2016年12月17日

新国立劇場マンスリープロジェクトと東京芸術劇場「紛争地域から生まれた演劇」

シェイクスピアは、つい、気になって手をだしちゃう。
今回の「ヘンリー4世」も、浦井くんがハル王子?B作がフォルスタッフ?面白そうじゃないの…というノリだったし。
と、演劇好きの友人に言ったら、もともと大衆演劇だったのだから、軽い気分で見るのでよいのだと。
そういわれると、なんだかほっとする。

でも、やっぱりちょっとお勉強してみようかなと、新国立劇場マンスリープロジェクトの「ヘンリー4世の魅力と、いま日本語でシェイクスピアを演じるということ」を聞いた。

世界でただ一人37作品全部を演出したという演出家の出口典雄氏による講義。
その出口氏が1975年に旗揚げしたシェイクスピアシアターのために全戯曲を翻訳したのが小田島雄志氏。
宝塚のシェイクスピア作品をやるときに監修しているからというわけではないけれど、シェイクスピアの訳といえば、小田島氏だと思っていたのだけれど、福田恆存氏とかなりバトルがあったそう。
知らなかった〜。

日本人は詩を語ったことがないのだが、英語圏の戯曲は詩と散文に分かれている。
確かに!
舞台で詩を語っているのなんて見たことがないけれど、シェイクスピアの戯曲には、あちこちに詩が出てくる。
だから、日本語でやるときには、演出家主導で読み方をつくらないといけないんだそうな。
そもそも最初に翻訳した坪内逍遥が、詩と散文を分けて訳してなかったそうで…
日本人にとっての詩というのは、俳句や和歌だから、朗々と読み上げる詩とはかなり大きな違いがある。
あのシェイクスピアの饒舌さには、詩も入っているから、なのかな。
小田島氏は詩人だから、そうした部分をうまく訳すことができたそうな。

言葉が状況を決定していく。
そういう意味でシェイクスピアは、観客に親切ともいえる。

シェイクスピアの作品には、権力と恋に取りつかれた人々が必ず出てくる。
権力や恋が絶対的なもので、それらにとりつかれて、取り違えたり、間違えして物語が進む。
ロミオとジュリエットなんて、恋に取りつかれた10代の若者が3日間で人生のすべてを知り、人生を終えていく話だ。


そして、ハムレットは後ろ向きに前に進むんだとか。

うーむ・・・わかったような、わからないような・・・でも、なんとなくわかる。

シェイクスピアは、相対的に物事を見ていく。
いいは悪い、悪いはいい・・・てな感じで価値の相対化をする。

さて、お気に召すままはどうなんだろう。
ちゃんと最初から最後まで観たことがないお芝居なのよね〜。
シェイクスピアは、比喩が多くて、セリフが膨大だから、観ている方もエネルギーがいる。
ちえさまが出ていなければ、あまり触手は伸びなかったかも。


「紛争地域から生まれた演劇」のイランの作品を観劇。これって、観劇なんだろうか…70人ほどの観客が、初めて台本を手にする役者と脚本に翻弄されながら、進行するというもの。作者は、兵役を拒否したため国外に出られない若手作家。自由を求めて、演劇の脚本で行けるところまで行こうというもの。行けるところって、どこ?この変わった脚本は世界20か国以上で上演され、あのラミン・カリムルーも、BWで演じたというので好奇心を刺激されてしまった。もちろん寝ている暇なんてなかった(笑 抑圧されている状態とは、こういうことか〜みたいな感覚を少し味わったような気がする。ほんの少しだけどね。
日本は平和だな〜。


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2016年12月03日

Act Aginst AIDS 2016

行かないつもりだったのに・・・つい・・・

ちえさまの吸引力がすごすぎて・・・行ってしまった。

会場は満席で立ち見もたくさん。
あわててゲットした割には、2階席だけれど、南東のまあまあの席だった。

でも、やっぱり舞台の上のちえさまからは遠かった〜。
舞台の上を観たり、スクリーンのちえさまを観たりで忙しいことといったら。
あ、オペラグラスも。
あわあわしているうちに、あっという間にMaybe ifが終わってしまった。

がっくりしていたら、なんとミュージカルコーナーでロミジュリの「世界の王」を壮ちゃんたちと一緒に踊って、歌ってくれた!!

私的には興奮の坩堝だったんだけれど、なんせ一人なもんで、ペンライトを振り回すのがやっとだった。

ううっ、やっぱり遠い席はつらい。おまけにお隣は、どうやら春馬ファン。
アウェイ感いっぱい。ぐすっ。

でも、このライブは、豪華なメンバーが、いろいろコラボしてパフォーマンスを披露してくれるかなりお得感満載のイベントだということがよっくわかった。
昨年は1300万円ほどをラオスの子どものための病院に寄付できたとのこと。
音楽を3時間近くたっぷり楽しんで、寄付もできちゃうなんて、チャリティコンサートってステキ♡

24回も続けているとは、びっくり!
ちえさまのおかげで、またまたこういう活動を知ることができました。

ちえさまも、とっても緊張していたらしい。その緊張が、遠い席なのに伝わってきたし、May be ifのときにマイクや音響の調子が悪く、ばあやはハラハラしてしまった。ファンというのは疲れるものだ…。
ささやかなペンライトが、少しはお目に留まったかしら。
武道館ライトだと、単なる棒状にしか見えないと思ったから、Rのペンライトにしたんですけど…。
ちえさまの各種ペンライト、揃っているもんね(笑
退団公演のも、ちゃんと会場に行けたから、2本ともあるし。

AIDSは、まだまだ世界で猛威を振るっているのね。
このところ、知的障がい者の福祉施設とコラボして、プロジェクトを始めたので、そちらのお勉強に忙しく…。
こういう楽しいことで、少しでも貢献できるなんてステキ。
プロジェクトでも、こんな大がかりなイベントはムリだけれど、ささやかなチャリティコンサートをやってみたいなあ。

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2016年11月30日

新国立劇場「ヘンリー4世」

ミュージカルが続くとストレートプレイを観たくなる。
シェイクスピア、けっこう好き。
深淵なセリフがちりばめられていて、引き込まれる。

2時間40分(休憩20分)の第1部「混沌」初日を観劇。

毎回思うのは、役者の人は、どうやってあの膨大なセリフを覚えるのだろう?
それも、やたらと比喩の多いシェイクスピアの持って回ったあのセリフを。

「ヘンリー4世」の物語は、なんといってもフォルスタッフが有名。
9月に宝塚の月組でやった「フォルスタッフ」のベースはこれね。

佐藤B作さんのフォルスタッフが、とても愉快だった。
狡猾で自分勝手でやなやつなんだけれど、どこか憎めない。
いや、憎めるか(笑
でも、人間はあんなものだよね・・・と思わせてくれる本音で生きているオッサン。
それがフォルスタッフ。
B作さん、当たり役なんじゃないかなあ。

王子さまに生まれたのに、自分を持て余しているハル王子が、状況や人にもまれながら、だんだん王としての自覚を持っていく過程を丁寧に描いている。

シェイクスピアは、人の心の動きをセリフにのせて縦横無尽に物語を紡ぎ出す。

1幕は、横文字名前(当たり前)だらけでややこしくて、気絶を何度かしてしまった。
一応予習はしてきたけれど、実際に物語が動き出すと、誰が誰だっけ?状態。
でも、だいたい人物の把握ができたころから覚醒。

2幕は、敵対関係がはっきりし、戦場の場面が中心になるので、スピーディでスリリングで、とても面白かった。

大人たちの思惑に翻弄されてしまうノーサンバランド伯の息子パーシーが、かわいそうになった。
彼自身が直情型の人間だからこそ翻弄されてしまうのだけれど。
岡田健一のホットスパー、破滅型人間で真田丸の毛利勝永に通じるものがあった。
死に場所を探しているのが共通?

ハル王子は放蕩三昧しながら、人間観察をし、本来の自分に目覚めていく。

浦井くんは、1幕ではやんちゃな王子、2幕では、目覚めつつある王子を的確に表現。
ラストシーンの王と肩を並べて去っていくシーンが、かっこよくて、ちょっとドキッとした。
(ちえさまがやってもいいような役よね〜・・・って、もう男役はしないのよね・・・)

ハル王子がヘッドフォーンをして、クィーンの曲が流れる中、登場する冒頭。
トレンチコートのような服装で出てきたりと、現代的な小物が使われている。
シェイクスピアって、ロックなんだろうか。
人間の思惑が入り乱れるところにロックあり?
現代と14世紀ごろのイングランドをつなぐ面白い試みだと思った。

やっぱりシェイクスピアは面白いな〜。
2部も、観たくなっちゃった。
でも、10月、11月と派手に観劇三昧しちゃったので資金難・・・
うーん、どーしよう〜。
来年早々には、「お気に召すまま」が待っているし・・・。

ちえさまが、シェイクスピアのセリフを言うなんて・・・うふ♡ 楽しみすぎる♡
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2016年11月17日

ミュージカル「バイオハザード ヴォイス・オブ・ガイア」

前楽、大千秋楽を梅芸で観劇。
ただ、ただ、ステキで言うことなし。
ツッコミどころは、もちろんいろいろあるけれど、もうどうでもいい。
「恋は盲目だね」というゼルグのセリフをいただいておこう。

ちえさま(柚希礼音)にますます惚れてしまいました〜。

退団後、初の主演ミュージカル、初の女性役。
ドキドキしたけれど、結局、ちえさまは、ちえさまだった。
かわいくて、かっこよくて、オトコマエで、一分の隙もないお芝居で、私たちを魅了し続けてくれた。

あれだけ第一線のプロの俳優やダンサー、アクションの方たちを座長として束ね、最高の演技を引き出す。
その力が舞台の上で結集していくさまをまざまざと見せてもらった。
本当に幸せなひとときを、そして、東京初日からの幸せな1か月半を過ごさせてもらい、大感謝。

今日は、やり切った感はあるものの、とてつもなく寂しくて、アドリア海の城郭都市においてけぼりをくったような気分。
もう「ちえ切れ」

は〜、ちえさまは、人の心をつかんで離さない恐ろしいお人です。

さて、次の武道館はバイオハザードで心がいっぱいでチケットを取り損ねたので、12月はおとなしくしているつもり。
次は、1960年代のアメリカにトリップさせられるのね。
来年4月20日まではノンストップでちえさま。
しあわせ〜♡

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2016年11月14日

東京宝塚劇場星組新人公演「桜華に舞え」

バイオハザード大阪公演に忙しくて、10日に観たのに感想をアップする暇がなかった。

恐るべし、新公。
本公演では泣けなかったのに・・・

泣けた。

明治維新の熱気が若いメンバーだからこそ、びんびん伝わってきたのかな?
ぴちぴちの勢いのある志士たち♡♡♡

頭部が小さくて、足が長くて、かっこいい志士たち♡

明治維新のときにはいなかったね(笑

桐野役の天華 えまが、めらめらオーラが立ち上って、よか〜っ!
音咲 いつきの西郷さん、やるね〜!

この二人の演技におお〜!と思いながら、楽しみました。

綾 凰華の隼太郎と桐野のかけあいは、本公演を上回っているシーンもあった。
軽いアドリブのようなコミカルなやりとりがあるなど、余裕もあったように感じられた。

しどーくん(紫藤 りゅう )八木、がんばったね〜。
体系が細くて、不利だな〜。
八頭身のジェンヌにとっての宿命。でも、そこをなんとかクリアするのだ!

残念なのは立ち回りだった。
ラストの見せ場のえまちゃん、登場のときはかっこよく決めていたけれど、刀の扱いがね〜。
振り回しているだけに見えてしまった。

課題、ですな。

でも、星組の未来は明るい!と確信した新公だった。


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2016年11月09日

東京宝塚劇場星組公演「桜華に舞え」「ロマンス」

なぜかうまくタイミングが合わず、ようやく2階B席12列センターで観劇。
鹿児島弁が強烈で、おまけに絶叫型のセリフが乱舞して、セリフがほとんどわからない〜・・・

まあ、ストーリーは西南戦争をクライマックスにしたものだから、なんとなくわかったけれど。
黒豹よりは、わかりやすいし、感動しやすい内容だった(笑

このお話は西郷役に説得力があるかないかで、泣けるかどうかが決まる。
さやかさん(美城れん)、すごすぎる〜。
再来年のNHKの大河でさやかさんに西郷さんをやってほしいと思わせられるくらい包容力のたっぷりあるステキな西郷さんだった。

大久保役の夏美よう、岩倉具視役の美稀千種の上級生が、しっかり要を抑えていて、物語の骨格がはっきりしているのが気持ちよかった。

みっちゃん(北翔 海莉)のラストの立ち回りは、かっこよかった〜。
あの見せ場をきっちり抑えるみっちゃんは、やっぱりすごい。

そして、ことちゃん(礼真琴)
もうショーブランへの期待が確信となった。すごいショーブランになること間違いなし。

あーちゃんの演技力にも、ちょっとびっくり。目立たない役だから、難しいと思うけれど、存在感をきちんと出していた。ふうちゃんが、ちょっと食われちゃったかもね。

さて、次期トップの紅子(紅ゆずる)
どうもみっちゃんと芝居がかみ合ってないのよね〜。こうもりのときもだったけれど。
なぜなのか…
どちらも1回だけしか観てないから、どうしてなのかはわからないけど。

あまりにも演技のスタイルの違いすぎる二人だから?
外部の公演なら、絶対に顔を合わせることがない役者の組み合わせという気がする(笑
宝塚は、同じ顔触れだからね。
二人を同じ舞台上で観ていると、明治座と2.5次元ミュージカルが同居したような感覚になっちゃうのかも。
紅子の引き出しには、ガイズ&ドールズのネイサンがたくさん詰まっているみたいで、ちょこちょこネイサンが顔を出してしまう。

ラストシーンのみっちゃんを抱きながらのセリフは、あまりにも絶叫していて、ちょっと引いてしまった。

ショーは、どのシーンも「ロマンス」していた(笑
ショーでも、ひたすら目を離せないのはことちゃん。
オンナになったり、はるこちゃんを相手に燕尾服で美しく舞ったり・・・
ああ、もっと観ていたいことちゃん♡

さやかさんが銀橋で歌う曲は、コーラスを付けずにもっとしっかり聴かせてほしかった。
歌も芝居も素晴らしいさやかさんが、いなくなるなんて、本当に残念。
ロミジュリのときの乳母も、素晴らしかったな〜。

紅子の時代は、どれほど続くのかしら。
2番手がトップを食うほどの勢いがある組は安定すると言っているヅカ友もいるけれど・・・
スカピンも、がつがつに食ってくると思うよ〜(笑
それに紅子がどう応えていくのか。
観客としては、楽しみだけど。

とうこさん(安蘭けい)は、スカピン初演で大化けしたレジェンド(ちえさま)を従えつつも、まったく遜色のないステキなパーシーを演じていたっけ。さすがとうこさん!
とうこさんには、レジェンドちえさまが真似できないあの素晴らしい歌声があったし、余裕たっぷりの芝居心があったもんね。
さて、紅子、どんなパーシーをつくるのか。
勝負のときだね。



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2016年11月01日

東京国際フィルムフェスティバル「笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ」

超高齢化社会で100歳越えがごろごろいる時代に突入しつつある。
我が家の90歳の口癖は「90歳にならないと、このつらさはわからへん」
自分のわがままを通すときに錦の御旗のごとくこの言葉を必ずいう。
そして、「つらい、痛い、あちこち痛い」と、日々つぶやいて、じっと横になっている。

90歳になってみないとわからない・・・心の中で「そら、わからへんわ…」とつぶやいてしまう。
じゃあ、100歳を越えちゃった人は、どうなるのだ?毎日、つらい、つらいと言いながら生きているのか?

そんなことを毎日考えるようになって出会ったのが笹本恒子さんだった。
テレビ番組で観た恒子さまは、大腿骨を骨折したため車いす生活を余儀なくさせられてはいるけれど、お肌つやつやで、はつらつとしておられた。

そんな恒子さまのドキュメンタリー映画ができたというので、思わず飛びついてしまった。
おまけに上映後に記者会見まであるとのこと。
生の恒子さまを見ることができる稀有なこの機会を逃す手はない!と。

本物も、やっぱりすごいパワーだった。頭脳明晰、言葉も明瞭。
「私、102歳になっちゃったのよ。うふ」

「笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ」
二人の人生を駆け足で辿り、現在と重ね合わせるドキュメンタリー。
一番印象的だったのは、笹本さんが住んでいたマンションの1室から、ベランダ越しに目の前に広がる都心部の風景を見ながら、「死にたくなるようなこともあった」(といったような言葉だったかと)とおっしゃっていたこと。そりゃあ101年も生きていたら、いろいろあるのは当然。でも、なんだかほっとするような一瞬だった。
とても強い意志で生き抜いてきた笹本さん。そんな人にも、もちろん山あり、谷ありだったのだと。

むのさんの反戦を強く訴える生き方は、とてもわかりやすく力強かった。
ただ、シールズを出したのは、かなり疑問。単なる大学生たちとの対談にしてほしかった。

「笑う・・・」というタイトルがついているのだけれど、むのさんの最後の様子が衝撃的。
一度は死線をさまよいつつも、復活。その37日後に逝去。
画面では、少なくとも「笑う」状態ではなかった。

上映が終わってからの記者会見で、観客から、まさにこの部分の質問があり、会場に来ておられた息子さんが「最後に微笑んで亡くなりました」とあったので、救われた気がした。が、映画だけ観る人にとっては、やはり疑問が残るだろう。

監督によれば、どう死ぬかが最大の課題になっている今、泣きながら生まれ、笑いながら死ぬという仏教の言葉を問いかけたかったそうな。

101歳を生き抜いたお二人の生命力と前向きな気力には、勇気をもらえたけれど、「笑う」という部分は、映画からはあまり伝わってこなかった。
記者会見に登場した笹本さんのほほえみを一目みれたことの方が大きかったかな。



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2016年10月25日

赤坂ACTシアター「スカーレット・ピンパーネル」

劇場の入り口に到着したら、現役ジェンヌとOGがたくさんいる〜!
東京宝塚劇場が休演日だから、星組生がどっと観劇に来ていた。
ウメちゃん(陽月華)、しみこさん(和涼華)、立樹遥さん、遠野あすかさんも。

みんなが劇場に入ってしまったので、さて、私も入るか…と思っていたら、背後になにか気配が。。。
振り返ったら、真後ろにちえさま(柚希礼音)が立っていた…
あ〜、みんな、もう入っちゃったんだな〜、という目線で。
遅刻しちゃったのね。おかげで目の前にちえさま♡

それからは、舞い上がってしまい、おまけにちえさまの頭越しに舞台を観るというはあ、はあ、しちゃうような席で、もうなにがなんだか…

そのうえ、劇場内前方席は、ジェンヌが散らばって座っていて、あそこにも、ここにも、右を向いても、左を向いても、ジェンヌ、ジェンヌ、ジェンヌ。

幕間に通路をうろうろしていたら、またまた背後にしーらん、かいちゃん、れんた・・・
カウンターでジュースを飲んでいたり、グッズコーナーにいたり、トイレの行列にいたり、もう劇場全体が夢の世界になってしまっていた。

客席側に美しい人がずらっといるわけで・・・

舞台の上はやりにくかったのではないでしょうか。。。

なので、スカピン、観たんだけれど、なんだか夢の中で・・・
そのせいか、途中でまさかの気絶寸前に。。。あれっ!なぜ、私、気絶しかかっているのだ?と焦った。

宝塚バージョンと、ずいぶん違うんですよ。
きっとこちらがオリジナルのスカピンに近いのね。

まだ、始まったばかりで、これから観る人が大勢いるから、ネタばれはあまりできないけれど、宝塚バージョンと違います!は、はっきり言っておこう。

で、私は、もちろん宝塚バージョンが好き。
そして、星組初演のバージョンが、やっぱり好き!

パーシーは、とうこさん(安蘭けい)がいいし、ショーブランは、もちろんちえさまが最高!
あれを越えるものはない!とはっきり断言できる。

イケコ(小池修一郎)は、やっぱり天才なのかもな〜と、また、思った。
すばらしいアレンジの仕方をしていたのだなと。

ピンパーネル団が着飾る場面のことだけ、どうしても言っておきたい。
「錦鯉」はないと思うよ。
石丸パーシーは、孔雀の恰好をしているのだから、せめて「孔雀」にしてほしかった。
ニシキゴイはない、やめてほしい。誰か外国人の演出家に、その表現は変だよとちゃんと言ってあげればよかったのに。

ラスト近くで、とうこさんも、バイオハザードのちえさまみたいに急に剣を振り回し始めたのにはびっくり。
先輩後輩で同じようなシチュエーション。
ただ、とうこさんは、石丸パーシーとぶちゅっと2回やっていた。
あれだけは、ちえさまに先輩のあとを追ってほしくないなあ。宝塚式でよろし。

カーテンコールでとうこさんに大きな拍手を贈るちえさまを見ることができて、感無量でございました。
はあ〜、こんな瞬間に遭遇できるなんて。ばあやは本当に本当に幸せものでございます。
3か月ほど若返った気がいたします。

エリザベートのOGバージョンがあるのだから、スカピンのOGバージョンをやってほしい。もちろん星組OGだけで!

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2016年10月22日

宝塚大劇場雪組公演「私立探偵ケイレブ/GREATEST HIT」

なんだかんだいっても、私、宝塚をよく見ているな〜。
特に雪組。

だって、美しいんだもん。

ちぎ(早霧せいな)、みゆ(咲妃 みゆ)、だいもん(望海 風斗)のトリデンテに加えて、さきちゃん(彩風 咲奈)、凪しょう(彩凪 翔)、れいこ(月城 かなと)、ひとこ(永久輝 せあ)・・・

この並びを観ているだけで、ばあやは半年くらい若返る気がする。

だから、正塚氏も、ストーリーなんてどうでもいいと思っちゃったのかしら。

「私立探偵ケイレブ・ハント」
とんでもなくつまんない・・・
ハラハラドキドキもなければ、うっとりもなし。
ストーリーは、わけわかんないし。

ちぎみゆのベッドシーン、いや、単なるベッドのシーンまでは覚醒していたんだけれど、いつの間にか気絶。
気が付いたら、ハリエットが誘拐されてた。

うーむ。。。

みんな美しいから、まあ、ええねんけどね。

ちぎちゃんのラブシーンがねぇ・・・
ケイレブくんのキャラクターがイマイチ明瞭じゃないから、感情移入できないまま、ちぎちゃんには珍しくちょっと濃厚なラブシーンがあって、ご苦労のあとが滲み出ていた。

お茶会で、ラブシーンのことを話ながら、「お客様の近くでやるの恥ずかしい」「あんなことバンバンやってた柚希さんは凄い!!!今ここに浮かんだんです柚希さんがっ」と照れていたそう。

うん、ちぎちゃんには似合わない。色気むんむんのちえさまでないと、銀橋でのラブシーンはきつい。

ちゃんとそういうシーンは覚醒しているのね。私・・・。

しかしなあ、黒豹といい、ケイレブといい、過去にあれだけ名作を作った演出家の先生方の凋落がナポレオンの凋落並に劣化というのも、問題が多いかと。

稲葉大地氏のショーは、やはり美しい並びや、みなさまのパフォーマンスを観ているだけで楽しめて、あっという間だった。クリスマスとは、まあ、気の早いを頭の片隅で思いながらも、ひとこちゃんを追いかけるのに忙しく、そんなことはすぐに忘れて、にっこにっこしながら観ちゃった。

ちぎちゃんとだいもんの「虹の彼方(だっけ?)」は、イマイチ美しさが出ていなかったのが残念。
なぜなんだろう?

だいもんに、もっともっと歌ってほしい。踊らなくていいから、歌をプリーズ。

さきちゃんが、とってもかわいくて、でも、色気も出てきていて、これからが楽しみ〜!
れいこちゃんは、もういるだけでオーラが出ちゃっていて、見つけるのに苦労しない。
ひとこちゃんは、ちぎちゃんの真後ろとかにいることが多くて、とってもうれしくなる。
ひとこちゃんには、めちゃくちゃ黒い役をやってほしいな〜。ショーブランみたいな。似合うと思うのよね〜。。。とばあやは妄想。

れいこちゃんが月組に行っちゃうから、この並びは見納めだけれど、あーさ(朝美絢)が月から異動してくる
から、またまた美しい並びが楽しめそう。来春の「幕末太陽伝」、ものすごーく楽しみです。

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2016年10月17日

赤坂ACTシアター「バイオハザード ヴォイス・オブ・ガイア」4回目

前後しちゃったけれど、前楽「バイオハザード」4回目を観た。
なんと2列目センター。

ちえさまのおそばで観られて、幸せすぎる〜💛

たくましい腕も、かわいいお顔も、かっこいいお姿も、すべて目の前。

う、うれしい…

が、前すぎて、お顔の角度は常に顎角度。
でも、幸せ💛

3回目は2階席だったので、とっても遠かったんだけれど、クジラも、波の砕ける映像も、よくわかった。
なので、この日は、もうちえさまだけで十分なのであった。

近くで観ると、後ろ姿が意外に華奢で、色っぽかった。
ダンが脳を眠らせるワクチンの話をするときに、「あ、バカにした、、、」というところは、ぼぼ素みたいに聞こえた。
「熊に会ったら、死んだふりするってか」も。
本当は、「死んだふりするとか」と言ったんだと思うんだけど(笑

リサとチャベスの関係性も、すごくいい感じのやりとりになってきた。アドリブが入り始めている。やっぱり息が合ってくると、違うものを入れたくなるのかもね。

2幕初めころの意識を失ったリサの夢のシーン。ちえさまのペティギュアをチェック。つま先が光っていたけど、動きまくるから、細かいところまでは見えなかった。梅芸に持ち越し。

新たな疑問
その1 最初に物見台のところで、ジルマに海に入っちゃダメよ、と言っているのはなぜ?なのに、2幕でクジラの血をもらいに海に入る。聞き落としているセリフあり?

その2
1幕で城砦にゾンビたちが襲撃したときに、よく見たら(前方なのでよく見える)、やたらとみんな嚙まれていた。なのに、ラストで、みんなぴんぴんしていた。
たぶん出演者の人数の関係だとは思うけどね(笑
一人ひとりが際立ってくると、余計に気になっちゃうのだ。

古い疑問
マルコと軍人は、なぜ似ているのだ。そして、似ている軍人は、ダンを守りになぜ志願したのか。「バイオハザード2」で解決される?

あそこがやっぱり…の部分
リピーターが多いから、もうあまり話題にならないけれど、ロブロが噛まれたときに、やはりちえさまは、クジラの血を一度は彼に注射しようとする仕草をするべきだと思うなあ。そうでないと、いくらA型とB型の違いがあっても、見捨てた感がぬぐえない。
注射器に手をかけて、はっとしてダメだ、という仕草が入れば、銃を持つちえさまの悲壮感がもっと増すと思うんだけど…。
でも、それをわからせるのは意外に難しいのかもな〜。私たちみたいに何度も観る人たちばかりじゃないもんね。

あそこがやっぱり…の部分 その2
チャベスから棒をもらうまでのちえさまの手持ち無沙汰感が、やっぱり気になる。あの変身シーンは再考の余地ありだな。ゾンビに襲われそうになって、目の前にあった棒で防ごうとして…あれっ!みたいな方がいいと思う。
ちえさまがソルさま化するところは、かわいいから、いいんだけどね。

大輔ダンが、回を追うごとにステキになっていく。
お顔が小さくて、あまりオトコっぽくないのに、体はしっかりしていて大きい。
ヅカファンが許容できる男らしさを感じさせてくれる大輔くん。
よく選んであるなあと感心する。

大輔くんのバイオグラフィーをみたら、2013年の「天翔ける風に」「ドラキュラ」に出ていたのね!
両方とも観てたのに〜。なぜ気が付かなかったんだ。
わずか3年足らずでちえさまのお相手に昇格するなんて。大輔くん、すごい!

これだけ近いと、出演者みなさんも当然のことながら近い!
生歌声も聞こえてきて、その迫力たるや!
全員がイキイキぴちぴちしていて、たまりませんっ!

壤ナッグス、迫力がすごい!
よこちんチャベス 演技が細かい。リアル。
海宝ロベルト いい味出している もっと聴きたい
壮ちゃんロブロ 切ない気持ちをうまく演じている。声も好き
ダン大輔 見るたびにステキになっている。ちえさま、惚れたかも?
ゼルグマコト 彼がいなかったら、つまんない作品になっていたかもと思うほど、いい!
吉野モーリス 安定感が半端ない。
レイチェル、水希さん、扇さん 美形だね〜。歌も上手い。それぞれのソロをもっと聴いてみたい。
KYOHEIマルコ、謎が深まる〜。
YOSHIEウィルス 近くで見ると迫力もすごいし、体のビミョウな揺れにびっくり。すごいテクニックを持っている方。
ヅカ出身の女性二人は、やっぱりヅカ仕込みで、ポーズを決める〜。

とまあ、見どころがいっぱい。
レベル4のRウィルスにやられっぱなしで、ちえ病重症化中。

梅芸が待ち遠しい。

この日は、3列目で鳳稀かなめさんがご観劇。
顔、ちっちゃ!

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