しものは、あきら!その分、キキちゃん、影が薄かった。

らんはなエリザ。及第点だけれど、時々アニメ声になる。「長い春の果てに」のエヴァがちょこちょこ顔を出す。もうちょっと大人の女の雰囲気がほしいかな。

星組の熱さ、濃厚さになれちゃっているから、物足りないのか・・・。
このエリザに徹夜組が出る現実、みりお人気らしいけれど、正直言って、よくわからない。
そもそも宝塚版エリザベートのエリザベートには、ぜんぜん共感できないので、仕方がないかな。
時代の狂気と、エリザベートの狂気が共鳴して、レマン湖へとつながる。
なのにヅカ版は、トートとエリザベートのロマンス物語になっちゃっているから、単なるわがままお姫さまの一代記にしか思えない。でも、みんな、なぜか大好き。ヅカ友が「渡る世間は鬼ばかり」が好きなのと同じと言っていたけれど、言いえているかも。

曲は、どれも名曲なんだけどね。

それでも、みりおちゃんは、好きだけど。
今まででは、「春の雪」の清さまが、一番いいかな。



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2014年08月18日

宝塚大劇場「The Lost Glory 美しき幻影」「パッショネイト宝塚」

今日、千秋楽だったロスグロとパッショネイト宝塚。
初日から、もう1か月がたってしまったなんて。。。はあ、さみしい。
結局、4回観てしまった。

「The Lost Glory」の方も、歌が耳になじんでしまうと、1920年代のアメリカっぽい音楽でスタイリッシュな舞台にはなっている。
初日のショックがかなり遠いものになった。
が、やはりラストは納得できないけどね。

パッショネイト宝塚の方は、観れば見るほど、素晴らしい構成で、ちえさまと星組を堪能できる。
特に今回特筆すべきはねねちゃん。
ロスグロの方でも、信念をもち、一族に反対されようが、自分が選んだ人を愛し抜く強さをもった女性を好演。
レビューの方では、存在感がとても大きく、ちえさまと対等。
だから、二人のデュエットダンスの2回ともが、とんでもなくステキで釘付けされてしまう。
「愛の夜」の方は、この二人にしか出せないねっとりとしたエロスを品よく濃厚に(これは最高に難しい)出しているし、最後のデュエットダンスの「記憶の交換」では、一つの完成形を見せてもらっていると実感。
いつまでも見ていたいようなシーン。

どの歌も、とてもステキで、1時間のレビューがあっという間に終わってしまう。
特に好きなのが、フィナーレの曲でもある「そして愛、深い愛・・・」で始まるナンバー。

柚希礼音という稀有なスターの一番の魅力は、男役なんだけれど、そこに深く隠された母性愛だと私は感じている。それは宝塚そのもの。100年続いたのは母性が支えたから。その深い愛を感じさせる「海」のシーンは、レビューとして秀逸だと思う。カポエイラもすごいとは思う。ちえさまはじめ、全員のパワーと技術を見せつけてくれる。でも、私は、「海」からフィナーレまでの流れが大好き。何度でも何度でも観たい。

ネットでぐぐってみたら、下記のような歌詞が出ていた。
稲葉太地氏、いい仕事するなあ。

言葉はすぐに消えてしまう
記憶もやがて色褪せていく
けれど胸に燃えた炎それだけは消えずに
時を越えて受け継がれこの胸に生きるよ
それは愛 深い愛 繰り返される命の奇跡
嵐の中潰えることなく 永遠に燃え尽きぬ愛

完売チケットだけれど、東宝でもゲットできたので、また星組全員に会えると思うと、本当にうれしい。
ロスグロは、やっぱりちょっと眠くなるんだけどね(笑

3回目

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タグ:宝塚歌劇
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2014年08月10日

2回目の星組「The Lost Glory 〜美しき幻影〜」「パッショネイト宝塚」

初日から、ようやく2回目の観劇。
ロスグロの方は、1回目のときのアナウンスがちえさまでなかったこと、主役じゃないことは織り込み済なので、今回は余裕。
とはいえ、やはり先の読めすぎる、ワクワクドキドキ感のない凡庸な作品で、途中ちえさまの出ていないシーンはつい眠気が襲ってくる。
あまりにゲンキンな自分に少々あきれ返る。
なので感想はなし。
アルマーニのスーツ姿のちえさまは、ますます細やかな悪を紡ぎだし、もうその悪に酔うのみ。
船上シーンだったかな(?)で、開襟のシャツを着ているちえさまの色っぽさときたら、オペラを離せず困ってしまった。あそこまで開けちゃっていいの?

パッショネイト宝塚は、2回目にして、その魅力に開眼。
最初から最後まで、目をそらすことができない。
冒頭のちえさまのソロダンスに始まり、怒涛のシーンが続いていく。
ロスグロでできなかったドキドキワクワクが全開する。
ブルーとブラウンの衣装がとっても素敵!

紅船長のお導きで訪れるジャングルでの、まさこさんイルカトッキ―を中心にしたシーンは、とにかく楽しくて、楽しくて、、、。目がいくつあっても足りない。

その後のちえさまとねねちゃんの「愛の夜」は、私が観た回はものすごく濃厚で、スミレコードは大丈夫なの?というぐらいドキドキさせられた。
こういうデュエットダンスができるのは、やはりちえねねならでは。

カポエイラも、まこっちゃんの歌声で引き込まれ、メンバーの動きに魅了され、そこに神様のちえさまが登場。どいちゃんと蹴りまわしをする。これも息をするのを忘れてみてしまうほど。

このあと、さゆみちゃんがしっとり歌い上げ、ここからフィナーレまで、あっという間。
ちえさまの太陽のシーンでは、涙が出てきてしまったほど。
細かいところは覚えていないけれど、この昂揚感は、ちえさまと星の組子たちならではのもの。
スカイステージのナウオンで、ちえさまが「星組、すごいって思った」と語っていたのを共感できた。

パッショネイトだけ、2時間半やってほしい〜。



タグ:宝塚歌劇
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2014年07月27日

M&Oplaysプロデュース「鎌塚氏、振り下ろす」

面白かった。
笑えるコメディは貴重。

シリーズもので、今回は3回目。そして、東京千秋楽。
初めて観た私には、ちょっと?なところもあったけれど、まあ、そんなに複雑な話でもないから、問題なし。

「完璧な執事」鎌塚アカシ氏を中心に、アイドル女中の上見ケシキ、堂田男爵夫妻と従者スミキチはお決まりの登場人物、らしい。今回は、父親を亡くして以来引きこもりになってしまった貴族院議員中之院レイジロウの屋敷が舞台。
貴族院があるという日本の架空の時代。

堂田男爵一派が、貴族の立場をますます強固にする法案を国会で通そうとしており、中之院一派にも加担するように迫るために屋敷を訪問してくる。
レイジロウは、存在しない使用人が見えているかのようにふるまうなど奇行があり、心配したアカシは、かつてレイジロウの父に仕えたことがある父を助っ人として呼び、執事の一人にしてもらう。

肩の凝らないかるーいタッチのコメディで、緊張感もあまりなし。

完璧な執事の定義は、どうやらないようで、四角四面な感じのアカシ役の三宅弘城のイメージでよい、みたい。
なぜ、執事が主役なんだろう…。
執事を主役にするために貴族院制度がある設定になっている、みたい。
ご主人さま第一に考え、行動する執事。そこに私事がちょこちょこ入り、そこが笑いにつながっていく。
制約がないと笑いにならないもんね。

ともさかりえは、コメディエンヌとしても手なれたもの。
中盤で突如として「WOMAN」を屋根の上で歌いだすのだけれど、唐突だけれど、アイドル女中だもんねと、なんとなく納得させられてしまった(笑 

ベンガルが、またまた懐かしくて…お歳を召しましたね〜。とぼけた感じは健在。

ゲストの北村有起哉は、あまり楽しそうじゃなかった。そういう役だから?
一人だけ重い感じがしてしまった。出てきたら、笑いが起きるといった軽いタッチが欲しかったなあ。

堂田男爵夫妻と従者スミキチ。お気に入りです。
こういう役って、やっている方も楽しいだろうなあ。

「思いこみ」のエピソードが秀逸で、結局、そういうものを打破して、生きていく力にするのだというテーマがわかりやすく伝わってきた。

舞台装置がよくできていて、周り舞台をうまく使って、いくつも部屋があるように見せて、広い中之院屋敷を感じさせた。

私は、本多劇場が好き。キャパがちょうどよくて、見やすい。
本多劇場でやるなら、行っちゃおうと思う。
この作品の規模にぴったり。
これから全国を巡るこの作品。どこもけっこうキャパが大きい。
うまく活かせるのかな・・・。
コメディは、あまり大きな舞台には向かないと思う。

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2014年07月19日

星組「The Lost Glory 〜美しき幻影〜」「パッショネイト宝塚」

初日に観たものの、ちょっとショックで、すぐに書けなかった。
ようやく気を取り直し、また、観たいという気持ちがふつふつしたところで冷静に感想を。

The Lost Glory
急に予習がしたくなって初日のB席をゲット。手持ちのチケットが8月中旬なので、それまで我慢できず(笑
まず、最初の「本日は…」が理事の声で唖然。いやーな予感が。

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オセロを下敷きにしたというだけあって、ストーリーに意外性はなし。意外といえば、最後がオセロと違うところ。異なる結末にしたから、よけいにストーリーに厚みがなくなったともいえる。宝塚では、悲劇を悲劇として扱えないのか?
イヴァーノのオットーへの嫉妬心が明確でないから、ちえさまの存在がイマイチ際立たない。人事だけではねぇ。イヴァーノの生い立ちには、移民の成りあがりの妾腹というだけでほとんど触れられていないし。オットーの方は、移民でアメリカに来たときのふうちゃん母との別れの場面があるのに。
「明日のことなど誰にもわからない」という歌とセリフのフレーズが何度も繰り返されるけれど、ならば、人事だって、明日のことはわからないじゃないの。
黒い人だという前宣伝に、ショーヴランを期待しちゃった私がいけないのか・・・。

要するにグレートギャツビーの悲しみがない。大恐慌で株が暴落しているのに、なぜちえさまは資金に困らない?
新作をやらなくても、「王家に捧ぐ歌」再演でよかったんとちゃうの?
中盤にあるタンゴシーンは、この作品の一番の見せ場。ここだけは、まあまあ納得。メンバーの動きがおしゃれ。この場面のためだけに、この作品をやったのか?

残念ながら、B席からでは、ビルを模した舞台の装置がペットボトルを活用しているらしいことはわからず。というか、ちえさまが活かされてないじゃない…という思いがふつふつとする中、とても舞台装置にまで思いがいかなかった。
真風が、今回はとてもおいしい役。それ以外はしーらんのおネェ宝石商ぐらい。ふうちゃんのお母さんの歌が、とてもよかった。まこっちゃんも、しっかり脇を固めている。
ディアナねねちゃんの歌と演技がものすごくよかった。この人も、まさに退団時期。
紅は、かわいそうな役。2番手には、よくある役だけど。それでも、もう少し魅力的にやらないとなあ。
最初から、最後がわかっちゃうストーリーって、どうよ。

そして、ラスト。これから見る人が多いから、詳しくは書かないけれど、星組なのにあの〆。
ラスト7,8分は、もういい、というのが正直な感想だった。

アルマーニのスーツ姿のちえさまの立ち姿は、ひたすらかっこいい。
歌も、迫力があって、圧倒的なパワーがある。
要するにちえさまが恨みを抱く相手として理事オットーは、すでに弱いという見え方もある。
山口&石丸レベルでないと、ダメなのかも。

ナポさまは、大きな芝居を求められ、ルイは年齢の幅を求められ、今回は、微妙な感情の動きを大舞台で求められている。バウなら、わかるけれど、B席からは細かい芝居は見えないよ〜。
おまけに出番が少ない。見せ場がない。

ちえさまを堪能するつもりで行ったわれらヅカ友3人は、かなりがっかりして、終演後にヅカトーク炸裂だった。

パッショネイト宝塚
こちらは、ラテンもののショー。全員がんばっている。特に若手。今回の2作品は、次世代に見せ場を譲った感が大きい。以前のレビューだとちえさまパワー全開だったけれど、今回は真風を中心に若手の部分が大幅に増えている。ただ、紅登場シーンは、紅の今後にいろいろ不安を感じる部分多し。まあ、今に始まったことじゃないけど。風共をさせる意味がよっくわかった。あれは、まだ演技でカバーできるからだ。

黒塗りはプログラムの写真ほど黒くはないけれど、まあ、黒い。声を聴いて、あ、まこっちゃんね。という感じもなくはない。まこっちゃんは、登場シーンすべてにおいてダントツで目立っていた。歌もダンスも素晴らしい。すでにミニレオン。
話題のカポエイラは、前ふりの若手が本当にがんばっていた。今回の一番の見せ場。
ノバボサノバと比べなければ、そこそこ楽しめるラテンもの。が、どこが物足りない。私は星組のレビューなら、セレブリティやエトワールド・タカラヅカのほうが好きだし、今までみたラテンものなら月組のあさこ&きりやんのアパッショナードのほうが何度みてもワクワクする。

ナポさまも、1月3日に観たときは、どーなるのか?と思ったけれど、東宝千秋楽近くで観たときは鳥肌が立ったぐらい素晴らしかった。なので、今回も、これからどんどんよくはなっていくと思うけれど…。
昨年のロミジュリから、パワー全開だったちえさま。ここらで一息入れて、武道館に備え、退団公演…?
ちえさまは、宝塚でやりつくしちゃったんだなというのが実感だった。あとはきれいに去るのみ?

特にちえさまファンではないヅカ友たちの感想は、悪くないとのこと。
大作が続いたから、期待度が大きすぎた、のかなあ…。

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男役は、あと1人しか演じることはないのかも…か。
来年の今頃は、新しいちえさまを観られるのかも、ね♡

タグ:宝塚歌劇
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2014年05月29日

観劇日記 2回目の「太陽王 ル・ロワ・ソレイユ」

2回目の「太陽王 ル・ロワ・ソレイユ」を観劇。
5月下旬は、個人的にちえ祭状態。

今日のお席は、3列目センター。斜め前あたりには北川景子さんご一行。
この席のすごいことと言ったら…。

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銀橋がない。
オーケストラピットがない。

すなわち舞台は、すぐそこ。3,4m先でちえさまたちが、歌い、踊ってくださる。
眼福とは、このことでございます。

客席下りなんて眼じゃない。だって、ずっと客席下りみたいなものなんだもん。

宝塚大劇場のSS席以上。
あまりの臨場感に茫然としているうちに終わっちゃった〜。
そして、ものすごく疲れた。座っているだけなのに。。。
この席をとってくれた友人に深く、深く感謝。

さて、2回目の作品は、予想通りスピード感が出てきていたし、緩急がうまくついて流れもスムーズになっていた。ただ、やはり舞台展開がひと工夫欲しい。暗転して、走り去るというのが、どうも気になる。

舞台のつくりは、今日は舞台を下から見上げるかたちになったため、宮廷の雰囲気が良く出ていると思った。
奥からセリが出てくるのだけれど、大劇場などのペガ子と違い、まあまあスムーズ。
ただ、舞台に奥行きをもたせた分、前方のスペースが狭くなっている。
ちえさまのダンスのスペースとして、ちょっと狭そうに思えた。

ちえさまは、1回目とほぼ変化なし。
若いルイから、経験を積んだルイ、そして、人間としての生き方を学んでこなかったと悩むルイ、と、ルイの変化を安定の表現力でしっかり見せていただいた。

さゆみは、メリハリが出ていた。

ゆりかは、ボーフォール公というルイとは、まったくからまず、常に独立したシーンをきちんと表現しきっていて、すごく頼もしかった。間近でみたゆりか、なかなか素敵だった。

しーらんは、かなり思い切った演技をしていて、1回目よりも、ルイの寵愛を失いたくないオンナの執念がよく伝わってきた。もうちょっと肉感的だったらなあ…なにものねだりか(笑

ラ・ヴォワザン役の夏樹れいが儲け役。やりやすい役だしね。
役が大きい割に目立たないのが、モリエール役の瀬稀ゆりと。もう少しモリエールの人間性が出るといいのになあ。説明に終始しちゃっている。

まさこさん、本当に大きいなあ。間近で見ると、ただ、ただ、「大きい・・・」
柚長が、きれいだった。今回は、冷たいお母さん役、なかなかよかった。

娘役の音程が、すべて低め。普段の宝塚の娘役が高すぎるというのもあるかも。
マリーとルイのデュエットも、低めで始まった、やはり低めで合わせていて、二人とも大変そうだった。

ふうちゃん、うまい。本当にうまい。フランソワ―ズの人間としての厚みがちゃんと表現できている。

そして、マリー・テレーズ。泣けます。りこマリーの悩みぬいた顔つき。
ルイと背中合わせに歌うナンバーの切なさ。
フランソワ―ズに悩みを打ち明けるシーン。
そして、セリフはないけれど、フランソワ―ズに託す臨終のシーン。

一番心に迫るのはマリー・テレーズ。ルイと仲良くできればよかったのに、こればかりはどうしようもない。政略結婚で来た方も地獄、政略結婚の陰で追放されたマリーも地獄、そして、心が空っぽのまま国を治めるルイのむなしさ。
ちょっと暗めのバラードでつなぐ太陽王は、じわじわと好きになっていく作品だと思う。

今回は、目の前でじっくり衣装を拝見。いつもながら見事な衣装。特に宮廷の雰囲気がよく出た色と布で、衣装を見ているだけでも楽しい。

1回目のときよりも、深く舞台に入りこめて、それぞれの心情に心を寄せることができた。
この作品の内容は、とても好き。ナンバーが似た感じのが多くて、もう少しメリハリがついたら、もっと好きになるのに。

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このポスター、この作品の内容とかなりかけ離れているような気がする。
ルイは、こんなギラギラした感じじゃないんだけど…。
ちえルイさまは、なんだかとってもいい王さまに思える。ちょっとだけ女性が好きな。
でも、当時としては、子孫を残すことが大きな使命だったし、江戸時代の将軍様のことを思えば、まあ、そんなものかなとも。
1回目は、スペクタクルといったイメージが先行して、いざ、舞台を観てみたら、思っていたものと違った、どちらかといえば落ち着いた作品だったので、そのギャップにうまく合わせられなかった。事前情報というのも、いいような悪いような…。

ちえルイさまが、左手の人差し指にはめている指輪がとっても気になった。
あれ、欲しい…(笑

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はあ、こんな目で見つめられたら、愛人になっちゃうよな〜(笑

ところで、今日、劇団の発表で、ついにちえさま武道館が実現することに。
チケット争奪戦かあ。
そして、いよいよ退団への道筋が見えてきた。
心の準備をしないと〜。

今日も、夢見心地にさせていただき、ちえさまに深く感謝です。

タグ:宝塚歌劇
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2014年05月19日

観劇日記 星組「太陽王 ル・ロワ・ソレイユ」

ナポさまのお茶会で、ちえさまが「太陽王はすぺくたくる」とおっしゃったとか。

太陽王・・・スペクタクルじゃなかった。
ちょっとセリフが多めのミュージカルだった。

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本日のお席。たぶん最高に近いお席。オーブは8列目から段差が出てくるから、視界極めて良好。席が重ならないから、見やすい。
宝塚大劇場、東宝ともに、この席の配置を学んでほしいと切に思う。

東急シアターオーブは、かなりりっぱな舞台設備をもっているはず。だって、あのオーシャンズ11が、このあと、上演されるのだから。なのにまったく使いこなせていない。植爺師匠とおんなじやん!

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ちえさまは、ちょっとお疲れ?なんだかとってもやりにくそうに見えた。
なぜなら、舞台展開がぶつぶつ途切れるのだ。流れが中断する。これって、植爺手法じゃないの。
植爺の後継者といわれるゆえんか。暗転したからって舞台の上を役者を走らせるな!主役が暗転の中、急いで舞台を横切るのはやめてほしい。
幕前芝居はさすがになっかったけれど、ベルばら、風共に共通する古臭さが気になった。

どうやらルイ14世の時代背景など、日本人が知るよしもなく、そのあたりを説明しながらの舞台になったのが大きな原因なのか。モリエール、マザランが語る、語る。だから、舞台は中断せざるを得ない。脚本の責任だわね。説明をもう少しなんとか工夫できなかったのかなあ。その点、イケコのナポさまは、さすがの処理がしてあった。

木村信司氏は、面白いものをつまらなくする名人なのか?
ヨーロッパで170万人を動員したらしいけれど、とてもそうは思えなかった。

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紅子の役作りがどうも中途半端に思える。
若い人は紅子が好きよねぇ。ツイッターでははまり役と言っている人がいるけれど、私はもっと面白くやれっ!と叱咤激励したい。

黒ミサは唐突。
そもそもしーらん(壱城あずさ)モンテスパン夫人が登場してから、ルイの愛人になるまでの経過がよくわからない。
しーらん、もっと色気を出せ〜!ダンスのステップが男役やん!
しーらんモンテスパンが、どの時点で黒ミサに手を出したくなるほどルイを一人占めにしたくなったのかが、「初めは遊びだった…」のセリフだけじゃ共感できない。まあ、ちえルイさまの素敵さにノックアウトされている私としては、わからないでもないんだけどね(笑

と、まずはダメだし。

ゆりか、見事に蝶になりましたね。歌もよいし、押し出しもよし。姿もよい。役のつかみ方もOK。
あんるも上手い。二人のシーンが緊張感があってよかった。

なによりも見事だったのが風ちゃん、りこ。素晴らしい。
ねねの陰で泣いていたのかもね〜。二人の場面は泣けました。

ゆりと、大変な大役、お疲れさま。じゅんこさんレベルを期待しちゃいけない。それなりにがんばってた。

ちえさま、ダメ男は似合わないなあ。女性遍歴の話だけれど、ぜんぜんエロっぽくない。やはり強いオトコが似合うのよね。でも、ロングヘアの太陽王は、とーっても素敵で目が離せなかった。客席降りで、前方通路側という素晴らしいお席で拝見していた私の傍らをお通りくださったものの、私は固まってしまった。
う、うつくしい・・・。

ナポさまと同じように、ちえさまと生徒たちの力技でなんとか成り立っている舞台だと思う。
ヅカの演出家は、生徒と、応援する客側に頼りすぎているような気がしてならない。

というわけで危惧したとおり、キムシン、やってくれましたね。
舞台展開が一つの設定を使い回すという点では、レディ・ベスと似ている。比べてみると、やはりイケコの方が圧倒的によい。イケてる。
イケコ、調子に乗っても、天狗になっても許す!(笑

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2014年04月30日

観劇日記 「レディ・ベス」

行く予定はなかったのだけれど、ちょっと思い立って、突如、2階のA席で観劇。

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舞台美術が、とてもよかった。
占星術をイメージした円形の周り舞台と、頭上の星空と星座の輪。
大きな時の流れの中で必死に生きる人間たちの物語が強調される。

ヘンリー8世は、若いころ、リック・ウェイクマンの「ヘンリー8世の6人の妻たち」というLPを何度も何度も聞いたから、予習しなくても大丈夫(笑
特にアン・ブーリンは、本も読んだし、映画化されるとつい観てしまう。
まあ、刷り込みみたいなもので…。
だから、エリザベス1世がヒロインのミュージカルを、小池修一郎氏が手掛けるというので好奇心むらむら。
でも、なんとなく予感として、音楽がピントこず、触手が伸びなかった。

でも、でも、やっぱり一度は観なくっちゃ…ということで行ってみたけれど…。

予感の半分は当たっていた(笑
特に心にひっかかるナンバーがなかった。何度か観たら、口ずさめるのかな?
多くのナンバーがセリフっぽくて、音楽にしなくてもなあ…と思ってしまう。
特に冒頭、ロジャー・アスカムがヘンリーと妻たちの関係を説明するシーン。ここはセリフでよかったのでは?歌にするとわかりにくい。山口さんも歌いにくそうだった。
ロンドンで観た「レミゼラブル」や星組初演の「ロミオとジュリエット」は、観た瞬間に衝撃が走ったから、そういう類の作品じゃないなあ。

山口さん、なんだか精彩がなかった…。
アスカムという存在が、どういう人で、なにをめざしているのか明確に描かれてないから?
ご教育係だから、いつもベスに「あなたは女王になる身なのだから・・・」と説教を垂れているだけ。
もっと守る立場で活躍するのかと思いきや、ただただ説教だけ。
やさしいわけでも、厳しいわけでもなく。

ロビン役の山崎くんは、レミゼのマリウスを観たことがあって、キャラとしては似ている。
ベスが魅かれていく「自由」を象徴したお得な役。

Wキャストのメアリー・チューダーは、未来さんのを観たかったのだけれど、今日は吉沢さん。
メアリーとは、つくづく気の毒な人生を歩んだ人だというのが、実はこのミュージカルで一番感じたこと。
お母さんのキャサリン・オブ・アラゴンは、アン・ブーリンが現れたおかげで、ヘンリーの気持ちが離れてしまい、離婚されちゃう。そのため、庶子ということで父親のヘンリーに愛されないばかりか、いじめられる。
イギリスをカトリックの国にするために、反抗するプロテスタントを大勢処刑したため、ブラッド・メアリーと呼ばれてしまう(まあ、これは仕方がないけど)
同じカトリックのスペインとの絆を強くするためにフェリべ1世の息子と結婚するけれど、年上すぎて愛されず、想像妊娠までしちゃって、あげくは子宮がんで死ぬ。わずか5年の在位期間だった。

レディ・ベスよりも、メアリーの方が印象に残ってしまった。。。小池さん、これでよいのでしょうか(笑

ベスが悩むと、お母さんのアンが登場するのだけれど、アンのイメージとしてはちょっと天使すぎる(笑
実際は、かなりの野心家だったみたい。まあ、ベスに対しての母としての心情を表現しているとみれば、あの天使ムードはわからないわけではないけれど…。
今回の出演者はミュージカル界のトップスターたちばかりだけれど、その中でも抜群の歌唱力。和音美桜、すごすぎる。レミゼのフォンティーヌは和音さんが一番!だと私は思っているのだ。

平野ベスは初々しくてかわいかった。成長していくようすがよく表現されていて、身近に感じられるベスだった。小柄な人だけれど、最後に女王になるあたりでは威厳が備わっていた。

星組の「ナポレオン」も3回目ぐらいでようやく耳に馴染み、物語の深さを味わうことができたから、1回だけではなんとも言えない。が、面白いかと言われたら、まあね、だし、つまらないかと問われたら、つまらないわけじゃないけど…。
私の眠気審査は、眠りに落ちるまでにはいかなかったけれど、ちょっとうとっとしてしまうところもあった。
13:00〜14:20 14:45〜16:10 合計165分。ちょっと長いかなあ。

自らが同じ運命にさらされたとき、処刑された母親を追想し、母の苦しみや悲しみを追体験していく。
その過程が重要なことはわかるけれど、もう少し整理されてもいいような気もした。
フェリペが、ベスの運命を左右するのだけれど、ちょっと漫画的。舞台としては面白い存在だけれど、彼がどうしてベスに好意的なのかがよくわからない。メアリーより若くて、きれいだと何度も言っていたから、政治的判断ではないのか?(笑 当時の強大なスペインにとっては、イギリスの女王なんて若くてきれいならよかったのかもね。古川雄大くん、なかなかイケメンフェリぺだった。ただ、私は浦井フェリぺを観たい!

キャット・アシュリーの涼風真世さんも、さすがの安定感。ヅカOG、がんばるなあ。

とにかく今回の作品は、主役のベスが注目されがちだけれど、実際の舞台はメアリー・チューダーの出来具合によるところ大!ということがよっくわかった。
吉沢さんでも、悪くないのだけれど、「カラマーゾフの兄弟」で未来さんの実力を見せつけられたから、やはり未来さんで観たい…。ということは、もう一回行かねばならぬ?(笑

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2014年04月13日

観劇日記 月組『宝塚をどり』 『明日への指針 ―センチュリー号の航海日誌― 』 『TAKARAZUKA 花詩集100!!』

あ〜、楽しかった!
なーんにも考えずに、ただ、ただ、大劇場の空間に身を浸しているだけで、濃密なヅカワールドに溺れる。
幸せなひとときだった〜!

おまけに本日は、柚希礼音と夢咲ねね、そう!ちえねね特出千秋楽!!!

もういうことはなにもありませぬ。

ちえさまのオラオラ〜っ!も聞けたし・・・。

まさおが、4組の特出についてなかなか上手にまとめていた。
花組は、優しく広い心を、雪組からはひたすらドSに、宙組からは妖艶な中にも輝きを(だっけ?)、星組からはダイナミックにパワフルに限界に挑戦することを学びました、というようなことを言っていたっけ。

そうか、やっぱり限界に挑戦してこその、あの数々のちえさまなわけね。
まさおとのツートップ。対比が面白かった。
華奢なまさおと、存在感どかーんのちえさま。
トップ中のトップ、ですな。
会場の盛り上がり方がすごくて、地響きがするみたいな拍手だった。
カーテンコールでは、ちえちゃん、すてき〜っ!の声があちこちからかかって、まるで星組公演。

さて、まさおくん、歌はとってもうまい。なのに、なのに、どーしてあんなセリフ回しなんだ…そう、まさお節。上級生が、なぜ指摘してあげないの?
ヅカ友といつからあーなっちゃったんだ?と考えてみた。友は、スカピンのショーブランからでは?と。

うーん。。。まあ、いっか。

作品は、宝塚をどりは、和ものもなかなかいいねぇと思わせてくれた。
とにかく華やか。ただ、ボタンの精と獅子のからみ。ボタンの精は、なぜ中国仕様なのか?
ちぐはぐさが気になってしまった。

2場の輝月ゆうまのソロが、とってもよかった。彼女は、本当になにをやらせてもうまい!
たまきちたちの土佐節(だっけ?)も、楽しかった。

センチュリー号の航海日誌は、35分間でスピーディに話が進み、まさお節が〜と思っている間に終わり。
いろいろな過去の作品を取り入れていて、ファンにはそれなりに面白かったけれど、初めてみた人は?が多いかも。
ここでも、ゆうまの役に注目。ゆうまファンとしては、次はどんな顔を見せてくれるのかとっても楽しみ。

花詩集は、豪華絢爛で楽しめるのだけれど、フランス人のデザイナーによる衣裳がよかったのかどうかは、かなり疑問。単にゴテゴテしているだけに見えるものも。
もうちょっと日本的な引き算の美しさもほしかったかな。
特にバラを肩につけた赤白黒のステージ衣装は、私の好みではない。

全体にこのコテコテお衣裳は、華奢なまさおくんはとっても似合っていたけれど、ちえさまには?
あのようなファンシー系のコスチュームはイマイチ。メイクも、今日は昔に戻ったようなメイクで、ナポさまの片りんもなかった。
でも、それもちえさま、あれもちえさまだから、それはそれでよいの、ね(笑

ちょこちょこ?というのはあったけれど、あっという間の3時間。
楽しく、楽しく、ひたすら楽しく過ごさせていただきました。
フォーエバー宝塚!!!


タグ:宝塚歌劇
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2014年04月11日

観劇日記 東京乾電池「そして誰もいなくなった」

東京乾電池「そして誰もいなくなった 〜ゴド―を待つ十人のインディアン〜」を本多劇場で観劇。

劇場って不思議。
先日、観た例のテイストの合わない劇団のときは、会場がやたらと広く感じたのに、今回も入りは同じくらいなのに舞台がすごく近く感じる。小さく感じる。
空間というのは、そのときの気分で印象が変わるのね。

東京乾電池はもっと小さい劇場の方が合うように思う。
前回の下北沢スズナリあたりの方が、今回もよかったのでは?
山手協会の地下にあった劇場での乾電池のイメージが強いからかなあ。

今回の作品は、別役実が本多劇場のこけら落とし公演のために書き下ろしたもの。
不条理劇なんて、わけわかんなくて寝ちゃうだろうな、と思って出かけたけれど、しっかり1時間50分ほど覚醒していた。

何者かにパーティだと言って呼び出された10人の某(それぞれ名前はあるけれど、それがなにを意味するのかは不明)。パーティの目的もわからず、お互いも知らず。招待者の名前は、あるものはゴド―だというし、あるものはゴード(だっけ?)だというし、要するに不確かなことの連続なのだ。
コミュニケーションを取ること、会話が成り立つことの難しさがとっても鮮明に伝わってくる。
結局、一人ひとりはそれぞれの思いこみの中にいて、そこを基準に物事を考えるから、本当のところはなにもわかっていないし、つたわっていない。で、その人が不在になって初めてその人の役割がわかったりする。

まさにSTAP細胞をめぐる現在の状況って、これかも…なんて思いながら、見ているとますます面白い。

乾電池の役者の面々の力の抜けた芝居が、また、ぴったり。
そういえば、この力の抜け方が私は好きだったんだなあ(笑

綾田俊樹さんが出ていて、懐かしかった〜。
柄本明&時生の親子出演。これは時の流れを感じさせられる。
時生くん、いい味、持っているよね。死んでいるかっこうが様になっていてよかった(笑

終了後のご挨拶で、明さんが、
「今日は初日。まあ、ね、別役さんのこんな芝居がね・・・えへへ、たくさんお客さんが来るものでもなし・・・ね。でも、観てほしいので、また、来てね」みたなことを苦笑いで言っていて、可笑しいのなんのって。確かにね。

面白かったですよ〜!




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2014年04月02日

観劇日記 劇団☆新感線いのうえ歌舞伎「蒼の乱」

新感線のいのうえ歌舞伎「蒼の乱」を東急シアターオーブで観劇。
人気がある理由がよくわかる作品。
4時間近い公演の間中、息もつかせぬ展開で、第一線で活躍中の俳優たちが、実に楽しそうに演じている。

今回の題材は、坂東武者の平将門。将門小次郎が出世を目論んで都で公家に使えるが、その腐敗ぶりに嫌気がさし、出会った蒼真など渡来人たちと共に坂東に戻る。しかし、故郷は、叔父たちが国司とつるんで民を苦しめていた。叔父たちとの闘いの中で国司を殺したことにより、小次郎は朝廷に刃向う反逆者となってしまう。夫婦になった小次郎と蒼真は土を耕し、豊かな大地にと夢を育むが、やがて朝廷軍が押し寄せ、坂東は血の海となってしまう。嫌気がさした小次郎が姿を隠してしまい、代わって蒼真が将門御前として反乱軍を率いることに。やがて小次郎は権謀術数に長けた朝廷と公家のワナにはまり・・・

ものすごくよく練られた脚本。
震災から3年。娯楽作品の舞台を福島に置きつつ、その現状や要因に一言も言及せずに、その置かれた状況や人々の思い、中央との関係などをしっかり形にして見せるというすごい技。
やはり並みの劇団にはできないものがある。

キーワードは相馬。
これを馬と相談するという設定にしているのが秀逸だと思った。
馬と話せることが、郷土愛、自然とのつながり、地域の独自性などを端的に著している。
そして、ヒロインの名前は蒼真(そうま)
渡来人という設定が、地域にとってのよそ者、当事者ではないものという位置づけを明確にする。
渡来人だからこそ、しがらみにとらわれず、思いにまっすぐでいられる。

馬の表現の仕方がうまい!
動きが馬らしくてイキイキしていた。まさかの表現。あれは一見の価値あり。

ヒロイン蒼真役の天海祐希がめちゃくちゃかっこよかった。美しい〜!彼女のオーラも、半端ない。
昨年観た「おのれナポレオン」はストレートプレイだったけれど、今回は歌もあり。
宝塚の現役とがっつり勝負できますな、いや、勝つね。ちえさまと互角(笑 
まあ、天海のために書かれたような脚本ともいえるしね。
反乱軍のリーダーとなって戦いの先頭に立つさまは、まるでフランス革命のときの「民衆を導く自由の女神」の絵の女神のようだった。将門御前ができるのは、やはり天海だからこそ。

早乙女太一もぴったりの役柄。
松山ケンイチは、第1部は少々抑え気味だったけれど、第2部はさすが大河ドラマの主役をはっただけのことはある。朝廷に翻弄されはじめたあたりから、演じ分けがはっきりしてきて、将門像が明確になった。

平幹二郎は、もっとも得意とする物語の要を握る為政者の役。
圧倒的な存在感。
「唐版・滝の白糸」のときとは比べ物にならない。

梶原善、意外性はないけれど、手堅い謎の公家だった。
高田聖子も、高田聖子だった(笑

ラストは、怒涛のカタルシス。満席の会場は興奮の坩堝と化していた。
ラストの緑の草原と青い空が融け合う中にヒロインが立つシーンは、忘れられない瞬間になりそう。
「大地と空と風、自然と向き合い人をつなぐ心、感じとっていただけますとプロデューサー冥利に尽きます」とのサイトの挨拶にあるが、しっかり感じ取れた。見事なお手前でした。

思いを受け継いだものが、大地に根をはって生きていくのだ…それしか道はない。

内容・舞台展開とも形を変えた宝塚だと思った。ベースに歌舞伎があるのが共通した点だから、かな。
歌舞伎で使われるツケ板による音が多用される。
セリフの節目にこの音が鳴り、より印象づけるのと、舞台にメリハリをつける。
しぐさの型を音とともに決める。
宝塚も型が基本。
アニメにも、急にスポットライトが当たったり、型で画面を止めたりは多用される手法。
時折、アニメっぽいなと感じるシーンもあった。
そうやってみると、歌舞伎というのは大衆演劇の集大成なんだなあ。

シアターオーブは、今まであまりよい印象がなかったのだけれど、今回は席が1階のド・センターでよかったせいか、音響、舞台設備など、すべてにとても満足した。
料金は、ちょっと高いけどね。まあ、これだけの有名どころの俳優をそろえていたら、仕方がないかな。

太陽王の劇場下見みたいな気分で行ったのだけれど、大満足だった。
さて、次回のオーブは太陽王!!!待ち遠しい。

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シアターオーブからの渋谷の街の眺め。
夕暮れどきは、どんな街でも美しく見える。

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タグ:宝塚歌劇
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2014年03月28日

観劇日記 4回目の「眠らない男 ナポレオン 愛と栄光の涯てに」

実は、3回観て、ちえさまは素晴らしいけれど、作品としてはイマイチだから、最後のチケットは誰かに譲っちゃおうかな…と考えていた。
ヅカ苦手の友人が、急に観てみたいなどと言いだしたため、ならば付き合うかと。

行ってよかった。観てよかった
あまりの出来の良さに興奮しました。
1か月前に観たときも、1月から思えば、ぐんとよくなっていたけれど、今回は完璧。
完成度マックスだった。

以前は、ちえさまが全員をものすごいパワーでひっぱっていっていたけれど、今回は全員がものすごい底上げになっていた。歌に感情がこもり、演技が細部にまでいきわたり、動きにムダがなく、舞台展開がスムーズ&スピーディ。全体にちえさまのレベルに、みんなが到達していて、ちえさまがすごく楽になったように思った。

特にねねちゃんの歌と演技が熟成されていて、ジョゼフィーヌという人物像がくっきり立ち上がった。
セリフやしぐさひとつでこんなにも深みが出るものなんだなあ。

紅マルモンが、すべてにおいて輝きが出ていたし、真風はますます男らしくなっていた。
全員の歌と演技の完成度がめちゃくちゃ高いうえに、舞台展開のメリハリがついて、物語そのものがすごくわかりやすくなっていました。

が、そうなるとジェラールの音楽の弱点もくっきり浮かびあがるという皮肉なことに…。
メロディーに繰り返しが多く、中途半端な音の並びが多い。彼の作品としてはロミオとジュリエットには遠く及ばない作品だと思う。
(だから、来ない?)
それをよくここまで素晴らしい舞台に作り上げたと星組全員に感動した。
宝塚100年のノウハウを結集させ、昇華させた舞台だと、観ていて興奮。
東宝で楽間近はお得感があるなあ。
ちえさま、ねねちゃん、星組子をはじめ、すべての関係者に限りない拍手を送りたいです。

同行したヅカ2回目の男性が、「柚希礼音の男に惚れた」とのこと。
こんな男性の感想を聞いたら、ちえさま、本望だろうなあ。

ヅカ苦手友人は、以前の宝塚とはずいぶん違っていることに驚いていた。
そりゃあ、星組だもん。ちえさまだもん。
ただ、フィナーレの唐突感にはついていけないらしい。
もっとナポレオンの余韻に浸っていたかったのに…とのこと。
あの部分についていけないと、今後、継続して観るのはダメかもね。
まあ、とりあえず印象は変わったみたいなのでよしとしよう。

そして、私は、ますますちえさまに魅せられている。
こんなに満足を与えてくれるお方がいるなんて、ねぇ。

「太陽王」が、ますますとっても楽しみになってきた。
なんとか1枚ゲットしたけれど、2回ぐらい行きたいなあ(笑

おっとその前に、月組特出でお会いできる。
うふふ。毎月、生ちえさまに会えるなんてし、あ、わ、せ。

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本日のお席。少し後方センターブロック。
このぐらいの方が全体を見渡せていいかも。
いろいろな席を体験してみると、どうやら10列目ぐらいが一番よさそう。
SS席は、ちえさまだけを追っかけるときにはいいのだけれどねぇ(笑

タグ:宝塚歌劇
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2014年03月18日

観劇日記 雪組「心中 恋の大和路」

宝塚を2連チャンしちゃった。
梅田劇術劇場ドラマシティにて雪組「心中 恋の大和路」を観劇。

この作品は、5回目の再演で名作と名高いもの。
退団公演間近の壮一帆(えりたん)と愛加あゆ(あゆ)のトップコンビが満を持して取り組んだ注目の公演。

私は初見。
いいものを見せていただきました。

構成展開は、すでに定評があるのだから、あとは役者だけ。
演者すべてが適役で、期待にしっかり応えている舞台は、どのシーンも完成度が高かった。
汝鳥さんの父親、もう完璧!登場するだけで、舞台がひきしまる。

男役トップスターにとって忠兵衛は、かっこいいところのない難しい役のはず。放蕩息子で調子だけはいいけれど、頼りなくて、こらえ性がない。そんな男に魅入られた梅川。ささやかな幸せを夢見る遊女。ダメだけれどかわいい男と、そんな男にすがらざるを得ないかわいい女を2人が息を合わせて演じている。

1幕は、あゆっちの声がちょっと高すぎて、耳障りだったけれど、2幕はあまり気にならなくなって、ラストまで息もつかせぬ舞台となる。
あゆっちは、もう少し大人の女の色香が欲しいかな。ちょっと清純すぎるかも(笑
えりたんは、軽やかに忠兵衛を演じているのだけれど、もう少し重さがあってもよかったかな。

廓が舞台になっているけれど、すごく上品にまとまっていて、さすが宝塚!
身を寄せ合う二人のしぐさが、本当に切ない。
心中と題名がついているけれど、破滅の道を行きながらも、二人はどこかに希望を持って歩いていく。
雪の山を越えさせてあげたかったなあ…。

友人で米問屋の丹波屋を演じる未涼亜希(まっつ)。
まっつ、待ってました!
最高のまっつが観られる。
まっつの熱唱を背景に二人がさまようラストの雪山のシーンは圧巻。
この舞台は、舞台の構成とか展開がすごくよく練られているから、舞台の醍醐味を味わえる。
二人の道行きが始まるところからが、特に素晴らしく、ラストシーンは、二人の体温まで感じられるほどの臨場感を味わった。

手代役の月城 かなと。姿の美しさ、歌、演技、どれも◎!
またしても95期生。
これからが本当に楽しみなお方だわん。

録画していた1998年の公演を観て、復習してみた。
未来さんが手代で、最後のまっつの歌を歌っていた。やはり上手い!
この人は、「カラマーゾフの兄弟」でエロおやじを見事に演じていて、あれ以来、尊敬している。
レディ・ベスも、彼女が出ているから、観たいと思うほど。

汐風&貴咲コンビもステキだった。
脚本・演出の菅沼潤氏は、宝塚では寡作で、ほぼこれぐらいなのね。
舞台美術、音楽、脚本、展開、演出がとてもよいから、役者が引き立つ舞台。
まさにお稽古してきたものを存分に出せる舞台となっている。

まゆさんは、やりきった感があるけれど、えりたんは、もう少しいろいろなものに挑戦してもよかったんじゃないかなあ。ベルばらのフェルゼン編が、もったいなかった。退団公演の「前田慶次」がとっても楽しみになってきた。

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タグ:宝塚歌劇
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2014年03月16日

観劇日記 花組『ラスト・タイクーン ―ハリウッドの帝王、不滅の愛― 』『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』

蘭寿とむの退団公演である花組『ラスト・タイクーン ―ハリウッドの帝王、不滅の愛― 』『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』 を観劇。
前楽だったのでさよならコンサート付。

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まずは「ラスト・タイクーン」
うーん・・・なんだ、このつまらなさ。盛り上がりのなさは・・・。

まゆさん(らんとむ)のタイクーンという設定も、よくわからない。
ミナ・デービスが事故で急死し、うりふたつのキャサリン・ムーアにモンローが一目ぼれしちゃうのだけれど、そのあたりのところがわかりにくくて、もたもた。そのうちに私は、なんと寝落ち・・・。

宝塚を観ながら、初めて寝てしまった。。。

その後も、明日海りおのプロデューサー、望海 風斗のキャサリンの同棲相手のいじけた男など、中途半端なキャラクターが登場。二人は、とってもやりにくい役をよくやっていたと思う。

が、ちっともわくわくも、ドキドキもなく、だらだらと物語は展開し、ついにモンローは飛行機事故であえなく急死。実は半年もっていいぐらいの癌だったというおち。なのに飛行機に乗る前に、キャサリンに結婚しようとか言って…。

わけわかんない!と観劇後に言ったら、原作を読んでいたヅカ友いわく、「原作がそうなんだもん」

だったら、そんな原作をチョイスするな!
もしくは、そんな原作をもっと面白くアレンジしろ!
と言いたい。おまけに過去のつぎはぎ的なストーリーにしかみえない。要するに新鮮味がない。
これが退団公演なんて…。

ショーは、「夢幻」がテーマだから、なんでもありらしく、やたらと場面展開があって、キラキラしていて、それなりに楽しめた。
ケント・モリ氏の振り付けは、特にどうってことなかったような…(笑
らんとむさんのカクカクした動きが目立った程度。

みりおの美しさ、キラキラさが印象的。やはりトップに就く人なのね。
水美 舞斗、柚香 光が、目立ったかな。
その分、芹香 斗亜の影が薄くなった感じ。

さよならコンサートは、ファントムやオーシャンズ11など花組トップ時代の歌を中心に展開。
組長さんのまゆさんの下級生時代の話がとってもよかった。

らんとむさんは、やりきったんだな、というのがよっくわかった公演だった。
退団記者会見のときに退団を決意したという公演「CONGA」のナンバーがラストナンバー。
「湿っぽくならないよ!」というまゆさん。
新たな道に一歩踏み出したんだなと納得できるラストだった。

タグ:宝塚歌劇
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2014年02月26日

観劇日記 3回目の「眠らない男 ナポレオン 愛と栄光の涯(はて)に」

昨夜はついにSS席!
このお席は、舞台全体を観るには不向きで、ちえさまを堪能するお席なのだということがよっくわかった。
2回目の10列目あたりの方が落ち着いて観劇できる(笑

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が、しかし、おかげさまで凋落シーンのちえさまの飛び散るダイヤモンドのような涙をこの目でしっかり確認。
心でしっかりその涙を受け止めてきた。

全身全霊、全力投球で毎回舞台を務めるちえさま。
指先までまったくスキがなく、その姿に涙しちゃう。
姿の美しさ、歌の素晴らしさ、セリフの明瞭さ、そして人を惹きつけてやまない華。
よくぞこのような人が、宝塚歌劇100周年に在籍したものだ。
まさに宝塚の至宝。

ちえさま率いる星組は、ほかの組となにが違うのか。
そこには宝塚の新しい100年を踏みだすなにかがあると私は思う。
ちえさまが作り上げる男役が、従来のものとどこか異なる。どこが違うというのは、まだ言葉にできないんだけど。。。

よくちえさまが言っている、男役になるのではなく、その役になる、というあたりなのかなあ。

宝塚大劇場で観劇した2回よりも、今回の東京宝塚劇場バージョンの方がセリフが少し増えて、わかりやすくなっていること。
戴冠式の場面が、ちえさまが銀橋に出てきて、より盛り上がること、
凋落シーンのペガ子(と私たち観劇グループは呼んでいる)の退場が、ムラではガタガタ大きな音がしていたのに、今回はかなり静かになっていたこと。
フィナーレの紅子と真風のダンスが、ちょこっと振付がかわっていたこと。
あたりが気がついた違い。

当たり前だけれど、全員歌がすごくよくなっていた。特に紅子。
声がすごく出るようになっていた。
真風が出番はそんなに多くないのに存在感があって、成長したなあ…としみじみ。
ねねちゃんも、本当に歌もお芝居も上手。
でも、やっぱり急にナポさまを愛していると言いだすのは違和感あるなあ。
これはねねフィーヌにはどうしようもないこと。イケコが描きこんでいないから。
マリー・ルイーズとの間の子どもを祝福するシーンで銀橋に出てくるねねフィーヌの祝福しつつも、苦しい心情がよく伝わってきた。
まこっちゃんは、歌がうまいなあ。5年後ぐらいに彼女でナポさま再演とかあるかもね。
あー、でも、そのころにはちえさまはもういない…。

でも、ときどきふと、そろそろ外の舞台をやってもらいたいと思うことも。
ちえさまは、やはりフィナーレが一番輝く。REONシリーズが一番ステキ。
たぶん次の高みが待っているはず。
荒鷲の翼を持っているのだから。
ブラームスのように孤独な翼ではなく、ね。
どこまでも飛翔してほしい。どこまでもついていくから。

キラキラに輝いているのに、どこか抱きしめたくなるような、支えてあげたくなる不思議な魅力。
まさにスーパースター、柚希礼音。

そして、そして、やっぱりすごいなあ…とひたすら感心するのが、みっちゃん、じゅんこさん、美穂さん、一樹さんの専科グループ。
じゅんこさんの最後の歌はしみる。みっちゃんタレーランのすごみ。美穂さんの迫力、一樹さんの緩急自在さ。

3回目にしてようやくナポレオンが革命を本当の革命にし、今に通じる新しい社会のかたちをつくってみせたというのが伝わってきた。舞台にメリハリができたから、そう思えたのか?それとも私には3回が必要だったのか?(笑
従来の宝塚的なるものを内包しつつ、骨太な歴史物語をよくここまで作り上げたと思う。
ジェラールの音楽も悪くはないけれど、ロミジュリには及ばない。
やはり小池修一郎とちえさま&星組子のタッグ、専科の実力、裏方陣という宝塚の総力が結集したものだからなんだろう。
こんな舞台、帝劇や日生でもできない。宝塚だからこそ!
世界中でこんな豪華で、ワクワクさせられて、じわっとさせられて、うっとりさせられて、幸せな気分で劇場を出られる舞台なんてない、ない。

この時期にファンでいてよかったと心から思う。
いいものを見せていただいています。

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劇場ロビーにはひな壇が飾られていた。
千秋楽までまだ1カ月もある。
ちえさま&星組子のみなさん、怪我や病気もなく無事迎えられますように。


タグ:宝塚歌劇
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2014年02月24日

観劇日記 「あひる月13」

王子小劇場で福島県立いわき総合高校演劇部による「あひる月13」を観劇。いわき市に暮らす高校生の今の視点がストレートに伝わってくる内容だった。
震災前と大きく変化した町や周囲、親友との関係性、自分が描いていた未来、大小さまざまな変化を受け止めながらの戸惑い、不安、期待を感性豊かに伝えてくれた。

舞台は高校の仮設校舎のとあるクラス。2013年9月ごろのある朝。生徒たちが交わす言葉は、まさに今風で、そこいらの高校生がわいわいしゃべっている風景となんら変わりはない。クラスには「ヒエラルキー」なるものがあって、3つのグループに分かれている。そのグループの状況を要領よく一人の生徒が説明してくれる。
その要領のよいことといったら!
すんなり高校のクラスにもぐりこめた(笑

そこから一人ひとりが学校に来るまでどんな道筋を通り、なにを感じ、考えているかを語ってくれる。
芝居だからセリフなんだけれど、まるで一人の高校生が赤裸々に自分の心情を吐露してくれるような気持ちになる。

高校なんて遠い世界になっちゃったなあ。
未来が無限に広がっているようで、なにもないような気にもなったり…なにかと感じやすい多感な時期なのだ。

そんな彼らが、震災以来、否応なく変化を迫られ、事実、それまでいた環境が大きく変わってしまった。
そのキズをそれぞれが抱え、あからさまに仲間うちでさえ語らず、日々を過ごしている。
でも、キズは時々、彼らにはどうしようもないなにかを突き付けてくる。

町がどんどん暗くなっていく、育った好きだった場所の自分の記憶が遠くなっていく…悲しさ、あきらめ、苛立ち…

ところが若さのすごいところは、一番のテーマが「どうすれば隣の人を幸せにできるか」なのだ。でも、それを口に出しては言わない。キズをもてあましながら、他者との間合いを探りながら、なんとかよりよいように生きていこうともがいている。

高校生、恐るべし!の内容だった。75分ぐらいの短いお芝居で、観終わるのがもったいないと感じたほど。
会場は満席。
終わってから、階段のところで全員でお見送りしてくれて、おばさんはうるうるしちゃいましたよ。
福島弁がかわいかった〜。

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彼らの伝える話の中に2,3度原発作業員への言及があった。ちゃんと一つのカテゴリーになっているんだな。それも身近な。批判ではなく、一つの現実として受け止めているところに福島があり、彼らの健全性があると思った。

演劇の力も、高校生の力も、思い知らされたひとときだった。
こういう教育ができる先生の力もすごい!
彼らの未来に栄光あれ!

あひる口の缶バッチは、生徒さんたちのデザインだそうです。

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また、観たい!

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2014年02月14日

観劇日記  宝塚宙組「翼ある人びと」

宝塚宙組「翼ある人びと」を梅田芸術劇場で観劇。

ナポさまで泣けなかった私。
でも、これではしっかり泣けました。
ブラームスが大好きで、30代のころ、ピアノ協奏曲2番を何度聞いたことか。
グレングールドによる間奏曲も。
自分の行く末に対する焦燥感に駆られていた若き日々に、ブラームスの曲でぶいずん救われた。
なので思い入れがあって、よけい泣けたのかもしれない。

「月雲の皇子」がとてもよかったので、上田久美子さんの2作目のこの作品は、すごく期待して観た。

やはりとてもよかった。

ブラームスとシューマン夫妻の関係を心のひだまで丁寧に描いた脚本。
3人の関係に加え、当時の音楽界の状況もリストやワーグナーを登場させ、とてもわかりやすい。
偉大なベートーヴェンが築いた音楽の世界を乗り越えようとする音楽家たちそれぞれの生き方、やり方があることで、ブラームスとシューマンのめざすものがいかに高い壁なのかということがわかる。

ピアノの前でベートーヴェンという高い山の頂に辿りついたとして、どうやって越えればいいのかと問うブラームス。才能をうまく使うことができないでいるブラームスに対して、一度は花開いた才能を見失いつつあるシューマンが注ぐ愛情。その夫の気持ちをわかりすぎているクララは、ブラームスの青くささをやさしく包み込む。

臨終の床で、ブラームスに頂から翼を得て、飛び立てというシューマン。
このあたりから、泣けて仕方がなかった。

そして、シューマンを失ったクララはベルリンへ。
ブラームスに対して、クララは自由と時間を失った私は作曲を続けられなかった。だからこそ、あなたは自由を失ってはダメ。音楽の道をしっかり歩みなさいと、送り出す。

30代のころ、毎日のように聴いてはいたけれど、その背景にまで思いをいたるほどの余裕はなかった。
知っていたのは一生独身だったこと。クララとの間になにかがあったらしいことぐらい。
ブラームスの音楽は、光と影の陰影が濃い。そして、その影の部分には重さが感じられる。
今回の上田作品は、この重さの部分を十分感じさせてくれる説得力があった。

交響曲第3番3楽章が、こんなにもロマンチックで切なく聴こえるとはねぇ。

まーくん(朝夏まなと)、緒月遠麻、怜美うらら、主役3人の脚本にしっかり応えた丁寧な演技。
特にうららクララの美しさは、冒頭の宝塚的オープニングのダンスだけで鳥肌もんでした。
クララがこの美しさなら、この作品はきっと素晴らしいと、この時点で確信したほど。
でも、それだけにとどまらず、うららクララは生きることのつらさや苦しみもにじませつつ、上品な色気と豊かな包容力を感じさせてくれた。大人の娘役。素敵〜!!!

愛月ひかるのリスト、澄輝さやと演ずるシューマン夫妻とブラームスを結ぶバイオリニストのヨアヒム、すみれ乃麗のルイーゼ、それぞれとても的確で、安心して観ていられた。
ベートーヴェンのようなもの?なんていう難しい(?)役の凛城きらも、よくやっていたと思う。

おかげさまで一度も眠くなることもなく、作品を堪能できた。
上田さん、このクォリティをずっとお願い!

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バレンタインデーだったので、出演者のみなさんによる手書きのメッセージが印刷された大きなカード(?)をもらった。
まーくんがカーテンコールで、バレンタインデーに毎年、この作品を思い出してね、と言っていました。
うん、たぶん思い出すと思う…(笑




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