2018年12月19日

あれやこれや観たんだけれど・・・

昨年から、身辺が激動すぎて、書き込む暇がなかなかない。
最愛の家族が、一人、また一人、この世を去っていくさみしさ、悲しさが襲ってくるけれど、それをしみじみと偲んでいる時間もないほど、時に流されてしまっている。
いつの間にか紅葉も終わり、冬枯れの風景に変わった。

一応覚書程度に。

10月20日
国際フォーラム ホールC REON JACK3 進化し続けるちえさまだった。

東京千秋楽を観る予定だったけれど、危篤の知らせが届き、とんぼ帰り。
当日は間に合ったけれど、翌日、看取ることに…


11月8日、11日 
梅田芸術劇場 REON JACK3
ちえさまへの愛を再確認(笑)
コンテンポラリーダンスの「try」に衝撃を受けた。素敵!


11月17日 
東京劇術劇場プレイハウス 桜の森の満開の下
天海姐さんの男役を拝見。やっぱりセンターが似合う人だな〜
でも、内容はなんだかよくわからず…野田マップも、唐版と似たようなものだった(笑)


11月18日 
東京宝塚大劇場 月組エリザベート千秋楽
友の会で当選。ちゃぴの退団を見届けた。
来年、また、エリザベートが再演され、シシイになるとか。
ちえさまと同じアミューズに所属。ちえさまと共演する日も近いか?


11月27日 
宝塚大劇場 「ファントム」雪組新人公演
縣千を目当てに観劇。大人の男が似合う104期生。恐るべし!


12月1日 
大阪四季劇場 劇団四季 リトルマーメイド
四季のミュージカルを観るのは何年ぶりかしら
海の中の表現力に脱帽。

12月9日 
梅田芸術劇場 魔界転生
期待外れ〜

12月22日
サンケイブリーゼホール M&Oplays ロミオとジュリエット
三宅ロミオがかわいく、健気で、ちゃんとロミジュリになってた(笑)
ロミジュリのテーマは永遠だ〜!

お芝居は、これで終わり。今年も、よく劇場に通いました。
でも、どこか心ここにあらずの状況での観劇が多かった。
来年は平安がいいな〜


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2018年10月15日

映画「甘い生活」

フェデリコ・フェリーニ監督の「甘い生活」

大昔に見たような気がするのだけれど、ほぼ覚えていない
BS3で放送されたのを録画したものを、安静にしていなければいけなので、見るなら、今でしょ、と。

何度もアナザー・ワールドに行きつつ、戻りつつしながら完鑑賞。
見始めたら、娼婦のアパートに行くところだけは思い出した。

やはりアニタ・エグバーグとのローマの夜の泉の場面が秀逸。
放蕩しているマルチェロでなくても、夢心地になってしまう。

1950年代の退廃した上流社会を中心に、人間の愚かさが焼き付けられた映像。
特に聖母に遭遇したという幼い兄妹を取り巻くマスコミの状況は、今とまったく変わらないし、パパラッチの語源になったというカメラを持ってハエのように群がるカメラマンたちの様子も、道具が異なるだけで同じ。
当時の縦に長い四角いカメラを全員が持っているのが面白い。

フェリーニだから、華やかな陰影とロケーションが印象的。

人間の退廃と放蕩は、どの時代も変わらないなあ
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バウホール 星組「デビュタント」

再び足をひきずりバウホール
こんなことをしているから、お医者に叱られてしまった。

でも、観てよかった

せおっち(瀬央ゆりや)としどーちゃん(紫藤りゅう)、きわみくん(極美慎)の極美の並びを観られたから。

デビュタント色に染まってしまった。って、何色なんや?(笑)

物語は…正直に言うと、どうでもいいです。
星組の若手たちを観ているだけで幸せ〜
これはヅカファンの究極の幸せだから、これでよいのだ
正塚先生は、そのあたりをよくわかっておられるので、それぞれが魅力的に見えるようにきちんと設定されている。

特にしどーちゃんのせおっちイブのお友達ビュレットが、キラキラしていて、「あれはしどーくんよね
?」と前方席なのに、オペラで何度か確認するほどだった。いよいよ開眼したしどーくん。
もっといろいろなしどーくんを観たいなあ

せおっちの目力、決め方、立ち姿・・・よくぞここまで到達したなあと、またまたヅカファンならではの楽しみを堪能させてもらった。
せおっちのトップの姿、観てみたいなあ。

せおっち、しどーくん、きわみくんの3人で歌う「どん底ソング(と勝手に名付けてしまった)」が眼福だった。「愛するには短すぎる」で、ちえさまとかなめちゃんが二人で歌ってたシーンを彷彿とさせてくれた。
正塚先生、わかってはるわ〜

はるこちゃん(音波 みのり )のリーズが、しっかり要になっていて、それでいて優雅で美しくて色気もあって、素敵だった。

いつのまにが星組の若手は、こんなにも育っていたのね〜
満足感いっぱいの「デビュタント」だった。

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宝塚大劇場 宙組「白鷺の城/異人たちのルネサンス」

今度は、右足を捻挫。
もうどうなっているのだ…ものすごく落ち込み中。

そんな足を引きずって、まずは宙組
最初から最後まで、それも2幕とも、ビジュアル、ただひたすらビジュアルで押しまくられてもなあ。
白鷺のオープニングは、おお〜!これぞ宝塚。美しい〜と思ったけれど、全編、これでもかという色彩と衣装早変わりの連続。

芸はいずこに・・・

まあ、これも芸のうちかな
ゆりかちゃん(真風)のビジュアルの破壊力は、相当なものだから。

安倍ちゃんのママ、ちょっと無理があるかも
もっと妖怪になりきってほしいくらい。
後進の指導をなにとぞよろしくお願いします!

ルネサンスのゆりかダヴィンチは、どこからみてもイケメンイタリアン。
金髪に美しいブルーの衣装がよく似合うこと!

要するにゆりかワールドに浸るための公演なのですな
でも、同行したゆりかラブの友人は、お疲れのようで、ちょっとアナザーワールドに行ってたけど。

両作品とも、星風まどかちゃんの演技力が見事に支えていて、劇団のマッチングに相変わらず感心しまくってしまった
そのまどかちゃんは、どこか故障しているようで、フィナーレのデュエットダンスは夢白ちゃんが代役。

ルネサンスのラストあたりで、シラサギの羽(らしい)に抱かれて昇天するまどかカテリーナちゃん。
羽が蝙蝠みたいで、カテリーナの衣装が黒なもんだから、やっぱり蝙蝠にしか見えなかった。

そして、あの絵。そうきたか…そうくるしかないよね〜
でもなあ・・・

両作品とも、ほかのジェンヌたちの見せ場がいまいちなくて、ききちゃんと、ずんちゃんと、ひかるくんがちょっと目立っていた程度。

もやもやが残る〜


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2018年10月09日

梅田芸術劇場「ナイツテイル」

東宝製作の「ナイツテイル」を観劇。

東宝・・・やるじゃないの
オリジナルミュージカルで、世界初の上演。
音楽がとても耳馴染みがよく、単純なストーリーを起伏に富んだ舞台演出で飽きさせない。
実は、前夜によく眠れず、絶対寝るな…などと思いながら、客席についたのだが、ほんの3分足らず、ちょっと危ういときがあったが、それ以外は集中して観ることができた。

オープニングの円形のたき火のような演出には、梅芸もやればできるのだ!とまたまたワクワクさせられた。
梅芸は、ここまでできる舞台なのに、「マタハリ」はなぜにあのようなカーテンをひきまくる演出しかできなかったのか…と、また、恨みがふつふつ・・・

堂本光一くん、お初でした。
ジャニーズ系は、ほぼスルーしてきたので、やっぱり立ち位置はよくわからず。
井上芳雄くんと並ぶと、サイズが違いすぎて、どっちがどっちか遠目でもよくわかって、よろしいんじゃないでしょうか。
エミリアに牢獄の中の二人を説明するときに、背の低い方がアーサイトだというセリフに客席から、かなり笑いが起きていて、こういうあたりに光一くんの懐の深さを垣間見た気がした。

芳雄くんは、相変わらず盤石の歌声。今まで観た中では、一番納得できる役だったかも。
盤石と言えば、岸祐二さんの大公シーシアス、音月桂ちゃんのエミーリア、島田歌穂さんのヒポリタ、と見事な布陣で、歌声に酔わせてもらった。

特にびっくりしたのが、上白石萌音。妹の萌歌を「義母と娘のブルース」で、ようやく知り、「るろうに剣心」の薫役を観るのを楽しみにしていたんだけれど、姉まで、こんなに歌えて芝居ができるなんて!!!
ミュージカル界の若手の人材の豊富さに驚いた。

そして、今回、なにより楽しませてもらったのがダンス。
特に森の牡鹿と牝鹿のダンスにうっとり。
その森の舞台構成も、とても素晴らしく、こんな森なら、さまよってみたいと思った。
「お気に召すまま」の森とえらい違いだ!ぷんぷん

梅芸のメインホールで観ているのに、シェイクスピア時代の猥雑な舞台、観客がわいわい、きゃーきゃーする雰囲気を少し味わえたような気がする、ちょっと今までにない舞台だった。
こういう作品にちえさまに出てほしいのになあ・・・

物語は、ハッピーエンド。まるで「お気に召すまま」とそっくりの大大円。
それぞれのカップルに幸せが訪れる。
原作は、どうやら違うみたいだけれど、それはそれ、これはこれ。
征服する側、された側とも、愛が媒介されることで未来が開けるというハッピーなお話しになっていた。

エミーリアと牢番の娘の関係性だけがよくわからず・・・
再演されたら、確認に行かねば(笑)

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2018年09月12日

月組新人公演「エリザベート」

今年一番ドキドキ期待に胸を膨らませた公演が終わってしまった…
エリザベートを月組が公演すると発表があった日から、ずっとありちゃん(暁千星)トートを絶対観る!と心に決めていた。

お誕生日にありちゃんトートが観られるとは!
なんという幸せ♡

そして、期待通り、いや、それ以上のトートを魅せてくれたありちゃん。
「エリザベート」は、一路真輝退団直後の外部公演で初めて観たときには、なんだかちっとも内容がわからず、ほとんど覚えていない。
8年ほど前に借りたDVDで宝塚版月組のさえこ(彩輝なお)トート、あさこ(瀬奈じゅん)シシィバージョンにはまり、なるほど、こういう物語だったのねとわかったけれど、内容よりも、さえこトートのかっこよさにはまったようなもので、我儘女のエリザベートの変な話だくらいに思っていた。
数年前に花組でみりお(明日海りお)トートを観たときには、チケ難でゲットしたチケットなのに、かなり気が遠くなってしまい、あまり印象に残らず…
一昨年、梅芸で観た城田優トート、おはなさんシシィも、演出がいまいち気に入らず、期待ほどではなかった。

そして、10回目の再演となる今回の月組本公演では、健康的なたまきち(珠城りょう)トート、ちゃぴ(愛希れいか)シシィをとても微笑ましく思ってみた。たまきちは好みだし、ちゃぴのシシィは完璧だし、かなり楽しめた。

が、しかし、こんな真打登場が待っていようとは!

ありちゃんトートは、今まで観たどのトートよりも、人間離れしていて、まさに黄泉の帝王「死」
人の弱みに優雅に冷酷に寄り添い、甘美な死の世界に誘おうとする。
トートとは、こういう設定だったのだ!と、初めてわかった気がした。

ありちゃんトートの腕と指先は、まるでふわふわと漂うように動いて、心をからみとっていく。

ああ、からめとられたい・・・と何度思ったことだろう。

何度か歌われる「愛と死の輪舞」が、毎回違うのよね〜
シシィと出会う最初の輪舞は、ちょっと緊張が高まっていたのかハラハラしたけれど(こちらもドキドキ)、「私が踊るとき」の直後だったかなあ、「追い詰めよう〜」と歌う輪舞のときには、ぞくぞくさせられた。
トート閣下のスイッチがはいっちゃったよ〜!もう逃れられないよ〜!とシシィに警告したくなるようだった。

あそこで今回、なるほどと思ったのは、ハンガリーの革命志士たちがクローズアップされるところ。
時代の潮流が大きく変わり、ハプスブルク帝国の終焉がくっきり浮かびあがってくる。
そして、破滅への道筋が見えてくる。まるでトートに導かれるように。

よくできた構成なのよね〜と、今ごろ気づいてどうする!
把握力のなりばあやを、ありちゃんトート閣下がお導きくださったから、この作品の魅力をようやくたっぷり楽しむことができたのだ。

ルドルフが頭に銃を打ち込んだ直後に抱き止めるトート。そして、口づけをする。
ありちゃんトートは、まるでルドルフの命をしっかり吸い取っているかのようなコワい閣下だった。
まさに「死」

ほぼ目の前で「愛してる〜♪」と歌いあげてくれて、クラクラした。
が、この輪舞の歌は、オリジナルのミュージカルにはなく、宝塚独自であとから追加されたもの。
この歌を抜いて考えると、この作品は「死」の色がぐんと濃くなる。

君主制が終わり、このあと、第一次世界大戦、第二次世界大戦と、戦争の世紀になだれ込んでいく直前の時代の話。シシィは、もう少し早く生まれていれば、我儘に好き放題に貴族として優雅に人生をまっとうできたはず。時代に飲み込まれていく国と君主たち。
こういうものを甘美な曲で鋭く描いてしまう客観性が面白いなあ。

ありちゃん、大物だ
これから、どんなふうに成長するのかしら。
「どこまでも追いかけていこう〜」

今回の新人公演でのもう一つの驚きは風間柚乃のルキーニのすごさ!
登場シーンから鳥肌もんだった。
目に狂気が宿っているんだもん。
舞台の上での存在感も、申し分なく、ありちゃんトートと互角の勢い。
100期生ですと!
いや〜、末恐ろしい。

全体にとてもレベルの高い内容で、本公演越えか?と思ったほどだった。
宝塚って、まさに才能の宝庫だ!とあらためて思いしらされた公演だった。

ありちゃんトップお披露目は、エリザベートに決まりだな。
できれば、ゆのちゃんのルキーニとセットでお願い。
ヘビロテで通います。

その日まで元気でいなくっちゃ!

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2018年08月15日

8月の読書

松岡圭祐著「千里眼 完全版―クラシックシリーズ〈1〉」

松岡さんの最近の第二次世界大戦前の日本史がらみの著書は、今まで日の当たらなかった歴史を表舞台に引きずり出しているものが多く、とても面白かった。それ以前の作品を読んでみようということで千里眼を読んでみた。
千里眼はいろいろあって、どれを読んだらいいのかわからず…「完全版」というタイトルに惹かれ、選んでみた。

一気させてもらったけれど…なんだかなあ。
臨床心理士で、元戦闘機のパイロットというヒロイン像は面白いけれど、あまりにもスーパーウーマンすぎて・・・ばあやはついていけず(笑) と言いつつ、2も読んじゃいそう。
松岡さんの筆力、やっぱりすごいなあ。


前野ウブド浩太郎著「バッタを倒しにアフリカへ」

面白い!
研究者が生計を立てる大変さと、バッタが暴れまくるアフリカの農業の大変さがよくわかりました。


天野純希著「有楽斎の戦」

あの戦国を生き抜いた有楽斎。生き抜いたもん勝ち。
どんな時代でも、処世術は大事。でも、やりすぎると裏目にも出ることも(笑)
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オーシャンズ8

オーシャンズ8

ちえさまダニーLOVEだから、もちろんオーシャンズ8は初日の翌日に鑑賞。
だって舞台化されるかもしれないから。

ゴージャスな女優陣による宝石強奪プロジェクト。
突っ込みどころは満載だけれど、そんな野暮なことはしない。
ただただキャハハと彼女たちの活躍を応援しながら、笑って見るのが正しい。
ちゃんと韻を踏むかのごとくオーシャンズ11のメンバーと呼応させてあるキャラクターにも、うふふとうれしくなる。

サンドラ・ブロックも素敵だけれど、やっぱりケイト・ブランシェットが好き〜
「エリザベス」「エリザベス:ゴールデン・エイジ」「ブルージャスミン」「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」「シンデレラ」「キャロル」と、彼女が出ているとつい手が出てしまう。
ケイトを見るだけに、もう一回、見てもいいなあ。

サンドラも、アン・ハサウェイも、ヘレナ・ボナム・カーターも、好きだから、とにかく楽しい痛快な映画だ。

が、しかし、舞台化=ちえさま主演という妄想にも浸りたく、見たんだけれど、うーん・・・女の迫力と色気が課題すぎる。
米倉涼子、観月ありさ、鈴木京香、中谷美紀・・・あたりに取られそうな予感がしてしまった。

ちえさまは、かっこよくて美しい・・・んだけどなあ
でも、なにかが足りない。
ダンスが入れば、いけるか!(笑)

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2018年08月13日

梅田芸術劇場 宝塚宙組「ウエストサイド・ストーリー」千秋楽

8月9日 宝塚宙組「ウエストサイド・ストーリー(WSS)」千秋楽を梅田芸術劇場メインホールにて観劇。
1月の初日以来の2回目。
あれから7か月。その間、我が家の大プロジェクトを遂行し、右手首骨折を経て再びのウエストサイド・ストーリー。ちえさまは、マタハリから、ゼロトピアを経て、ただ今、夏休み中。ようやくRJ3で本来のちえさまに出会えるとスタンバイ中。長かったと思っていたけれど、早いとも。高校野球が終われば、今年も、師走へ向けてなだれ込んだいくのだろうなあ。

主演の真風涼帆(ゆりか)がご挨拶で言っていたように、この作品のメッセージ性は普遍的なもので、現在にもつながり、深いテーマに愕然とする。誕生以来、半世紀以上たっても、まったく色あせない作品の凄みに劇団は、正攻法で取り組んでいた。

大人の世界の面白さや深みに気づき始めた初々しさが体中からあふれているゆりかトニー。
未来にはちきれそうな夢を抱いている星風まどかマリア。
対象的なジェット団とシャーク団のチンピラたち。
自分たちのアイデンティティをつかめず、小さな世界の中でシマを奪い合っている。
希望が見いだせないのだ。

希望や夢に向かって歩みだしたトニーとマリア
出口の見えない毎日にいら立つ仲間たち
この二つのせめぎあいが、美しい音楽に彩られ、何度見ても、人間の業の深さに震撼とさせられつつ、どこか甘い目眩のような夢のひとときを味合わせられる。

元ネタのロミオとジュリエットも、ジュリエットが悲劇への扉を次々に開けていく。
WSSも、また、マリアが悲劇の大きな扉を開ける。

トニー、あなたが行って、みんなを止めてちょうだい

シェイクスピアって、やっぱりすごいなあ

マリアは、これからどうやって生きていくのだろう、と毎回観るたびに思ってしまう。
世界平和のために邁進するのかなあ。
修道院にでも入って、祈りの日々?
いずれにしても、自立して、一人で生きていくのだろうなあ。

トニーとマリアの二人の世界が、東京公演初日から、かなり磨きがかけられたようで、大阪千秋楽には、しっかり出来上がっていて、二人の世界がそこにふわっと浮かんで漂っているような気がした。
結局、地上に引きずり降ろされるんだけれど…( ;∀;)

初日のメンバーから、ベルナルドとリフとアニータの役が入れ替えられていた。
好みで言えば、東京公演の芹香斗亜(ききちゃん)ベルナルド、桜木みなと(ずんちゃん)リフ、梅田の桜木みなとアニータ。
特に娘役ずんちゃんの迫力と色気には、かなり驚かされた。
東京の和希そらのアニータもよかったけれど、ずんちゃんの存在感はすごかった。
時折、男役ずんちゃんが顔を出すんだけれど、それが邪魔でなく、アニータの女としての色気になっていた。
ずんちゃん、恐るべし!

ということで、大阪公演WSSの大収穫は、ずんちゃん、すてき!だったのだ(笑)






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2018年07月16日

5月から7月の観劇日記

昨年の晩秋からの嵐のような実家整理と引っ越しプロジェクトがようやく完了に近づいたと思ったら、脚立から派手に落ちて、右手首と肋骨を損傷してしまった。
左手だけの生活の不便さに辟易とさせられ、くしゃみをしても、咳をしても肋骨が痛いのにも困った。

膨大な家財を整理し、捨てている間は怪我ひとつしなかったのに、あと一息というところで油断したとしか思えない。

物心ついたころから馴染んだものたちとの決別には、本当に参った。体の疲れより、そのストレスが重くのしかかった。

心にも、体力にも余裕がないと、ブログやらSNSなんていうのはやる気にならないものですな。
Facebookは、すっかりめんどうになってしまった。

とはいえ、観劇はどんなときでも忘れない(笑)


宝塚大劇場 星組『ANOTHER WORLD』『Killer Rouge(キラー ルージュ)』

右手首骨折の翌日に観たから、ほとんど心ここにあらず・・・前夜は、手首と肋骨が痛くてよく寝られなかったし。
「ANOTHER WORLD」は落語の地獄八景亡者戯などを元ネタにしたお話。
セリフがやたらと早くて、眠気と痛さ(主に肋骨)で朦朧としているから、なにを言っているのかイマイチわからない。というか、落語というのもを勘違いしている?吉本とごっちゃにしている?
落語だからって、関西弁だからって、あんなにきゃんきゃんセリフを言う必要はないはず。役者たちがそうしているとは思えず、これは演出家からの指示なのかなあ。
瀬央ゆりやの赤鬼赤太郎と紅の康次郎(だっけ?)のやり取りシーンが私のツボだった。
はるこちゃん(音波 みのり)が美しかったし、面白かった。

レビューは、スピーディであっという間に終わってしまった。
ことちゃんのヒデキの情熱の嵐がよかった〜!



梅田芸術劇場「メリー・ポピンズ」

メリー・ポピンズの映画は祖父に手を引かれて連れて行ってもらった映画のひとつだ。
ストーリーはあまり覚えていないのに、チムチムチェリーなどのナンバーはほぼ覚えている。
そんな懐かしさのかたまりのような映画が舞台になっているというので、懐かしさのあまり足を運んだ。

場面ごとにエンターテイメントな趣向が凝らされている贅沢な舞台だった。
濱田めぐみさん、島田歌穂さんという二大ミュージカル女優の圧倒的な歌唱力と演技力に酔わせてもらった。
そして、一番びっくりしたのが大貫勇輔(ヌッキー)の歌とお芝居!!!
ちえさまのことを「ダンスだけでなく、歌って、お芝居できて最強ですね」なんて言ってたけれど、それはあなたです。

ラストに子供たちが「パパ、大好き」と抱き着くシーンで、涙が止まらなくなりそうになり、かなり焦った。
ハッピーな、そして、やさしい気持ちになれる作品だった。

梅芸でこれだけの舞台美術ができるんだから、やっぱり「マタハリ」は、もっと演出を考えられたはずと、また思ってしまった。


赤坂ACTシアター 宝塚月組「雨に唄えば」

とにかく楽しい舞台だった。
珠城りょうと美弥るりかのコンビはもちろん、意外性のある配役だった輝月ゆうまのリナが最高に楽しかった。
たまきちのずぶぬれ「雨に唄えば」も。


バウホール 宝塚月組『愛聖女(サントダムール)−Sainte♡d’Amour−』

愛希れいか(ちゃぴ)主演のスペシャル公演。
信念を持った気高いジャンヌ・ダルクそのものに見えてしまうほど凛々しくかっこいい娘役ちゃぴ。
お話はタイムスリップものでお定まりの内容だけれど、ちゃぴがイキイキと舞台狭しと飛び回り、脇をからん、ゆりや、るね、かなでと芸達者たちが支え、さち花姐さんが怪演に励み、アキちゃんが、斎藤吉正氏のかなり下ネタ満載のセリフをこなし、月組メンバーの層の厚さを感じさせるよい舞台だった。


宝塚大劇場 雪組新人公演「凱旋門」

本公演を観ていないから、比較ができないのだけれど、新人公演とは思えない落ち着いた演技で、大人の恋の世界が展開されていて、ちょっと驚いた。特に主演の縣千。あの落ち着きはなんなんだ〜!終了後の舞台挨拶は、しどろもどろしていて、声も高めで、とてもかわいいかったのに、ラヴィックは、大人の心に大きな傷を負った男だった。また一つ楽しみが増えちゃったな。


大阪フェスティバルホール 地球ゴージャス「ZEROTOPIA」大千秋楽

長い長い公演がようやく終わった。
4回目にして、ようやく地球ゴージャスなるものがわかった。
ゲスト出演の主要キャストの見せ場を用意した場面をつないでいくというものなんだな。
地球ゴージャス好きの友人によると、「ストーリーを深く考えてはダメ」だそうな。
なるほど〜。登場人物たちの悲惨な過去が、あまりにも悲惨すぎるから、なんかすごいメッセージがあるのかと思っちゃった。なのに、ラストは、なんかよくわからないけれど、カタルシスみたいな状況が設定され、悲劇と希望で終わる。やっぱり4回観ても、なんでそうなん?考えたら、あかんねん・・・
それにしても、ちえさまの「見せ場」とやらの貧相なこと。
ずいぶんと過小評価されたんだなあ。。。

ラストシーンのちえさまは、とても美しく神々しくさえあった。
なよなよした女も、芸の肥やし、と思うしかないか。
それにしても、逃げ回るちえさまは、もう見たくないなあ。

西川くんは、ミュージカル(なのか?)の歌い方と違うから、まるでそこだけコンサートみたいだ(笑)
ある意味、ちえさまと西川くんが手をとりあって歌うなんてシーンは、超貴重なのやもしれない。

とにかく終わってよかった。





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