2019年10月28日

梅田芸術劇場「Factory Girls あなたが描く物語」

「Factory Girls あなたが描く物語」大阪公演4を回コンプリートしてしまいました。
観れば観るほど、胸に迫るものが増す作品だった。

脚本が実によく練られていて、歌詞やちょっとしたセリフに伏線が張られているから、観るたびに発見があった。
サラやハリエットだけではなく、主要登場人物たちの生きてきた経緯が動きやセリフにしっかり練り込まれている。

例えば、マーシャとフローリアンの関係性。
マーシャがなにかと不器用にフローリアンのことを気にかけているセリフや動きは、同じような虐待という過去を持つからというのが徐々にわかってくる。
でも、マーシャには、前向きに生きようとする強さがあり、それがこの舞台の上ですごく大きな救いになっている。

ヘプサベスは、母を救い出したい(たぶん過酷な環境にいるのだろう)という一心で、工場長の側につく選択をしている女性。
それも、物語が進むにしたがって、わかってくるのだけれど、冒頭の登場シーンから、彼女が歌っている内容が心の叫びになっているのだ。

グレイディーズが、なぜ、人を赦そう、受け入れようとるすのかも、生い立ちからうかがえる。
人間は1人だけれど、1人では生きられないことを痛感している人間なのだ。

そして、アビゲイル。
実は、影の主役ともいえる。
一番進歩的な女性。自分の考えをもち、愚痴を言うよりも行動する。自分が正しいと判断したときには、はっきりとモノを言う。恐れない。
彼女が歌う「あんな場所に二度と戻らない!(ニュアンス)」を聴くと、彼女は前だけを向いて生きている人というのがはっきり伝わってくる。
彼女が、サラを誘導し、リーダーへと育てたともいえる。最後には命を賭けて、背中を押すことになるところは、多くの犠牲があって、今が築かれていく象徴的な場面。

主要な登場人物の中では、比較的恵まれた環境にいるのが寮長の娘のルーシー。この物語の語り手でもある。
母親の苦労を目の当たりにしているとはいえ、のびのびと育った娘だからこそ、周囲の女の子たちのことを公平にみる冷静さももっている。
彼女のような人間が書き手となって、世の中に問うていくことで、なにかが少しずつ動き、変わっていく。普遍化していく。

ハリエットの背景もつらすぎるのだ。
ラスト近くに歌う私はペーパードールは、哀しすぎる。
会社側をうまく使って女性の地位向上をめざしていたつもりでも、いつの間にか会社に取り込まれ、利用されつくされていることを気づいてはいるけれど、苦労して築いてきた立場(工場で働かなくてもよくなったんだから)、注目される喜び(各地を講演してまわっている!)、御曹司のベンへの恋心(好きだ、好きだと言われるんだから、うれしくないはずがない)、そして、なによりも、自分の活動が女性の地位向上に大きく貢献するはずだという自負。早々には手放せないよね。
サラの動きが目障りになってしまうのは当然ですな〜。
「邪魔させないわ〜」と歌うハリエット、コワかったです(笑)

ハリエットが、会社の視察団に向かって「女性も言葉を持っているのです」というセリフに、男尊女卑の世界が象徴されていて、この言葉だけで、どんなに困難な社会だったかがよくわかる。登場人物全員が揃った場面でこのセリフ。むむむ・・・と

サラは、どこまでもまっすぐ。ハリエットが何度かセリフで言うように「正直ね」「正直すぎるわ」
だって、パパの遺言なんだもん
「自分に正直に生きなさい」

この脚本、すごい!
すべてのセリフがなにかにつながり、ちゃんと掬い取って提示してくる。
だから何度観ても、新しい発見があるし、登場人物たちと一緒に生きているような気分になれる。

そして、これらの登場人物たちをかっちりとした枠組の中に収める役割がルーシーの現在と、ルーシーのママのラーコム夫人の二役を演じる剣幸さん。
二世代にわたって俯瞰できる仕組みなのだ。
サラに「あなたは私が見たこともない景色を見せてくれたわ。感謝している。女性が世の中に向かって言葉を発するなんて(ニュアンス)」というシーンにいつも( ;∀;)でした。

本当にすごい!

板垣恭一さん、只者ではないですな。
ちえさまが、ちょっとあいさつ程度にお話ししただけなのに、私のことをすごくよくわかってくださって〜とおっしゃっていたけれど、まあ、ちえさまの人柄はちょこっと話せばわかるとは思う(笑)
でも、ここまで女性たちの輪郭をくっきりと浮かび上がらせるのはすごいです。

どんな家庭環境にお育ちになったのかしら。
女系家族だったりして…。

お茶くみから始まり、男性社会の中を多少なりとも長年泳いできたばあやにとって、過去の女たちの話は身につまされる部分と、そんな困難をみんな乗り越えてきたんだなあという感慨が激しく交錯する舞台でした。

この作品は、たくさん語り合いたくなる。
キャスティングが絶妙で、役者のみなさまがすばらしい。
ちえさまの雄姿をじっくりリピートしたいし、
ちえさま、DVDが出たら、必ず買いますよ。
だから、DVD化をよろしくお願いします!

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2019年10月24日

赤坂ACTシアター「Factory Girls」

9月27日、28日
赤坂ACTシアター「Factory Girls」

ちえさま(柚希礼音)の力の入れ方が半端なく、ものすごい圧が舞台上から発散されるすごい作品。
上演前のプロモーションとイメージがかなり違ったのがすごく残念。
憂鬱な顔の妙な髪型のちえさまが、前面にだされたあのポスター、大失敗なアミューズさん

産業革命で機械が導入され、生産性が高まる一方で人間らしい生き方が問われるようになってきた近代
女性たちも、新しい職場で働き方や生き方を模索する時代に突入したころのお話
男尊女卑が当たり前の時代に、自らの道を開こうともがき苦しんだ女性たちの話なんだけれど、みんな、とても元気
厳しい労働環境の中でも、楽しみや歓び、希望を見出そうとする。

こんなに苦労して自由や権利を勝ち取ってきたんだから、現代のあなたたちもがんばるのよ!という現代の女性たちへのエールなのだ。
抑圧されていた当時の女性たちが立ち上げるかっこいいお話なのだよ

今も、昔も、かっこいいオンナたちはいた

そんなアプローチの前宣伝をしてほしかったな〜
だって、希望を胸にやってきたちえさまが最初は、なにも知らずにおたおたしているんだけれど、途中から、いろいろな経験や同僚の苦労を目の当たりにして、どんどんリーダ―ぶりを発揮して、かっこよくなっていくんだもん

先頭に立ってデモをするシーンなんて、惚れ惚れ〜
このシーンをポスターにしてほしかった

日米合作で一から作り上げたこのミュージカル
ベースになった多くのアイデアで原作の形を作ったのが米国の男性たちというのが興味深い。
そして、脚本も、演出も、日本人の男性

男性も女性も、どう生きるかは同じ人生の課題。
ちえさまがいつもいっている男役も、娘役も、心情を伝えるというのは同じことというのとどこかつながる

行動するかっこいい女性たちに大いに刺激される舞台なのだ。

明日は大阪初日。
うふふ


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2019年10月23日

宝塚大劇場 月組「I AM FROM AUSTRIA」本公演+新人公演

月組は、最近、人気がイマイチというウワサが駆け巡っているけれど、武蔵でどうやって集客しろというのだ…と思っていた。
が、今度はオーストリア出身なんです(直訳)というミュージカル。
ふるさとは甘き調べという副題も、砂糖菓子みたいな甘さだし…

そりゃあ、そそられないでしょ

実際、本公演をみたら、なぜ、オーストリア出身の女優の里帰りがテーマなんだ?
ホームレスを支援する4つ星ホテルの御曹司が主役?

と、なんだか展開がわかったようなわからないような…

たまきちは、相変わらず同じようなキャラだし、
れいこも、またまたちょっと間抜けなワルだし、

ひさしぶりに月組に戻ったちなつのパパとうみちゃんのママがいい感じ

ありゆのコンビが面白い展開

と、そこそこ目は忙しいんだけれど。。。


こういうときには新公を観ると、謎が解けることが多い
なぜなら、それは短縮版だから〜(笑)

ぎゅぎゅっと凝縮されるから、なのかしら。

今回も、ちょうどいい長さで、緊張感もあって、すごく楽しめました。
特にかおとくんのジョージと、白河りりちゃんのエマ
二人とも初々しくて、とってもキュート
かおとくんは、のびのびと楽しそうにやっているし(実際、緊張することなく、楽しくやっていたとご本人が話していました)、
りりちゃんは、とんでもなく歌がうまい。声がよい。

礼華はるくんも、間抜けなワルをかっこよくやっていたし、
風間柚乃ちゃんも、初の女役を楽しそうに余裕でやっていたし、

これはだれ?あれはだれ?と一気に新人たちを覚えてしまうくらいみんな個性的で、破たんがなく、役を楽しんでいました。

月組の若手、すごいぞ!


さて、藪下哲司さんの宝塚歌劇支局プラスに早速、新人公演の評が出ていて、大きな謎が二つ解けました。
一つ目は、このオリジナルミュージカルは、エマが主役
故郷を捨てて、アメリカにわたり女優として成功した女性が、故郷に錦を飾り・・・というストーリー

宝塚は男役が主役にならないといけないから、ジョージがメインになっている。
日本に住んでいる私が、日本出身ですから…と言っても、あ、そうですね、なわけで・・・

もう一つの謎は、ホームレス支援
なんだかとってつけたような偽善的なシーンだと思っていたら、オーストリアの大きな社会問題となっている難民問題が背景にあるらしい。

なるほどね〜
宝塚に合わせて潤色ってやつを施されているから、焦点がぼけた作品になっていたのだ。

月組生、がんばっていると思う。
たまちゃん、進化するための試練だ。
山あり、谷たりを乗り越えてね



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2019年10月03日

9月観劇日記

以前より、書くことに執着がなくって、ブログのことを忘れてしまう
おまけに叔父の遺作展開催に向けて、なにやら忙しく…写真展参加でも、忙しく…
おまけにちえさま東京遠征もあり、やはりなにかと忙しく…


9月6日
宝塚バウホール 宙組
「リッツホテルよりも大きなダイヤモンド」
友の会で当たったので〜それもよいお席が〜
フィッツジェラルド原作とのことで、ちょっと期待していったんだけど〜
メルヘンなのか、SFなのか、よくわからない。
そのあたりのことは、考えても仕方がない。
宙組の若手を観なさいよ、ということなんだなとヅカ的思考で観てみました。

瑠風輝(もえこ)、なかなかよいかと。
月組のるねちゃんとどこかかぶる風貌
鷹翔 千空と二人並ぶと、見映えします。

この作品で一番へ〜な発見は、悠真 倫さんの歌唱力のすばらしさ。
ちょっとびっくりいたしました。



宝塚大劇場 花組
「A Fairy Tale −青い薔薇の精−」
「シャルム!」

植田景子先生、恐れ入りました。
見事に泣かされてしまいました。
みりおちゃん・・・お別れなのね・・・
これが生みりおちゃんを最後の機会。
宝塚をあらためて見始めたのが、月組の霧矢トップのときだったから、そのころは2番手あたりにいたみりおちゃん
その後、ロミジュリW主演、ベルばらW主演、そして花組へ
いるのが当たり前のように思っていました。
まるでバラ園に妖精がいるのが当たり前のように。
フェアリーなみりおちゃんを見事に表現した素晴らしいお芝居だ。
乙羽 映見のミステリアスレディが、この作品をますます上品に美しく夢のあるものにしているのに感動。
でも、辞めちゃうのね…

みりおちゃんは娘役となじまないなにかあるんだろうかと勘繰っちゃうほど入れ替わりが激しかった花組だったな〜

シャルムも、さすがの稲葉先生
全編大好き。
すっかり呪文をかけられまくりました。

宝塚〜ないい2作品でした。



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2019年09月15日

映画「ひろしま」

見ている間中、こんなに胸が痛んだ映画はなかった。
泣いている感覚もないままに涙が流れた。

日教組プロが1953年製作、関川秀雄監督による日本映画
「原爆投下から7年後の広島。高校生のみち子は、授業中に原爆症で倒れ、8月6日の恐ろしい光景を思い出す…。原爆の恐怖と惨状を伝えようと、被爆から8年後に製作された反戦ドラマ。岡田英次、月丘夢路、山田五十鈴のほか、8万人を超える広島市民が撮影に参加、原爆投下直後の市内の惨状、市民たちが傷つき、苦しむ姿を、実際の映像も交え、迫真のリアリズムで再現し、ベルリン映画祭長編映画賞を受賞、海外でも高く評価された」(NHKサイトより)


ここには、人間の愚かさのすべてが詰まっている。
完成当時、アメリカに対する非難が含まれているからと、公開が見送られたというが、驚くべきことに冷静に、公平にそのときの広島と、その後の広島が描かれているのだ。

被爆者たちの被爆状況を検査だけして、治療しようとしないアメリカ
戦争をやめられない日本政府と日本軍
偏見により差別される被爆者たち

そして、なによりも非戦闘員の暮らす街に原爆を投下、それも実験したくて投下したアメリカ

人間がここまで愚かになれる生き物なんだということを思い知らせられる。

この映画のすごいところは、誰かが、なにかが悪いとはあえて描いておらず、淡々と事実を再現しているところだ。
被爆者となった非戦闘員の一般人も、この世界を招いた一人でもあることからは逃れられない。

大庭家と遠藤家の家族は、当時、どこにでもいた家族。
両親と子どもたち
その家族が地獄に投げ込まれ、それぞれの家族の中で唯一助かった大庭家の娘と遠藤家の息子は、原爆を背負って、体も心もむしばまれていく。

無垢な子どもたちが、原爆投下後の市内を親を求めて、逃げ場を求めて彷徨い続ける姿は、この世の終わりを思わせる
被爆して、苦しみながら死んでいく人々の様子は、モノクロだから、なんとか耐えられるが、実際はもっともっと地獄絵だっただろう。

広島市の中学・高校生、教職員、一般市民等約8万8500人が手弁当のエキストラとして参加し、月丘夢路、山田五十鈴という当時、売れっ子だった女優たち、岡田英二や加藤嘉などがプロの役者として出演。
戦後わずか7年後で、これだけの映画をつくりあげた人々の今も色あせることのない熱意が画面からほとばしるように伝わってくる。
映画製作の母体が日教組ということに少なからず驚いた。
左でも、右でもなく、淡々と事実を積み上げ、主張ではなく、伝えたい思いだけがストレートに伝わってくるのだから。

日本はもとより、世界中で、中学校か高校で鑑賞を義務づけたら、世界は大きく変わると思う。
少なくとも日本では、学校で必ず見るようにしてほしい。
主義主張ではなく、自分たちの過去をしっかりと見つめ、なにがこの地獄を招いたのかを考え、語りあう場にこれ以上の素材はないと思う。

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2019年09月14日

映画「記憶にございません」

なぜか見ることに・・・(笑)

貴一さんが、昔から好きなので、いいんですけどね😃

見ている間と観終わった直後は、薄味な内容だな〜と思ったんだけれど、思い返すと仕掛けが三谷味で、アホらしいんだけれど、ハートウォーミングなラストでよかったな〜と。

途中、黒田総理のお友達がお金を持って登場したあたりでは、浅い政権批判とかだと白けるな〜とハラハラしたけれど、そこはスルー。
どう生きるかという家族の話になってた。

白い黒田総理で政治は動くのかなあ
性善説だよね

でも、黒い黒田総理だから、あそこまで登り詰めることができたわけで・・・

ハッピーな家庭をつくることから、政治は始まるってことなん?(笑)

三谷メルヘンだね
宝塚よりもメルヘン、ファンタジーだ




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2019年09月05日

映画 キングダム

同年配の友人が、甥に勧められたとかでキングダムにはまっているのだが、イメージが壊れるのがいやで、映画のキングダムを見に行っていない、いや、行けないという
渋谷まで15分のところに住んでいるんだから、ちゃちゃっと行ってのぞいてくればいいじゃん、というのに、やっぱり行けないという

では、私が見てきましょう、とのこのこ行ってみた

はまった

いつの間に日本映画がこんなスケールの大きな映画を作れるようになったのだ?
原作を読んでないのに、イメージがなぜかその通りで、世界観にどっぷり浸れるではないか!

秦の始皇帝なんて、兵馬俑?ぐらいしか思い出さなかったのに、ここから怒涛の中華統一の歴史を探る日々・・・約2か月(笑)
例の友だちには、即、見るべきと報告。ようやく見て、イメージ通りだった、とのことでご満足いただけました。

映画は2回鑑賞。
周囲の友人たちに面白いからと大宣伝して、10人は行かせたかな

「なつぞら」の天陽くんとキングダムの政が、同じ吉沢亮くんというのを知ったので、周囲のばあやの友人たちに吹聴したら、みんな、へ〜!と驚いていた。
同年配が、天陽くんが吉沢くんと認識できてよかった(笑)

友だちが持っている漫画を借り、足りない部分は電子書籍で54巻を一気にクリア。

面白いっ!
血なまぐさいけど、マンガだから、なんとか読める。

キャラクターがどれも際立っていて、ワクワクさせられる。

丸2か月ほど、キングダムの世界にどっぷり浸れて面白かった〜
もちろんその間、ちえさまにも浸っていたけど。

55巻が出たので、ついに朱海平原平定か!と思ったら、まだ終わらない…(笑)

妙に紀元前200年ごろの中國の歴史に詳しくなってしまった。
すぐ忘れると思うけど。


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2019年09月04日

門田隆将著 「日本、遥かなり」

門田隆将著 PHP研究所
「日本、遥かなり
エルトゥールル号の「奇跡」と邦人救出の「迷走」」


急にブログを復活させる気になったのは、この本に出合ったから、かもしれない。

世界は常に混沌とし、なにがあっても不思議はない状況があちこちで常に起こっている。 日本だけが、戦争はいやです!という抽象的な物言いで逃れられるはずもない。

戦争なんて、誰でもいやだ
戦争はいけません、絶対にしてはいけませんとテレビなどで戦争経験者の高齢者が言っているけれど、そんなの当たり前。
なんの答えにもならない。

なぜ、国民の命と財産を守れなかったのか。
なぜ戦争に巻き込まれたのか。

考えるべきこと、知るべきことはたくさんあるのに、相変わらず、戦争反対だとか、ちょっと法制度を現代に合わせて変えようとすれば、戦争法案だとか、徴兵制だとか、極端なことを言い出す輩がマスコミにがんがん取り上げられて、議論にもならない。

こんなふうに他国との戦争をイメージでしかとらえられない国民にいつのまにか変えられてしまった。

私が、高校生の時代には、日本史は明治維新で終わっていた。
それ以後は、自主的に勉強しておいてね、で終わり。
ミッション系の私立の高校でさえ、この状況だから、公立だったら、どうだったんだろう。

なんの教育も受けず、朝日新聞がまだ大新聞だったころのプロパガンダに翻弄され、左系の学者を多用し、いい加減な知識を振り回すコメンテーターに毒され、自分で考えることもしなかったら、こんなふうな感覚になるのは当然なのかもしれない。

と、今の政治や社会状況などへの不満がふつふつと湧き上がってくるのは本書のせいだ。

ビジネスや支援で他国で活動している人々が、そのが紛争や戦争に巻き込まれたら、救援機が母国からやってくるのが当たり前・・・

それは他国のことで、日本は、法律で縛られているので行けません、で終わり。
大使館がするのは、他国の救援機に空きがあれば、日本人もお願いしますと頭が下げて回るだけ。でも、自国民優先が当然だから、席があるはずもなく…
結局、みんな必死で自力で乗れる飛行機を見つけ、脱出するしかないなんて、これでも国なのか?

1985年のイラクのイラン侵攻のときに、迎えに来てくれたのは、1889年(明治22)に和歌山県沖で遭難したエルトゥールル号の救難を恩義に感じ、以来、親日国として交流が続いていたトルコからの飛行機。
大統領の決断で、不可能と思えたことが実現した。
頼んだのは、日本政府ではなく、長年、トルコと密接にビジネス関係を行って、当時の大統領と苦労を分かち合っていた商社マンだった。
200人以上の日本人が、制空権をイラクに制圧されたイランから、間一髪で救出されたのだ。

危険だから、迎えに行けないという日本。
危険だから、迎えに行きましょう!と迎えにきたトルコ。

この本には、これ以外にも、イラクのクェート侵攻、イエメンやリビアの内戦などで危機に直面した日本人たちの悪戦苦闘が描かれている。
どの場合も、日本は迎えにこない・・・

法整備をされても、現地での安全が保障されないかぎり、迎えには行けないという条項が外れない。
だから、結局、迎えには来ない。

これって、日本軍が満州で終戦後に自国民を見捨てたこと、命を盾にした特攻を「作戦」などと言って実行したこと、広島・長崎に原爆が落とされるまで戦争を止めることができなかったこと・・・すべてに通じているではないか。

戦争はいけません、じゃなくて、自国民の命と財産を守ることに、そして、自国を愛する民をつくることをどうするのかを真剣に議論する必要がある。それも早急に。

1985年のトルコの救援を、毎年、その時期が来たら、テレビや新聞で特集しないさいよっ!
いくらでもスリリングなドキュメンタリーやドラマが作れるはず。
今、一番知らないといけないことなんだから。

といっても、今のメディアは、妙な左系の思想にまみれた輩しかないからな〜





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2019年09月03日

半年間の記憶をたぐる 7,8月

6日 梅田芸術劇場 レミゼラブル
LE VELVETの佐藤隆紀シュガーちゃんのジャンバルジャンを観るために8年くらいぶりにレミゼラブルへ。
マタハリでシュガーちゃんに出会ったときに、この人はバルジャンにぴったりだと密かに思っていた。
期待通りのバルジャンでした。
海宝くんのマリウスも。
こうしてみると、ちえさまは、すごい人たちと共演しているし、その中心に常に立っているのだ。


13日〜 梅田芸術劇場 Lemonade
ふたたびのちえさま♡
もうずっと浸っていたいちえワールド。
終わってほしくない
ジオスエナジーで、またまたパワーを注入され、ちえさまラブでへろへろ〜
し・あ・わ・せ


27日 横浜アリーナ 氷艶
初フィギュアスケート鑑賞。ちえさまがもれなく付いてくるという奇跡!
スケーターたちの歌と芝居に驚かされ、役者たちのスケートに驚かされるというコラボレーションの火花散るエンターテイメント。
スケーターの表現力は、数々の試合で十分知っていたけれど、お芝居になると、こんなふうに反映されるのか〜と。
というよりも、こんなふうにじっくり表現したかったのね。
ちえさま松浦の存在感は、登場とともに会場の雰囲気も変えてしまうほど。
もっともっと観たかったな〜
ちえさまファンは、退団公演の黒豹冒頭のソルさまのステキさを忘れないのと同じくらい、えっ!これだけ?この話じゃなかったの?という見事な劇団のはしご外しにずっとずっとやり残した感をひきずっているんだからね。

福士誠治さんのスケート力と、芝居をまとめあげる力にびっくり!
彼が影の立役者だな〜
ええもん、見せてもらいました。
でも、お〜、そーゆーふうに始まるのか〜、
あれ〜、大ちゃん、そんなことまでやっちまうのか〜
ちえさま、ステキ!かっこいい!誰よりもオトコマエ!
せーじさん、すごーい!
え〜、そんなふうに終わっちゃうの〜!!???
とおろおろあたふたしているうちに終わっちゃった。
やはり2回は観るべきだった・・・反省

翌日、お台場のチームラボへ。氷艶のイリュージョンを支えているのはチームラボだもんね。
そのお手並みを体感したくて、行ってみたけれど、照明でここまでできるとは!


8月2日 梅田芸術劇場 月組 オンザタウン
1月に東京で観た公演の大阪公演。
ゆのちゃんが理事ゲバラに取られたので、花組から出戻ってきた鳳月杏ちなつが参加。
蓮つかさ(れんこん)も、ゲバラなので、海ちゃんとるねちゃんが参加。
まあ、これはこれで楽しめたけれど、意外だったのが、れんこんの不在が大きかったこと。
さちか姉さん、やっぱりいいわ〜
男3人が中心になっているのに、女3人がとても気になってしまうという面白い作品だった。


10日 サンケイブリーゼ 米朝一門
昭和入門軍のお歴々を鑑賞。
面白かったんだけれど、落語より、最後に余興的にあった大喜利の方が面白かった。
すみませぬ・・・まだまだ落語への道のりは遠い(笑)


11日 梅田芸術劇場 月組 チェ・ゲバラ初日
とどさまにゆのちゃんが、研16の人と言われてた。
まさにゆのカストロは、そんな感じだった。
それが観たくて行ったので、大満足でした。
歌、上手いなあ。越えてるよ

16日 宝塚大劇場 星組 食聖 Éclair Brillant
紅ゆずるの退団公演
退団公演というのは、どうしてつまんないのかしら。
黒豹も、イマイチだった・・・伝統なのか?
最初の15分ほどは我慢して観ていたけれど、なにをしているのか、どういう展開なのか、ばあやにはさっぱりわからず・・・アナザーワールドしてしまった。
紅ちゃんの大ファンの友人も、しょーもない芝居だから、寝ていていいと言っているから、私だけがわからないわけではないらしい(笑)
でも、レビューは最高!
最近、観た中ではぴか一だった。
特にボレロのシーンは、今まで見たことがないフォーメーションで、目が離せない。
2階席だったから、なおさら、とても美しいボレロだった。
紅ちゃんも、まもなくいなくなるのか〜
ちえさま時代の人がどんどん卒業してしまうなあ。


というわけで、思い出してみると、ちえさまと宝塚三昧の日々でございましたっ


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2019年09月02日

半年間の記憶をたぐる 5月、6月

5月2日 兵庫県立文化センター かもめ
2階の後方席だったから、まったく緊張感なく座っていたら、ほぼアナザーワールドにひっぱられてしまい・・・
ほとんど覚えてない

かもめは、乾電池や宝塚やらで3回目
見慣れると、やはり面白い脚本だな〜と、チェーホフが少しわかったような気になる
でも、寝ちゃう(笑)

6日 梅田芸術劇場 星組 アルジェの男
なんとなくお付き合いで観劇
専科で出演していた愛月ひかるちゃんの存在感が輝いていて、ちょっと驚いた。
ステキやん・・・
それと、漣レイラちゃんのダンス
めっちゃ目立ってた
スカステで見ていると、なかなか映してくれないんだもん
やはり生はいい

12日 宝塚大劇場 宙組オーシャンズ11 2回目。
東京から、ヅカファン初心者の友人が、大劇場を体感したいというので。
とてもご満足いただけました。
うちでちえさまダニーを見せたら、「真風ダニーで刷り込まれたから、真風の方がいい」を言い出す始末
あれま・・・

22日 サンケイブリーゼ 吉弥
めちゃめちゃ前方センター席で緊張した〜
最近、落語をちょこちょこ聞くようになりました。

25日 オリックス劇場 キンキーブーツ
映画のキンキーブーツが衝撃的で面白すぎたので、強烈に印象に残っていたためか、舞台はイマイチ乗れなかった・・・残念
会場は、ものすごいノリノリで、みなさん楽しんでおられましたっ!
取り残され感満載・・・
三浦くんの役は、やっぱり黒人よね〜とか思いながら、観ちゃダメなのだ。


6月3日 松竹座 三婆
母を連れて、初の松竹座へ
宝塚の客層と違うなあ( ´艸`)
大竹しのぶ、緑子さん、渡辺えり子と3人のベテラン女優が、とても楽しそうに演じておられました。
あまりにも楽々とやっている感じで、趣味の演劇に付き合わされている感があったりして・・・(笑)


6日〜 シブゲキ Lemonade
数日間、シブゲキに浸っておりました。
1人で3人の人格を見事に演じ分けるだけでなく、瞬間に入れ替わるというちえさまにしかできないすごいものを見せてもらいました。
男に変身していく様子も。
こんなになにもかも手のうちをさらしてもなお、びくともしないちえさまの芸と存在。
ジオスエナジーの5分のためだけに、毎日通いたかった・・・(毎日通ってたやん)
250席足らずの会場の前方で、ちえさまを堪能させていただいた。
ちえさまへの愛というパワーを、逆にちえさまからたっぷり注いでもらい、この先、未来永劫ついていくとお誓いしちゃいました。
ちえさま、ありがとう


18日 宝塚大劇場 雪組新公 壬生義士伝
彩海せらちゃんの貫一郎が見事だった。諏訪さきの大野も。
朝澄 希ちゃんが、小川信太郎を見事に演じていて、とてもうれしかった。


21日 宝塚大劇場 雪組 壬生義士伝
仕事で岩手に通っていたころ、小説を読んで、涙まみれになったっけ。
県庁前の石割桜を見に行った。
岩手山の見える風景、広がる田んぼ、早池峰山の山並み・・・懐かしい
だいもんの歌うメインナンバーが素晴らしくて、目の前に岩手の風景がふわ〜と広がっていく。
物語そのものは、血なまぐさいし、家族のためとはいえ、人斬りを商売にするというのは納得できないので、あまり好きじゃないけれど、見事に小説の世界が舞台化されていた。
だいもんときほの歌声がいつまでも耳に残る
二人は宝塚の至宝だわ〜


26日 梅田TOHO 花組 恋するアリーナ
当たりすぎた〜という友人への協力で急きょ見ることに。
か細いみりおが、広い会場を駆け回ってた。
何度も死にそうと言ってた。

29日 西宮ガーデンズ 花組 花より男子
やはり当たりすぎた友人への協力で見ることに。
柚香光は、イマイチ好きじゃなかったけれど、好感度が上がってしまった。
それぐらいぴったりな役だった。
本人も、夢中になってやってたしね。
城妃 美伶しろきみちゃんのサポートが、素晴らしかった!


こうやってみると、宝塚、よく観てるな〜
難しいことを考えなくていいもんね
クセになる愛と夢の世界



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